32 / 113
第2章
横暴ですわ!
しおりを挟む
「ちゃんと確認して署名しないと・・・・・・君・・・・・・今頃僕の婚約者だよ?」
震える私の耳元で、悪魔が艶めかしく囁きますわ。
やめて!グレイ様のその囁きは、ゾワゾワきますのよ!
「あーでも。失敗したなー」
自身の顎に手をあて、グレイ様が顔を顰めますわ。失敗した?何を?
「入部届けじゃなく、婚約書類にしとけばよかったな・・・・」
ちょっと!真剣な顔で何を仰ってますの!?
「私・・・・・・悪魔と生涯契約を結ぶ気は、なくってよ!!」
恐ろしい事を真顔で仰らないで頂戴!
貴方だけは、ありませんわ!
貴方と婚約なんて、有り得なくってよ!
天と地がひっくり返っても有り得ませんわ!!
「そう?僕なら君の望みを何でも叶えてあげれるよ?試しに契約してみない?」
微笑を称え甘く囁くその姿!
悪魔にしか見えませんわーーーー!!
「代償にナニを要求されるか、わかったもんじゃありませんわ!丁重にお断りさせていただきますわ!!」
「また振られた。残念」
くすくすと愉しそうに笑っていう台詞ではありませんわよ。
貴方・・・・本当に性格が歪んでますわね!
「グレイ!貴様!ヴィクトリアと婚約を結ぶのは俺様だと!」
「結びませんわよ」
「いや、だからお前を屈服させるのは俺様で・・・・・・」
「無理ですわ」
「ぐぬぬっ。クソっっ!しかしいつか必ず!」
どさくさに紛れて、何を仰っているのかしら。
本当に執拗いですわね。私なんかに執着なさらず、もっと広い目で周りを見るべきですわよ?未来の王が、そんな事でどうしますの?オズワルド皇子。
「因みに、BМRという部活です。此処にいる者がメンバーですよ。お嬢様」
ハンスが教えてくれましたわ。
「BMR?」
なんですの?それ。
何処かで聞いた事があるような?
「ブレイヴァル・ミスティック・ラパーチェット。それぞれの頭文字だ!「勇敢」「探求」「博愛」の精神を元に、自由にやりたいことをやるクラブだ!いい名だろう!」
首を捻る私に、オズワルド皇子はドヤ顔で話し
てきましたわ。
「それって、寮の名前と信念では・・・・」
学園にある三つの寮の名前じゃありませんの・・・・
「仕方ないよ。オズは名前決め苦手な癖に、自分が決める!って譲らなかったんだから」
やれやれといった感じでグレイ様が仰りましたわ。名前を決めたのがオズワルド皇子ですのね。ーという事は、オズワルド皇子が設立者ですの?
「去年は、僕ら二人だったんだよね。創るだけ創って、オズは満足しちゃうし・・・・」
「いや、そもそもお前が入部希望者を試験で悉く振るい落とすからだろう!?たった二人で何をするっていうんだ!!」
「だって、面倒くさいじゃない。王族との繋がり目当てや、恋愛目的での入部希望者だなんて。碌な活動ができると思わないし」
「なら、私達にも試験を・・・・」
そして、私は退部致しますわ。
オズワルド皇子にグレイ様おまけにレオニダス・・・・・・まともな活動ができると思わなくってよ。
何より、がっつり攻略対象と関わってしまうじゃありませんの!
「俺様が入れたい奴に、何故試験をする必要がある?」
あーもう!この俺様気質!
どうにかなりませんの!?
「この面子の何が不満なんだ?嫌な奴がいるわけでもないだろ?」
レオニダスの言葉に、思わずオズワルド皇子とグレイ様を見てしまいますわ。
「なんだ?ヴィクトリア。俺様に見惚れているのか?」
「ふふふ。君って本当にわかりやすいね」
ええ。私、裏表のない素直なところが美徳ですの。
震える私の耳元で、悪魔が艶めかしく囁きますわ。
やめて!グレイ様のその囁きは、ゾワゾワきますのよ!
「あーでも。失敗したなー」
自身の顎に手をあて、グレイ様が顔を顰めますわ。失敗した?何を?
「入部届けじゃなく、婚約書類にしとけばよかったな・・・・」
ちょっと!真剣な顔で何を仰ってますの!?
「私・・・・・・悪魔と生涯契約を結ぶ気は、なくってよ!!」
恐ろしい事を真顔で仰らないで頂戴!
貴方だけは、ありませんわ!
貴方と婚約なんて、有り得なくってよ!
天と地がひっくり返っても有り得ませんわ!!
「そう?僕なら君の望みを何でも叶えてあげれるよ?試しに契約してみない?」
微笑を称え甘く囁くその姿!
悪魔にしか見えませんわーーーー!!
「代償にナニを要求されるか、わかったもんじゃありませんわ!丁重にお断りさせていただきますわ!!」
「また振られた。残念」
くすくすと愉しそうに笑っていう台詞ではありませんわよ。
貴方・・・・本当に性格が歪んでますわね!
「グレイ!貴様!ヴィクトリアと婚約を結ぶのは俺様だと!」
「結びませんわよ」
「いや、だからお前を屈服させるのは俺様で・・・・・・」
「無理ですわ」
「ぐぬぬっ。クソっっ!しかしいつか必ず!」
どさくさに紛れて、何を仰っているのかしら。
本当に執拗いですわね。私なんかに執着なさらず、もっと広い目で周りを見るべきですわよ?未来の王が、そんな事でどうしますの?オズワルド皇子。
「因みに、BМRという部活です。此処にいる者がメンバーですよ。お嬢様」
ハンスが教えてくれましたわ。
「BMR?」
なんですの?それ。
何処かで聞いた事があるような?
「ブレイヴァル・ミスティック・ラパーチェット。それぞれの頭文字だ!「勇敢」「探求」「博愛」の精神を元に、自由にやりたいことをやるクラブだ!いい名だろう!」
首を捻る私に、オズワルド皇子はドヤ顔で話し
てきましたわ。
「それって、寮の名前と信念では・・・・」
学園にある三つの寮の名前じゃありませんの・・・・
「仕方ないよ。オズは名前決め苦手な癖に、自分が決める!って譲らなかったんだから」
やれやれといった感じでグレイ様が仰りましたわ。名前を決めたのがオズワルド皇子ですのね。ーという事は、オズワルド皇子が設立者ですの?
「去年は、僕ら二人だったんだよね。創るだけ創って、オズは満足しちゃうし・・・・」
「いや、そもそもお前が入部希望者を試験で悉く振るい落とすからだろう!?たった二人で何をするっていうんだ!!」
「だって、面倒くさいじゃない。王族との繋がり目当てや、恋愛目的での入部希望者だなんて。碌な活動ができると思わないし」
「なら、私達にも試験を・・・・」
そして、私は退部致しますわ。
オズワルド皇子にグレイ様おまけにレオニダス・・・・・・まともな活動ができると思わなくってよ。
何より、がっつり攻略対象と関わってしまうじゃありませんの!
「俺様が入れたい奴に、何故試験をする必要がある?」
あーもう!この俺様気質!
どうにかなりませんの!?
「この面子の何が不満なんだ?嫌な奴がいるわけでもないだろ?」
レオニダスの言葉に、思わずオズワルド皇子とグレイ様を見てしまいますわ。
「なんだ?ヴィクトリア。俺様に見惚れているのか?」
「ふふふ。君って本当にわかりやすいね」
ええ。私、裏表のない素直なところが美徳ですの。
0
あなたにおすすめの小説
【長編版】悪役令嬢は乙女ゲームの強制力から逃れたい
椰子ふみの
恋愛
ヴィオラは『聖女は愛に囚われる』という乙女ゲームの世界に転生した。よりによって悪役令嬢だ。断罪を避けるため、色々、頑張ってきたけど、とうとうゲームの舞台、ハーモニー学園に入学することになった。
ヒロインや攻略対象者には近づかないぞ!
そう思うヴィオラだったが、ヒロインは見当たらない。攻略対象者との距離はどんどん近くなる。
ゲームの強制力?
何だか、変な方向に進んでいる気がするんだけど。
悪役令嬢の心変わり
ナナスケ
恋愛
不慮の事故によって20代で命を落としてしまった雨月 夕は乙女ゲーム[聖女の涙]の悪役令嬢に転生してしまっていた。
7歳の誕生日10日前に前世の記憶を取り戻した夕は悪役令嬢、ダリア・クロウリーとして最悪の結末 処刑エンドを回避すべく手始めに婚約者の第2王子との婚約を破棄。
そして、処刑エンドに繋がりそうなルートを回避すべく奮闘する勘違いラブロマンス!
カッコイイ系主人公が男社会と自分に仇なす者たちを斬るっ!
転生ヒロインは悪役令嬢(♂)を攻略したい!!
弥生 真由
恋愛
何事にも全力投球!猪突猛進であだ名は“うり坊”の女子高生、交通事故で死んだと思ったら、ドはまりしていた乙女ゲームのヒロインになっちゃった!
せっかく購入から二日で全クリしちゃうくらい大好きな乙女ゲームの世界に来たんだから、ゲーム内で唯一攻略出来なかった悪役令嬢の親友を目指します!!
……しかしなんと言うことでしょう、彼女が攻略したがっている悪役令嬢は本当は男だったのです!
※と、言うわけで百合じゃなくNLの完全コメディです!ご容赦ください^^;
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
転生したら悪役令嬢になりかけてました!〜まだ5歳だからやり直せる!〜
具なっしー
恋愛
5歳のベアトリーチェは、苦いピーマンを食べて気絶した拍子に、
前世の記憶を取り戻す。
前世は日本の女子学生。
家でも学校でも「空気を読む」ことばかりで、誰にも本音を言えず、
息苦しい毎日を過ごしていた。
ただ、本を読んでいるときだけは心が自由になれた――。
転生したこの世界は、女性が希少で、男性しか魔法を使えない世界。
女性は「守られるだけの存在」とされ、社会の中で特別に甘やかされている。
だがそのせいで、女性たちはみな我儘で傲慢になり、
横暴さを誇るのが「普通」だった。
けれどベアトリーチェは違う。
前世で身につけた「空気を読む力」と、
本を愛する静かな心を持っていた。
そんな彼女には二人の婚約者がいる。
――父違いの、血を分けた兄たち。
彼らは溺愛どころではなく、
「彼女のためなら国を滅ぼしても構わない」とまで思っている危険な兄たちだった。
ベアトリーチェは戸惑いながらも、
この異世界で「ただ愛されるだけの人生」を歩んでいくことになる。
※表紙はAI画像です
人見知りと悪役令嬢がフェードアウトしたら
渡里あずま
恋愛
転生先は、乙女ゲーの「悪役」ポジション!?
このまま、謀殺とか絶対に嫌なので、絶望中のルームメイト(魂)連れて、修道院へ遁走!!
前世(現代)の智慧で、快適生活目指します♡
「この娘は、私が幸せにしなくちゃ!!」
※※※
現代の知識を持つ主人公と、異世界の幼女がルームシェア状態で生きていく話です。ざまぁなし。
今年、ダウンロード販売を考えているのでタイトル変更しました!(旧題:人見知りな私が、悪役令嬢? しかも気づかずフェードアウトしたら、今度は聖女と呼ばれています!)そして、第三章開始しました!
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
悪役令嬢はモブ化した
F.conoe
ファンタジー
乙女ゲーム? なにそれ食べ物? な悪役令嬢、普通にシナリオ負けして退場しました。
しかし貴族令嬢としてダメの烙印をおされた卒業パーティーで、彼女は本当の自分を取り戻す!
領地改革にいそしむ充実した日々のその裏で、乙女ゲームは着々と進行していくのである。
「……なんなのこれは。意味がわからないわ」
乙女ゲームのシナリオはこわい。
*注*誰にも前世の記憶はありません。
ざまぁが地味だと思っていましたが、オーバーキルだという意見もあるので、優しい結末を期待してる人は読まない方が良さげ。
性格悪いけど自覚がなくて自分を優しいと思っている乙女ゲームヒロインの心理描写と因果応報がメインテーマ(番外編で登場)なので、叩かれようがざまぁ改変して救う気はない。
作者の趣味100%でダンジョンが出ました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる