1,453 / 1,458
1500
第1505話 帰郷
しおりを挟む
突然に響き渡った爽やかな笑い声は、大殿の空気を一瞬凍りつかせた。
次の瞬間、全員の視線が天井から差し込む光の中へと集まった。
そこには細身の影がゆっくりと現れ、その姿を見た途端に火尊者や雲老祖といった高位者が体を震わせて声を上げる。
「蕭炎!」
その名前と共に大殿は騒然となった。
雲老祖らも驚きの表情で目を瞬かせたが、すぐに自身の地位と関係性を思い出したようだ。
薬尊者(やくそんしゃ)という盟主の師匠であり、この組織の精神的支柱である人物が、その親分のような存在だったのだ。
「バキッ!」
椅子が粉々に砕けた音と共に、薬老は震える手で涙を拭った。
彼の体からは無意識に強大な気力が溢れ出し、周囲の空気にまで波紋を広げていた。
二年間の別離の中で常に心配していた相手を見た瞬間、これまでずっと抑えていた感情が一気に噴き出したのだ。
「ふふ、帰ってきたならそれでいいんだよ……」
その声は軽やかだが、どこか切ない響きを帯びていた。
薬老の蒼白な顔に初めて笑みが浮かぶと同時に、雲老祖らも驚いた表情で見つめ返す。
これまで彼らが見たことのないほど感情的な姿勢だったからだ。
「師匠……」
二人の間には言葉を要さない絆が流れる。
その瞬間だけは時間さえ止まったように感じられた。
やがて薬老は涙を拭いながら、何度も同じ言葉を繰り返すようになった。
「丹塔大長老も笑顔で言った」
「少当主様の帰還は本当にタイミングよくね。
これで我々も少し息抜きできるわ」
「彼の現在の実力なら、単独で魂殿の主を相手にしても問題ない」
大长老の言葉が途切れたその時、角ばった席に座る蕭晨は笑みを浮かべた。
口を開くと、
「さて、どうやら……」
その瞬間、大长老や薬老たちも一瞬で目を見開いた。
彼らは驚きの表情で蕭炎を見つめるようにした。
ここでは最も強力な存在である蕭晨がこうも平然と言うなら、誰も疑うことはできない。
「浄蓮妖火を煉化したのか?」
薬老が最も早く反応し、一瞬の間もなく声を上げた。
「運が良かった……」
蕭炎は笑みを浮かべて答えた。
「この子……」
隣にいる火雲老祖たちも深く息を吸い込み、互いを見合った。
彼らの目には驚きの色があった。
彼らはすべて妖火空間に入った者で、浄蓮妖火の恐ろしさを知っている。
それは丹塔老祖すら一歩も譲らずに引き合わすほどの凄まじい存在だ。
彼らは蕭炎が妖火空間から脱出するだけでも奇跡と感じていたが、その上さらに浄蓮妖火を制御したとは想像もしていなかった。
なぜなら、浄蓮妖火はあまりにも恐ろしいからだ。
数千年の間、蕭炎より遥かに強力な者たちがそれを制圧しようと試みたが、全員失敗し帰還したのである。
「よし、ははあん!」
最初の驚きを通り越して薬老も気を取り直す。
その古びた顔には喜びで満ちていた。
浄蓮妖火という異種炎は、煉金術師にとって望むことか叶わない神々しい存在だ。
かつての浄蓮妖聖がそれを制圧した以来、誰も再びその力を得ることはできなかった。
しかし今回は蕭炎が新たな奇跡を起こし、彼が浄蓮妖火を持つなら、魂殿の主と単独で戦っても負けることはないと薬老は確信していた。
「少盟主様のような援軍があれば、魂殿の攻勢に対抗する手立てがある。
本当に喜ばしいことだ」
大长老が笑顔で言った。
蕭炎が単独で魂殿の主と戦えるならそれは最良のことだ。
そうすれば彼は手を広げて連合側の圧力も軽減できる。
「ふふ、少盟主様は連合軍の副将ですね」
大殿の中の他の上層部たちは慌てて礼を言った。
彼らは連合で一定の発言権を持っていたが、蕭炎との地位差は計り知れないほどだった。
天府連合は蕭炎が一手に築き上げたもので、多くの苦労があった。
連合主の座は薬老が掌握しているものの、核心メンバーである火雲老祖たちも知っているように、薬老は実質的に蕭炎を助けながらその巨大な勢力を管理しているのだ。
この連合の中心は一人の人間、つまり蕭炎なのだ。
これらの見知らぬ面々だが熱心で畏敬の念を込めた顔を見ると、蕭炎は冷たくなく笑みを浮かべて会話を続けた。
普段は気取ったような者たちも特別扱いを受けたように見えた。
「ふふふ、今日はここまでにしておこう。
皆さん各自帰って部下を整備し、魂殿の動きを監視せよ。
彼らが連合と決戦を挑んできたなら、我々は事実で彼らに示すのだ。
今の連合は魂殿を恐れない」
「了解です」
薬老の激昂な挑戦の声に、人々の胸中もわずかに熱い血潮が湧き起こった。
この二年間、両大勢力の摩擦は多く、互いの間に大きな溝ができていたが、ようやく真剣勝負ができるという事態は多くの人々の内なる願いを叶えた。
そして今度の決戦は、中州における覇権を握る勢力を真正に決定するものとなるだろう。
老練な魂殿と新興の連合の対立が激化すれば、その時こそ中州全体が沸き立つであろう。
大殿での会議が終了した後、蕭炎は依然として熱意を保っている薬老たちと、この二年間の天府連合における大小の出来事を話し合い、ようやく久方ぶりに静かな院落に戻った。
「父上」
蕭炎が院落に入った直後、懐かしい驚きの声が響いた。
次の瞬間、小さな体が空中を弧を描いて飛び出し、彼に向かって投げられた。
「ふふ、小娘は随分と成長したわね……」
蕭炎は笑みを浮かべて腕を伸ばし、その小さくて可愛らしい体をしっかりと抱き上げた。
そして、胸元に埋もれるような幼い顔を見つめながら、ここが自分の家であることを実感した。
外の危険な世界とは異なり、この場所では彼は疲れを一瞬で癒すことができる。
「あなたが帰ってきたと聞いていたわね」蕭炎が小々を抱きしめる間、優しい声が近づいてきた。
視線を上げると、小医仙が黒い衣装に身を包み、笑顔で彼を見ていた。
二年ぶりの再会にもかかわらず、彼女の温かさは変わらなかった。
その穏やかな雰囲気は心を癒すように溶け込んでいく。
「一星斗聖になったのね?」
蕭炎が小々を抱きながら小医仙を見つめた。
彼の目には、後者の実力が一星斗聖であることが明確に映っていた。
二年間で半聖を超え、一星斗聖に到達したその速度は相当なものだった。
「妖聖精血のおかげよ」小医仙は微笑みながら答えた。
そして蕭炎の視線を感じてから続けた。
「あの九幽黄泉に入った後、彩鱗はまだ出てきていないわ。
でも心配しないで、青鱗と私は定期的に九幽地冥蟒族へ行き、彼女の気配は感じることができるわ。
ただ黄泉の底までは入れないの……」
その言葉に、蕭炎の表情がわずかに引きつった。
計算すると彩鱗は九幽黄泉でほぼ三年間過ごしたはずだ。
あの黄泉の底を訪れたことがある彼には、何か異常な気配を感じた覚えはなかった。
「もしかしたら更に深い場所なの?」
蕭炎が眉根を寄せながら考えた。
九幽黄泉は地の深層部と繋がっており、その陰寒さは彼ですら深入りできないほどだった。
彩鱗が七彩吞天蟒であることを考慮すれば、極寒の力に触れたことで何か奇遇があった可能性もあった。
「連合の問題を解決したら、九幽地冥蟒族へ向かう必要があるわね……」
蕭炎は首を横に振って心配事を一時的に封じた。
現在最も急務なのは魂殿という大敵との対決だった。
次の瞬間、全員の視線が天井から差し込む光の中へと集まった。
そこには細身の影がゆっくりと現れ、その姿を見た途端に火尊者や雲老祖といった高位者が体を震わせて声を上げる。
「蕭炎!」
その名前と共に大殿は騒然となった。
雲老祖らも驚きの表情で目を瞬かせたが、すぐに自身の地位と関係性を思い出したようだ。
薬尊者(やくそんしゃ)という盟主の師匠であり、この組織の精神的支柱である人物が、その親分のような存在だったのだ。
「バキッ!」
椅子が粉々に砕けた音と共に、薬老は震える手で涙を拭った。
彼の体からは無意識に強大な気力が溢れ出し、周囲の空気にまで波紋を広げていた。
二年間の別離の中で常に心配していた相手を見た瞬間、これまでずっと抑えていた感情が一気に噴き出したのだ。
「ふふ、帰ってきたならそれでいいんだよ……」
その声は軽やかだが、どこか切ない響きを帯びていた。
薬老の蒼白な顔に初めて笑みが浮かぶと同時に、雲老祖らも驚いた表情で見つめ返す。
これまで彼らが見たことのないほど感情的な姿勢だったからだ。
「師匠……」
二人の間には言葉を要さない絆が流れる。
その瞬間だけは時間さえ止まったように感じられた。
やがて薬老は涙を拭いながら、何度も同じ言葉を繰り返すようになった。
「丹塔大長老も笑顔で言った」
「少当主様の帰還は本当にタイミングよくね。
これで我々も少し息抜きできるわ」
「彼の現在の実力なら、単独で魂殿の主を相手にしても問題ない」
大长老の言葉が途切れたその時、角ばった席に座る蕭晨は笑みを浮かべた。
口を開くと、
「さて、どうやら……」
その瞬間、大长老や薬老たちも一瞬で目を見開いた。
彼らは驚きの表情で蕭炎を見つめるようにした。
ここでは最も強力な存在である蕭晨がこうも平然と言うなら、誰も疑うことはできない。
「浄蓮妖火を煉化したのか?」
薬老が最も早く反応し、一瞬の間もなく声を上げた。
「運が良かった……」
蕭炎は笑みを浮かべて答えた。
「この子……」
隣にいる火雲老祖たちも深く息を吸い込み、互いを見合った。
彼らの目には驚きの色があった。
彼らはすべて妖火空間に入った者で、浄蓮妖火の恐ろしさを知っている。
それは丹塔老祖すら一歩も譲らずに引き合わすほどの凄まじい存在だ。
彼らは蕭炎が妖火空間から脱出するだけでも奇跡と感じていたが、その上さらに浄蓮妖火を制御したとは想像もしていなかった。
なぜなら、浄蓮妖火はあまりにも恐ろしいからだ。
数千年の間、蕭炎より遥かに強力な者たちがそれを制圧しようと試みたが、全員失敗し帰還したのである。
「よし、ははあん!」
最初の驚きを通り越して薬老も気を取り直す。
その古びた顔には喜びで満ちていた。
浄蓮妖火という異種炎は、煉金術師にとって望むことか叶わない神々しい存在だ。
かつての浄蓮妖聖がそれを制圧した以来、誰も再びその力を得ることはできなかった。
しかし今回は蕭炎が新たな奇跡を起こし、彼が浄蓮妖火を持つなら、魂殿の主と単独で戦っても負けることはないと薬老は確信していた。
「少盟主様のような援軍があれば、魂殿の攻勢に対抗する手立てがある。
本当に喜ばしいことだ」
大长老が笑顔で言った。
蕭炎が単独で魂殿の主と戦えるならそれは最良のことだ。
そうすれば彼は手を広げて連合側の圧力も軽減できる。
「ふふ、少盟主様は連合軍の副将ですね」
大殿の中の他の上層部たちは慌てて礼を言った。
彼らは連合で一定の発言権を持っていたが、蕭炎との地位差は計り知れないほどだった。
天府連合は蕭炎が一手に築き上げたもので、多くの苦労があった。
連合主の座は薬老が掌握しているものの、核心メンバーである火雲老祖たちも知っているように、薬老は実質的に蕭炎を助けながらその巨大な勢力を管理しているのだ。
この連合の中心は一人の人間、つまり蕭炎なのだ。
これらの見知らぬ面々だが熱心で畏敬の念を込めた顔を見ると、蕭炎は冷たくなく笑みを浮かべて会話を続けた。
普段は気取ったような者たちも特別扱いを受けたように見えた。
「ふふふ、今日はここまでにしておこう。
皆さん各自帰って部下を整備し、魂殿の動きを監視せよ。
彼らが連合と決戦を挑んできたなら、我々は事実で彼らに示すのだ。
今の連合は魂殿を恐れない」
「了解です」
薬老の激昂な挑戦の声に、人々の胸中もわずかに熱い血潮が湧き起こった。
この二年間、両大勢力の摩擦は多く、互いの間に大きな溝ができていたが、ようやく真剣勝負ができるという事態は多くの人々の内なる願いを叶えた。
そして今度の決戦は、中州における覇権を握る勢力を真正に決定するものとなるだろう。
老練な魂殿と新興の連合の対立が激化すれば、その時こそ中州全体が沸き立つであろう。
大殿での会議が終了した後、蕭炎は依然として熱意を保っている薬老たちと、この二年間の天府連合における大小の出来事を話し合い、ようやく久方ぶりに静かな院落に戻った。
「父上」
蕭炎が院落に入った直後、懐かしい驚きの声が響いた。
次の瞬間、小さな体が空中を弧を描いて飛び出し、彼に向かって投げられた。
「ふふ、小娘は随分と成長したわね……」
蕭炎は笑みを浮かべて腕を伸ばし、その小さくて可愛らしい体をしっかりと抱き上げた。
そして、胸元に埋もれるような幼い顔を見つめながら、ここが自分の家であることを実感した。
外の危険な世界とは異なり、この場所では彼は疲れを一瞬で癒すことができる。
「あなたが帰ってきたと聞いていたわね」蕭炎が小々を抱きしめる間、優しい声が近づいてきた。
視線を上げると、小医仙が黒い衣装に身を包み、笑顔で彼を見ていた。
二年ぶりの再会にもかかわらず、彼女の温かさは変わらなかった。
その穏やかな雰囲気は心を癒すように溶け込んでいく。
「一星斗聖になったのね?」
蕭炎が小々を抱きながら小医仙を見つめた。
彼の目には、後者の実力が一星斗聖であることが明確に映っていた。
二年間で半聖を超え、一星斗聖に到達したその速度は相当なものだった。
「妖聖精血のおかげよ」小医仙は微笑みながら答えた。
そして蕭炎の視線を感じてから続けた。
「あの九幽黄泉に入った後、彩鱗はまだ出てきていないわ。
でも心配しないで、青鱗と私は定期的に九幽地冥蟒族へ行き、彼女の気配は感じることができるわ。
ただ黄泉の底までは入れないの……」
その言葉に、蕭炎の表情がわずかに引きつった。
計算すると彩鱗は九幽黄泉でほぼ三年間過ごしたはずだ。
あの黄泉の底を訪れたことがある彼には、何か異常な気配を感じた覚えはなかった。
「もしかしたら更に深い場所なの?」
蕭炎が眉根を寄せながら考えた。
九幽黄泉は地の深層部と繋がっており、その陰寒さは彼ですら深入りできないほどだった。
彩鱗が七彩吞天蟒であることを考慮すれば、極寒の力に触れたことで何か奇遇があった可能性もあった。
「連合の問題を解決したら、九幽地冥蟒族へ向かう必要があるわね……」
蕭炎は首を横に振って心配事を一時的に封じた。
現在最も急務なのは魂殿という大敵との対決だった。
0
あなたにおすすめの小説
国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします。
樋口紗夕
恋愛
公爵令嬢ヘレーネは王立魔法学園の卒業パーティーで第三王子ジークベルトから婚約破棄を宣言される。
ジークベルトの真実の愛の相手、男爵令嬢ルーシアへの嫌がらせが原因だ。
国外追放を言い渡したジークベルトに、ヘレーネは眉一つ動かさずに答えた。
「国外追放ですか? 承りました。では、すぐに国外にテレポートします」
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる 「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
※こちらの作品は、カクヨムと小説家になろうでも公開しています。
【完結】特別な力で国を守っていた〈防国姫〉の私、愚王と愚妹に王宮追放されたのでスパダリ従者と旅に出ます。一方で愚王と愚妹は破滅する模様
ともボン
ファンタジー
◎第17回ファンタジー小説大賞に応募しています。投票していただけると嬉しいです
【あらすじ】
カスケード王国には魔力水晶石と呼ばれる特殊な鉱物が国中に存在しており、その魔力水晶石に特別な魔力を流すことで〈魔素〉による疫病などを防いでいた特別な聖女がいた。
聖女の名前はアメリア・フィンドラル。
国民から〈防国姫〉と呼ばれて尊敬されていた、フィンドラル男爵家の長女としてこの世に生を受けた凛々しい女性だった。
「アメリア・フィンドラル、ちょうどいい機会だからここでお前との婚約を破棄する! いいか、これは現国王である僕ことアントン・カスケードがずっと前から決めていたことだ! だから異議は認めない!」
そんなアメリアは婚約者だった若き国王――アントン・カスケードに公衆の面前で一方的に婚約破棄されてしまう。
婚約破棄された理由は、アメリアの妹であったミーシャの策略だった。
ミーシャはアメリアと同じ〈防国姫〉になれる特別な魔力を発現させたことで、アントンを口説き落としてアメリアとの婚約を破棄させてしまう。
そしてミーシャに骨抜きにされたアントンは、アメリアに王宮からの追放処分を言い渡した。
これにはアメリアもすっかり呆れ、無駄な言い訳をせずに大人しく王宮から出て行った。
やがてアメリアは天才騎士と呼ばれていたリヒト・ジークウォルトを連れて〈放浪医師〉となることを決意する。
〈防国姫〉の任を解かれても、国民たちを守るために自分が持つ医術の知識を活かそうと考えたのだ。
一方、本物の知識と実力を持っていたアメリアを王宮から追放したことで、主核の魔力水晶石が致命的な誤作動を起こしてカスケード王国は未曽有の大災害に陥ってしまう。
普通の女性ならば「私と婚約破棄して王宮から追放した報いよ。ざまあ」と喜ぶだろう。
だが、誰よりも優しい心と気高い信念を持っていたアメリアは違った。
カスケード王国全土を襲った未曽有の大災害を鎮めるべく、すべての原因だったミーシャとアントンのいる王宮に、アメリアはリヒトを始めとして旅先で出会った弟子の少女や伝説の魔獣フェンリルと向かう。
些細な恨みよりも、〈防国姫〉と呼ばれた聖女の力で国を救うために――。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】
~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる