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一話
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青い空に浮かぶレモン色の太陽が地面を柔らかく照らしている。風が木や草を走り抜ける中。
とある王国にあるソルト村の村人である男性達は、顔を見合わせていた。突如村と村の間に、巨大な青く光る湖が湧いたのである。
「どうする?」
「船など、ないぞ。」
「困ったな……。船がないと、行き来が出来ないぞ。」
男性達は普段村から村へ馬で移動しているのだが、主要な道に立ち塞がるように湖が湧いたのだ。後は、小さい道や、獣道しかない。これでは、彼等の生活や商売に支障が出る。
男性達は、困り果てているようで、ただただ立ち尽くしていた。
◇◇◇
ある家から外へ出たローブを纏った女性、ルアーナ。そんな彼女は暫く歩みを進めた先で、立ち尽くす男性達を見て、黒色の目を瞬かせた。同色の長い黒髪が、サラリと揺れる。どうしたのかしら?彼女は首を傾げた。
「どうしたんですか?」
「それが……。ルアーナさん!」
男性達は、救世主、とばかりに目を見開き、ルアーナを見た。ルアーナは、優秀な、村に唯一いる若き魔術師である。彼等は、女性の元をやって来ると、口々に説明した。
「ルアーナさん、道に水が湧いて!」
「まさかこんなことになるとは!」
「船などないんだ!」
「魔法でどうにかしていただけませんか?俺たちの魔力では、すぐに船を用意することなど……。」
最後に、眉を下げて言う男性。彼は唇を噛んだ。魔術師であるルアーナと、そうではない村人達では、魔力量や技術が全く違うのである。
そんな男性達に視線を巡らすと、ルアーナはすっと目を細め、湖を見据えた。
ルアーナは思考を巡らす。どうしてこんなに急に湖が湧いたのかしら。最近はモンスターが襲っていないのに。
何にせよ、困っているのなら、助けないと……。彼女は両手の拳を軽く握る。使命感に心に赤い炎を燃やした。
ルアーナは湖全体に視線を向けた。とても広く、回り道をするにしても時間がかかりそうである。ルアーナは懐から杖を出す。男性達がザ、と一歩下がるのを感じた。
どうしようかな。ルアーナは杖を左手に持ちながら、頭を巡らす。橋をかけるにしても、魔術師を何人か呼んで来ないといけない。石や木で船を作るにしても、資材を集めたり、時間がかかるわよね。更に、魔法だけでは橋を維持することは出来ない。いつかは魔力が切れ、消えてしまう。
そもそも、橋を作るのは職人の仕事だわ。私達魔術師の仕事じゃない。橋を作る手伝いなら出来るけど。すぐには出来ないし……。ルアーナは眉を顰めた。
周囲に視線を向けたところで、木が視界に入る。彼女の頭の中で、木、植物……、と連想がされる。そこで、ルアーナの頭の中で光球が光った。
そうだわ!すぐに使えるものがあるじゃない!
ルアーナは男性達に少し待っていて下さい、の声をかける。木の元へ歩みを進めた。そして、音を立てつつ、近くの茂みを手で探った。やがて、ある植物を見つけると、ルアーナは自分の目が輝くのを感じた。あったわ!
ルアーナは数枚葉を毟ると、手を動かす。折り曲げて、切れ目を入れて……。徐々に、形が出来上がっていく。彼女は笑顔を浮かべる。そして、振り返り、こちらを窺う男性達に良く見えるように右手を持ち上げた。
「皆さん!出来ましたよ。これです!」
「何だ?それは……。」
一人の男性は眉を顰めた。隣の男性は、目を瞬かせる。
「笹……、の船ですか?」
ルアーナが作っていたものは、緑色の笹船であったのだ。
男性が言うな否や、隣の男性は鋭い視線をルアーナに向けた。
「ルアーナさん、何なんだ?俺達に笹船に乗れとでも?……馬鹿にしてるのか?」
男性は、腕を組むと、フン、と鼻を鳴らした。
ルアーナは一瞬眉を下げたが、すぐさま胸を張った。
「まあ、見てて下さい!」
ルアーナは湖の側に寄ると、腰を下ろし、緑色の船を水に浮かべた。チャポ、と音を立て、水色の水面に波紋が広がる。彼女は口で詠唱を唱えながら、左手の杖を構え、魔力を込めつつ、滑らかな動きで振った。
巨大化魔法!
杖先に赤い光が灯る。笹船が淡く赤い光を纏う。次の瞬間、笹船が徐々に巨大化して行く。高さはこのくらいで……。ついでに水が漏れないように、隙間を埋めて……。最終的に、数人が乗ることが出来る大きさになった。
背後からおお!と言う声が聞こえる。ルアーナは一度くす、と笑みを漏らすと、続けて魔力を込め、詠唱を唱えながら、左手を振った。
硬化魔法!
杖と笹船が水色の光を纏う。
笹船の光が消えると、ピシ、と水が凍るような音が鳴った。
ルアーナは、数秒じっと船を見つめた。何か足りない気がする……。暫くして、彼女はあ、と呟く。イカリがないと。彼女は背後に振り返り、近くにあった岩を杖で引き寄せた。そして、魔法で形を整え、ロープを出し、イカリとした。
出来た!
ルアーナは笹船に手を伸ばす。男性達の方に身体を向けると、笹船を数回軽く叩く。コンコン、と言う重みのある音が鳴った。
男性達は顔を見合わせると、顔を輝かせた。
「おおー!」
「マジか!」
「本当に、船になったんですか!?」
男性達は、笹船に駆け寄ると、触れる。
「固い!」
「丈夫だ!」
「信じられません!まさか、笹船が船になるなんて!」
目を光輝かせる男性達に、ルアーナは笑みを漏らした。
「乗れますよ。……橋が出来るまでの間、笹船を使って下さい。オールが必要ですが……。」
オールも作れなくはないが、ルアーナはあえて伏せて尋ねた。何でもかんでも魔法で解決するわけにはいかないしね。
「それくらいなら、何とかなる!」
男性達は、ルアーナの元に歩いてくると、満面の笑みを向けた。
「ありがとうございます!ルアーナさん!」
「助かった!」
「流石魔術師!」
ルアーナの手を握り、勢い良く上下に振られる。ルアーナは微笑を浮かべた。
続いて、ルアーナは、男性達と共に七艘程の緑の船を作った。
「昔作ったな。」
「ああ、懐かしいな……。」
男性達は、感慨深気に呟く。その頰は緩んでいた。
「私も昔作りました。」
ルアーナを幼い頃を思い出し、心が浮き立つ。彼女は宙に浮いているような気分になる。思わず笑みが漏れた。
「そうなのか?」
「ええ。」
ルアーナと男性達は、前のめりの体勢のまま、顔を見合わせ、くすくすと笑い合う。和やかな空気が流れた。
完成した後は、彼女が硬化魔法と巨大化魔法をかける。緑色の七艘の笹船が浮いているのは、やや珍妙な光景であった。
最初にルアーナが笹船に乗る。大丈夫そう。更に杖を振り、微調整をした後、男性達を視線で促す。彼等はいそいそと乗り込んだ。
男性達全員が乗っても、笹船が沈む気配はない。男性達のうおおお!と歓喜の声が辺りに響き渡った。
船から降りた後、男性達は涙目混じりにお礼を言った。
「これで隣町に行ける!」
「ルアーナさん、ありがとうございます!」
「助かった!」
お金は後で払う、と言う男性達に、ルアーナはすぐでなくても良い、と言った。
男性達が最初に提示した金額に、ルアーナは目を見張った。高い!彼女は、片手を上げながら、自分も使うのでそこまで高くなくても良い、と伝えた。しかし、彼等が固辞したので、渋々受け入れることにした。彼女はため息を付く。仕方がないか。彼女は苦笑した。
男性達の満面の笑みと、船に視線を向け、ルアーナは柔らかい笑みを浮かべる。充足感を感じていた。
レモン色の太陽が、そんな私達を柔らかく照らしている。
「良かった!」
とある王国にあるソルト村の村人である男性達は、顔を見合わせていた。突如村と村の間に、巨大な青く光る湖が湧いたのである。
「どうする?」
「船など、ないぞ。」
「困ったな……。船がないと、行き来が出来ないぞ。」
男性達は普段村から村へ馬で移動しているのだが、主要な道に立ち塞がるように湖が湧いたのだ。後は、小さい道や、獣道しかない。これでは、彼等の生活や商売に支障が出る。
男性達は、困り果てているようで、ただただ立ち尽くしていた。
◇◇◇
ある家から外へ出たローブを纏った女性、ルアーナ。そんな彼女は暫く歩みを進めた先で、立ち尽くす男性達を見て、黒色の目を瞬かせた。同色の長い黒髪が、サラリと揺れる。どうしたのかしら?彼女は首を傾げた。
「どうしたんですか?」
「それが……。ルアーナさん!」
男性達は、救世主、とばかりに目を見開き、ルアーナを見た。ルアーナは、優秀な、村に唯一いる若き魔術師である。彼等は、女性の元をやって来ると、口々に説明した。
「ルアーナさん、道に水が湧いて!」
「まさかこんなことになるとは!」
「船などないんだ!」
「魔法でどうにかしていただけませんか?俺たちの魔力では、すぐに船を用意することなど……。」
最後に、眉を下げて言う男性。彼は唇を噛んだ。魔術師であるルアーナと、そうではない村人達では、魔力量や技術が全く違うのである。
そんな男性達に視線を巡らすと、ルアーナはすっと目を細め、湖を見据えた。
ルアーナは思考を巡らす。どうしてこんなに急に湖が湧いたのかしら。最近はモンスターが襲っていないのに。
何にせよ、困っているのなら、助けないと……。彼女は両手の拳を軽く握る。使命感に心に赤い炎を燃やした。
ルアーナは湖全体に視線を向けた。とても広く、回り道をするにしても時間がかかりそうである。ルアーナは懐から杖を出す。男性達がザ、と一歩下がるのを感じた。
どうしようかな。ルアーナは杖を左手に持ちながら、頭を巡らす。橋をかけるにしても、魔術師を何人か呼んで来ないといけない。石や木で船を作るにしても、資材を集めたり、時間がかかるわよね。更に、魔法だけでは橋を維持することは出来ない。いつかは魔力が切れ、消えてしまう。
そもそも、橋を作るのは職人の仕事だわ。私達魔術師の仕事じゃない。橋を作る手伝いなら出来るけど。すぐには出来ないし……。ルアーナは眉を顰めた。
周囲に視線を向けたところで、木が視界に入る。彼女の頭の中で、木、植物……、と連想がされる。そこで、ルアーナの頭の中で光球が光った。
そうだわ!すぐに使えるものがあるじゃない!
ルアーナは男性達に少し待っていて下さい、の声をかける。木の元へ歩みを進めた。そして、音を立てつつ、近くの茂みを手で探った。やがて、ある植物を見つけると、ルアーナは自分の目が輝くのを感じた。あったわ!
ルアーナは数枚葉を毟ると、手を動かす。折り曲げて、切れ目を入れて……。徐々に、形が出来上がっていく。彼女は笑顔を浮かべる。そして、振り返り、こちらを窺う男性達に良く見えるように右手を持ち上げた。
「皆さん!出来ましたよ。これです!」
「何だ?それは……。」
一人の男性は眉を顰めた。隣の男性は、目を瞬かせる。
「笹……、の船ですか?」
ルアーナが作っていたものは、緑色の笹船であったのだ。
男性が言うな否や、隣の男性は鋭い視線をルアーナに向けた。
「ルアーナさん、何なんだ?俺達に笹船に乗れとでも?……馬鹿にしてるのか?」
男性は、腕を組むと、フン、と鼻を鳴らした。
ルアーナは一瞬眉を下げたが、すぐさま胸を張った。
「まあ、見てて下さい!」
ルアーナは湖の側に寄ると、腰を下ろし、緑色の船を水に浮かべた。チャポ、と音を立て、水色の水面に波紋が広がる。彼女は口で詠唱を唱えながら、左手の杖を構え、魔力を込めつつ、滑らかな動きで振った。
巨大化魔法!
杖先に赤い光が灯る。笹船が淡く赤い光を纏う。次の瞬間、笹船が徐々に巨大化して行く。高さはこのくらいで……。ついでに水が漏れないように、隙間を埋めて……。最終的に、数人が乗ることが出来る大きさになった。
背後からおお!と言う声が聞こえる。ルアーナは一度くす、と笑みを漏らすと、続けて魔力を込め、詠唱を唱えながら、左手を振った。
硬化魔法!
杖と笹船が水色の光を纏う。
笹船の光が消えると、ピシ、と水が凍るような音が鳴った。
ルアーナは、数秒じっと船を見つめた。何か足りない気がする……。暫くして、彼女はあ、と呟く。イカリがないと。彼女は背後に振り返り、近くにあった岩を杖で引き寄せた。そして、魔法で形を整え、ロープを出し、イカリとした。
出来た!
ルアーナは笹船に手を伸ばす。男性達の方に身体を向けると、笹船を数回軽く叩く。コンコン、と言う重みのある音が鳴った。
男性達は顔を見合わせると、顔を輝かせた。
「おおー!」
「マジか!」
「本当に、船になったんですか!?」
男性達は、笹船に駆け寄ると、触れる。
「固い!」
「丈夫だ!」
「信じられません!まさか、笹船が船になるなんて!」
目を光輝かせる男性達に、ルアーナは笑みを漏らした。
「乗れますよ。……橋が出来るまでの間、笹船を使って下さい。オールが必要ですが……。」
オールも作れなくはないが、ルアーナはあえて伏せて尋ねた。何でもかんでも魔法で解決するわけにはいかないしね。
「それくらいなら、何とかなる!」
男性達は、ルアーナの元に歩いてくると、満面の笑みを向けた。
「ありがとうございます!ルアーナさん!」
「助かった!」
「流石魔術師!」
ルアーナの手を握り、勢い良く上下に振られる。ルアーナは微笑を浮かべた。
続いて、ルアーナは、男性達と共に七艘程の緑の船を作った。
「昔作ったな。」
「ああ、懐かしいな……。」
男性達は、感慨深気に呟く。その頰は緩んでいた。
「私も昔作りました。」
ルアーナを幼い頃を思い出し、心が浮き立つ。彼女は宙に浮いているような気分になる。思わず笑みが漏れた。
「そうなのか?」
「ええ。」
ルアーナと男性達は、前のめりの体勢のまま、顔を見合わせ、くすくすと笑い合う。和やかな空気が流れた。
完成した後は、彼女が硬化魔法と巨大化魔法をかける。緑色の七艘の笹船が浮いているのは、やや珍妙な光景であった。
最初にルアーナが笹船に乗る。大丈夫そう。更に杖を振り、微調整をした後、男性達を視線で促す。彼等はいそいそと乗り込んだ。
男性達全員が乗っても、笹船が沈む気配はない。男性達のうおおお!と歓喜の声が辺りに響き渡った。
船から降りた後、男性達は涙目混じりにお礼を言った。
「これで隣町に行ける!」
「ルアーナさん、ありがとうございます!」
「助かった!」
お金は後で払う、と言う男性達に、ルアーナはすぐでなくても良い、と言った。
男性達が最初に提示した金額に、ルアーナは目を見張った。高い!彼女は、片手を上げながら、自分も使うのでそこまで高くなくても良い、と伝えた。しかし、彼等が固辞したので、渋々受け入れることにした。彼女はため息を付く。仕方がないか。彼女は苦笑した。
男性達の満面の笑みと、船に視線を向け、ルアーナは柔らかい笑みを浮かべる。充足感を感じていた。
レモン色の太陽が、そんな私達を柔らかく照らしている。
「良かった!」
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