24 / 35
二章 「初めて会った時から」
24話
しおりを挟む
あの後、リリスの居る宿屋に帰ってみると、リリスは既に目を覚ましていた。
自分が寝ている間に何があったのか訊いてきたので、別に隠す必要も無いと包み隠さずに話したら、案の定と言うべきか申し訳なさそうな表情をしていた。
だが、リリスが役に立ってなかった訳が無い事は、実は誰もが知っている。
結果論にはなるが、侵攻の予兆を察知できたのはリリスの功績だし、セシリアがリリスに対して何の感情も抱いていなければ、リリスにかけられた魔法が更に厄介なものになっていた可能性は高い。そうなれば、リェリェンが受けた被害は今よりもっと酷い事になっただろう。
少しの間しか過ごしていないが、リリスは気が強いように見えて、結構遠慮がちだ。常に『私なんか』と言ってしまう少女だ。
だから今も、ギルドマスターを前にしてこんなにも狼狽している。
「わ、私がCランクですか!? いえ、そんな働きなんてしてませんし、私より他の皆さんの方が……」
ここは冒険者ギルドリェリェン支部。つい昨日目覚めたばかりのリリスには早速、昇格と言うイベントが待っていた。
「私なんて無様に寝込んでただけですし、そもそも魔物に囲まれた時に切り抜けられたのはエンマさんが貸してくれた武器のお陰ですから!」
俺とセルゲイは顔を見合わせて苦笑いする。何せ、事前に俺が予想していた反応と同じだったのだ。『リリスは全力で遠慮するだろう』と。
セルゲイはリリスを諭す。
「君が幾ら棄権しても、これは君の働きを吟味して判断したギルドの決定だ。ギルドマスターの権限を使っても、取り消しは出来ないんだよ」
「ですが……」
「君はもっと自信を持った方が良い。例え君がどう思っていようと、私達は君に助けられたと感じているんだ」
「そう…ですか?」
「そうだ。君は胸を張って良い。寧ろそうで無きゃ、侵攻に立ち向かった冒険者たちが納得してくれないだろう。今回の君の働きは、何ならリェリェンの冒険者全員が認める事なんだ」
だから、素直に受け取ってくれ。
それを聞いたリリスはと言うと、まだ難しそうな表情をしていたが。
「……分かりました」
そう言って、Cランクのギルド証を受け取った。しぶしぶと言った風ではあるが、頬の緩みを隠しきれていない。やはり昇格そのものは嬉しかったらしい。
セルゲイはそれを見届けた後、残った仕事を消化しに奥の部屋へと去って行く。リリスの様子を眺めていたギャラリーも、各々のルーチンへと戻っていった。詳しく言えば、街の復興を手伝ったり、依頼を受ける為に掲示板へ群がったりと。
そんな冒険者たちの慌ただしい日常を横目に、興奮の冷めきらないリリスへ言葉をかける。
「なあ、リリス」
「何ですか?」
「俺は今から、リェリェンを出るつもりだ」
リリスの動きが完全に止まるのを感じた。
申し訳なさも感じながら、話を続ける。
「元々この街に長く留まるつもりは無かったしな。区切りとしては、今が丁度いい」
「え? えと、じゃあ、私と別れるって事、なんですか?」
リリスから窺える感情には、困惑と焦燥、そして大きな不安があった。
俺も鈍感じゃあない。リリスの気持ちにも、気が付いてはいたんだ。
離れたくない。一緒にいたい。リリスの俺に対する感情に、依存の類いが多くなり始めている事は分かっていた。
そして困った事に、俺自身もリリスとは離れたくないんだ。
「まさか。ただ出て行くだけなら、こんな風に誰かに言う必要は無いだろ」
ややこしい事は何も無い。お互いに同じ感情を持ってしまっているだけ。
「一応、訊いておきたいんだ」
「何を、ですか?」
このまま一人で旅をするならば、確実に孤独が付き纏う。そればかりは勘弁したい。
今までは一人だったが、それは一人だと意識できる余裕も無かったから。白線から半歩踏み出せば死、邪神領ではそれが普通だった。
しかし、人族の地に入ってからは易々と死の危険に陥るような事は無く、生き延びる以外の事に意識を向ける余裕が出来たのだ。
そこで気付いたのが、孤独と言う感情。俺はこの世界【A'camlayenn】に来て、殆ど誰ともコミュニケーションをとっていなかった。
言葉を発するにしても、独り言以外には無かったと言っていい。それだけ、他人との関わりの無い日々だった。
そこに、僅かながらも変化をもたらしてくれたのがリリスだ。オーガから助けた時は、特に何かを感じていた訳では無い。だが……
「俺と一緒に来てくれないか?」
リリスといる時は、孤独が薄れていくのを感じた。それと同時に、欲が生まれた。リリスが欲しい、と。
変態みたいだと思った。いくらなんでも、初対面でそれは無いだろうと。しかし、後でその欲望の理由を追求すると、何故か納得出来てきた。
はっきり言うと、それに気付いたのはつい昨日の事、ガズルドと手合わせした後だ。あの後、ガズルドは俺を目標にしているのだと話してくれた。
どれ程の力の差があるのかを知りたい。この言葉の時点で予想はしていたから、それほど驚いた訳では無い。俺が驚かされたのはその後の言葉だ。
『直ぐには無理だろうがな、いつかはてめえに一撃喰らわせてやる』
あの時、俺が本気を出していなかったのはガズルドも分かっていた筈。ガズルドはその上で、そう言った。
圧倒的な実力差を見せつけられた後でもそう言える彼を、俺は素直に尊敬した。俺だったら絶対に心が折れていただろうから。
その時に思い至った。ああ、あの時のリリスも戦っていたんだ、と。
オーガに追い詰められたリリスは、確かに生を諦めていた。気配から戦意自体を感じ取れなかった。既に戦いを放棄したのだとも考えられるだろう。
だが、リリスは考える事だけは止めなかった。暴力的ですらある恐怖に晒され、死を目前にして尚、思考を止める事だけは無かった。
それは、結果的にオーガを煽る効果を齎し、逆上させた。仮にオーガに人間的な感情があったとしたら、殺した後も勝ったとは思えなかっただろう。本能的に戦いを楽しむ筈のオーガに、楽しめない戦いがあった事になる。
そのお陰で俺の攻撃が間に合い、リリスは助かった。一般的な定義からは外れるだろうが、リリスは遥か格上であったオーガと戦っていたのだ。
一目惚れ、と言うのだろうか。恋愛感情は無いのは確かだが、俺がリリスに惹かれたのは間違い無さそうだ。
だから。
「リリスが必要なんだ」
こんな稚拙な甘言で誘う。リリスが断らないのを確信しているから。
リリスの表情が一気に明るくなる。俺の卑しい下心でこの表情をさせているのだと思うと、胸が痛む。
「はい、私もご一緒します!」
しかし、俺もやはり欲に生きる生物なのか。無邪気な笑顔でそんな事を言われれば、嬉しくない筈が無い。
自分の頬が緩むのを感じながら、リリスに右手を差し出す。
「それじゃ、これから宜しくな」
「はい! こちらこそ、宜しくお願いします!」
リリスは膝立ちになって俺と目線を合わせ、俺の右手を両手で包み込むように握った。
リリスの手は、剣を使って戦っている為か少し固く、女の子と言う感じでは無かったが、しかし優しい温かさがあった。
……こうして、不知火 炎真とリリスの物語は始まった。
自分が寝ている間に何があったのか訊いてきたので、別に隠す必要も無いと包み隠さずに話したら、案の定と言うべきか申し訳なさそうな表情をしていた。
だが、リリスが役に立ってなかった訳が無い事は、実は誰もが知っている。
結果論にはなるが、侵攻の予兆を察知できたのはリリスの功績だし、セシリアがリリスに対して何の感情も抱いていなければ、リリスにかけられた魔法が更に厄介なものになっていた可能性は高い。そうなれば、リェリェンが受けた被害は今よりもっと酷い事になっただろう。
少しの間しか過ごしていないが、リリスは気が強いように見えて、結構遠慮がちだ。常に『私なんか』と言ってしまう少女だ。
だから今も、ギルドマスターを前にしてこんなにも狼狽している。
「わ、私がCランクですか!? いえ、そんな働きなんてしてませんし、私より他の皆さんの方が……」
ここは冒険者ギルドリェリェン支部。つい昨日目覚めたばかりのリリスには早速、昇格と言うイベントが待っていた。
「私なんて無様に寝込んでただけですし、そもそも魔物に囲まれた時に切り抜けられたのはエンマさんが貸してくれた武器のお陰ですから!」
俺とセルゲイは顔を見合わせて苦笑いする。何せ、事前に俺が予想していた反応と同じだったのだ。『リリスは全力で遠慮するだろう』と。
セルゲイはリリスを諭す。
「君が幾ら棄権しても、これは君の働きを吟味して判断したギルドの決定だ。ギルドマスターの権限を使っても、取り消しは出来ないんだよ」
「ですが……」
「君はもっと自信を持った方が良い。例え君がどう思っていようと、私達は君に助けられたと感じているんだ」
「そう…ですか?」
「そうだ。君は胸を張って良い。寧ろそうで無きゃ、侵攻に立ち向かった冒険者たちが納得してくれないだろう。今回の君の働きは、何ならリェリェンの冒険者全員が認める事なんだ」
だから、素直に受け取ってくれ。
それを聞いたリリスはと言うと、まだ難しそうな表情をしていたが。
「……分かりました」
そう言って、Cランクのギルド証を受け取った。しぶしぶと言った風ではあるが、頬の緩みを隠しきれていない。やはり昇格そのものは嬉しかったらしい。
セルゲイはそれを見届けた後、残った仕事を消化しに奥の部屋へと去って行く。リリスの様子を眺めていたギャラリーも、各々のルーチンへと戻っていった。詳しく言えば、街の復興を手伝ったり、依頼を受ける為に掲示板へ群がったりと。
そんな冒険者たちの慌ただしい日常を横目に、興奮の冷めきらないリリスへ言葉をかける。
「なあ、リリス」
「何ですか?」
「俺は今から、リェリェンを出るつもりだ」
リリスの動きが完全に止まるのを感じた。
申し訳なさも感じながら、話を続ける。
「元々この街に長く留まるつもりは無かったしな。区切りとしては、今が丁度いい」
「え? えと、じゃあ、私と別れるって事、なんですか?」
リリスから窺える感情には、困惑と焦燥、そして大きな不安があった。
俺も鈍感じゃあない。リリスの気持ちにも、気が付いてはいたんだ。
離れたくない。一緒にいたい。リリスの俺に対する感情に、依存の類いが多くなり始めている事は分かっていた。
そして困った事に、俺自身もリリスとは離れたくないんだ。
「まさか。ただ出て行くだけなら、こんな風に誰かに言う必要は無いだろ」
ややこしい事は何も無い。お互いに同じ感情を持ってしまっているだけ。
「一応、訊いておきたいんだ」
「何を、ですか?」
このまま一人で旅をするならば、確実に孤独が付き纏う。そればかりは勘弁したい。
今までは一人だったが、それは一人だと意識できる余裕も無かったから。白線から半歩踏み出せば死、邪神領ではそれが普通だった。
しかし、人族の地に入ってからは易々と死の危険に陥るような事は無く、生き延びる以外の事に意識を向ける余裕が出来たのだ。
そこで気付いたのが、孤独と言う感情。俺はこの世界【A'camlayenn】に来て、殆ど誰ともコミュニケーションをとっていなかった。
言葉を発するにしても、独り言以外には無かったと言っていい。それだけ、他人との関わりの無い日々だった。
そこに、僅かながらも変化をもたらしてくれたのがリリスだ。オーガから助けた時は、特に何かを感じていた訳では無い。だが……
「俺と一緒に来てくれないか?」
リリスといる時は、孤独が薄れていくのを感じた。それと同時に、欲が生まれた。リリスが欲しい、と。
変態みたいだと思った。いくらなんでも、初対面でそれは無いだろうと。しかし、後でその欲望の理由を追求すると、何故か納得出来てきた。
はっきり言うと、それに気付いたのはつい昨日の事、ガズルドと手合わせした後だ。あの後、ガズルドは俺を目標にしているのだと話してくれた。
どれ程の力の差があるのかを知りたい。この言葉の時点で予想はしていたから、それほど驚いた訳では無い。俺が驚かされたのはその後の言葉だ。
『直ぐには無理だろうがな、いつかはてめえに一撃喰らわせてやる』
あの時、俺が本気を出していなかったのはガズルドも分かっていた筈。ガズルドはその上で、そう言った。
圧倒的な実力差を見せつけられた後でもそう言える彼を、俺は素直に尊敬した。俺だったら絶対に心が折れていただろうから。
その時に思い至った。ああ、あの時のリリスも戦っていたんだ、と。
オーガに追い詰められたリリスは、確かに生を諦めていた。気配から戦意自体を感じ取れなかった。既に戦いを放棄したのだとも考えられるだろう。
だが、リリスは考える事だけは止めなかった。暴力的ですらある恐怖に晒され、死を目前にして尚、思考を止める事だけは無かった。
それは、結果的にオーガを煽る効果を齎し、逆上させた。仮にオーガに人間的な感情があったとしたら、殺した後も勝ったとは思えなかっただろう。本能的に戦いを楽しむ筈のオーガに、楽しめない戦いがあった事になる。
そのお陰で俺の攻撃が間に合い、リリスは助かった。一般的な定義からは外れるだろうが、リリスは遥か格上であったオーガと戦っていたのだ。
一目惚れ、と言うのだろうか。恋愛感情は無いのは確かだが、俺がリリスに惹かれたのは間違い無さそうだ。
だから。
「リリスが必要なんだ」
こんな稚拙な甘言で誘う。リリスが断らないのを確信しているから。
リリスの表情が一気に明るくなる。俺の卑しい下心でこの表情をさせているのだと思うと、胸が痛む。
「はい、私もご一緒します!」
しかし、俺もやはり欲に生きる生物なのか。無邪気な笑顔でそんな事を言われれば、嬉しくない筈が無い。
自分の頬が緩むのを感じながら、リリスに右手を差し出す。
「それじゃ、これから宜しくな」
「はい! こちらこそ、宜しくお願いします!」
リリスは膝立ちになって俺と目線を合わせ、俺の右手を両手で包み込むように握った。
リリスの手は、剣を使って戦っている為か少し固く、女の子と言う感じでは無かったが、しかし優しい温かさがあった。
……こうして、不知火 炎真とリリスの物語は始まった。
0
あなたにおすすめの小説
出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜
シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。
起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。
その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。
絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。
役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
異世界転生おじさんは最強とハーレムを極める
自ら
ファンタジー
定年を半年後に控えた凡庸なサラリーマン、佐藤健一(50歳)は、不慮の交通事故で人生を終える。目覚めた先で出会ったのは、自分の魂をトラックの前に落としたというミスをした女神リナリア。
その「お詫び」として、健一は剣と魔法の異世界へと30代後半の肉体で転生することになる。チート能力の選択を迫られ、彼はあらゆる経験から無限に成長できる**【無限成長(アンリミテッド・グロース)】**を選び取る。
異世界で早速遭遇したゴブリンを一撃で倒し、チート能力を実感した健一は、くたびれた人生を捨て、最強のセカンドライフを謳歌することを決意する。
定年間際のおじさんが、女神の気まぐれチートで異世界最強への道を歩み始める、転生ファンタジーの開幕。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる