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第0683話 突破口
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「衣服は取り戻した」
王伝星と申耀偉が何台もの段ボール箱を抱えて帰ってきた。
王伝星は物を棚に置きながら言った。
「正広局の条件は本当にいいんだよ、その証拠室の作りは、我々の新築事務所よりもずっと立派だ」
「北京と比べたらどうしようもないさ。
それに彼らは大きいだけだ、内装もそれなりだし、証拠室に設備なんてない、ただ棚やパソコンを買う程度のことだ」黄強民が近くで座りながら口を尖らせた。
北京のインフラは県下とは比較にならない。
見なきゃいけないのは、北京の地価が高いからこそ、各部署が公共施設を作る際には壮大な目標を達成しやすいということだ。
正広局のような機関の場合、通常の経費だけで20億以上も使うんだよ、髪の毛一本より太い金遣いさ。
王伝星は省から寧台県に異動してきたため、黄強民に対して特別な畏れを抱いていない。
笑って言った。
「彼らの証拠室は温度湿度が一定なんだぜ、もし私が証拠品になったらその環境で住みたい」
「お前が北京で証拠品なら解剖センターの冷凍庫だよ」申耀偉は黄強民に笑みを向けた。
「北京の利点は証拠の保存がいいことさ、きっと江隊長も花粉の採取で多くのものを発見するだろう」
そう言いながら皆が実験台に座っている江遠を見やった。
実験台上には顕微鏡とピンセットなどが並んでいた。
この作業は手伝ってもらってもいいが、重大な事件だから最も有力な証拠である衣服の花粉採取は自分でやるしかない。
正直に言って、未経験者の法医に教えるだけでも大変だし、見ながらやっていると質問に答えたり実験中のトラブルを解決したりするだけで、自分一人でやった方が楽かもしれない。
「何が見つかるか分からないさ、見てみないと分からないんだよ。
黄局長は休んでいいぜ、これくらいの作業は一日じゃ終わらない」
江遠は器用に様々な道具を並べ、証拠袋から最初の衣服を取り出した。
数年前に発生した悪臭が突然漂い出し、普段よりもさらに強烈だった。
まるで長期間放置された屁のように、気体と固体の間を行き来するような不快な匂いが、柔らかく硬い質感を併せ持っていた。
黄強民の息が一瞬乱れたが、すぐにマスクを被りながら言った。
「一緒に待とうよ、今は暇だし。
スマホで時間を潰してから、美味しい店に連れて行ってやるぜ。
公費でね、正広局の」
そう言うと王伝星と申耀偉は顔を見合わせ、「我々も残ろうか」忙しく言い出した。
「手伝えるかどうか分からないけど、江隊長と黄政委の指示を待つだけだ」
黄強民が笑いながらスマホを取り出す。
「そうだな、お前らにうちの新築した拘置所を見せようぜ、今は地下配管工事をやっているところさ。
この施工基準を見てみろ、これが公開されれば脱獄する犯人たちも涙目になるだろう」
江遠は既に見ていたが笑いながら顕微鏡に集中した。
まさに彼の言った通り、証拠品を見なければ分からないものがあるのだ。
雨や洗剤、摩擦、時間経過、環境要因などが花粉を剥離させたり完全に消滅させたりする可能性は十分にある。
花粉という証拠は非常に頑健だ。
血液や髪の毛といった小規模な証拠とは異なり、酸性にもアルカリ性にも耐えうる。
何十億年にわたる生物大滅絶の環境さえも乗り越えてきた存在である。
火山灰や深井氷、洪水と猛獣、美女とストッキング、毛むくじゃらの寄生虫、滑らかな微生物、大陸を越える核放射線など、花粉にとっては些細な脅威に過ぎない。
顕微鏡下では多くの花粉が要塞のように見える。
棘状の長い棘、太い骨格、密に絡み合う網目構造——これらを何万倍にも拡大すれば、未来の宇宙戦艦のようなテクノロジー感覚さえ漂う。
どこから見ても手強い存在だ。
マンガ原作者がストーリーに詰まった場合、花粉の図鑑を調べて少しアレンジするだけで、無理な宇宙要塞よりも遥かに迫力のある表現ができる。
ちょっと黄色みがかった花粉のイラストなら、裏番組にも活用できる。
「菊科の花粉です」江遠は首を軽く動かしながらノートに書き始めた。
「菊科には向日葵型・千里光型・春黄菊型の3つの分類があります。
この一枚は向日葵型ですね」
服についた花粉はそれほど多くないが、目立つものを選別し始めた。
スマホを弄っていた黄強民がすぐ隣に座り、「菊科と言えば菊ですか?」
と尋ねた。
「菊科とは菊ではありません」江遠は顕微鏡を見ながら続けた。
「花粉の分類では向日葵型には、向日葵族・澤蘭族・紫苑族・堆心菊族・金盏菊族、さらに旋覆花族や千里光族にもこのタイプの花粉が含まれます……」江遠は「族」という言葉を繰り返しながら、その下に約30属という複雑な体系を説明した。
法医学植物学の専門家たちはここでほぼ諦めてしまうだろう。
黄強民も眉をひそめて黙った。
「結論から言えば現場には向日葵があったのか?」
「あります」江遠は実際に向日葵属の花粉を見つけていた。
その判断だけで通常の植物学者が狂気になるほどの困難さがある。
向日葵型の花粉は類似点と相違点を同時に持つため、判別は容易ではないはずだ。
実際には非常に難しい作業なのだが——
江遠は資料も調べずに即断した。
それは魔法を使わずに瞬時に呪文を唱えたようなものだったが、現場の誰一人理解できる人はいなかった。
「3号被害者が発見された現場では向日葵はなかったとすれば、我々は第一現場に近づきつつあると言えるのか?」
王伝星が体勢を変えながら興奮を抑えられなかった。
「まだ距離は離れている」江遠は王伝星を見上げて次の花粉を捏ね始めた。
ワンセンセイは首を横に振った。
「確かに画期的な発見ではあるが、他の要素も考慮する必要がある。
被害者の当日の位置情報や目撃証言などと組み合わせれば、第一現場の特定が可能かもしれない」
都会で法医学植物学を行うのは田舎ほど痛快ではない。
しかし逆に考えると都会の花粉源は限定的だ。
たとえ向日葵のような一般的な植物の花粉でも、存在するかどうかも分からない
エガミは技術を武器にしているため、そのような粗雑な手法は使わない。
そもそも衣服から採取した花粉の検査が進行中で、今回は全てを完了させる必要がある。
そうでないと今後の捜査が進まない場合、再検査となると正確性に欠けるだけでなく情報が失われる可能性もある
案件解決は別として、記録作業は徹底しなければならない。
それがエガミが鑑定書から推理する基盤の一つだ
すぐに柳や松の花粉を発見し、次に茶花と鉄線蓮...
最も多かったのは向日葵の花粉だった
エガミが人生を疑うような瞬間、突然顔を上げて「向日葵は虫媒だ」
「ん?」
黄クミンら周囲の者は反応できなかった
「風媒なら広範囲に飛ぶが虫媒なら近距離。
もし向日葵畑があるなら近くには必ず蜂箱があるはず」エガミはメモを取りながら続けた。
見つかった場所は全てその条件と一致する必要がある
総じて法医学植物学の要求は厳しいが、捜査に使う際は強引なこともある
犯人が犯罪現場の整理をプロのように行おうとしても、法医学植物学の前にどう立ち向かうのか?
友情推薦:『医師として普通でなくてもいい』
王伝星と申耀偉が何台もの段ボール箱を抱えて帰ってきた。
王伝星は物を棚に置きながら言った。
「正広局の条件は本当にいいんだよ、その証拠室の作りは、我々の新築事務所よりもずっと立派だ」
「北京と比べたらどうしようもないさ。
それに彼らは大きいだけだ、内装もそれなりだし、証拠室に設備なんてない、ただ棚やパソコンを買う程度のことだ」黄強民が近くで座りながら口を尖らせた。
北京のインフラは県下とは比較にならない。
見なきゃいけないのは、北京の地価が高いからこそ、各部署が公共施設を作る際には壮大な目標を達成しやすいということだ。
正広局のような機関の場合、通常の経費だけで20億以上も使うんだよ、髪の毛一本より太い金遣いさ。
王伝星は省から寧台県に異動してきたため、黄強民に対して特別な畏れを抱いていない。
笑って言った。
「彼らの証拠室は温度湿度が一定なんだぜ、もし私が証拠品になったらその環境で住みたい」
「お前が北京で証拠品なら解剖センターの冷凍庫だよ」申耀偉は黄強民に笑みを向けた。
「北京の利点は証拠の保存がいいことさ、きっと江隊長も花粉の採取で多くのものを発見するだろう」
そう言いながら皆が実験台に座っている江遠を見やった。
実験台上には顕微鏡とピンセットなどが並んでいた。
この作業は手伝ってもらってもいいが、重大な事件だから最も有力な証拠である衣服の花粉採取は自分でやるしかない。
正直に言って、未経験者の法医に教えるだけでも大変だし、見ながらやっていると質問に答えたり実験中のトラブルを解決したりするだけで、自分一人でやった方が楽かもしれない。
「何が見つかるか分からないさ、見てみないと分からないんだよ。
黄局長は休んでいいぜ、これくらいの作業は一日じゃ終わらない」
江遠は器用に様々な道具を並べ、証拠袋から最初の衣服を取り出した。
数年前に発生した悪臭が突然漂い出し、普段よりもさらに強烈だった。
まるで長期間放置された屁のように、気体と固体の間を行き来するような不快な匂いが、柔らかく硬い質感を併せ持っていた。
黄強民の息が一瞬乱れたが、すぐにマスクを被りながら言った。
「一緒に待とうよ、今は暇だし。
スマホで時間を潰してから、美味しい店に連れて行ってやるぜ。
公費でね、正広局の」
そう言うと王伝星と申耀偉は顔を見合わせ、「我々も残ろうか」忙しく言い出した。
「手伝えるかどうか分からないけど、江隊長と黄政委の指示を待つだけだ」
黄強民が笑いながらスマホを取り出す。
「そうだな、お前らにうちの新築した拘置所を見せようぜ、今は地下配管工事をやっているところさ。
この施工基準を見てみろ、これが公開されれば脱獄する犯人たちも涙目になるだろう」
江遠は既に見ていたが笑いながら顕微鏡に集中した。
まさに彼の言った通り、証拠品を見なければ分からないものがあるのだ。
雨や洗剤、摩擦、時間経過、環境要因などが花粉を剥離させたり完全に消滅させたりする可能性は十分にある。
花粉という証拠は非常に頑健だ。
血液や髪の毛といった小規模な証拠とは異なり、酸性にもアルカリ性にも耐えうる。
何十億年にわたる生物大滅絶の環境さえも乗り越えてきた存在である。
火山灰や深井氷、洪水と猛獣、美女とストッキング、毛むくじゃらの寄生虫、滑らかな微生物、大陸を越える核放射線など、花粉にとっては些細な脅威に過ぎない。
顕微鏡下では多くの花粉が要塞のように見える。
棘状の長い棘、太い骨格、密に絡み合う網目構造——これらを何万倍にも拡大すれば、未来の宇宙戦艦のようなテクノロジー感覚さえ漂う。
どこから見ても手強い存在だ。
マンガ原作者がストーリーに詰まった場合、花粉の図鑑を調べて少しアレンジするだけで、無理な宇宙要塞よりも遥かに迫力のある表現ができる。
ちょっと黄色みがかった花粉のイラストなら、裏番組にも活用できる。
「菊科の花粉です」江遠は首を軽く動かしながらノートに書き始めた。
「菊科には向日葵型・千里光型・春黄菊型の3つの分類があります。
この一枚は向日葵型ですね」
服についた花粉はそれほど多くないが、目立つものを選別し始めた。
スマホを弄っていた黄強民がすぐ隣に座り、「菊科と言えば菊ですか?」
と尋ねた。
「菊科とは菊ではありません」江遠は顕微鏡を見ながら続けた。
「花粉の分類では向日葵型には、向日葵族・澤蘭族・紫苑族・堆心菊族・金盏菊族、さらに旋覆花族や千里光族にもこのタイプの花粉が含まれます……」江遠は「族」という言葉を繰り返しながら、その下に約30属という複雑な体系を説明した。
法医学植物学の専門家たちはここでほぼ諦めてしまうだろう。
黄強民も眉をひそめて黙った。
「結論から言えば現場には向日葵があったのか?」
「あります」江遠は実際に向日葵属の花粉を見つけていた。
その判断だけで通常の植物学者が狂気になるほどの困難さがある。
向日葵型の花粉は類似点と相違点を同時に持つため、判別は容易ではないはずだ。
実際には非常に難しい作業なのだが——
江遠は資料も調べずに即断した。
それは魔法を使わずに瞬時に呪文を唱えたようなものだったが、現場の誰一人理解できる人はいなかった。
「3号被害者が発見された現場では向日葵はなかったとすれば、我々は第一現場に近づきつつあると言えるのか?」
王伝星が体勢を変えながら興奮を抑えられなかった。
「まだ距離は離れている」江遠は王伝星を見上げて次の花粉を捏ね始めた。
ワンセンセイは首を横に振った。
「確かに画期的な発見ではあるが、他の要素も考慮する必要がある。
被害者の当日の位置情報や目撃証言などと組み合わせれば、第一現場の特定が可能かもしれない」
都会で法医学植物学を行うのは田舎ほど痛快ではない。
しかし逆に考えると都会の花粉源は限定的だ。
たとえ向日葵のような一般的な植物の花粉でも、存在するかどうかも分からない
エガミは技術を武器にしているため、そのような粗雑な手法は使わない。
そもそも衣服から採取した花粉の検査が進行中で、今回は全てを完了させる必要がある。
そうでないと今後の捜査が進まない場合、再検査となると正確性に欠けるだけでなく情報が失われる可能性もある
案件解決は別として、記録作業は徹底しなければならない。
それがエガミが鑑定書から推理する基盤の一つだ
すぐに柳や松の花粉を発見し、次に茶花と鉄線蓮...
最も多かったのは向日葵の花粉だった
エガミが人生を疑うような瞬間、突然顔を上げて「向日葵は虫媒だ」
「ん?」
黄クミンら周囲の者は反応できなかった
「風媒なら広範囲に飛ぶが虫媒なら近距離。
もし向日葵畑があるなら近くには必ず蜂箱があるはず」エガミはメモを取りながら続けた。
見つかった場所は全てその条件と一致する必要がある
総じて法医学植物学の要求は厳しいが、捜査に使う際は強引なこともある
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