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第3章
sideオズワルド~甘さと弱さ~
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「夏合宿? 何を考えてるんだ……グレイ」
ヴィクトリア達が退室し、二人だけになった部室……。広くも狭くもない空間。書籍や棚、ソファー、別段変わった物は置いていない。他と変わっているのは、部室全体に俺とグレイの術式が施されている……その点だけだ。
歪曲魔法。魔力安定の術式。歪曲魔法は、外部からの認識(視覚と聴覚)を歪ませた状態にする。魔術安定は、魔力の暴走を抑える術式だ。監視の目全てを誤魔化せるとは思っていない……まぁ気休め程度だが、ないよりはずっといい。この部屋が一番落ち着く。俺達がBMRを作ったのは、この場所が欲しかったからだ。
その部屋で、俺はグレイに真意を問う。
「何って、言葉通りだよ? ヴィクトリアやレオニダスってさ、魔力は高いのにまったく使いこなせてないし、不用心でトラブル体質でしょ? 先輩として面倒をみてあげるべきだと思わない? 」
手元の赤いファイルをペラペラと捲り、グレイは返す。資料を見つめるその目は、冷え冷えとしていて何の感情も宿っていない。
「……お前の口からそんな言葉がでた事に、俺は驚いてる」
目を細め見つめれば、大袈裟に眉を顰め、悲しそうな顔を創るグレイ。
「酷いなオズ。僕はいつでもあの子達の親切な先輩なのに。彼らが心配だから、合宿で鍛えてあげるつもりなんだよ? ね? すごく優しいだろ?」
そう言いながら、赤いファイルを俺に寄越してくる。親切とか優しいとかは、自分で言う言葉じゃないと俺は思うがな……。
「どの口が言ってるんだ、どの口が」
「んー。この口? 」
俺が呆れのこもった視線を投げると、グレイはくすくすと笑い返す。この顔は、何か企んでいる時の顔だ……あいつらが悲惨な目に遭う前に、俺が止めてやる必要があるかもな……。
「オズ」
「なんだ」
「甘やかすのが、本当の優しさじゃないからね」
手が止まる。顔をあげると、グレイの顔からは笑顔が消えていた。
「甘さは毒になる。護られる事に慣れると、人は成長を止める。育つ為には適度な痛みと苦しみも必要なんだよ」
淡々とそう告げる口元は弧を描いているが、目に色はない。色を失った灰色の瞳。最近は、ヴィクトリア達の影響で、色が宿り始めたと思っていたんだが……。
「それに、君の 【大切なモノ 】が狙われないとは限らないだろ? 」
その言葉に、ヴィクトリアの顔が浮かぶ。
「君が、好意を隠し切れないから、彼女が君の大切なモノだというのは周知の事実になってしまっている。いくら口で屈服だのなんだの暴言を吐いたところで、誤魔化しようがないからね」
グレイのその言葉ひとつひとつが、突き刺さる。ガキの時分に恋をした。腫れ物で視えないモノとして避けられていた俺を見て、怒り、気持ちをぶつけてきたあいつに。
触れられた痛み、向けられる視線。あの碧瞳に、映された自分に驚いた。俺がどんな事をしようと、周りは俺を視なかった。はじめて向けられた感情に戸惑い、手をあげてしまった。
「なかなおりをしましょう」そう言って差し出されたあいつの手。俺だけに向けられた笑顔に息を飲んだ。あの日あの時知った温もりとあいつの笑った顔に、馬鹿みたいに落ちた。
俺はあいつを負かしたかった。ガキだったから、それが恋だと気付かずに、ただヴィクトリアにもう一度俺を見て欲しい。その目を向けて欲しいと願い絡んだ。
「そうだな。俺が好意を向ける。それがどういった意味を持つのか……あの頃はわかっていなかった……今も似たようなもんだがな」
愚鈍で横柄な馬鹿皇子は、自分の気持ちを抑えられずにヴィクトリアに好意をぶつけた。それは、今も変わらない。あいつを前にすると、俺は愚かなクソガキのままだ。
「君の大切なモノが、君の弱点になるなら、僕は容赦なく切り捨てるから」
グレイは、俺の手元にあるファイルを氷漬けにすると手元をくしゃりと歪める。その手の動きと共に、ファイルは砕け散った。
「……大切なモノを守りたいなら、甘さは捨てなよ……オズ」
陽の光を受けてキラキラと舞う欠片。俺はそれに手をかざし、火を灯す。赤いファイルは、この世から跡形もなく消え去った。
「そうだな」
この数ヶ月、ヴィクトリア達との日々が柄にもなく楽しくて緩んできていたようだ。俺の事情に巻き込んでしまった事を……あいつらには本当にすまないと思う。
「安心しなよ。生かさず殺さずは心得えてるから」
にこにこと笑うグレイに、思わず眉を寄せてしまう。やり過ぎると、育つ前に枯れるぞ……。という言葉を飲み込む。それ位は、グレイもわかっているだろう。……わかって……いるよな?おい。
「で? 合宿は何処でやるつもりなんだ? 許可もとってあるのか? 」
「うん。するのは此処。許可もとってある」
「は? 此処って……学園でするつもりか? 合宿を!? 」
此処で? 何を考えてるんだ、グレイ。
「学園でなら、安心だよ。だって結界が張ってあるじゃない。それに何かあれば、先生方もいるんだし」
含みを持つグレイの微笑。
「ヴィクトリアとレオニダスがいるんだぞ……それにフィロス・インカも……」
「だからだよ」
何かあったら、いや何かを起こしたらどうするんだ。
「その時は、その時でしょ。大丈夫。何があってもヴィクトリアは大丈夫だよ。君とハンスが護るんでしょ? 」
ハンス……確かにあいつは、ヴィクトリアを護るだろうな。自分の身を犠牲にしてでも。ハンスの 【大切なモノ】はヴィクトリアだ。それ以外は、きっと興味もない。穏やかな雰囲気を纏い、誰にでも分け隔てなく接しているが、ハンスの世界はヴィクトリアしかいない。それが羨ましくもあり。危うくも感じる。
「グレイ」
「なに? オズ」
「ひとつ言っておくぞ」
俺は、ハンスとは違う。ヴィクトリアは大切だが、ヴィクトリアだけが大切なわけじゃない。
「俺の 【大切なモノ】の中には、お前もいるからな」
「俺は、俺様は強欲だからな。切り捨てるつもりも遠ざけるつもりもない。それは、お前に対してもだ。グレイ。自覚しろよ? 自分が俺様の大事な所有物だって事を」
グレイはモノじゃない。人だ。だが、グレイにはこう言う必要がある。
「勝手に傷をつくるな。壊れる事は二度と許さないからな」
ハンスとグレイはよく似ている。誰にでも同じ顔で同じ態度で、上手く生きている。【大切なモノ】以外、興味がない。興味がないから同じ顔で同じ態度しか取れないんだろう。
【大切なモノ】以外、それに本人も含まれるのが問題だ。
「うーん。善処はするよ」
俺の言葉に、フッと顔を緩め返すグレイ。
こいつの 【大切なモノ】。それにヴィクトリア達も含まれだしている事に、グレイは気付いていないようだ……。リスクを犯してまで育てようと思う程に。その気持ちに気付けば、きっと排除するだろう。弱点になるなら、切り捨てるべき。グレイはそう考えているから。自身の矛盾に気付いていない。【大切なモノ】が増える事は、弱味を抱える事になる。
俺はそれでいいと思っている。グレイは人形じゃない。生身の人間だ。
そうして、その弱味にグレイ自身も含まれる事を願ってしまう俺は、グレイの言う通り甘いのかもしれない。
ヴィクトリア達が退室し、二人だけになった部室……。広くも狭くもない空間。書籍や棚、ソファー、別段変わった物は置いていない。他と変わっているのは、部室全体に俺とグレイの術式が施されている……その点だけだ。
歪曲魔法。魔力安定の術式。歪曲魔法は、外部からの認識(視覚と聴覚)を歪ませた状態にする。魔術安定は、魔力の暴走を抑える術式だ。監視の目全てを誤魔化せるとは思っていない……まぁ気休め程度だが、ないよりはずっといい。この部屋が一番落ち着く。俺達がBMRを作ったのは、この場所が欲しかったからだ。
その部屋で、俺はグレイに真意を問う。
「何って、言葉通りだよ? ヴィクトリアやレオニダスってさ、魔力は高いのにまったく使いこなせてないし、不用心でトラブル体質でしょ? 先輩として面倒をみてあげるべきだと思わない? 」
手元の赤いファイルをペラペラと捲り、グレイは返す。資料を見つめるその目は、冷え冷えとしていて何の感情も宿っていない。
「……お前の口からそんな言葉がでた事に、俺は驚いてる」
目を細め見つめれば、大袈裟に眉を顰め、悲しそうな顔を創るグレイ。
「酷いなオズ。僕はいつでもあの子達の親切な先輩なのに。彼らが心配だから、合宿で鍛えてあげるつもりなんだよ? ね? すごく優しいだろ?」
そう言いながら、赤いファイルを俺に寄越してくる。親切とか優しいとかは、自分で言う言葉じゃないと俺は思うがな……。
「どの口が言ってるんだ、どの口が」
「んー。この口? 」
俺が呆れのこもった視線を投げると、グレイはくすくすと笑い返す。この顔は、何か企んでいる時の顔だ……あいつらが悲惨な目に遭う前に、俺が止めてやる必要があるかもな……。
「オズ」
「なんだ」
「甘やかすのが、本当の優しさじゃないからね」
手が止まる。顔をあげると、グレイの顔からは笑顔が消えていた。
「甘さは毒になる。護られる事に慣れると、人は成長を止める。育つ為には適度な痛みと苦しみも必要なんだよ」
淡々とそう告げる口元は弧を描いているが、目に色はない。色を失った灰色の瞳。最近は、ヴィクトリア達の影響で、色が宿り始めたと思っていたんだが……。
「それに、君の 【大切なモノ 】が狙われないとは限らないだろ? 」
その言葉に、ヴィクトリアの顔が浮かぶ。
「君が、好意を隠し切れないから、彼女が君の大切なモノだというのは周知の事実になってしまっている。いくら口で屈服だのなんだの暴言を吐いたところで、誤魔化しようがないからね」
グレイのその言葉ひとつひとつが、突き刺さる。ガキの時分に恋をした。腫れ物で視えないモノとして避けられていた俺を見て、怒り、気持ちをぶつけてきたあいつに。
触れられた痛み、向けられる視線。あの碧瞳に、映された自分に驚いた。俺がどんな事をしようと、周りは俺を視なかった。はじめて向けられた感情に戸惑い、手をあげてしまった。
「なかなおりをしましょう」そう言って差し出されたあいつの手。俺だけに向けられた笑顔に息を飲んだ。あの日あの時知った温もりとあいつの笑った顔に、馬鹿みたいに落ちた。
俺はあいつを負かしたかった。ガキだったから、それが恋だと気付かずに、ただヴィクトリアにもう一度俺を見て欲しい。その目を向けて欲しいと願い絡んだ。
「そうだな。俺が好意を向ける。それがどういった意味を持つのか……あの頃はわかっていなかった……今も似たようなもんだがな」
愚鈍で横柄な馬鹿皇子は、自分の気持ちを抑えられずにヴィクトリアに好意をぶつけた。それは、今も変わらない。あいつを前にすると、俺は愚かなクソガキのままだ。
「君の大切なモノが、君の弱点になるなら、僕は容赦なく切り捨てるから」
グレイは、俺の手元にあるファイルを氷漬けにすると手元をくしゃりと歪める。その手の動きと共に、ファイルは砕け散った。
「……大切なモノを守りたいなら、甘さは捨てなよ……オズ」
陽の光を受けてキラキラと舞う欠片。俺はそれに手をかざし、火を灯す。赤いファイルは、この世から跡形もなく消え去った。
「そうだな」
この数ヶ月、ヴィクトリア達との日々が柄にもなく楽しくて緩んできていたようだ。俺の事情に巻き込んでしまった事を……あいつらには本当にすまないと思う。
「安心しなよ。生かさず殺さずは心得えてるから」
にこにこと笑うグレイに、思わず眉を寄せてしまう。やり過ぎると、育つ前に枯れるぞ……。という言葉を飲み込む。それ位は、グレイもわかっているだろう。……わかって……いるよな?おい。
「で? 合宿は何処でやるつもりなんだ? 許可もとってあるのか? 」
「うん。するのは此処。許可もとってある」
「は? 此処って……学園でするつもりか? 合宿を!? 」
此処で? 何を考えてるんだ、グレイ。
「学園でなら、安心だよ。だって結界が張ってあるじゃない。それに何かあれば、先生方もいるんだし」
含みを持つグレイの微笑。
「ヴィクトリアとレオニダスがいるんだぞ……それにフィロス・インカも……」
「だからだよ」
何かあったら、いや何かを起こしたらどうするんだ。
「その時は、その時でしょ。大丈夫。何があってもヴィクトリアは大丈夫だよ。君とハンスが護るんでしょ? 」
ハンス……確かにあいつは、ヴィクトリアを護るだろうな。自分の身を犠牲にしてでも。ハンスの 【大切なモノ】はヴィクトリアだ。それ以外は、きっと興味もない。穏やかな雰囲気を纏い、誰にでも分け隔てなく接しているが、ハンスの世界はヴィクトリアしかいない。それが羨ましくもあり。危うくも感じる。
「グレイ」
「なに? オズ」
「ひとつ言っておくぞ」
俺は、ハンスとは違う。ヴィクトリアは大切だが、ヴィクトリアだけが大切なわけじゃない。
「俺の 【大切なモノ】の中には、お前もいるからな」
「俺は、俺様は強欲だからな。切り捨てるつもりも遠ざけるつもりもない。それは、お前に対してもだ。グレイ。自覚しろよ? 自分が俺様の大事な所有物だって事を」
グレイはモノじゃない。人だ。だが、グレイにはこう言う必要がある。
「勝手に傷をつくるな。壊れる事は二度と許さないからな」
ハンスとグレイはよく似ている。誰にでも同じ顔で同じ態度で、上手く生きている。【大切なモノ】以外、興味がない。興味がないから同じ顔で同じ態度しか取れないんだろう。
【大切なモノ】以外、それに本人も含まれるのが問題だ。
「うーん。善処はするよ」
俺の言葉に、フッと顔を緩め返すグレイ。
こいつの 【大切なモノ】。それにヴィクトリア達も含まれだしている事に、グレイは気付いていないようだ……。リスクを犯してまで育てようと思う程に。その気持ちに気付けば、きっと排除するだろう。弱点になるなら、切り捨てるべき。グレイはそう考えているから。自身の矛盾に気付いていない。【大切なモノ】が増える事は、弱味を抱える事になる。
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