775 / 776
0800
第0856話 掃討作戦
しおりを挟む
バタバタ。
波しおが岩に打ちつける音、頭を痛めさせるほど煩い。
突撃任務を終えた特殊部隊の男たちは、まだ祝う余裕も無く、苛酷な捜査モードに入っていた。
俗に言う「一人で物を隠すのは神様にも難しい」という言葉通り、毒販組織が隠すものは多少なりともプロフェッショナルさがある。
この広い民泊から特殊部隊の捜索員たちが探す薬物を見つけるのは難易度が高い。
アドレナリンホルモンを大量に分泌した男たちは、この状況で何かを探すのが煩わしかった。
以前は類似の仕事を外注していたが、蘇島では誰にも外注できない。
他人に頼むと不安だから、全員黙々と捜索し、その間に罵倒を連発する。
「犬は来たか? 犬は到着したか?」
伍軍豪も堪らず尋ねた。
この回で撃ち殺された毒販組織の男が3人おり、負傷者が2人いた。
押収品の中に特殊な塗装のAK47(砂漠地帯用)があったが、伍軍豪が最初に銃を向けたことで、壁の向こう側に隠れていた射撃手は即座に殺害された。
もし彼が動いていたら大惨事だった。
しかし今や薬物の影すら見えない。
これでは誰も耐えられない。
当然、捜索不能なら犬を嗅かせることになる。
蘇島警局の政委王勝年は訴訟問題で頭がいっぱいだったため、怒りをぶつけられなかった。
「もうすぐ到着します」
伍軍豪は「ありがたいです。
でも一刻も早く来てほしいですね。
夜長くても待たない」と応じた。
警察が容疑者を尋問する際は通常二段階に分ける。
最初の突発的な尋問は、逮捕直後の容疑者に対して行われる。
その頃にはまだ混乱しているため、より多くの情報を引き出せる。
ここで薬物を見つけられれば毒販組織の心理的打撃は大きい。
私刑で銃を所持し警察に射撃する行為は故意殺人罪だが、主犯が死罪になる可能性は低い(死緩期判決)。
共犯者は10年から20年の懲役となることが多い。
一方で現場で数百グラムの薬物を見つけられれば、主犯は即座に死刑確定だ。
共犯者が生き残りたいなら真実を語らざるを得ない。
伍軍豪にとってこの数人の容疑者は最も価値のある存在だった——死して情報を吐く者たち。
王勝年が電話をかけた後、「警犬中隊はあと10分で到着します」と報告した。
伍軍豪は彼の不満に気づいていたが、無関心そうに笑った。
「来ればいい」
江遠は二人の会話を聞いて眉根を寄せた。
「警犬中隊には何匹いますか?」
王勝年は咳き込みながら「一匹です」と答えた。
江遠は当然という表情で手を振って証拠品を集めに行った。
寧台県局の警犬中隊は長らく一匹しかいないが、費用がかかりすぎるのが問題だった。
警犬部隊を編成する際、最初は三条の壮年の犬と二条の訓練用犬、五名の訓練士が目標だった。
しかし初めに購入したパムという警犬を運用し始めると、刑事課員たちは「やはりパムの方が経済的だ」と気付いた。
蘇島も裕福な地域ではないため、警犬部隊が一頭の警犬を飼育するのは当然のことだった。
黒背とその訓練士が車で到着した。
この犬は毛並みが乱れ、特に首周りが太く、名前は水魚(すいぎょ)と呼ばれていた。
伍軍豪はまず訓練士と水魚に休息を取らせ、副官に指示を出す。
「名前の響きから信用できない様子だ。
彼らには『大それたことを考えさせない』ように言い聞かせろ。
このペンションは広いので、一条の犬が嗅ぎ切れる範囲までやれば十分だ。
何階分でもいい。
排除できる建物が増えれば我々も楽になる」
「承知しました」と副官が去った。
水魚と訓練士が約半時間休んだ後、作業を開始した。
訓練士の気取った態度は警犬の休息時間を確保する義務から来ていた。
警犬の勤務時間は人間よりずっと短い。
例えば一般の人なら朝6時に起き、朝食を作り通勤に二時間かけ、夜10時頃まで働いて疲れても12時まで働くこともあり、帰宅にはさらに一時間以上の通勤が必要だが、警犬は8時間を超えることは絶対にできない。
これは護衛犬としての勤務時間である。
嗅ぎ探す業務の場合、平均的な警犬が3時間以上連続して働けるのは限界だ。
上司は人間の従業員に対して「頑張れ」「我慢しろ」と要求するが、警犬には愛情を込めて扱わなければならない。
なぜなら警犬は本当に死んでしまうからだ。
再訓練にかかる費用と時間を考えれば、二足歩行の大学生のように簡単に増やせるわけではない。
江遠がまず指紋などの痕跡を採取し、部屋の中央で「家具は全部取り外せ」と指示した。
覚せい剤と私房資金の隠匿には共通点がある。
覚せい剤は使用する必要があるため、長期的な保管場所は不便だ。
一方、覚せい剤と私房資金はどちらも体積が小さく、頻繁に取り出す必要もない。
一般的には1分以内で取り出せるし、三~五分程度なら十分満足できる。
そのような条件下では、ベッド下や空の旅行ケース、靴箱など既存の場所は不向きだ。
理想的な隠匿場所は多少の手間を要するものである。
例えばパソコン本体の筐体内部は広く安全で、妻(警察も気づかない)が考えつかないかもしれない。
同様にスピーカー内や空調の出风口なども、ネジを外す必要があるものの、実際にはそれほど手間はかからないし、隠匿感が強い。
より安全な隠し場所を作るには、さらに改造が必要かもしれない。
例えばパソコンのボディーが分解防止用のネジか普通のネジなら、内六角ネジやU型ネジ、シュナイダーアルミ六角ネジなど特殊ネジに交換する。
予算が1000元を超えるなら、淘宝で独自規格のネジをオーダーし専用ドライバーを作成すればさらに安全だ。
そのドライバーを工具類と混ぜれば家庭用金庫になる可能性が高い。
ただし麻薬取締官はネジの特殊化だけでは不十分なので、ソファの底から切り出したスポンジに麻薬や金庫を隠すなど暴力的な手段も使う。
テーブルの脚を外し穴を開けて空間を作る方法や厚い本に溝を作り中に物を入れる方法も一般的だ。
結論として隠し術は深い学問で生涯かけても習得できない。
技術が不足したせいで離婚したり死刑になった人もいる。
江遠は部屋を見渡しながら全品を分解させた後、申耀偉を呼んで「君の身体能力があるから天井周りを調べて指纹を探して」と指示した。
命令を受けた直後に次の部屋へ移動する。
申耀偉は驚きつつも喜びを感じていた。
少なくともあの3発の銃撃が江遠に深刻な印象を与えたからこそだろう。
彼はマスクを着けて天井を丁寧に調べ始めた。
民宿の梯子は不安定で危険かつ不快だったため、申耀偉は咳しながら作業を続けたがやっと降りて報告した。
「ちょうど終了しましたのであなたが上がればいいでしょう」江遠はさらに「パイプを通じて内部に入れるなら調べるべきです。
彼らが通風管に隠す可能性があるから」
この検査は必須だが誰が担当するかで変わる。
申耀偉は指名されたため断るわけにはいかず「はい」と応えマスクを替え再び登った。
「耀偉の身体能力は本当に優れています。
これらの部屋の天井は彼に任せるべきです」江遠は完璧な指示を出し出て行った。
天井上の申耀偉は満足と喜びを感じていたが、パイプを通る作業は過酷で銃器訓練よりも辛かった。
波しおが岩に打ちつける音、頭を痛めさせるほど煩い。
突撃任務を終えた特殊部隊の男たちは、まだ祝う余裕も無く、苛酷な捜査モードに入っていた。
俗に言う「一人で物を隠すのは神様にも難しい」という言葉通り、毒販組織が隠すものは多少なりともプロフェッショナルさがある。
この広い民泊から特殊部隊の捜索員たちが探す薬物を見つけるのは難易度が高い。
アドレナリンホルモンを大量に分泌した男たちは、この状況で何かを探すのが煩わしかった。
以前は類似の仕事を外注していたが、蘇島では誰にも外注できない。
他人に頼むと不安だから、全員黙々と捜索し、その間に罵倒を連発する。
「犬は来たか? 犬は到着したか?」
伍軍豪も堪らず尋ねた。
この回で撃ち殺された毒販組織の男が3人おり、負傷者が2人いた。
押収品の中に特殊な塗装のAK47(砂漠地帯用)があったが、伍軍豪が最初に銃を向けたことで、壁の向こう側に隠れていた射撃手は即座に殺害された。
もし彼が動いていたら大惨事だった。
しかし今や薬物の影すら見えない。
これでは誰も耐えられない。
当然、捜索不能なら犬を嗅かせることになる。
蘇島警局の政委王勝年は訴訟問題で頭がいっぱいだったため、怒りをぶつけられなかった。
「もうすぐ到着します」
伍軍豪は「ありがたいです。
でも一刻も早く来てほしいですね。
夜長くても待たない」と応じた。
警察が容疑者を尋問する際は通常二段階に分ける。
最初の突発的な尋問は、逮捕直後の容疑者に対して行われる。
その頃にはまだ混乱しているため、より多くの情報を引き出せる。
ここで薬物を見つけられれば毒販組織の心理的打撃は大きい。
私刑で銃を所持し警察に射撃する行為は故意殺人罪だが、主犯が死罪になる可能性は低い(死緩期判決)。
共犯者は10年から20年の懲役となることが多い。
一方で現場で数百グラムの薬物を見つけられれば、主犯は即座に死刑確定だ。
共犯者が生き残りたいなら真実を語らざるを得ない。
伍軍豪にとってこの数人の容疑者は最も価値のある存在だった——死して情報を吐く者たち。
王勝年が電話をかけた後、「警犬中隊はあと10分で到着します」と報告した。
伍軍豪は彼の不満に気づいていたが、無関心そうに笑った。
「来ればいい」
江遠は二人の会話を聞いて眉根を寄せた。
「警犬中隊には何匹いますか?」
王勝年は咳き込みながら「一匹です」と答えた。
江遠は当然という表情で手を振って証拠品を集めに行った。
寧台県局の警犬中隊は長らく一匹しかいないが、費用がかかりすぎるのが問題だった。
警犬部隊を編成する際、最初は三条の壮年の犬と二条の訓練用犬、五名の訓練士が目標だった。
しかし初めに購入したパムという警犬を運用し始めると、刑事課員たちは「やはりパムの方が経済的だ」と気付いた。
蘇島も裕福な地域ではないため、警犬部隊が一頭の警犬を飼育するのは当然のことだった。
黒背とその訓練士が車で到着した。
この犬は毛並みが乱れ、特に首周りが太く、名前は水魚(すいぎょ)と呼ばれていた。
伍軍豪はまず訓練士と水魚に休息を取らせ、副官に指示を出す。
「名前の響きから信用できない様子だ。
彼らには『大それたことを考えさせない』ように言い聞かせろ。
このペンションは広いので、一条の犬が嗅ぎ切れる範囲までやれば十分だ。
何階分でもいい。
排除できる建物が増えれば我々も楽になる」
「承知しました」と副官が去った。
水魚と訓練士が約半時間休んだ後、作業を開始した。
訓練士の気取った態度は警犬の休息時間を確保する義務から来ていた。
警犬の勤務時間は人間よりずっと短い。
例えば一般の人なら朝6時に起き、朝食を作り通勤に二時間かけ、夜10時頃まで働いて疲れても12時まで働くこともあり、帰宅にはさらに一時間以上の通勤が必要だが、警犬は8時間を超えることは絶対にできない。
これは護衛犬としての勤務時間である。
嗅ぎ探す業務の場合、平均的な警犬が3時間以上連続して働けるのは限界だ。
上司は人間の従業員に対して「頑張れ」「我慢しろ」と要求するが、警犬には愛情を込めて扱わなければならない。
なぜなら警犬は本当に死んでしまうからだ。
再訓練にかかる費用と時間を考えれば、二足歩行の大学生のように簡単に増やせるわけではない。
江遠がまず指紋などの痕跡を採取し、部屋の中央で「家具は全部取り外せ」と指示した。
覚せい剤と私房資金の隠匿には共通点がある。
覚せい剤は使用する必要があるため、長期的な保管場所は不便だ。
一方、覚せい剤と私房資金はどちらも体積が小さく、頻繁に取り出す必要もない。
一般的には1分以内で取り出せるし、三~五分程度なら十分満足できる。
そのような条件下では、ベッド下や空の旅行ケース、靴箱など既存の場所は不向きだ。
理想的な隠匿場所は多少の手間を要するものである。
例えばパソコン本体の筐体内部は広く安全で、妻(警察も気づかない)が考えつかないかもしれない。
同様にスピーカー内や空調の出风口なども、ネジを外す必要があるものの、実際にはそれほど手間はかからないし、隠匿感が強い。
より安全な隠し場所を作るには、さらに改造が必要かもしれない。
例えばパソコンのボディーが分解防止用のネジか普通のネジなら、内六角ネジやU型ネジ、シュナイダーアルミ六角ネジなど特殊ネジに交換する。
予算が1000元を超えるなら、淘宝で独自規格のネジをオーダーし専用ドライバーを作成すればさらに安全だ。
そのドライバーを工具類と混ぜれば家庭用金庫になる可能性が高い。
ただし麻薬取締官はネジの特殊化だけでは不十分なので、ソファの底から切り出したスポンジに麻薬や金庫を隠すなど暴力的な手段も使う。
テーブルの脚を外し穴を開けて空間を作る方法や厚い本に溝を作り中に物を入れる方法も一般的だ。
結論として隠し術は深い学問で生涯かけても習得できない。
技術が不足したせいで離婚したり死刑になった人もいる。
江遠は部屋を見渡しながら全品を分解させた後、申耀偉を呼んで「君の身体能力があるから天井周りを調べて指纹を探して」と指示した。
命令を受けた直後に次の部屋へ移動する。
申耀偉は驚きつつも喜びを感じていた。
少なくともあの3発の銃撃が江遠に深刻な印象を与えたからこそだろう。
彼はマスクを着けて天井を丁寧に調べ始めた。
民宿の梯子は不安定で危険かつ不快だったため、申耀偉は咳しながら作業を続けたがやっと降りて報告した。
「ちょうど終了しましたのであなたが上がればいいでしょう」江遠はさらに「パイプを通じて内部に入れるなら調べるべきです。
彼らが通風管に隠す可能性があるから」
この検査は必須だが誰が担当するかで変わる。
申耀偉は指名されたため断るわけにはいかず「はい」と応えマスクを替え再び登った。
「耀偉の身体能力は本当に優れています。
これらの部屋の天井は彼に任せるべきです」江遠は完璧な指示を出し出て行った。
天井上の申耀偉は満足と喜びを感じていたが、パイプを通る作業は過酷で銃器訓練よりも辛かった。
0
あなたにおすすめの小説
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
中1でEカップって巨乳だから熱く甘く生きたいと思う真理(マリー)と小説家を目指す男子、光(みつ)のラブな日常物語
jun( ̄▽ ̄)ノ
大衆娯楽
中1でバスト92cmのブラはEカップというマリーと小説家を目指す男子、光の日常ラブ
★作品はマリーの語り、一人称で進行します。
日本新世紀ー日本の変革から星間連合の中の地球へー
黄昏人
SF
現在の日本、ある地方大学の大学院生のPCが化けた!
あらゆる質問に出してくるとんでもなくスマートで完璧な答え。この化けたPC“マドンナ”を使って、彼、誠司は核融合発電、超バッテリーとモーターによるあらゆるエンジンの電動化への変換、重力エンジン・レールガンの開発・実用化などを通じて日本の経済・政治状況及び国際的な立場を変革していく。
さらに、こうしたさまざまな変革を通じて、日本が主導する地球防衛軍は、巨大な星間帝国の侵略を跳ね返すことに成功する。その結果、地球人類はその星間帝国の圧政にあえいでいた多数の歴史ある星間国家の指導的立場になっていくことになる。
この中で、自らの進化の必要性を悟った人類は、地球連邦を成立させ、知能の向上、他星系への植民を含む地球人類全体の経済の底上げと格差の是正を進める。
さらには、マドンナと誠司を擁する地球連邦は、銀河全体の生物に迫る危機の解明、撃退法の構築、撃退を主導し、銀河のなかに確固たる地位を築いていくことになる。
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
【完結】『80年を超越した恋~令和の世で再会した元特攻隊員の自衛官と元女子挺身隊の祖母を持つ女の子のシンクロニシティラブストーリー』
M‐赤井翼
現代文学
赤井です。今回は「恋愛小説」です(笑)。
舞台は令和7年と昭和20年の陸軍航空隊の特攻部隊の宿舎「赤糸旅館」です。
80年の時を経て2つの恋愛を描いていきます。
「特攻隊」という「難しい題材」を扱いますので、かなり真面目に資料集めをして制作しました。
「第20振武隊」という実在する部隊が出てきますが、基本的に事実に基づいた背景を活かした「フィクション」作品と思ってお読みください。
日本を護ってくれた「先人」に尊敬の念をもって書きましたので、ほとんどおふざけは有りません。
過去、一番真面目に書いた作品となりました。
ラストは結構ややこしいので前半からの「フラグ」を拾いながら読んでいただくと楽しんでもらえると思います。
全39チャプターですので最後までお付き合いいただけると嬉しいです。
それでは「よろひこー」!
(⋈◍>◡<◍)。✧💖
追伸
まあ、堅苦しく読んで下さいとは言いませんがいつもと違って、ちょっと気持ちを引き締めて読んでもらいたいです。合掌。
(。-人-。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる