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第一話手紙

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 もう、この、形あるうっとおしい感情を抑え込みたい。
 私はただ、あなた一人を、甘くたきつける人物として尊敬しています。甘美で、優心なあなたが、美しい顔、暖かい眼差しで私の脳裏をパチパチ火をたてるようにほっとさせるような安らぎを与えてくれます。
しかしながら、この気持ちは、もう、5年以上不公平さ、一途さが、実り発散することなく、終わってしまいそうです。
一途なのは、私の一方さ、それを通り越す、あなたの壁当たりの悪さであります。
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