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狐メイドは、悪女を目指す
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「いつか、美悪女になって…貴様を魅了しメロメロのデレデレ。腰が立たぬ程の骨抜きにしてくれるっ!」
悔し紛れに戦慄く儂に、セイは 一瞬目を丸くし そしてふっと表情を緩め笑う。
「あー。すみません。たまもさん。それ無理です。」
「なぬっ!儂がお主を落とせぬとでも!?今は確かにちんちくりんで、眩惑もできぬただの狐メイドじゃが…」
そう、あっさり否定される。儂、魅力ないのか…ちと寂しいのじゃが…。えっ。儂 ほんとに魅力ない?
「だって僕は、既に貴女の虜だから。転生する度、貴女を探し 追い求め、巡り合えた。」
セイの指先が、儂の頬にそっと触れる。
「僕の魂は、貴女の所為で、既にメロメロのでろでろに溶かされてるんですよ。」
「だから、これ以上 魅了されようがないんです。」
ズキューン!!!ナンゾコレー!!!
なんという色香を漂わせるのじゃ!またも精神攻撃を放ってきおった!20過ぎの男が、9歳児相手に蠱惑を使うとは……えげつない。えげつないぞ!!セイメーイ!!!
「絆されぬぞーーーー!!!このロリコンがーーーー!!!!」
こやつの術にかかってたまるかー!
儂は、傾国の美悪女なのじゃぞ!魅了で精神を支配し、服従させる術なぞ 儂の専売特許なんじゃからな!無断二次使用も、二次加工も禁止なんじゃぞー!
「ですから…僕は、ロリコンではないと…たまもさん以外の幼女を見ても、可愛いともなんとも思いませんからね。僕が可愛い。愛しいと思うのは、たまもさんだけですから。」
呆れたように話すセイ。
うぐっ。可愛いとか愛しいとか、こやつは、何故こうもぽんぽんとこそばゆい戯れ言を口から吐くのであろう。またもや儂の体温が上昇してきておる。早く術をとかねば、儂の命が危うい。
「怒ったり、笑ったり、赤くなったり…今世のたまもさんは 本当に面白いですね。」
くすくすと楽しそうに笑うセイ。
ぐぬっ!これは、まさか…儂 こやつに手玉にとられたのか!?不覚!一生の不覚!黒歴史確定!記憶と記録の消去を求む!
「たまもさん。」
「…」
「たまもさん?」
「…」
ふん。腹立たしい。口なぞきいてやるものか。儂を小馬鹿にした罰じゃ。二度と話してやらんからな。
「怒っちゃいました?」
眉尻を下げ、困ったように儂の顔を覗き込むセイ。だから、顔を近づけてくるでない!お主の距離感は、どうなっておるのじゃ。ど近眼なのか?その眼鏡は、お飾りか!?
「たまもさん。」
そんな顔しても、儂は口きいてやらぬからな!儂を小馬鹿にした、主が悪いのじゃ。つーんと無視してやるのじゃからな。
「ひょえっ!」
「んひゃっふふっふへへへ。ひゃっひゃひゃ。やめっ。やめよ!なにを、んんんん!」
いきなり脇腹をこそばされ、身悶えする。ちょっ。こそばゆい。腹が捩れる。やめっそこは、弱いからやめっ。
「なにをいきなり!」
「たまもさんが 悪いんです。」
珍しく不機嫌そうな、セイの顔。
「たまもさんに無視をされたら、生きていけない。」
「僕の世界は、たまもさんを中心にまわっているんですから。」
セイが切なそうな瞳でこちらを見つめてくる。
「あまり無視するなら…」
そう言って、儂の頬を両手で包み 0距離まで顔を近づけてくる。だから、お主の距離感どうなっとるの!?近いって!ど近眼!
これ、精神異常攻撃の一種じゃな!ぐぬぬっ!みすみす宿敵の術中に嵌まるとは、不覚!って近い!やばい!逃げ出したいぃぃい!!心臓がもたぬーーー!
儂がまんまと混乱にかかってる間に、セイは しっとりとした艶かしい声で 呟いた。
「あまり無視するなら…無視できないよう…」
「しちゃいますよ?」
悔し紛れに戦慄く儂に、セイは 一瞬目を丸くし そしてふっと表情を緩め笑う。
「あー。すみません。たまもさん。それ無理です。」
「なぬっ!儂がお主を落とせぬとでも!?今は確かにちんちくりんで、眩惑もできぬただの狐メイドじゃが…」
そう、あっさり否定される。儂、魅力ないのか…ちと寂しいのじゃが…。えっ。儂 ほんとに魅力ない?
「だって僕は、既に貴女の虜だから。転生する度、貴女を探し 追い求め、巡り合えた。」
セイの指先が、儂の頬にそっと触れる。
「僕の魂は、貴女の所為で、既にメロメロのでろでろに溶かされてるんですよ。」
「だから、これ以上 魅了されようがないんです。」
ズキューン!!!ナンゾコレー!!!
なんという色香を漂わせるのじゃ!またも精神攻撃を放ってきおった!20過ぎの男が、9歳児相手に蠱惑を使うとは……えげつない。えげつないぞ!!セイメーイ!!!
「絆されぬぞーーーー!!!このロリコンがーーーー!!!!」
こやつの術にかかってたまるかー!
儂は、傾国の美悪女なのじゃぞ!魅了で精神を支配し、服従させる術なぞ 儂の専売特許なんじゃからな!無断二次使用も、二次加工も禁止なんじゃぞー!
「ですから…僕は、ロリコンではないと…たまもさん以外の幼女を見ても、可愛いともなんとも思いませんからね。僕が可愛い。愛しいと思うのは、たまもさんだけですから。」
呆れたように話すセイ。
うぐっ。可愛いとか愛しいとか、こやつは、何故こうもぽんぽんとこそばゆい戯れ言を口から吐くのであろう。またもや儂の体温が上昇してきておる。早く術をとかねば、儂の命が危うい。
「怒ったり、笑ったり、赤くなったり…今世のたまもさんは 本当に面白いですね。」
くすくすと楽しそうに笑うセイ。
ぐぬっ!これは、まさか…儂 こやつに手玉にとられたのか!?不覚!一生の不覚!黒歴史確定!記憶と記録の消去を求む!
「たまもさん。」
「…」
「たまもさん?」
「…」
ふん。腹立たしい。口なぞきいてやるものか。儂を小馬鹿にした罰じゃ。二度と話してやらんからな。
「怒っちゃいました?」
眉尻を下げ、困ったように儂の顔を覗き込むセイ。だから、顔を近づけてくるでない!お主の距離感は、どうなっておるのじゃ。ど近眼なのか?その眼鏡は、お飾りか!?
「たまもさん。」
そんな顔しても、儂は口きいてやらぬからな!儂を小馬鹿にした、主が悪いのじゃ。つーんと無視してやるのじゃからな。
「ひょえっ!」
「んひゃっふふっふへへへ。ひゃっひゃひゃ。やめっ。やめよ!なにを、んんんん!」
いきなり脇腹をこそばされ、身悶えする。ちょっ。こそばゆい。腹が捩れる。やめっそこは、弱いからやめっ。
「なにをいきなり!」
「たまもさんが 悪いんです。」
珍しく不機嫌そうな、セイの顔。
「たまもさんに無視をされたら、生きていけない。」
「僕の世界は、たまもさんを中心にまわっているんですから。」
セイが切なそうな瞳でこちらを見つめてくる。
「あまり無視するなら…」
そう言って、儂の頬を両手で包み 0距離まで顔を近づけてくる。だから、お主の距離感どうなっとるの!?近いって!ど近眼!
これ、精神異常攻撃の一種じゃな!ぐぬぬっ!みすみす宿敵の術中に嵌まるとは、不覚!って近い!やばい!逃げ出したいぃぃい!!心臓がもたぬーーー!
儂がまんまと混乱にかかってる間に、セイは しっとりとした艶かしい声で 呟いた。
「あまり無視するなら…無視できないよう…」
「しちゃいますよ?」
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