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第105話 強さを探して③
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岩を組み上げた内部に竜炎鉱を敷き詰め、魔力反応で内部を高温にする。
そこに片方の斧を入れ、急激に熱していく。
魔剣の修復といっても、やることは非常に単純だ。
付与魔法が武器の外側に魔導回路を塗布するのに対し、魔剣は魔力導体を回路状に埋め込んだ状態で造られる。
刀身が折れるなど、武器ごと魔導回路が破損した場合は直しようがないが、今回のように武器の形はそのまま魔法が使えないという場合は、回路が内部で焼き切れている可能性が高い。
ようは、それを繋げ直してやれば良いのだ。
しばらくして、炉から斧を引き出すと、その表面は真っ赤に赤熱していた。
「うぅっ……熱……っ」
「はは、あまり、近づくなよ。」
そう口では言うが、大して広くもない穴の中だ。
熱気などすぐに回ってしまう。焦らず、しかし急ぐ必要があった。
ぎりぎりまで顔を近づけると、赤熱した武器の表面に、素材の違いから生じる回路の模様が浮かび上がった。
慎重に目を走らせると、その一部――斧頭の中央辺りに、黒ずんだ亀裂を見つけた。
すかさずそこへ灰を振りかけると、その上にもう一つの炉で溶かしておいた、ミスリル鉱を流す。
ミスリル鉱は非常に高い魔力誘導性を持つ金属で、破損した回路の上に広げて熱することで内部まで浸透し、破損した回路を繋げることができる。
ただし、一度に多量に使うと繋げるべきでない場所まで繋げてしまうため、少し流して熱したら一度取り外し、回路の様子を見てまた少し流し……と、正確な処理を何度も求められる。
その工程を何度か繰り返し、ロルフは額にたまった汗を拭いながら、大きく息を吐いた。
「ロルフ……その、ごめんなさいなのだ。」
「……ん?」
隅の方で、その様子をじっと見ていたスゥが、ふいに口を開いた。
「スゥがわがまま言ったから……それで……」
「はは、お前のせいじゃないさ。気にするな。」
「そんなこと……そんなことないのだ! スゥがお願いしたから……スゥが、突っ走った、から……っ」
声が震えているのに気づいて、はっとスゥの方を見る。
膝の上で、血がにじむほど強く握られた拳。
唇を噛んで、真っ赤にした顔。
その両目からは、ぼろぼろと大粒の涙があふれだしていた。
「スゥ、お前……」
「スゥは……ダメなのだ。よわよわなのだ。失敗して、失敗して、また失敗して……!」
スゥは地面に手をついて、絞り出すように言葉を吐き出した。
「スゥが……スゥがもっと強かったら、こんなこと――!」
「いや、それは違うぞ、スゥ。」
ロルフは、強い口調できっぱりと言った。
スゥは少し体を震わせて、ゆっくりと頭を上げた。
「いいか。強さっていうのはな……馬車でいうと、速さみたいなものなんだ。」
「速さ……?」
ロルフは体をスゥの方へ向けると、一度深く頷いた。
「当然、速いほうが便利だし、皆に必要とされるよな。商人でも冒険者でも、誰だって速いほうが嬉しいはずだ。」
「だ、だったら……」
「でもな。速いからといって、道に迷わない訳じゃない。」
「!」
スゥははっとして、口をつぐんだ。
その様子を見て、ロルフは優しく笑った。
「むしろ迷ったときなんかは、速いほうが変な場所に行ってしまうだろ? 大事なのは、速さじゃない。その速さで、どこに行きたいかだ。」
「どこに……行きたいか……」
スゥはその言葉を、ゆっくり大切そうに繰り返した。
そして、ロルフの方を伏し目がちに見た。
「じゃ、じゃあ、どうやったら迷わずにいられるのだ? スゥは、何を目指せばいいのだ……?」
「ん? それはな……」
ロルフは勿体ぶって間を開けた後、自嘲気味に笑った。
「すまん。それは俺も、探してる途中なんだ。」
「……!」
スゥは目を丸くして、二、三度瞬きをした。
それからしばらく、ロルフは修復作業に戻り、スゥは無言でそれを見ていた。
しかし、その表情は、以前のものとは違うように思えた。
「……よし! これで直ったはずだ。スゥ、試してくれるか。」
「! わ、わかったのだ。」
スゥが両手に斧を掴むと、魔導回路に微かに青い光が走った。
場に緊張感が漂う。
実を言うと、そもそも回路が直ったからといって、魔剣が扱える可能性は高くない。
まず魔法との相性という壁があり、それを超えて魔法が発動できたとしても、思い通りに扱うには相当な時間を要するだろう。
さらにはこの状況を打開できる魔法でなければならないわけで、はっきり言って、相当分の悪い賭けだ。
それでも、この選択をしたのは――
「どこに、行きたいか……」
スゥは深呼吸して、ゆっくりと目を開けた。
「スゥを、連れてってほしいのだ。――みんなの、ところに。」
そう呟くように言うと、スゥは両手の斧を、地面に強く突き立てた。
そこに片方の斧を入れ、急激に熱していく。
魔剣の修復といっても、やることは非常に単純だ。
付与魔法が武器の外側に魔導回路を塗布するのに対し、魔剣は魔力導体を回路状に埋め込んだ状態で造られる。
刀身が折れるなど、武器ごと魔導回路が破損した場合は直しようがないが、今回のように武器の形はそのまま魔法が使えないという場合は、回路が内部で焼き切れている可能性が高い。
ようは、それを繋げ直してやれば良いのだ。
しばらくして、炉から斧を引き出すと、その表面は真っ赤に赤熱していた。
「うぅっ……熱……っ」
「はは、あまり、近づくなよ。」
そう口では言うが、大して広くもない穴の中だ。
熱気などすぐに回ってしまう。焦らず、しかし急ぐ必要があった。
ぎりぎりまで顔を近づけると、赤熱した武器の表面に、素材の違いから生じる回路の模様が浮かび上がった。
慎重に目を走らせると、その一部――斧頭の中央辺りに、黒ずんだ亀裂を見つけた。
すかさずそこへ灰を振りかけると、その上にもう一つの炉で溶かしておいた、ミスリル鉱を流す。
ミスリル鉱は非常に高い魔力誘導性を持つ金属で、破損した回路の上に広げて熱することで内部まで浸透し、破損した回路を繋げることができる。
ただし、一度に多量に使うと繋げるべきでない場所まで繋げてしまうため、少し流して熱したら一度取り外し、回路の様子を見てまた少し流し……と、正確な処理を何度も求められる。
その工程を何度か繰り返し、ロルフは額にたまった汗を拭いながら、大きく息を吐いた。
「ロルフ……その、ごめんなさいなのだ。」
「……ん?」
隅の方で、その様子をじっと見ていたスゥが、ふいに口を開いた。
「スゥがわがまま言ったから……それで……」
「はは、お前のせいじゃないさ。気にするな。」
「そんなこと……そんなことないのだ! スゥがお願いしたから……スゥが、突っ走った、から……っ」
声が震えているのに気づいて、はっとスゥの方を見る。
膝の上で、血がにじむほど強く握られた拳。
唇を噛んで、真っ赤にした顔。
その両目からは、ぼろぼろと大粒の涙があふれだしていた。
「スゥ、お前……」
「スゥは……ダメなのだ。よわよわなのだ。失敗して、失敗して、また失敗して……!」
スゥは地面に手をついて、絞り出すように言葉を吐き出した。
「スゥが……スゥがもっと強かったら、こんなこと――!」
「いや、それは違うぞ、スゥ。」
ロルフは、強い口調できっぱりと言った。
スゥは少し体を震わせて、ゆっくりと頭を上げた。
「いいか。強さっていうのはな……馬車でいうと、速さみたいなものなんだ。」
「速さ……?」
ロルフは体をスゥの方へ向けると、一度深く頷いた。
「当然、速いほうが便利だし、皆に必要とされるよな。商人でも冒険者でも、誰だって速いほうが嬉しいはずだ。」
「だ、だったら……」
「でもな。速いからといって、道に迷わない訳じゃない。」
「!」
スゥははっとして、口をつぐんだ。
その様子を見て、ロルフは優しく笑った。
「むしろ迷ったときなんかは、速いほうが変な場所に行ってしまうだろ? 大事なのは、速さじゃない。その速さで、どこに行きたいかだ。」
「どこに……行きたいか……」
スゥはその言葉を、ゆっくり大切そうに繰り返した。
そして、ロルフの方を伏し目がちに見た。
「じゃ、じゃあ、どうやったら迷わずにいられるのだ? スゥは、何を目指せばいいのだ……?」
「ん? それはな……」
ロルフは勿体ぶって間を開けた後、自嘲気味に笑った。
「すまん。それは俺も、探してる途中なんだ。」
「……!」
スゥは目を丸くして、二、三度瞬きをした。
それからしばらく、ロルフは修復作業に戻り、スゥは無言でそれを見ていた。
しかし、その表情は、以前のものとは違うように思えた。
「……よし! これで直ったはずだ。スゥ、試してくれるか。」
「! わ、わかったのだ。」
スゥが両手に斧を掴むと、魔導回路に微かに青い光が走った。
場に緊張感が漂う。
実を言うと、そもそも回路が直ったからといって、魔剣が扱える可能性は高くない。
まず魔法との相性という壁があり、それを超えて魔法が発動できたとしても、思い通りに扱うには相当な時間を要するだろう。
さらにはこの状況を打開できる魔法でなければならないわけで、はっきり言って、相当分の悪い賭けだ。
それでも、この選択をしたのは――
「どこに、行きたいか……」
スゥは深呼吸して、ゆっくりと目を開けた。
「スゥを、連れてってほしいのだ。――みんなの、ところに。」
そう呟くように言うと、スゥは両手の斧を、地面に強く突き立てた。
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