526 / 1,458
0500
第0550話 大裂岩と焰分噬浪尺の激突!
しおりを挟む
地動天驚の爆発音が、無数の驚愕の視線の中で、広大な広場から雷鳴のごとく響き渡った。
灼熱の温度を帯びた破壊的な烈風が、場中で炎蓮が爆散した地点から四方八方に嵐のように拡散し始めた。
その嵐が通り過ぎる度に、地面は亀裂となり、腕輪ほどの幅を持つ蜘蛛網のような亀裂が瞬く間に全体を覆い尽くす。
それまで頑丈とされていた戦場は、極めて短時間で瓦礫の山となった。
観客席では、呆然とした視線が破壊された惨状の広場を見つめ続けている。
彼らの頭脳は回転することができず、先ほどまで曖昧にしか見えなかった青紫の光塊が、これほどの破壊力を生み出すとは思いもよらなかったのだ。
しばらく経った後、ようやく人々が呆気に取られていた状態から解放され、全員の視線は蒼白な顔をした黒衣の青年へと向けられた。
その目には驚愕と畏怖が溢れていた。
蕭炎が発動させた雷鳴のような凄まじい攻撃は、彼らをあまりにも震撼させすぎていた。
高台では柳菲が惨憺たる状況を見つめながら、手で口を押さえ、目を驚愕に見開いていた。
蕭炎の突然の恐怖的な反撃は、彼女を栄誉の頂点から地獄へと引きずり落とした。
彼女は思いもよらなかったが、ずっと憎悪していた蕭炎が、柳擎に匹敵するほどの実力を秘めているとは。
柳菲の隣では姚盛の口が次第に開き、しばらくしてようやく驚愕と安堵の表情を浮かべた。
もし昨日の戦闘時にこの男がこの技を使っていたら、姚盛は全力でもこの凄まじい一撃で重傷を負っただろう。
「フィル、心配しなくていい。
リーダーは蕭炎よりずっと強いんだ。
彼が今発動させたこの強力な術技にしても、リーダーはまだ全力を使わずにいる」
姚盛の言葉で柳菲の顔色が少し和らいだものの、依然として恐れと不安を隠せない。
美目が煙塵の中から冷峻な表情を見つめる黒衣青年へと移り変わる。
なぜかその視線には忌恨は減り、代わりに不安とわずかな畏怖が混ざっていた。
柳菲の最大の頼みだった柳擎も、蕭炎が見せたこの戦闘力でほぼ匹敵する存在となれば、その頼みはほとんど機能しなかった。
そしてその最大の頼みを失った彼女は、蕭炎に対してあのほどの高慢さを示す資格さえなくなっていた。
「私も聞いたことがあるが、蕭炎が掌握している炎蓮術技は強力だが、この程度の破壊力とは聞いていなかったぞ」炎蓮爆散した惨状を見つめながら厳浩が囁いた。
「当時の蕭炎はただの大斗師だったが、今や斗霊にまで上り詰めた。
その実力が向上した以上、この火蓮の威力も当然それに伴って増している」
林修崖は笑みを浮かべたが、その目にはほのかな緊張が滲んでいた。
先程の炎蓮の一撃は、油断していたら彼自身すら重傷を負うところだったのだ。
万卷書庫で柳擎の動向を探る間も、焦げた肌に刻まれた裂傷がその狼藉ぶりを物語っていた。
「柳擎はどうなった? まさか…」韓月は場中を見回す視線を速やかに引き戻した。
濃い塵の中から人影を探すことは不可能だった。
林修崖の目が細まる。
短時間で首を横に振ると、低い声で囁いた。
「確かにこの炎蓮の凄まじさは認めざるを得ないが、それで柳擎を完全に打ち破れるとは思えぬ。
彼の防御は私の上位だ」
その言葉に頷く厳浩らの視線が再び場中へと向けられる。
全員の注目が再び戦場に戻った瞬間、微風が突然塵を巻き上げた。
その途端、灰煙が一気に消え去り、崩壊した広場の一隅に、槍のような鋭い気配を放つ巨大な人影が現れた。
その荒廃した姿はかつての堂々たる風貌とは無関係だった。
破れた衣装と焦げた肌には傷跡が散らばり、先ほどの高貴な佇まいは完全に崩壊していた。
しかし、その狼藉な姿は観客席から低く歓声を引き起こした。
柳擎の槍のような人影を見つめる冷たい視線。
一瞬遅れて、蕭炎が目を凝らすと、彼の手には背負っていた漆黒の重槍が握られていた。
槍を持つことで、その男はさらに鋭い気配を放ち始めた。
「やはり炎蓮の爆発で耐えられたのは、底力を見せたからか」蕭炎は内心ほっと息を吐いた。
柳擎の目には先程の一撃への重圧と畏敬が滲んでいた。
この誇り高き男がようやく蕭炎を同等の敵として認めた瞬間だった。
柳擎の槍がゆっくりと蕭炎へ向けられる。
その低い声は会場全体に響き渡った。
「お前には裂山槍を使う資格がある」
その言葉は蕭炎への賛辞であり、先程の凄まじい攻撃を経て誰もが疑問を持たない。
一時的に会場は沈黙となり、二人の対立する姿だけが注目を集めた。
蕭炎は拳をゆっくりと握りしめた。
指節骨から清々しい爆発音が響く。
柳擎の鋭い気勢は確かに圧倒的だ。
彼の現在の実力は極限まで引き出されている。
次の攻撃は先ほどよりもさらに猛威的なものになるだろう。
「柳擎が裂山槍を使うぞ」高台で林修崖は柳擎の手に握られた漆黒の重槍を見つめ、ため息をつく。
「この地獄のような試合で蕭炎が敗れたとしても、それは栄誉ある敗北だ」
隣で厳浩が頷いた。
内院では林修崖と紫研の蛮力王以外に柳擎をここまで追い詰める資格を持つ者はいない。
その事実を骨子に染み込ませた厳浩の誇りも、この点では認めざるを得ない。
「しかし蕭炎は前十名への執着が強く……」韓月は眉をひそめながら囁く。
「彼は簡単には諦めないだろう」
林修崖は笑った。
「もし蕭炎に火蓮斗技以上の秘技があれば別だが、そうでなければこの試合の勝者は柳擎だ。
残念なことだが…」
場中を見やると、柳擎は冷たい目でこちらを睨んでいた。
林修崖はその目に光るものを感じた。
この意外性のある男がまた奇跡を見せてくれるかもしれない。
「一撃!」
柳擎の裂山槍が砕けた岩に突き刺さり、突然蕭炎に向かって叫んだ。
眉根を寄せながらも蕭炎は柳擎の気勢がさらに鋭いことに気づいた。
柳擎の顔には頬ひげがわずかに震えるほどの自信があった。
「最後の一撃で勝負を決める」柳擎の険しい表情に笑みが浮かんだ。
裂山槍は空を斜めに斬り、虚ろな空間に金色の痕跡を残した。
「これは林修崖への秘技だが……現状ではまず君に試してやる」
柳擎の言葉に観客席から首が伸びた。
人々は両者の動きを見逃さないようにと目を凝らす。
柳擎の頬ひげが笑みで震える。
蕭炎はその確信めいた笑顔を見て、次の一撃が勝負を分けることを悟った。
息を吸い込むと彼は深く拳を握り、観客席に向かって礼儀正しく頭を下げた。
「萧炎领教!」
前十名への執着心は彼の前に立ちはだかるどんな障害も粉砕する力だった。
柳擎の目が鋭い光を放ち、「好い男だ」と叫びながら槍を構えた。
寒みを感じるほどに槍先は冷たいまま、遠くで蕭炎を見据えていた。
異様な圧迫感が蕭炎を包み込むが、その中に沸騰するような戦意は胸の奥で激しく渦巻き、身体が自然と硬直した。
清々しい笑い声と共に先ほどの緊張が一掃され、「柳擎学長、どうぞお構いなく。
この十位の席を私が取らせていただきます!」
と宣言する。
その爽やかな笑いは会場中に響き渡り、その圧倒的な気概に観客席からも熱気が沸騰した。
笑い声が消えた瞬間、蕭炎がゆっくりと前へ一歩進み出る。
掌を突き出すと同時に、瓦礫の一部から漆黒の玄重尺が引き寄せられ、彼の手に収まった。
「柳擎学長、ご覧あれ。
負けるのは誰か」
重厚な玄重尺が鋭い刃のように対面の柳擎を指すと同時に、蕭炎の声が会場を包んだ。
その瞬間、周囲の天地エネルギーが暴走し、審判席の長老たちまで顔色を変えさせた。
灼熱の温度を帯びた破壊的な烈風が、場中で炎蓮が爆散した地点から四方八方に嵐のように拡散し始めた。
その嵐が通り過ぎる度に、地面は亀裂となり、腕輪ほどの幅を持つ蜘蛛網のような亀裂が瞬く間に全体を覆い尽くす。
それまで頑丈とされていた戦場は、極めて短時間で瓦礫の山となった。
観客席では、呆然とした視線が破壊された惨状の広場を見つめ続けている。
彼らの頭脳は回転することができず、先ほどまで曖昧にしか見えなかった青紫の光塊が、これほどの破壊力を生み出すとは思いもよらなかったのだ。
しばらく経った後、ようやく人々が呆気に取られていた状態から解放され、全員の視線は蒼白な顔をした黒衣の青年へと向けられた。
その目には驚愕と畏怖が溢れていた。
蕭炎が発動させた雷鳴のような凄まじい攻撃は、彼らをあまりにも震撼させすぎていた。
高台では柳菲が惨憺たる状況を見つめながら、手で口を押さえ、目を驚愕に見開いていた。
蕭炎の突然の恐怖的な反撃は、彼女を栄誉の頂点から地獄へと引きずり落とした。
彼女は思いもよらなかったが、ずっと憎悪していた蕭炎が、柳擎に匹敵するほどの実力を秘めているとは。
柳菲の隣では姚盛の口が次第に開き、しばらくしてようやく驚愕と安堵の表情を浮かべた。
もし昨日の戦闘時にこの男がこの技を使っていたら、姚盛は全力でもこの凄まじい一撃で重傷を負っただろう。
「フィル、心配しなくていい。
リーダーは蕭炎よりずっと強いんだ。
彼が今発動させたこの強力な術技にしても、リーダーはまだ全力を使わずにいる」
姚盛の言葉で柳菲の顔色が少し和らいだものの、依然として恐れと不安を隠せない。
美目が煙塵の中から冷峻な表情を見つめる黒衣青年へと移り変わる。
なぜかその視線には忌恨は減り、代わりに不安とわずかな畏怖が混ざっていた。
柳菲の最大の頼みだった柳擎も、蕭炎が見せたこの戦闘力でほぼ匹敵する存在となれば、その頼みはほとんど機能しなかった。
そしてその最大の頼みを失った彼女は、蕭炎に対してあのほどの高慢さを示す資格さえなくなっていた。
「私も聞いたことがあるが、蕭炎が掌握している炎蓮術技は強力だが、この程度の破壊力とは聞いていなかったぞ」炎蓮爆散した惨状を見つめながら厳浩が囁いた。
「当時の蕭炎はただの大斗師だったが、今や斗霊にまで上り詰めた。
その実力が向上した以上、この火蓮の威力も当然それに伴って増している」
林修崖は笑みを浮かべたが、その目にはほのかな緊張が滲んでいた。
先程の炎蓮の一撃は、油断していたら彼自身すら重傷を負うところだったのだ。
万卷書庫で柳擎の動向を探る間も、焦げた肌に刻まれた裂傷がその狼藉ぶりを物語っていた。
「柳擎はどうなった? まさか…」韓月は場中を見回す視線を速やかに引き戻した。
濃い塵の中から人影を探すことは不可能だった。
林修崖の目が細まる。
短時間で首を横に振ると、低い声で囁いた。
「確かにこの炎蓮の凄まじさは認めざるを得ないが、それで柳擎を完全に打ち破れるとは思えぬ。
彼の防御は私の上位だ」
その言葉に頷く厳浩らの視線が再び場中へと向けられる。
全員の注目が再び戦場に戻った瞬間、微風が突然塵を巻き上げた。
その途端、灰煙が一気に消え去り、崩壊した広場の一隅に、槍のような鋭い気配を放つ巨大な人影が現れた。
その荒廃した姿はかつての堂々たる風貌とは無関係だった。
破れた衣装と焦げた肌には傷跡が散らばり、先ほどの高貴な佇まいは完全に崩壊していた。
しかし、その狼藉な姿は観客席から低く歓声を引き起こした。
柳擎の槍のような人影を見つめる冷たい視線。
一瞬遅れて、蕭炎が目を凝らすと、彼の手には背負っていた漆黒の重槍が握られていた。
槍を持つことで、その男はさらに鋭い気配を放ち始めた。
「やはり炎蓮の爆発で耐えられたのは、底力を見せたからか」蕭炎は内心ほっと息を吐いた。
柳擎の目には先程の一撃への重圧と畏敬が滲んでいた。
この誇り高き男がようやく蕭炎を同等の敵として認めた瞬間だった。
柳擎の槍がゆっくりと蕭炎へ向けられる。
その低い声は会場全体に響き渡った。
「お前には裂山槍を使う資格がある」
その言葉は蕭炎への賛辞であり、先程の凄まじい攻撃を経て誰もが疑問を持たない。
一時的に会場は沈黙となり、二人の対立する姿だけが注目を集めた。
蕭炎は拳をゆっくりと握りしめた。
指節骨から清々しい爆発音が響く。
柳擎の鋭い気勢は確かに圧倒的だ。
彼の現在の実力は極限まで引き出されている。
次の攻撃は先ほどよりもさらに猛威的なものになるだろう。
「柳擎が裂山槍を使うぞ」高台で林修崖は柳擎の手に握られた漆黒の重槍を見つめ、ため息をつく。
「この地獄のような試合で蕭炎が敗れたとしても、それは栄誉ある敗北だ」
隣で厳浩が頷いた。
内院では林修崖と紫研の蛮力王以外に柳擎をここまで追い詰める資格を持つ者はいない。
その事実を骨子に染み込ませた厳浩の誇りも、この点では認めざるを得ない。
「しかし蕭炎は前十名への執着が強く……」韓月は眉をひそめながら囁く。
「彼は簡単には諦めないだろう」
林修崖は笑った。
「もし蕭炎に火蓮斗技以上の秘技があれば別だが、そうでなければこの試合の勝者は柳擎だ。
残念なことだが…」
場中を見やると、柳擎は冷たい目でこちらを睨んでいた。
林修崖はその目に光るものを感じた。
この意外性のある男がまた奇跡を見せてくれるかもしれない。
「一撃!」
柳擎の裂山槍が砕けた岩に突き刺さり、突然蕭炎に向かって叫んだ。
眉根を寄せながらも蕭炎は柳擎の気勢がさらに鋭いことに気づいた。
柳擎の顔には頬ひげがわずかに震えるほどの自信があった。
「最後の一撃で勝負を決める」柳擎の険しい表情に笑みが浮かんだ。
裂山槍は空を斜めに斬り、虚ろな空間に金色の痕跡を残した。
「これは林修崖への秘技だが……現状ではまず君に試してやる」
柳擎の言葉に観客席から首が伸びた。
人々は両者の動きを見逃さないようにと目を凝らす。
柳擎の頬ひげが笑みで震える。
蕭炎はその確信めいた笑顔を見て、次の一撃が勝負を分けることを悟った。
息を吸い込むと彼は深く拳を握り、観客席に向かって礼儀正しく頭を下げた。
「萧炎领教!」
前十名への執着心は彼の前に立ちはだかるどんな障害も粉砕する力だった。
柳擎の目が鋭い光を放ち、「好い男だ」と叫びながら槍を構えた。
寒みを感じるほどに槍先は冷たいまま、遠くで蕭炎を見据えていた。
異様な圧迫感が蕭炎を包み込むが、その中に沸騰するような戦意は胸の奥で激しく渦巻き、身体が自然と硬直した。
清々しい笑い声と共に先ほどの緊張が一掃され、「柳擎学長、どうぞお構いなく。
この十位の席を私が取らせていただきます!」
と宣言する。
その爽やかな笑いは会場中に響き渡り、その圧倒的な気概に観客席からも熱気が沸騰した。
笑い声が消えた瞬間、蕭炎がゆっくりと前へ一歩進み出る。
掌を突き出すと同時に、瓦礫の一部から漆黒の玄重尺が引き寄せられ、彼の手に収まった。
「柳擎学長、ご覧あれ。
負けるのは誰か」
重厚な玄重尺が鋭い刃のように対面の柳擎を指すと同時に、蕭炎の声が会場を包んだ。
その瞬間、周囲の天地エネルギーが暴走し、審判席の長老たちまで顔色を変えさせた。
0
あなたにおすすめの小説
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
【完結】特別な力で国を守っていた〈防国姫〉の私、愚王と愚妹に王宮追放されたのでスパダリ従者と旅に出ます。一方で愚王と愚妹は破滅する模様
ともボン
ファンタジー
◎第17回ファンタジー小説大賞に応募しています。投票していただけると嬉しいです
【あらすじ】
カスケード王国には魔力水晶石と呼ばれる特殊な鉱物が国中に存在しており、その魔力水晶石に特別な魔力を流すことで〈魔素〉による疫病などを防いでいた特別な聖女がいた。
聖女の名前はアメリア・フィンドラル。
国民から〈防国姫〉と呼ばれて尊敬されていた、フィンドラル男爵家の長女としてこの世に生を受けた凛々しい女性だった。
「アメリア・フィンドラル、ちょうどいい機会だからここでお前との婚約を破棄する! いいか、これは現国王である僕ことアントン・カスケードがずっと前から決めていたことだ! だから異議は認めない!」
そんなアメリアは婚約者だった若き国王――アントン・カスケードに公衆の面前で一方的に婚約破棄されてしまう。
婚約破棄された理由は、アメリアの妹であったミーシャの策略だった。
ミーシャはアメリアと同じ〈防国姫〉になれる特別な魔力を発現させたことで、アントンを口説き落としてアメリアとの婚約を破棄させてしまう。
そしてミーシャに骨抜きにされたアントンは、アメリアに王宮からの追放処分を言い渡した。
これにはアメリアもすっかり呆れ、無駄な言い訳をせずに大人しく王宮から出て行った。
やがてアメリアは天才騎士と呼ばれていたリヒト・ジークウォルトを連れて〈放浪医師〉となることを決意する。
〈防国姫〉の任を解かれても、国民たちを守るために自分が持つ医術の知識を活かそうと考えたのだ。
一方、本物の知識と実力を持っていたアメリアを王宮から追放したことで、主核の魔力水晶石が致命的な誤作動を起こしてカスケード王国は未曽有の大災害に陥ってしまう。
普通の女性ならば「私と婚約破棄して王宮から追放した報いよ。ざまあ」と喜ぶだろう。
だが、誰よりも優しい心と気高い信念を持っていたアメリアは違った。
カスケード王国全土を襲った未曽有の大災害を鎮めるべく、すべての原因だったミーシャとアントンのいる王宮に、アメリアはリヒトを始めとして旅先で出会った弟子の少女や伝説の魔獣フェンリルと向かう。
些細な恨みよりも、〈防国姫〉と呼ばれた聖女の力で国を救うために――。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる