サンタナの奇妙じゃない日常

サンタナの奇妙じゃないバッティング11

シスタナがピッチャー。
モンタナがバッター。
サンタナがキャッチーでボール遊び。

シスタナがフルパワーで投げるも、必ずワンバウンドしてしまい、まともに打てないボールが飛んでくる。

そんな事は気にせず、モンタナもフルスイング。

『シスちゃん凄いボール投げるね！イチローでゲッツーだね！』

（注意:イチローとは犬種はドーベルマンで、海外の犬界の野球チームの大スター。俊足を活かし、ヒットを量産する。イチローでゲッツーとは、そのイチローすらゲッツーしてしまう、とても素晴らしいって意味の言葉です。使い方によっては意味が少し変わってくる場合もあります。）

『イチローでゲッツー！いぬぅー！』シスちゃんも上機嫌。

モンタナ、瞬殺で三振。バッター交代。

順番的にはピッチャーがモンタナで
キャッチャーがシスタナだけど、シスタナはボールキャッチが苦手な為、バッターのモンタナとキャッチャーのサンタナだけが交代。

『ふふ。シャンシャン、イチローでゲッツーの私のボールを打てるかな？』有頂天なシスタナ。

『サンちゃんはどんなボールも打てるもん！』謎の自信。

『かっ飛ばせサンタナ！ここまで持って来いサーンタナ！』自分で自分を応援する。

シスタナの第1球。

は、速い！

『痛っ！』

何が起こったのか？

サンタナのお腹にデッドボール。
ゴムボールなので怪我はないけども、思った以上にシスタナのボールが速くなってます。

『シャンシャンゴメンね！大丈夫？』
『大丈夫だよ！シスちゃんボール速いね！』

第2球目。シスタナの投球。

ふわふわぁー

さっきの球と全く違う球。
『カッキィーン！』サンタナの叫び声と共にバットが快音を響かす。

シスタナ超えのヒット！
『シスちゃんがシャンちゃんをイチローでゲッツーするにはまだ早いね！』

しばらく3人でのボール遊びが続きます。