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第1179話 符印
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「蕭炎、貴様は死を求めてるのか!」
蕭炎の身を動かすと同時に慕骨老人がその動きを察知し、瞬時に殺意に染まった目で厳しく叫んだ。
その呼びかけを無視して、天妖傀と共に最高速度を発揮させながら三千焱炎火に向かって駆け出す蕭炎。
老人の怒りは頂点に達した。
「丘陵!」
先ほど三千焱炎火の猛攻で負傷した黒衣尊者を見やると、慕骨老人が険しい表情で命じた。
「了解」その男は頷き、同時に老人と共に空間を駆け抜けた。
彼らの動きに虚無空間自体が波紋のように揺らぐほど強大な気配が広がる。
「チリ!」
二人の身を動かすと同時に、前方の空間が歪み丘陵の姿が現れた。
「キリギリ!」
慕骨老人はその名前を聞き、顔色を変えた。
丘陵は冷笑もせずに体中の気力を解放し、そのまま突進してきた。
老人はその凶暴な気配を見て顔を引き攣らせ、隣の黒衣尊者を見やった。
「共に手を組んでこの老いた男を倒せ」
「うむ」尊者は頷き、自身も負傷していることを考慮し、丘陵と戦うには二人でないと判断した。
丘陵はその協力体制を見て冷笑し、退避せずより凶暴な態勢で迎え撃った。
遠方では青華老怪が黒衣尊者を激しく追い詰めていた。
彼の動きに気付くと尊者は脱出しようとしたが、老怪は容赦なく引きつけていた。
「あー、運命めやな。
あの異火を奪おうとして薬塵という老人に出くわした。
今またその弟子に会うとは……」ため息と共に老怪は体勢を変え、尊者をさらに締め付けた。
虚空では魂殿の尊者が黒い霧を放出し続けている。
その霧が三千焱炎火の身体で爆発すると、紫黒色の炎が揺らぎ始めた。
「もうすぐだ。
この異火は長くも続かない」
尊者はその様子を見て安堵したが、背後から凄まじい風圧を感じた。
「リン!」
彼の顔色が激変したその瞬間、背後の衣が猛然と裂け飛んだ。
黒い霧でできた鎖が鋭く飛び出し、金属と炎の鋭い音を響かせた。
魂殿尊者は連続二歩後退し、険しい表情で金色の影を見やった。
「この野郎、死にたいのか?」
その視線は天妖傀の背後に立つ蕭炎へ向けられていた。
尊者の声が冷たく響くと同時に、天妖傀の足元から微かな音を立てて空間を切り裂いた。
金色の拳が尊者に向かって突き出される。
尊者はその瞬間、天妖傀の拳が空間を砕く様子を見て顔色を変えた。
しかし即座に龍尾を振るうと、炎の塊は再び爆発した。
尊者の表情が険しくなり、炎の塊を見つめる。
「終わりだ」
蕭炎の声と共に天妖傀が動いた。
その動きは光速で、尊者との距離が一瞬で詰まった。
拳が尊者の頭部に直撃する。
尊者は苦しげに息を吐きながらも、炎の塊を見つめる。
その炎は虚空中から星々の力を吸い込み、再び輝き始めた。
「やはり不死の炎とは名うたれし」
蕭炎が三千焱炎火の方へと目線を向けた時、その炎は碧緑の炎で包まれていた。
封印解除された炎は以前よりも強く輝いていた。
「これでは困る」
彼は瞬時に移動し、炎の前に立った。
炎の瞳孔が揺らぎ、初めて見るような欲求の色を浮かべた。
その直感的な反応に蕭炎は笑みを浮かべた。
「お前の異火を食わせたいなら、この碧緑の炎を奪え」
彼の拳が炎の頭部へと向かう。
炎は苦しげに龍尾を振るいながらも、その攻撃を受け止めた。
「バチバチ!」
烈火相撞の衝撃で両方の炎が幾許かの曲線を描き、烈風が吹き荒れる中で空間に黒い亀裂が生じた。
その強烈な力は蕭炎と三千焱炎火をそれぞれ少し引き離した。
後者は天高く咆哮し、龍のような叫び声と共に紫黒の炎柱を蕭炎に向けて噴出した。
その炎柱が迫るのを見た蕭炎は冷笑を浮かべた。
全盛期の三千焱炎火とは比べ物にならないが、今はその状態も全盛期の一割にも満たないことを知っている。
炎柱が視界に急速に拡大し、体から一歩離れたところで、蕭炎は心を動かした。
体内から瑠璃蓮心火が沸き上がり、瞬時に熊々しい炎の壁を作り出した。
「嗚呼!」
紫黒の炎柱と碧緑の炎の壁が正面衝突し、異種の炎同士が恐怖の破壊力を互いに放ち合う。
炎の壁は激しく揺らぐものの、三千焱炎火の猛攻撃を耐え抜いていた。
その膠着状態が数分続いた後、紫黒の炎柱は三千焱炎火の衰弱で徐々に弱まり始めた。
蕭炎はその少し疲れた様子を見やり、碧緑の炎の壁を突然消し去り、手早く玉瓶を紫黒の炎に向かって投げつけた。
「ドン!」
玉瓶が三千焱炎火に接触すると即座に爆発し、雪白い液体が飛び散った。
その液体は紫黒の炎と触れるとたちまち白煙を上げ、その中に冷凍するような寒気が含まれていた。
白煙は紫黒の炎の高温で瞬く間に消えたものの、蕭炎の一撃は三千焱炎火にさらなる打撃を与えた。
漆黒の炎が紫黒に戻り始めた時、蕭炎の目から鋭い光が走った。
「今だ!」
空間を一瞬で移動し、彼は三千焱炎火の龍頭近くに現れた。
掌に細い玉瓶を持ち、それを勢いよく振って投げつけた。
爆発音と共に暗金色の血滴りが現れ、その血が炎の額に触れるや、その身体は硬直し、目の中の輝きも鈍った。
額には龍印と全く同じ模様の符文が浮かび上がっていた。
「やはり龍印だ!」
蕭炎の身を動かすと同時に慕骨老人がその動きを察知し、瞬時に殺意に染まった目で厳しく叫んだ。
その呼びかけを無視して、天妖傀と共に最高速度を発揮させながら三千焱炎火に向かって駆け出す蕭炎。
老人の怒りは頂点に達した。
「丘陵!」
先ほど三千焱炎火の猛攻で負傷した黒衣尊者を見やると、慕骨老人が険しい表情で命じた。
「了解」その男は頷き、同時に老人と共に空間を駆け抜けた。
彼らの動きに虚無空間自体が波紋のように揺らぐほど強大な気配が広がる。
「チリ!」
二人の身を動かすと同時に、前方の空間が歪み丘陵の姿が現れた。
「キリギリ!」
慕骨老人はその名前を聞き、顔色を変えた。
丘陵は冷笑もせずに体中の気力を解放し、そのまま突進してきた。
老人はその凶暴な気配を見て顔を引き攣らせ、隣の黒衣尊者を見やった。
「共に手を組んでこの老いた男を倒せ」
「うむ」尊者は頷き、自身も負傷していることを考慮し、丘陵と戦うには二人でないと判断した。
丘陵はその協力体制を見て冷笑し、退避せずより凶暴な態勢で迎え撃った。
遠方では青華老怪が黒衣尊者を激しく追い詰めていた。
彼の動きに気付くと尊者は脱出しようとしたが、老怪は容赦なく引きつけていた。
「あー、運命めやな。
あの異火を奪おうとして薬塵という老人に出くわした。
今またその弟子に会うとは……」ため息と共に老怪は体勢を変え、尊者をさらに締め付けた。
虚空では魂殿の尊者が黒い霧を放出し続けている。
その霧が三千焱炎火の身体で爆発すると、紫黒色の炎が揺らぎ始めた。
「もうすぐだ。
この異火は長くも続かない」
尊者はその様子を見て安堵したが、背後から凄まじい風圧を感じた。
「リン!」
彼の顔色が激変したその瞬間、背後の衣が猛然と裂け飛んだ。
黒い霧でできた鎖が鋭く飛び出し、金属と炎の鋭い音を響かせた。
魂殿尊者は連続二歩後退し、険しい表情で金色の影を見やった。
「この野郎、死にたいのか?」
その視線は天妖傀の背後に立つ蕭炎へ向けられていた。
尊者の声が冷たく響くと同時に、天妖傀の足元から微かな音を立てて空間を切り裂いた。
金色の拳が尊者に向かって突き出される。
尊者はその瞬間、天妖傀の拳が空間を砕く様子を見て顔色を変えた。
しかし即座に龍尾を振るうと、炎の塊は再び爆発した。
尊者の表情が険しくなり、炎の塊を見つめる。
「終わりだ」
蕭炎の声と共に天妖傀が動いた。
その動きは光速で、尊者との距離が一瞬で詰まった。
拳が尊者の頭部に直撃する。
尊者は苦しげに息を吐きながらも、炎の塊を見つめる。
その炎は虚空中から星々の力を吸い込み、再び輝き始めた。
「やはり不死の炎とは名うたれし」
蕭炎が三千焱炎火の方へと目線を向けた時、その炎は碧緑の炎で包まれていた。
封印解除された炎は以前よりも強く輝いていた。
「これでは困る」
彼は瞬時に移動し、炎の前に立った。
炎の瞳孔が揺らぎ、初めて見るような欲求の色を浮かべた。
その直感的な反応に蕭炎は笑みを浮かべた。
「お前の異火を食わせたいなら、この碧緑の炎を奪え」
彼の拳が炎の頭部へと向かう。
炎は苦しげに龍尾を振るいながらも、その攻撃を受け止めた。
「バチバチ!」
烈火相撞の衝撃で両方の炎が幾許かの曲線を描き、烈風が吹き荒れる中で空間に黒い亀裂が生じた。
その強烈な力は蕭炎と三千焱炎火をそれぞれ少し引き離した。
後者は天高く咆哮し、龍のような叫び声と共に紫黒の炎柱を蕭炎に向けて噴出した。
その炎柱が迫るのを見た蕭炎は冷笑を浮かべた。
全盛期の三千焱炎火とは比べ物にならないが、今はその状態も全盛期の一割にも満たないことを知っている。
炎柱が視界に急速に拡大し、体から一歩離れたところで、蕭炎は心を動かした。
体内から瑠璃蓮心火が沸き上がり、瞬時に熊々しい炎の壁を作り出した。
「嗚呼!」
紫黒の炎柱と碧緑の炎の壁が正面衝突し、異種の炎同士が恐怖の破壊力を互いに放ち合う。
炎の壁は激しく揺らぐものの、三千焱炎火の猛攻撃を耐え抜いていた。
その膠着状態が数分続いた後、紫黒の炎柱は三千焱炎火の衰弱で徐々に弱まり始めた。
蕭炎はその少し疲れた様子を見やり、碧緑の炎の壁を突然消し去り、手早く玉瓶を紫黒の炎に向かって投げつけた。
「ドン!」
玉瓶が三千焱炎火に接触すると即座に爆発し、雪白い液体が飛び散った。
その液体は紫黒の炎と触れるとたちまち白煙を上げ、その中に冷凍するような寒気が含まれていた。
白煙は紫黒の炎の高温で瞬く間に消えたものの、蕭炎の一撃は三千焱炎火にさらなる打撃を与えた。
漆黒の炎が紫黒に戻り始めた時、蕭炎の目から鋭い光が走った。
「今だ!」
空間を一瞬で移動し、彼は三千焱炎火の龍頭近くに現れた。
掌に細い玉瓶を持ち、それを勢いよく振って投げつけた。
爆発音と共に暗金色の血滴りが現れ、その血が炎の額に触れるや、その身体は硬直し、目の中の輝きも鈍った。
額には龍印と全く同じ模様の符文が浮かび上がっていた。
「やはり龍印だ!」
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