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第3章
(目の)毒物は、焼却だぁあ! ヒャッハァ!
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BMRの部室。縄に縛られたまま、4人の男に周りを囲まれている。 助けの来ない状況。私の悲痛な叫びが響き渡る。
「人で無しぃーーー!! いつか殺ると思ってましたのよぉ! やっぱり貴方! 私の命を狙ってましたのね!だけど お生憎様! 私、 そう易々とやられたりなどしませんわよーーー!! 」
縄が絡まり身動きの取れない私に近づき、オズワルド皇子は私を亡きものにしようと手を伸ばしてきますわ。
殺られる! このままでは殺られてしまう! 落ち着きなさい! ヴィクトリア! 属性でいえば、私の方が優位ですわ! 山猿の炎など、私の水魔法で鎮火してしまえばいいのよ!
すぐ側で感じるオズワルド皇子の熱。めらめらと揺らめく炎の幻影が見える。 まるで、RPGゲームの炎帝! 無理ですわー! これに勝つビジョンが見えないー! このままでは、確実に消し炭にされてしまうーーー!
「あー。煩い。大人しくしろ、ほら」
「ひゃあ! やめて! 火炙りendだなんて嫌ですわーー! まだ死にたくないーーー! せめて、国外追放えん……ってあら?」
ジタバタと足掻く私の腕を取り、縄に手をかけたオズワルド皇子。気付けば一瞬で縄が灰に……
「すげーー! 無詠唱だったよな! 今! 」
「お嬢様、お怪我は!? 傷は!?」
感嘆するレオニダスを押し退け、慌ててハンスが駆け寄ってくる。
「ええ。大丈夫ですわ。特に何も」
見れば、肌に火傷は一切みられない。赤くなった縄の跡が少し痛みますけど、熱さも何も感じませんでしたわ。本当に魔法を使ったの? 一瞬すぎて分からなかったわ。
「傷付けるようなヘマをするわけないだろ 。誰だと思っているんだ? 俺様だぞ? 」
パンパンと手を叩き、どかっとソファーへ腰を下ろすオズワルド皇子。
「あっ。えっと……ありがとうございます。助かりましたわ」
助けてくれたのよね? 見苦しいという理由でしたけれど。
「構わん。それよりもお前、マヌケも度が過ぎると目もあてられん。これが悪意を持った罠だったらどうする? 助けの来ない状況なら? もう少し慎重さや警戒心を身につけろ 」
ヤレヤレといった表情で見つめられる。うぐっ。なんだか耳が痛いですわ。
「確かに、オズの言う通りだよね。ヴィクトリアは警戒心がなさすぎる。こんなんじゃ僕のやりたい放題だよ」
いえ、貴方に対しては警戒度MAXで対応してますのよ? 悪魔に心を許すわけないじゃないですの。単に貴方の悪戯が悪質なだけですわ!
「だよなー。お嬢って色々と抜けてるからなー。ハンスも頑張ってるけど、手に余り過ぎてる感じだしな」
頭の後ろで手を組み、ハンスに同情するレオニダス。
「俺の力不足なだけだ……お嬢様は悪くない」
ハンスはというと、苦虫を噛み砕いたような顔で呟いていますわ。悪いのは私……いえ、グレイ様だと言うのに……
「いや。ハンスが悪いよ。過保護過ぎた結果じゃない。ハンスだけじゃないよね。ヴィクトリアの周りって何だかんだ言って甘過ぎるんだ」
冷めた視線で、ハンスを見ていた悪魔。その目がゆっくりと私に向かいましたわ。そうして、私に近寄ると意地の悪い笑顔を浮かべる。
「……甘やかした結果が、コレでしょ? 」
ぷにぷに。
「ちょっと、自己管理がなってなさすぎじゃないのかな? 僕は嫌いじゃないけど、色々と目の毒になってるんだよね。ハンスやオズの……君のせいで大事な所でヘマされても困るし、ちょっと厳しくさせてもらうよ? 」
そう言うグレイ様の指は、むにむにと私の二の腕をつついていて……。
「へ? はい? んん? 」
「夏休暇に部活で合宿があるからね。其処で色々と扱いてあげるから、覚悟してて」
にっこりと悪魔が、告げましたわ。
【夏休暇】? 【合宿】?
「部員は強制参加。親御さん達からの許可ももう取ってるからね。逃がさないよ」
……
…………。
なんて事ですの。
夏休暇になれば、攻略対象共から解放されると思っていたのに……まさかの強制イベント発生!?
私のハッピーライフが、音を立てて崩れていきますうわぁあああぁああーーーーん!!
「人で無しぃーーー!! いつか殺ると思ってましたのよぉ! やっぱり貴方! 私の命を狙ってましたのね!だけど お生憎様! 私、 そう易々とやられたりなどしませんわよーーー!! 」
縄が絡まり身動きの取れない私に近づき、オズワルド皇子は私を亡きものにしようと手を伸ばしてきますわ。
殺られる! このままでは殺られてしまう! 落ち着きなさい! ヴィクトリア! 属性でいえば、私の方が優位ですわ! 山猿の炎など、私の水魔法で鎮火してしまえばいいのよ!
すぐ側で感じるオズワルド皇子の熱。めらめらと揺らめく炎の幻影が見える。 まるで、RPGゲームの炎帝! 無理ですわー! これに勝つビジョンが見えないー! このままでは、確実に消し炭にされてしまうーーー!
「あー。煩い。大人しくしろ、ほら」
「ひゃあ! やめて! 火炙りendだなんて嫌ですわーー! まだ死にたくないーーー! せめて、国外追放えん……ってあら?」
ジタバタと足掻く私の腕を取り、縄に手をかけたオズワルド皇子。気付けば一瞬で縄が灰に……
「すげーー! 無詠唱だったよな! 今! 」
「お嬢様、お怪我は!? 傷は!?」
感嘆するレオニダスを押し退け、慌ててハンスが駆け寄ってくる。
「ええ。大丈夫ですわ。特に何も」
見れば、肌に火傷は一切みられない。赤くなった縄の跡が少し痛みますけど、熱さも何も感じませんでしたわ。本当に魔法を使ったの? 一瞬すぎて分からなかったわ。
「傷付けるようなヘマをするわけないだろ 。誰だと思っているんだ? 俺様だぞ? 」
パンパンと手を叩き、どかっとソファーへ腰を下ろすオズワルド皇子。
「あっ。えっと……ありがとうございます。助かりましたわ」
助けてくれたのよね? 見苦しいという理由でしたけれど。
「構わん。それよりもお前、マヌケも度が過ぎると目もあてられん。これが悪意を持った罠だったらどうする? 助けの来ない状況なら? もう少し慎重さや警戒心を身につけろ 」
ヤレヤレといった表情で見つめられる。うぐっ。なんだか耳が痛いですわ。
「確かに、オズの言う通りだよね。ヴィクトリアは警戒心がなさすぎる。こんなんじゃ僕のやりたい放題だよ」
いえ、貴方に対しては警戒度MAXで対応してますのよ? 悪魔に心を許すわけないじゃないですの。単に貴方の悪戯が悪質なだけですわ!
「だよなー。お嬢って色々と抜けてるからなー。ハンスも頑張ってるけど、手に余り過ぎてる感じだしな」
頭の後ろで手を組み、ハンスに同情するレオニダス。
「俺の力不足なだけだ……お嬢様は悪くない」
ハンスはというと、苦虫を噛み砕いたような顔で呟いていますわ。悪いのは私……いえ、グレイ様だと言うのに……
「いや。ハンスが悪いよ。過保護過ぎた結果じゃない。ハンスだけじゃないよね。ヴィクトリアの周りって何だかんだ言って甘過ぎるんだ」
冷めた視線で、ハンスを見ていた悪魔。その目がゆっくりと私に向かいましたわ。そうして、私に近寄ると意地の悪い笑顔を浮かべる。
「……甘やかした結果が、コレでしょ? 」
ぷにぷに。
「ちょっと、自己管理がなってなさすぎじゃないのかな? 僕は嫌いじゃないけど、色々と目の毒になってるんだよね。ハンスやオズの……君のせいで大事な所でヘマされても困るし、ちょっと厳しくさせてもらうよ? 」
そう言うグレイ様の指は、むにむにと私の二の腕をつついていて……。
「へ? はい? んん? 」
「夏休暇に部活で合宿があるからね。其処で色々と扱いてあげるから、覚悟してて」
にっこりと悪魔が、告げましたわ。
【夏休暇】? 【合宿】?
「部員は強制参加。親御さん達からの許可ももう取ってるからね。逃がさないよ」
……
…………。
なんて事ですの。
夏休暇になれば、攻略対象共から解放されると思っていたのに……まさかの強制イベント発生!?
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