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第0133話 春光洞に満つ
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蕭炎が意識を覚ましてみると、まず温かい玉のような腕が自分の腰に回っているのを感じ、そして頭が何かに当たっている感覚があった。
さらに背中にふかふかの柔らかいものが圧迫しているようだ。
少しずつ意識が戻ってくると、口に入れた氷水で急に冷えた気がし、鼻腔まで水を被せられたような感覚だった。
咳き込んで目を開くと、後ろに背中向けに立っている蘭芝の姿があった。
彼女は手に水差しを持ち、困惑した表情で見つめている。
「あんたはわざと俺を溺れさせようとしたのか?」
苦笑着言った。
その言葉に反応して蘭芝が顔を赤くした。
「このくらいの成果でもいいじゃない。
初めての経験だし」
水差しを置き、彼女は笑みを浮かべて訊ねた。
「大丈夫?」
「大したことない」首を横に振りながら、まだ眩暈が残る頭を揉んだ。
すると突然お腹が鳴った。
蘭芝が噴き出しそうな笑い声で返した。
「あなたは病人よ。
魚の調理は私がやるわ」
「焼いた魚? あんたもできるのか?」
驚いた目で見上げると、彼女は石台に向かって背中を見せながら答えた。
その様子を見ていた蕭炎が笑い、呼吸を整えて座り直した。
蘭芝は火の手から魚を返し、玉瓶に手を伸ばすと「これかな?」
と白い粉末を撒いた。
軽い笑みが聞こえたことで、修業モードから抜け出すようにした。
目の前に置かれた焦げた魚を見ると、口角を上げて見せた。
蘭枝の美眸に視線を向けながら、苦笑着で「これがお前が焼いた魚か?」
と尋ねた。
「これは初めての調理だよ。
味が悪かったとしても全部食べなきゃ。
あとで回復するから」そう言いかけた瞬間、蘭枝は頬を赤くして口を開いた。
手に持った焼き魚を軽く揺らし、淡々とした言葉に脅威のニュアンスが含まれていた。
「姉さん。
私は病人だぞ。
最低でも最高級のケアが必要なのに、こんな毒薬みたいなものを…」そう言いながら悲鳴を上げたが、蘭枝はそれを無視して小口の魚肉を食べ始めた。
その後、眉を顰めている様子から、彼女自身も調理術に不満を感じていたようだ。
自分の存在を無視されたことに、炎はため息をついた。
百毒不侵の体で頬を噛み合わせて魚を食べたが、焦げた皮膚が唇を黒く染めてしまった。
大半の魚を食べ終えると眉根が寄り、体も落ち着かなくなり始めた。
「薬岩…お前は何か変な気配を感じないか?」
蘭枝は突然顔を赤くして小声で尋ねた。
炎は目を上げて驚いた。
亭々の立つ蘭枝の顔が赤くなり、目も曇りかけていた。
さらに首筋まで赤みが広がっているのに気づき、炎は苦しげに笑った。
「確かに変だ」
深呼吸して蘭枝を見ると、彼女の表情から緊張感が伝わってきた。
炎は玉瓶を手渡された瞬間、淡白い薬粉を見て目尻が引きつった。
指で薬粉を口に入れると、顔の表情が複雑になった。
「この調味料に問題があるのか?」
蘭枝の疑問に対して、炎は諦めの表情で答えた。
「誰かが教えてくれたからじゃない。
お前がいつも使っているようなものだ」
その言葉を聞いた蘭枝も困惑し、声にわずかな恥ずかしさが滲んだ。
小腹の異変を感じて慌てて腹部を引き締め、斗気で邪火の広がりを抑えようとした。
「これは一体何なの?」
蘭芝は目の前の物体に近づいていくにつれ、体中の熱が急激に高まり、衣服を脱ぎたくなりそうになる。
しかし彼女は斗皇の強者であり、過去の自制心でその衝動を抑えつけながら、声を上げて尋ねた。
「これは……偶然作った……春薬だ」蕭炎の顔が赤く、その表情からさらに不自然なほど照れ隠しをしているように見えた。
「春薬? おまけに春薬?」
蘭芝は言葉を聞き、頬を引きつりながら「この若造が何をするんだ!どうしてそんな毒々しいものを調合するのか!先生もろくでなしじゃないか!」
と憤りの声を上げた。
「お姐さんよ、あれは薬だよ。
私が作ったのは薬なんだ」蕭炎は両手を広げて弁解した。
「じゃあどうする? どうしたらいいの?」
蘭芝は狼狽えながらも、かつて魔獸山脈の王と対峙していた頑強な姿とは無縁の表情で訊ねた。
「斗気で抑えればいい。
私が勝手に作ったものだから効き目も弱いはずだ。
それで我慢すればいいんだ」そう言って蕭炎は目を閉じ、体中の斗気を動かし始めた。
体内の欲情を抑えるための呼吸法を開始した瞬間、蘭芝が気づく。
「私の斗気……紫水晶の封印で完全に封じられてる! どうしてこんな時に……」
頭の中の炎のような欲望がさらに増幅されると同時に、蘭芝の視界はぼやけ始めた。
理性がその情熱に吞まれていく感覚を味わっている。
「自分で我慢するしかないわね。
私はここでいられないわ! 山洞から出るわ!」
山洞の風が吹き抜けると、蘭芝は一瞬清醒になり、思い切り山洞外へ向かって走り出した。
その背中を見た蕭炎は慌てて目を覚ました。
彼は石床から飛び上がり、後ろから蘭芝の体に手を回した。
蘭芝が突然振り返ろうとした瞬間、彼女の身体は硬直し、反射的に蕭炎の顔に掌を振るわそうとする。
しかしその動きは力なく、まるで恋人同士の愛撫のような緩やかなものになった。
「お姐さんよ、外に出たら理性が乱れるかもしれないんだ。
例えば……合猿(ゴウエン)みたいな野獣も人間の女性に興味があるんだ」
合猿という言葉を聞いた瞬間、蘭芝の顔色は一変した。
その名前だけでも吐き気が込み上げてくるほど嫌悪感が湧く。
出るのも出ないのも迷う中で、蘭芝は突然口を開けて蕭炎の肩に噛み付いた。
しかしその瞬間、彼女の体中の熱情は爆発的に増幅され、舌を延ばして傷口を舐め始めた。
萧炎の肩から伝わる湿り気を感じた瞬間、体内の炎が再び猛燃する。
腕をさらに強く締めつけながら、意識がぼけたように唇を傾けると、突然舌が絡み合う。
蕭炎は目を見開き、頭を傾げてその接吻に反応した。
彼の脳裏にはただ一つの言葉しか浮かんでいない——「初吻無残だ……」
薬老の説明が途切れると、空に浮かぶ深紫の光柱は電光石火のように動いた。
その速度は異常に速く、瞬きの間に数回跳躍しただけで、神秘的な女性の近くまで到達していた。
「紫晶封印!」
紫光が煌めく中、紫晶翼獅王の深い咆哮が山岳地帯に響き渡った。
その光柱が現れた直後、彼女の頬が僅かに歪み、体内で構築した強力な技を発動させた。
「裂風旋舞!」
彼女が小さく口笛を吹いた瞬間、周囲の空間が微かにゆらめき、十数丈にも及ぶ深青の刃が突然現れた。
それらは互いに絡み合い、刀剣のような円筒状に高速回転し、爆発的な速度で飛び出した。
「轟隆!」
紫光と風刃が衝突した瞬間、空間が歪んだ。
その衝撃は隕石同士の衝突を思わせる強烈なエネルギーを放ち、両者が激しくぶつかり合った。
紫光と風刃の一触で、後者は即座に崩壊し、前者もわずかに暗くなった。
その後、紫光は彼女の設置した数重の風盾を一気に突破し、その体の中に突き刺さった。
紫晶翼獅王が巨大な身体を動かすと、掌から飛び出した五本の紫色の棘が鋭く女性の胸元に襲いかかった。
しかし彼女の手にある奇異な長剣が震え、細い光線が突然発射された。
その光線は空間自体を揺らし、「カタリ」という音と共に紫晶翼獅王の頭部へ向かうと、獅子が僅かに首を傾けたことで、光は頂上の赤い角に命中した。
その瞬間、彼女の最も硬い部位も切り裂かれ、激痛を感じさせた。
紫晶翼獅王は怒り声を上げ、掌から凶悪な力と共に女性の胸を打ち付けた。
金属的な「ギギッ」の音と共に出血し、彼女は急に体を反らせて青い翼で跳躍し、天の涯いへと消えた。
獅子が仰向けになり、殺意満ちた咆哮を放った瞬間、山々が地震のように揺れ動いた。
その声は「人類の女を捕まえろ!」
という命令と共に響き、紫晶翼獣王の血紅い瞳からは殺意が滲み出ていた。
周囲の魔獣たちもその恐怖に駆り立てられ、慌てて四方八方に逃げ散った。
さらに背中にふかふかの柔らかいものが圧迫しているようだ。
少しずつ意識が戻ってくると、口に入れた氷水で急に冷えた気がし、鼻腔まで水を被せられたような感覚だった。
咳き込んで目を開くと、後ろに背中向けに立っている蘭芝の姿があった。
彼女は手に水差しを持ち、困惑した表情で見つめている。
「あんたはわざと俺を溺れさせようとしたのか?」
苦笑着言った。
その言葉に反応して蘭芝が顔を赤くした。
「このくらいの成果でもいいじゃない。
初めての経験だし」
水差しを置き、彼女は笑みを浮かべて訊ねた。
「大丈夫?」
「大したことない」首を横に振りながら、まだ眩暈が残る頭を揉んだ。
すると突然お腹が鳴った。
蘭芝が噴き出しそうな笑い声で返した。
「あなたは病人よ。
魚の調理は私がやるわ」
「焼いた魚? あんたもできるのか?」
驚いた目で見上げると、彼女は石台に向かって背中を見せながら答えた。
その様子を見ていた蕭炎が笑い、呼吸を整えて座り直した。
蘭芝は火の手から魚を返し、玉瓶に手を伸ばすと「これかな?」
と白い粉末を撒いた。
軽い笑みが聞こえたことで、修業モードから抜け出すようにした。
目の前に置かれた焦げた魚を見ると、口角を上げて見せた。
蘭枝の美眸に視線を向けながら、苦笑着で「これがお前が焼いた魚か?」
と尋ねた。
「これは初めての調理だよ。
味が悪かったとしても全部食べなきゃ。
あとで回復するから」そう言いかけた瞬間、蘭枝は頬を赤くして口を開いた。
手に持った焼き魚を軽く揺らし、淡々とした言葉に脅威のニュアンスが含まれていた。
「姉さん。
私は病人だぞ。
最低でも最高級のケアが必要なのに、こんな毒薬みたいなものを…」そう言いながら悲鳴を上げたが、蘭枝はそれを無視して小口の魚肉を食べ始めた。
その後、眉を顰めている様子から、彼女自身も調理術に不満を感じていたようだ。
自分の存在を無視されたことに、炎はため息をついた。
百毒不侵の体で頬を噛み合わせて魚を食べたが、焦げた皮膚が唇を黒く染めてしまった。
大半の魚を食べ終えると眉根が寄り、体も落ち着かなくなり始めた。
「薬岩…お前は何か変な気配を感じないか?」
蘭枝は突然顔を赤くして小声で尋ねた。
炎は目を上げて驚いた。
亭々の立つ蘭枝の顔が赤くなり、目も曇りかけていた。
さらに首筋まで赤みが広がっているのに気づき、炎は苦しげに笑った。
「確かに変だ」
深呼吸して蘭枝を見ると、彼女の表情から緊張感が伝わってきた。
炎は玉瓶を手渡された瞬間、淡白い薬粉を見て目尻が引きつった。
指で薬粉を口に入れると、顔の表情が複雑になった。
「この調味料に問題があるのか?」
蘭枝の疑問に対して、炎は諦めの表情で答えた。
「誰かが教えてくれたからじゃない。
お前がいつも使っているようなものだ」
その言葉を聞いた蘭枝も困惑し、声にわずかな恥ずかしさが滲んだ。
小腹の異変を感じて慌てて腹部を引き締め、斗気で邪火の広がりを抑えようとした。
「これは一体何なの?」
蘭芝は目の前の物体に近づいていくにつれ、体中の熱が急激に高まり、衣服を脱ぎたくなりそうになる。
しかし彼女は斗皇の強者であり、過去の自制心でその衝動を抑えつけながら、声を上げて尋ねた。
「これは……偶然作った……春薬だ」蕭炎の顔が赤く、その表情からさらに不自然なほど照れ隠しをしているように見えた。
「春薬? おまけに春薬?」
蘭芝は言葉を聞き、頬を引きつりながら「この若造が何をするんだ!どうしてそんな毒々しいものを調合するのか!先生もろくでなしじゃないか!」
と憤りの声を上げた。
「お姐さんよ、あれは薬だよ。
私が作ったのは薬なんだ」蕭炎は両手を広げて弁解した。
「じゃあどうする? どうしたらいいの?」
蘭芝は狼狽えながらも、かつて魔獸山脈の王と対峙していた頑強な姿とは無縁の表情で訊ねた。
「斗気で抑えればいい。
私が勝手に作ったものだから効き目も弱いはずだ。
それで我慢すればいいんだ」そう言って蕭炎は目を閉じ、体中の斗気を動かし始めた。
体内の欲情を抑えるための呼吸法を開始した瞬間、蘭芝が気づく。
「私の斗気……紫水晶の封印で完全に封じられてる! どうしてこんな時に……」
頭の中の炎のような欲望がさらに増幅されると同時に、蘭芝の視界はぼやけ始めた。
理性がその情熱に吞まれていく感覚を味わっている。
「自分で我慢するしかないわね。
私はここでいられないわ! 山洞から出るわ!」
山洞の風が吹き抜けると、蘭芝は一瞬清醒になり、思い切り山洞外へ向かって走り出した。
その背中を見た蕭炎は慌てて目を覚ました。
彼は石床から飛び上がり、後ろから蘭芝の体に手を回した。
蘭芝が突然振り返ろうとした瞬間、彼女の身体は硬直し、反射的に蕭炎の顔に掌を振るわそうとする。
しかしその動きは力なく、まるで恋人同士の愛撫のような緩やかなものになった。
「お姐さんよ、外に出たら理性が乱れるかもしれないんだ。
例えば……合猿(ゴウエン)みたいな野獣も人間の女性に興味があるんだ」
合猿という言葉を聞いた瞬間、蘭芝の顔色は一変した。
その名前だけでも吐き気が込み上げてくるほど嫌悪感が湧く。
出るのも出ないのも迷う中で、蘭芝は突然口を開けて蕭炎の肩に噛み付いた。
しかしその瞬間、彼女の体中の熱情は爆発的に増幅され、舌を延ばして傷口を舐め始めた。
萧炎の肩から伝わる湿り気を感じた瞬間、体内の炎が再び猛燃する。
腕をさらに強く締めつけながら、意識がぼけたように唇を傾けると、突然舌が絡み合う。
蕭炎は目を見開き、頭を傾げてその接吻に反応した。
彼の脳裏にはただ一つの言葉しか浮かんでいない——「初吻無残だ……」
薬老の説明が途切れると、空に浮かぶ深紫の光柱は電光石火のように動いた。
その速度は異常に速く、瞬きの間に数回跳躍しただけで、神秘的な女性の近くまで到達していた。
「紫晶封印!」
紫光が煌めく中、紫晶翼獅王の深い咆哮が山岳地帯に響き渡った。
その光柱が現れた直後、彼女の頬が僅かに歪み、体内で構築した強力な技を発動させた。
「裂風旋舞!」
彼女が小さく口笛を吹いた瞬間、周囲の空間が微かにゆらめき、十数丈にも及ぶ深青の刃が突然現れた。
それらは互いに絡み合い、刀剣のような円筒状に高速回転し、爆発的な速度で飛び出した。
「轟隆!」
紫光と風刃が衝突した瞬間、空間が歪んだ。
その衝撃は隕石同士の衝突を思わせる強烈なエネルギーを放ち、両者が激しくぶつかり合った。
紫光と風刃の一触で、後者は即座に崩壊し、前者もわずかに暗くなった。
その後、紫光は彼女の設置した数重の風盾を一気に突破し、その体の中に突き刺さった。
紫晶翼獅王が巨大な身体を動かすと、掌から飛び出した五本の紫色の棘が鋭く女性の胸元に襲いかかった。
しかし彼女の手にある奇異な長剣が震え、細い光線が突然発射された。
その光線は空間自体を揺らし、「カタリ」という音と共に紫晶翼獅王の頭部へ向かうと、獅子が僅かに首を傾けたことで、光は頂上の赤い角に命中した。
その瞬間、彼女の最も硬い部位も切り裂かれ、激痛を感じさせた。
紫晶翼獅王は怒り声を上げ、掌から凶悪な力と共に女性の胸を打ち付けた。
金属的な「ギギッ」の音と共に出血し、彼女は急に体を反らせて青い翼で跳躍し、天の涯いへと消えた。
獅子が仰向けになり、殺意満ちた咆哮を放った瞬間、山々が地震のように揺れ動いた。
その声は「人類の女を捕まえろ!」
という命令と共に響き、紫晶翼獣王の血紅い瞳からは殺意が滲み出ていた。
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