456 / 776
0400
第0494話 通達
しおりを挟む
「李明宇によれば、彼が知る麻薬組織の首領は少なくとも二人おり、大幹部は黄立という偽名を使い、小幹部は茶客と呼ばれる人物だ」
「黄立は三十代半ばで髪が薄く、紳士的な外見。
普段眼鏡をかけ、仕事時はシャツを着る。
スーツを着ることもあれば、以前は関連業界に勤めていたと思われる。
凶暴な性格で自ら手を下すこともあり、李明宇が二度目撃した」
「茶客は麻薬の種類を多数識別できる技術者型毒販。
組織内の技術業務も担当。
約50代で茶好き・会話好きで長陽県民と推測される」
白健は会議室最前部に座り、捜査一課らへ情報通報を行っていた
多少緊張していたのは、この大規模案件を自分が発端させたことに驚きと興奮を感じていたから。
しかし全体を見渡す余裕はなかった
危険性への懸念ではなく、石庭県警の正規職員二百名程度に加え臨時増員してもこの大規模事件を処理するのは不可能だったからだ
特に白健率いる刑事課がほぼ精算状態で、些細な小案件ならともかく重大事件は自滅するだけだと判断していた
しかし白大佐は同僚たちの前で快感を得ていた
「我々は既に逮捕した李明宇は黄立組織の核心メンバーでありベテラン。
8年前から参加後、組織内の銃手としてビジネス妨害を担当」
「李明宇が供述した殺人数は6人全員馬子王啓亮を通じて石庭県の古墳に埋葬されている。
彼には隠匿があると疑うが、現在追及するのは組織内メンバーだ」
「李明宇が認識・知っている黄立組織メンバーは約20名で水東区のオフィスを拠点に大量監視装置・防衛施設を装備。
地下室の製毒機器も定期稼働中」
「彼らの最大の課題は原料調達だが複数ルートで試みているようだ…」
「もう一つの組織についてはほとんど情報がない。
メンバーには老鬼と既に死亡した王興寨がおり、長陽市・山南省内での麻薬取引が主だが詳細は不明…」
白健はここで少しだけ残念そうだった
警察として大規模事件を解決したいという願望はあるものの現実的には無理だったのだ
「我々も聴取済みです。
この案件はこちらから引き継ぎます…」と捜査一課の楊隊長が静かに返す
「余温書警部補が付け加えた『命案は我々で解決済』」
「可能だ」と捜査一課が応じる
「いつまでで結論出せますか?」
と余温書が追及した
向こうの楊隊長が数秒間迷った末に「人員構成など詳細を把握するのに時間がかかる…」と返す
「助けてくれますか」余温書が待っていた言葉だった。
楊支隊長は眉をひそめた。
「どうやって」
余温書は江遠の方向に頬を膨らませて、こう言った。
「足跡・指紋・映像・現地調査……相手も専門家チームだ。
今回の事件なら、お分かりでしょう」
楊支隊長はうなずいた。
「名前通りの大物だ。
ようやく本物を見た」
江遠をじっと見つめながら、楊支隊長は興味津々に尋ねた。
「余支さんも江遠を私たちに貸していただけますか?」
「そもそも私のものではないからな」余温書が笑った。
「江遠は寧台県警の刑事だ。
黄強民という電話番号を紹介するよ。
彼は同県警刑捜大隊長で、兼務副局长だ。
江遠が必要なら彼と話せ」
楊支隊長は簡潔に電話番号を受け取り、江遠に笑みを浮かべながら交渉の続きを進めた。
自分が何を得たのかさえ気づいていないようだった。
江遠は微笑みながら純粋な目で彼らが自分を取引する様子を見つめていた。
意見を述べる機会などなかった。
高級会議では彼の発言は不要だ。
何か伝えたいことなら、後で黄強民に言えばいいだけのこと。
翌日。
石庭県で何日も墓掘り作業に従事した李翔が疲れた顔で帰ってきた。
彼の仕事は効果的だった。
四体の遺体中、決定的な二号と四号の遺体を発見したのは彼だ。
しかし後半の土壌から手掛かりを探す計画は失敗し、李翔に多くの時間を費やさせた。
「解決してくれてよかった」李翔が柳景輝と江遠らを見ながら自嘲的に笑った。
「実は私も近づいていたんだ。
あー、間に合わなかった」
「老李さんお疲れ様です。
何か見つけていたんですか?」
柳景輝は李翔を肩に手を置いて笑顔で尋ねた。
案件が解決したことで皆がリラックスしていた。
李翔はため息と共に笑った。
「墓地の周辺にタバコの吸殻があることに気づいて、全部集めてDNA鑑定するつもりだったんだ。
個人的には可能性を感じていた」
「残念だね」柳景輝は聞いていたが、期待外れでもありながらも何とも言えなかった。
案件が終わった今は、それらを気にする必要もなく、評価する必要もない。
「ところで、もう二体の遺体は掘り出しましたか?」
柳景輝が李明宇の供述で六体の遺体があると聞いたもの。
これまでに四体発見したので残る二体は地中にある。
殺人事件なら全員を掘り出すべきだ。
李翔は首を横に振った。
「勝手に掘らせればいいや。
この状態ではもう見る気も起きない。
帰ろう、私は報告書を提出して家へ帰るだけさ」
「李隊長、一緒に食事でもどうか?」
江遠がずっと聞いていたが、ようやく声をかけた。
李翔はためらった。
「特別なことではないよ。
省警の仕事だからこそ……」
「遠慮しないでください。
私は特に用意したんです。
来ないのは無駄ですよ」
江遠は柳景輝らも誘い、人数を確認しながら進めた。
夜。
福臨飯店。
江遠は黄強民、柳景輝、余温書、李翔ら近20人を引っ張り集め、牧志洋ら身近な仲間も交えて賑やかに一堂に会した。
調理長の隋清は江富町で頻繁に招かれる料理人であり、江遠からの予約を受けた福臨飯店は十二分の気合いを込めていた。
高級店が究極に行うのは富裕層へのサービスである。
粗食しか食べられない客には白米パンの売り上げなど期待できない。
席についた後、隋清が全員に挨拶し、冷菜が運ばれた頃、重厚な佛跳牆が登場すると彼は笑みを浮かべた。
「この佛跳牆には意外と面白いエピソードがある。
使用食材の多くは私の師匠の時代から継承されたものだ。
しかし師匠は伝統料理にこだわる一方、店の経営は悪化の一途で、最終的に材料を封印し、私が安く引き取った」
隋清が全員の前に佛跳牆を置き、自分の器から魚白を取り出すと、「世界の花膠は一二〇種類ほどあるが、佛跳牆にはアワビの干物が最適。
二十斤以上の大型魚から採取されるものだ。
師匠の時代でもアワビの干物は貴重だったが、彼も想像できなかったのは現代の希少性だろう」
李翔が笑いながら「江隊長、これだけ聞くと俺は食べられなくなっちまったぜ。
このコースは凄すぎんだ」と冗談を言った。
「父に頼まれたんだから、費用も父親が出したんだよ。
安心して食ってろ」江遠は実直に答えた。
子供じみた態度が周囲の笑いを誘ったが、誰一人不自然さを感じなかった。
「皆様お疲れ様です。
特に深い理由はないんです。
ただご飯をご馳走するだけです」と江遠が乾杯した後は酒場の主導権を渡すと、李翔ら面識のない者たちが試しに会話を始め、純粋な食事だったことが判明すると皆リラックスして愉快に食事を楽しんだ。
自然と最近解剖された四体の遺体や未解決の二件について話題が及んだ。
江遠は突然思い立ったように黄強民に偏頭を向けた。
「そうだ、自熱式の煮尸鍋買おうぜ。
家庭用の桶状の湯船みたいなの、蓋付きでアルミ製の」
「問題ないよ」黄強民が即答し、「高温まで加熱できる湯船で風呂場を沸かすようなものだな?」
「まあその程度さ」江遠は笑いながら続けた。
「小鍋を使うより時間節約になるし、骨を壊す心配もないからね」
「確かに理にかなってる」黄強民が濃厚な黄色のスープを口に運び満足げだった。
……
捜査本部は江遠を現場に出さなかった。
彼らがどこかで集めた証拠一式を刑務所科学センターの会議室に山積みにするだけだった。
足跡、指紋、工具の写真…などなど、朝一から八台のノートPCが並んだ。
「この二つの組織については以前から調査していたが、ここまで詳細には行っていなかった。
彼らの構造や人員配置も把握できていない」
捜査本部の警官は笑って続けた。
「時間が経つにつれ資料が増えていくものさ。
できるだけ処理するけど、どれだけでもいいんだよ」
おそらく金銭的な支出があったからこそ、捜査本部は関連証拠を全て投げ捨てるように送ってきたようだ。
江遠の表情に変化はない。
レベル3の技術を持つ者には説明不要。
単なる業務の一環と見なせばいいのだ。
「黄立は三十代半ばで髪が薄く、紳士的な外見。
普段眼鏡をかけ、仕事時はシャツを着る。
スーツを着ることもあれば、以前は関連業界に勤めていたと思われる。
凶暴な性格で自ら手を下すこともあり、李明宇が二度目撃した」
「茶客は麻薬の種類を多数識別できる技術者型毒販。
組織内の技術業務も担当。
約50代で茶好き・会話好きで長陽県民と推測される」
白健は会議室最前部に座り、捜査一課らへ情報通報を行っていた
多少緊張していたのは、この大規模案件を自分が発端させたことに驚きと興奮を感じていたから。
しかし全体を見渡す余裕はなかった
危険性への懸念ではなく、石庭県警の正規職員二百名程度に加え臨時増員してもこの大規模事件を処理するのは不可能だったからだ
特に白健率いる刑事課がほぼ精算状態で、些細な小案件ならともかく重大事件は自滅するだけだと判断していた
しかし白大佐は同僚たちの前で快感を得ていた
「我々は既に逮捕した李明宇は黄立組織の核心メンバーでありベテラン。
8年前から参加後、組織内の銃手としてビジネス妨害を担当」
「李明宇が供述した殺人数は6人全員馬子王啓亮を通じて石庭県の古墳に埋葬されている。
彼には隠匿があると疑うが、現在追及するのは組織内メンバーだ」
「李明宇が認識・知っている黄立組織メンバーは約20名で水東区のオフィスを拠点に大量監視装置・防衛施設を装備。
地下室の製毒機器も定期稼働中」
「彼らの最大の課題は原料調達だが複数ルートで試みているようだ…」
「もう一つの組織についてはほとんど情報がない。
メンバーには老鬼と既に死亡した王興寨がおり、長陽市・山南省内での麻薬取引が主だが詳細は不明…」
白健はここで少しだけ残念そうだった
警察として大規模事件を解決したいという願望はあるものの現実的には無理だったのだ
「我々も聴取済みです。
この案件はこちらから引き継ぎます…」と捜査一課の楊隊長が静かに返す
「余温書警部補が付け加えた『命案は我々で解決済』」
「可能だ」と捜査一課が応じる
「いつまでで結論出せますか?」
と余温書が追及した
向こうの楊隊長が数秒間迷った末に「人員構成など詳細を把握するのに時間がかかる…」と返す
「助けてくれますか」余温書が待っていた言葉だった。
楊支隊長は眉をひそめた。
「どうやって」
余温書は江遠の方向に頬を膨らませて、こう言った。
「足跡・指紋・映像・現地調査……相手も専門家チームだ。
今回の事件なら、お分かりでしょう」
楊支隊長はうなずいた。
「名前通りの大物だ。
ようやく本物を見た」
江遠をじっと見つめながら、楊支隊長は興味津々に尋ねた。
「余支さんも江遠を私たちに貸していただけますか?」
「そもそも私のものではないからな」余温書が笑った。
「江遠は寧台県警の刑事だ。
黄強民という電話番号を紹介するよ。
彼は同県警刑捜大隊長で、兼務副局长だ。
江遠が必要なら彼と話せ」
楊支隊長は簡潔に電話番号を受け取り、江遠に笑みを浮かべながら交渉の続きを進めた。
自分が何を得たのかさえ気づいていないようだった。
江遠は微笑みながら純粋な目で彼らが自分を取引する様子を見つめていた。
意見を述べる機会などなかった。
高級会議では彼の発言は不要だ。
何か伝えたいことなら、後で黄強民に言えばいいだけのこと。
翌日。
石庭県で何日も墓掘り作業に従事した李翔が疲れた顔で帰ってきた。
彼の仕事は効果的だった。
四体の遺体中、決定的な二号と四号の遺体を発見したのは彼だ。
しかし後半の土壌から手掛かりを探す計画は失敗し、李翔に多くの時間を費やさせた。
「解決してくれてよかった」李翔が柳景輝と江遠らを見ながら自嘲的に笑った。
「実は私も近づいていたんだ。
あー、間に合わなかった」
「老李さんお疲れ様です。
何か見つけていたんですか?」
柳景輝は李翔を肩に手を置いて笑顔で尋ねた。
案件が解決したことで皆がリラックスしていた。
李翔はため息と共に笑った。
「墓地の周辺にタバコの吸殻があることに気づいて、全部集めてDNA鑑定するつもりだったんだ。
個人的には可能性を感じていた」
「残念だね」柳景輝は聞いていたが、期待外れでもありながらも何とも言えなかった。
案件が終わった今は、それらを気にする必要もなく、評価する必要もない。
「ところで、もう二体の遺体は掘り出しましたか?」
柳景輝が李明宇の供述で六体の遺体があると聞いたもの。
これまでに四体発見したので残る二体は地中にある。
殺人事件なら全員を掘り出すべきだ。
李翔は首を横に振った。
「勝手に掘らせればいいや。
この状態ではもう見る気も起きない。
帰ろう、私は報告書を提出して家へ帰るだけさ」
「李隊長、一緒に食事でもどうか?」
江遠がずっと聞いていたが、ようやく声をかけた。
李翔はためらった。
「特別なことではないよ。
省警の仕事だからこそ……」
「遠慮しないでください。
私は特に用意したんです。
来ないのは無駄ですよ」
江遠は柳景輝らも誘い、人数を確認しながら進めた。
夜。
福臨飯店。
江遠は黄強民、柳景輝、余温書、李翔ら近20人を引っ張り集め、牧志洋ら身近な仲間も交えて賑やかに一堂に会した。
調理長の隋清は江富町で頻繁に招かれる料理人であり、江遠からの予約を受けた福臨飯店は十二分の気合いを込めていた。
高級店が究極に行うのは富裕層へのサービスである。
粗食しか食べられない客には白米パンの売り上げなど期待できない。
席についた後、隋清が全員に挨拶し、冷菜が運ばれた頃、重厚な佛跳牆が登場すると彼は笑みを浮かべた。
「この佛跳牆には意外と面白いエピソードがある。
使用食材の多くは私の師匠の時代から継承されたものだ。
しかし師匠は伝統料理にこだわる一方、店の経営は悪化の一途で、最終的に材料を封印し、私が安く引き取った」
隋清が全員の前に佛跳牆を置き、自分の器から魚白を取り出すと、「世界の花膠は一二〇種類ほどあるが、佛跳牆にはアワビの干物が最適。
二十斤以上の大型魚から採取されるものだ。
師匠の時代でもアワビの干物は貴重だったが、彼も想像できなかったのは現代の希少性だろう」
李翔が笑いながら「江隊長、これだけ聞くと俺は食べられなくなっちまったぜ。
このコースは凄すぎんだ」と冗談を言った。
「父に頼まれたんだから、費用も父親が出したんだよ。
安心して食ってろ」江遠は実直に答えた。
子供じみた態度が周囲の笑いを誘ったが、誰一人不自然さを感じなかった。
「皆様お疲れ様です。
特に深い理由はないんです。
ただご飯をご馳走するだけです」と江遠が乾杯した後は酒場の主導権を渡すと、李翔ら面識のない者たちが試しに会話を始め、純粋な食事だったことが判明すると皆リラックスして愉快に食事を楽しんだ。
自然と最近解剖された四体の遺体や未解決の二件について話題が及んだ。
江遠は突然思い立ったように黄強民に偏頭を向けた。
「そうだ、自熱式の煮尸鍋買おうぜ。
家庭用の桶状の湯船みたいなの、蓋付きでアルミ製の」
「問題ないよ」黄強民が即答し、「高温まで加熱できる湯船で風呂場を沸かすようなものだな?」
「まあその程度さ」江遠は笑いながら続けた。
「小鍋を使うより時間節約になるし、骨を壊す心配もないからね」
「確かに理にかなってる」黄強民が濃厚な黄色のスープを口に運び満足げだった。
……
捜査本部は江遠を現場に出さなかった。
彼らがどこかで集めた証拠一式を刑務所科学センターの会議室に山積みにするだけだった。
足跡、指紋、工具の写真…などなど、朝一から八台のノートPCが並んだ。
「この二つの組織については以前から調査していたが、ここまで詳細には行っていなかった。
彼らの構造や人員配置も把握できていない」
捜査本部の警官は笑って続けた。
「時間が経つにつれ資料が増えていくものさ。
できるだけ処理するけど、どれだけでもいいんだよ」
おそらく金銭的な支出があったからこそ、捜査本部は関連証拠を全て投げ捨てるように送ってきたようだ。
江遠の表情に変化はない。
レベル3の技術を持つ者には説明不要。
単なる業務の一環と見なせばいいのだ。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】『80年を超越した恋~令和の世で再会した元特攻隊員の自衛官と元女子挺身隊の祖母を持つ女の子のシンクロニシティラブストーリー』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。今回は「恋愛小説」です(笑)。
舞台は令和7年と昭和20年の陸軍航空隊の特攻部隊の宿舎「赤糸旅館」です。
80年の時を経て2つの恋愛を描いていきます。
「特攻隊」という「難しい題材」を扱いますので、かなり真面目に資料集めをして制作しました。
「第20振武隊」という実在する部隊が出てきますが、基本的に事実に基づいた背景を活かした「フィクション」作品と思ってお読みください。
日本を護ってくれた「先人」に尊敬の念をもって書きましたので、ほとんどおふざけは有りません。
過去、一番真面目に書いた作品となりました。
ラストは結構ややこしいので前半からの「フラグ」を拾いながら読んでいただくと楽しんでもらえると思います。
全39チャプターですので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは「よろひこー」!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
追伸
まあ、堅苦しく読んで下さいとは言いませんがいつもと違って、ちょっと気持ちを引き締めて読んでもらいたいです。合掌。
(。-人-。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる