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本編
誓いの夜に(藤四郎視点)
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「全く。山城の犬に言われて気付く等末代までの恥だな」
飼い犬というよりは保護された子犬の様な見た目の鈴森千晴は、話が終わると早々に部屋を出て行った。私への噛み付く様な態度といい、用件が済んだ途端逃げるように部屋を出ていく様がといい、私へ媚びるつもりは全く無い姿はいっそ清々しい程だった。派閥が違うといっても侯爵家に生まれ次期当主の立場の私に下位の貴族達は媚びた笑顔で近づいてくるのが普通だ。小姓になる未来しかなさそうな奴らは特にその傾向があるから、鈴森千晴が来たと聞いたときはその手の話かと疑りもしていたのだ。
「まあ、あれが美空の友であるのは許してやるか」
不本意ではあるが、あの子犬が私の最愛である美空の為に敵対派閥の私の部屋に単身乗り込んできた。その心意気は評価に値すると判断した。
派閥で言えばあの子犬の飼い主である山城雅の家は我が佐々木家にとって、邪魔以外の何物でもない存在だ。私は幼い頃から敵として山城雅を意識して育った。
同じ歳の敵である山城雅、その存在はこの学園に入学してからはより強く意識する存在だったが、あいつが大切にしている子犬の今日の行動で暫くは敵対せずにいてやろうかという気持ちにはなった。
「鈴森千晴か。美空の親友だとしても、あれはないな。馬鹿すぎる」
くくくと笑いながら、小姓申請の書類にサインする。
力も何もない子犬が必死に強がり抵抗する様は、いじらしいを通り超して可愛らしくも哀れにも見えた。
幼い頃から大切にしていた『美空』という名を、敵だと思っていた存在から言われて頭に血が上り手加減できず華奢な体を床に押さえつけ首を絞めた。
佐々木家は神殿に仕える家として心身共に鍛えている。
神に仕える我らは竜の血を受け継いでいると世間には伝えられていて、それはただの言い伝えではなく真実だった。竜の血を人に止める為の存在が宮原家の者達だった。
宮原家の者達は、我らの番として存在し我らを愛し、人としての正しき道を示してくれる存在でもある。佐々木家の血を受け継ぐ者達は、番を一目見ただけでそうだと悟るのだと教えられ、いつか自分も番と出会えるのだと憧れながら育つ。
私は幼い頃、宮原家の庭で一人空を見上げる舞を見て悟ったのだ。
あれは 私のものだ。
あれは、私が守るもの。
あれは、私を守るもの。
あれは、私が愛おしみそして共に生きるもの。
宮原家の者は佐々木家の者のためにあるから、当主以外は外界から隠して育てられる。
当主だけは佐々木家の人間の番にはなれないし、佐々木家に嫁ぐ事も出来ない。
宮原家当主は神の花嫁として生涯神子舞を奉納し続け、血を存続させる為だけに妻を娶り次代を生む。
当主以外の者は、外界を知らぬまま番である佐々木家に嫁ぎ生涯を終える。
勿論宮原家に生まれるすべてが佐々木家の番として生まれるわけではない。だが、番ではなくても宮原家の子は佐々木家の血を求め、佐々木家の子は竜の血が濃ければ濃いほどに宮原の子を求める。
番を成人まで見つけられない宮原家の子は、例外なく佐々木家の当主や旧当主へと嫁ぐ。成人後番を得られない雄であり雌である彼らは、愛でられぬ体を持て余し寂しさから狂いだしてしまうから、竜である佐々木家の者達は寂しさに狂うその体を愛でる事で魂を救うのだ。
「美空は幸い私が番だった。だからお祖父様は美空を世話する必要はない」
美空は先祖返りといわれる神子だった。
神に印を与えられなかったのが不思議なほど、神子舞の才があった。
印を与えられなかったのは、私がその前に名を与えてしまったせいなのかもしれない。
一人空を見上げる舞の顔が可愛すぎて、白い砂利が敷き詰められた以外何も無い庭で母親とはぐれた子供の様に一人空を見上げるその顔が、今にも消えてしまいそうで私は舞の手を握り「お前は私と生涯を共にするものだ」と告げたのだ。
私を、私として認識した舞の、美空のあの顔が忘れられない。
何度でも、何回でも思い出す。
大切な大切な記憶。
あの日私は番を見つけた。
あの日私は最愛を見つけた。
「木村春なんてどうでもいい。美空を悲しませるなんて私は何をしていたんだ」
約束は大切な記憶だったというのに、木村春に何故か名前を呼ぶのを許し私もあれを『春』と呼ぶのを躊躇わなかった。
木村春の話は楽しくて新鮮で、なぜか夢中になった。
「ありえない。私の最愛は、私の唯一は美空ただ一人だ」
書類にサインしてスマホを手に立ち上がる。
あの子犬もそろそろ自分の部屋に戻ったであろう時間。
使用人に湯浴みの準備をする様言いつけて部屋を出た。
「美空。離れるなんて私は認めない」
部屋を出て廊下を歩き階段を下りる。
美空の部屋がある階まで下りて、電話を掛けながら部屋まで急ぎ足で歩く。
「藤四郎様?」
「美空」
愛しい声はワンコールで私の名前を呼んだ。
「美空。私の最愛は美空だけだ」
誤解をさせていたし、悲しませていた。
美空はあの子犬の前で私を思って泣いたのだと聞いた。
涙を私以外の者に見せたのは業腹だが、理由を聞いて渋々許すことにした。
だが、許すのは今回だけだ。
「美空、お前が夕食を食べに来ないから私は何も食べる気がしないよ」
「藤四郎様、食べないなんてお体に触ります」
「美空は食べたの?」
「僕は、僕なんて。どうでもいいんです」
可愛い声は、泣きそうに震えて。その震えた声すら愛おしいのだと自覚する。
「ねえ美空。美空がいないと私は食事なんかしたくないな」
「藤四郎様、だって。藤四郎様は」
「私の唯一は美空だけだよ。ねえ、美空君は約束を忘れたのかな。幼い頃の約束が有効だと思っているのは私だけかな」
こういう聞き方は狡いのかもしれない。
だけど聞きたいんだ。
美空の口から、私の傍にいたいと。
「覚えています。僕なんかが望むのは不敬だと分っています。でも、でも」
「でも、何? 美空。正直に言って。私はあの日、美空と出会ったあの日に分ったよ。幼くてもすぐに理解した。だから、美空も言って。正直な気持ちを」
「いいんですか。僕なんかが願っても。本当に」
ぐずぐずと電話の向こうで最愛が泣いている。
その気配に体が熱くなる。
泣いているその気配が、美空が私を求めているのだと告白しているのだ。
「ずっとずっとお慕いしていました。藤四郎様。僕はずっとずっと藤四郎様だけを思っていました。どうかお許し下さい。生涯藤四郎様だけをお慕いし続ける。罪深い僕をどうか」
どうしてこんなに可愛いんだろう、愛しいんだろう。
「美空。生涯私と共に生きると誓え。扉を開いて私の目の前でそう誓え」
美空の部屋の扉の前に立ち電話越しにそう言うと、少しの間の後僅かに扉が開いた。
「藤四郎様」
「誓う? 美空。私と共に生きると。誓ったら、生涯私は美空だけのもので、勿論お前も私だけのものだ」
サインした書類を美空の前に突きつけて、余裕のある振りでそう告げると美空はその場で泣きながらしゃがみ込んだ。
「嫌なのか、美空。私は、お前に会ったあの日にお前と生きると決めたんだが」
「僕も、僕だって、ずっと思ってました。藤四郎様と生きていきたいと。藤四郎さまが付けて下さった美空という名前を本当の名前にしたいと。ずっとずっと願っていましたっ」
泣きながら美空は立ち上がると大きく扉を開き、私にしがみついた。
「大好きだ。愛してる。他に何を言えばお前は不安にならない?」
「ぎゅっとして下さい。僕をぎゅうっと抱きしめて、夢じゃ無いと教えて下さい」
ぎゅうぎゅうとしがみつく美空の細い体を抱きしめて、私はその背中を優しく何度も撫でた。
愛しいのだと、そう伝わる様に何度も何度も細い背中を撫で続けた。
飼い犬というよりは保護された子犬の様な見た目の鈴森千晴は、話が終わると早々に部屋を出て行った。私への噛み付く様な態度といい、用件が済んだ途端逃げるように部屋を出ていく様がといい、私へ媚びるつもりは全く無い姿はいっそ清々しい程だった。派閥が違うといっても侯爵家に生まれ次期当主の立場の私に下位の貴族達は媚びた笑顔で近づいてくるのが普通だ。小姓になる未来しかなさそうな奴らは特にその傾向があるから、鈴森千晴が来たと聞いたときはその手の話かと疑りもしていたのだ。
「まあ、あれが美空の友であるのは許してやるか」
不本意ではあるが、あの子犬が私の最愛である美空の為に敵対派閥の私の部屋に単身乗り込んできた。その心意気は評価に値すると判断した。
派閥で言えばあの子犬の飼い主である山城雅の家は我が佐々木家にとって、邪魔以外の何物でもない存在だ。私は幼い頃から敵として山城雅を意識して育った。
同じ歳の敵である山城雅、その存在はこの学園に入学してからはより強く意識する存在だったが、あいつが大切にしている子犬の今日の行動で暫くは敵対せずにいてやろうかという気持ちにはなった。
「鈴森千晴か。美空の親友だとしても、あれはないな。馬鹿すぎる」
くくくと笑いながら、小姓申請の書類にサインする。
力も何もない子犬が必死に強がり抵抗する様は、いじらしいを通り超して可愛らしくも哀れにも見えた。
幼い頃から大切にしていた『美空』という名を、敵だと思っていた存在から言われて頭に血が上り手加減できず華奢な体を床に押さえつけ首を絞めた。
佐々木家は神殿に仕える家として心身共に鍛えている。
神に仕える我らは竜の血を受け継いでいると世間には伝えられていて、それはただの言い伝えではなく真実だった。竜の血を人に止める為の存在が宮原家の者達だった。
宮原家の者達は、我らの番として存在し我らを愛し、人としての正しき道を示してくれる存在でもある。佐々木家の血を受け継ぐ者達は、番を一目見ただけでそうだと悟るのだと教えられ、いつか自分も番と出会えるのだと憧れながら育つ。
私は幼い頃、宮原家の庭で一人空を見上げる舞を見て悟ったのだ。
あれは 私のものだ。
あれは、私が守るもの。
あれは、私を守るもの。
あれは、私が愛おしみそして共に生きるもの。
宮原家の者は佐々木家の者のためにあるから、当主以外は外界から隠して育てられる。
当主だけは佐々木家の人間の番にはなれないし、佐々木家に嫁ぐ事も出来ない。
宮原家当主は神の花嫁として生涯神子舞を奉納し続け、血を存続させる為だけに妻を娶り次代を生む。
当主以外の者は、外界を知らぬまま番である佐々木家に嫁ぎ生涯を終える。
勿論宮原家に生まれるすべてが佐々木家の番として生まれるわけではない。だが、番ではなくても宮原家の子は佐々木家の血を求め、佐々木家の子は竜の血が濃ければ濃いほどに宮原の子を求める。
番を成人まで見つけられない宮原家の子は、例外なく佐々木家の当主や旧当主へと嫁ぐ。成人後番を得られない雄であり雌である彼らは、愛でられぬ体を持て余し寂しさから狂いだしてしまうから、竜である佐々木家の者達は寂しさに狂うその体を愛でる事で魂を救うのだ。
「美空は幸い私が番だった。だからお祖父様は美空を世話する必要はない」
美空は先祖返りといわれる神子だった。
神に印を与えられなかったのが不思議なほど、神子舞の才があった。
印を与えられなかったのは、私がその前に名を与えてしまったせいなのかもしれない。
一人空を見上げる舞の顔が可愛すぎて、白い砂利が敷き詰められた以外何も無い庭で母親とはぐれた子供の様に一人空を見上げるその顔が、今にも消えてしまいそうで私は舞の手を握り「お前は私と生涯を共にするものだ」と告げたのだ。
私を、私として認識した舞の、美空のあの顔が忘れられない。
何度でも、何回でも思い出す。
大切な大切な記憶。
あの日私は番を見つけた。
あの日私は最愛を見つけた。
「木村春なんてどうでもいい。美空を悲しませるなんて私は何をしていたんだ」
約束は大切な記憶だったというのに、木村春に何故か名前を呼ぶのを許し私もあれを『春』と呼ぶのを躊躇わなかった。
木村春の話は楽しくて新鮮で、なぜか夢中になった。
「ありえない。私の最愛は、私の唯一は美空ただ一人だ」
書類にサインしてスマホを手に立ち上がる。
あの子犬もそろそろ自分の部屋に戻ったであろう時間。
使用人に湯浴みの準備をする様言いつけて部屋を出た。
「美空。離れるなんて私は認めない」
部屋を出て廊下を歩き階段を下りる。
美空の部屋がある階まで下りて、電話を掛けながら部屋まで急ぎ足で歩く。
「藤四郎様?」
「美空」
愛しい声はワンコールで私の名前を呼んだ。
「美空。私の最愛は美空だけだ」
誤解をさせていたし、悲しませていた。
美空はあの子犬の前で私を思って泣いたのだと聞いた。
涙を私以外の者に見せたのは業腹だが、理由を聞いて渋々許すことにした。
だが、許すのは今回だけだ。
「美空、お前が夕食を食べに来ないから私は何も食べる気がしないよ」
「藤四郎様、食べないなんてお体に触ります」
「美空は食べたの?」
「僕は、僕なんて。どうでもいいんです」
可愛い声は、泣きそうに震えて。その震えた声すら愛おしいのだと自覚する。
「ねえ美空。美空がいないと私は食事なんかしたくないな」
「藤四郎様、だって。藤四郎様は」
「私の唯一は美空だけだよ。ねえ、美空君は約束を忘れたのかな。幼い頃の約束が有効だと思っているのは私だけかな」
こういう聞き方は狡いのかもしれない。
だけど聞きたいんだ。
美空の口から、私の傍にいたいと。
「覚えています。僕なんかが望むのは不敬だと分っています。でも、でも」
「でも、何? 美空。正直に言って。私はあの日、美空と出会ったあの日に分ったよ。幼くてもすぐに理解した。だから、美空も言って。正直な気持ちを」
「いいんですか。僕なんかが願っても。本当に」
ぐずぐずと電話の向こうで最愛が泣いている。
その気配に体が熱くなる。
泣いているその気配が、美空が私を求めているのだと告白しているのだ。
「ずっとずっとお慕いしていました。藤四郎様。僕はずっとずっと藤四郎様だけを思っていました。どうかお許し下さい。生涯藤四郎様だけをお慕いし続ける。罪深い僕をどうか」
どうしてこんなに可愛いんだろう、愛しいんだろう。
「美空。生涯私と共に生きると誓え。扉を開いて私の目の前でそう誓え」
美空の部屋の扉の前に立ち電話越しにそう言うと、少しの間の後僅かに扉が開いた。
「藤四郎様」
「誓う? 美空。私と共に生きると。誓ったら、生涯私は美空だけのもので、勿論お前も私だけのものだ」
サインした書類を美空の前に突きつけて、余裕のある振りでそう告げると美空はその場で泣きながらしゃがみ込んだ。
「嫌なのか、美空。私は、お前に会ったあの日にお前と生きると決めたんだが」
「僕も、僕だって、ずっと思ってました。藤四郎様と生きていきたいと。藤四郎さまが付けて下さった美空という名前を本当の名前にしたいと。ずっとずっと願っていましたっ」
泣きながら美空は立ち上がると大きく扉を開き、私にしがみついた。
「大好きだ。愛してる。他に何を言えばお前は不安にならない?」
「ぎゅっとして下さい。僕をぎゅうっと抱きしめて、夢じゃ無いと教えて下さい」
ぎゅうぎゅうとしがみつく美空の細い体を抱きしめて、私はその背中を優しく何度も撫でた。
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