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第七章 第二王子と第四王子
【第96話:牙を剥く獣】
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ジークの見事な返詩によって、王城の空気が一変してから、ほんの数日。
城内の一角、陽の差さぬ回廊の奥にある専用の別室で、ルシアン第二王子は静かに笑っていた。
足元には絹のような滑らかな肌を持っていたであろう使用人が今は体の至る所にアザをつくり横たわっていた。
「なるほど、随分と成長したようだな……我が弟は」
艶のある指先で、銀の盃をくるくると転がす。
表面張力すれすれの赤ワインが、陰湿な笑みに濡れた唇へと運ばれた。
「ふふ、まるで《ノクターンの仔犬》だ。あの家に飼いならされて、いっぱしの牙を持ったつもりか……愚か者め」
彼は今、それ程怒ってなどいなかった。
怒りを通り越して、愉快なのだ。
己の掌からこぼれ落ちた弟が、まるで主役気取りで舞台に立ったことが。
「これは――そろそろ“掃除”の時間だな」
ルシアンは立ち上がる。
絹の裾が床を撫で、彼の命で集められた取り巻きたちが静かに跪く。
金髪の若い将軍、文官を装う密偵、古参の老貴族。
「まずは……兄上が留守のうちに、“戦力”を整えねばなるまい。言葉ではなく、数と金が人を動かす。それが現実だ」
王太子・ヴィルヘルムは現在、辺境領視察の名目で長く王都を不在にしていた。
この好機を逃すはずもなく、ルシアンは動く。
カイルに私兵を持たせた貴族たちを懐柔し、騎士団の末席を金で買う者たちに爵位のにおいを嗅がせた。
王国の腐敗は、彼の指先一つで加速する。
「反ノクターン派。ふん……なんと耳当たりの良い響きだ」
名目だけの貴族たちは喜んでそれに集い、誇らしげに口にするだろう。
「王国の自立のため」
「公爵家による支配の回避」
「王族の尊厳の回復」
その実は、ただの欲と嫉妬の寄せ集めにすぎないというのに。
「ふふ……カイル・フォン・ノクターン。貴様の怒りが届く前に、全てを沈めてやろう」
そう呟いた彼の声には、まるで絹糸のような冷たさがあった。
そしてその笑みの裏には、王国そのものを腐らせるほどの毒が潜んでいた。
その動きは、目に見えぬ圧力として静かに、しかし確実に王城内に広がっていった。
王族付きの侍女、特に第二王子の私室周辺に配置された者たちの間では、ここ数日のうちに「急な異動」や「配置転換」の噂が飛び交っていた。
ある若い侍女は、休憩時間の世間話の中でこう呟いたのだという。
「……あの問題ばかり起こしていたジークフリート殿下が見違えるようになって……ノクターンってすごいんですね」
その翌日、彼女は理由も告げられぬまま、文書担当の部署へ異動となった。しかも王城から最も遠い北区の書庫だ。
周囲の侍女たちも、それを“偶然”と受け取る者は誰もいなかった。
噂はすぐに広まり、「ジーク王子に同情的な言葉を口にすることは、王子の名誉を傷つける行為であり、処罰の対象になりかねない」という暗黙の認識が広がる。
「おそろしいわね……」
「あたしたち、ただの使用人なのに……」
婦人会に属する一部の貴族侍女たちも、王家の内情を知る立場として、密かにその異常さを共有していた。
ルシアンの笑顔は相変わらず丁寧で礼儀正しいが、目の奥に潜む“あの冷たい光”を知っている者は少なくない。
その動きをいち早く察知したのは、セシリアだった。
ノクターン家の奥方として王家と頻繁に接する彼女の元には、婦人会を通じて王城の細かな風も届いていた。
旧知の公爵夫人や、かつて仕えていた者からの私的な文が、いくつかの不穏な報告を添えて屋敷に届いていた。
「使用人の異動が立て続けに起きているのですって……まるで、言葉を封じるかのように」
控え室で文を読み終えた私は、そっと視線を落とし、ふと吐息を洩らす。
(……王家の内部で、何かが静かに進んでいますわね)
表向きは何も起きていない。
それが、かえって不気味だった。
ルシアンは、かつてのように正面からノクターン家へ言葉をぶつけたりはしなかった。
いや、できなかった。
今やセシリアとカイルは、王都で最も影響力を持つ夫婦として知られ、下手な発言ひとつで自らが炎に焼かれることを、彼もまた理解していた。
だからこそ彼は、“遠巻きに火を放つ”という手段を取った。
「……補給隊の許可証がなぜまだ通っていないんだ?」
ある日、ノクターン家の連絡将校が困惑気味に報告を持ち込んできた。
首都郊外で整備中だった騎士団の補給路、その通行許可が王城の行政文書課で止められているのだという。
「理由は……“書式不備の疑い”と、極めて曖昧でして」
同様の手続きは過去に何度も通っている。
今回だけ問題視されるのは不自然極まりなかった。
また、王城内に勤める騎士団出身の文官からは、「ノクターン家の名前を出すと、最近は嫌な顔をされる」との報告も入る。
表向きには何も起きていない。
文句のつけようがないほど、すべてが過剰なほど“丁寧に正しく”処理されているのだ。
だが、その中にひとつ、ふたつと異質な棘が混ざる。
それはまるで、優美な花の籠の中に、わずかずつ毒を垂らすような行為だった。
王城の一室、夕方の静謐な光の中で、ルシアンは窓辺に立ち、呟いた。
「ノクターン家の手足を縛るのは簡単ではない……だが、外側を削れば、いずれ腐る」
その声音は柔らかい。
だが、その柔和な仮面の下には、醜悪な悪意が巣食っていた。
「カイルが怒る前に、沈めるべきだな。あいつが本気で牙を剥く前に」
窓の外に広がる王都の街並みを見下ろしながら、ルシアンはうすく笑う。
「なぁ……これは、“王国の未来”のためなのだよ。正義のために仕方ないことなんだ」
その独善的な信念こそが、彼を駆り立てる最も厄介な原動力だった。
◇
「……どうにも、空気が淀んでおりますわね」
王都から戻ったばかりの騎士団の補給責任者が報告を終えると、セシリアはゆっくりと紅茶のカップを置き、静かに呟いた。
この数週間──王都から届く報せには、微かな“違和感”が混ざっていた。
書類の手続きが遅れる。
騎士団の行軍が無意味に迂回を強いられる。
婦人会の集まりでも、王家に仕える侍女たちの参加が日に日に減っていた。
セシリアは、そのひとつひとつを見逃さなかった。
特に、最近になって耳にした侍女クラリスの一言が決定打だった。
「奥方様。婦人会のサラ様が、急に領土へ呼び戻されたそうです。王城に残した侍女が言うには一言“ノクターン”と口にしただけで……」
その言葉の意味するものは、ひとつしかない。
──誰かが、“ノクターン家に関わる者”を静かに排除しはじめている。
「……あの男、まだ何か仕掛けてきますわね」
セシリアの脳裏に浮かぶのは、あのねっとりとした笑みを浮かべる第二王子、ルシアンの顔だった。
王族の立場を利用し、手を汚さずして“排除”する。
そんな陰湿な手口は、彼の得意とするところ。
「旦那様に伝えるべきかしら……いえ、今はまだ、時ではございませんわね」
セシリアは、ふと背筋を正すと、手元の文書に視線を落とした。
そこには婦人会の名簿と、過去の発言記録、そして王城内の人事異動の一覧。
「さて、調べますわよ。あの男がどこまで網を張ったのか──」
そう言って筆を走らせるセシリアの横では、ルーナが静かに丸くなっていた。
白猫の呼吸音と、ペンの滑る音だけが響く静謐な書斎で、学園での最優秀者だった彼女のもうひとつの顔──“戦略家”のセシリアが、ついに動き出した。
城内の一角、陽の差さぬ回廊の奥にある専用の別室で、ルシアン第二王子は静かに笑っていた。
足元には絹のような滑らかな肌を持っていたであろう使用人が今は体の至る所にアザをつくり横たわっていた。
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艶のある指先で、銀の盃をくるくると転がす。
表面張力すれすれの赤ワインが、陰湿な笑みに濡れた唇へと運ばれた。
「ふふ、まるで《ノクターンの仔犬》だ。あの家に飼いならされて、いっぱしの牙を持ったつもりか……愚か者め」
彼は今、それ程怒ってなどいなかった。
怒りを通り越して、愉快なのだ。
己の掌からこぼれ落ちた弟が、まるで主役気取りで舞台に立ったことが。
「これは――そろそろ“掃除”の時間だな」
ルシアンは立ち上がる。
絹の裾が床を撫で、彼の命で集められた取り巻きたちが静かに跪く。
金髪の若い将軍、文官を装う密偵、古参の老貴族。
「まずは……兄上が留守のうちに、“戦力”を整えねばなるまい。言葉ではなく、数と金が人を動かす。それが現実だ」
王太子・ヴィルヘルムは現在、辺境領視察の名目で長く王都を不在にしていた。
この好機を逃すはずもなく、ルシアンは動く。
カイルに私兵を持たせた貴族たちを懐柔し、騎士団の末席を金で買う者たちに爵位のにおいを嗅がせた。
王国の腐敗は、彼の指先一つで加速する。
「反ノクターン派。ふん……なんと耳当たりの良い響きだ」
名目だけの貴族たちは喜んでそれに集い、誇らしげに口にするだろう。
「王国の自立のため」
「公爵家による支配の回避」
「王族の尊厳の回復」
その実は、ただの欲と嫉妬の寄せ集めにすぎないというのに。
「ふふ……カイル・フォン・ノクターン。貴様の怒りが届く前に、全てを沈めてやろう」
そう呟いた彼の声には、まるで絹糸のような冷たさがあった。
そしてその笑みの裏には、王国そのものを腐らせるほどの毒が潜んでいた。
その動きは、目に見えぬ圧力として静かに、しかし確実に王城内に広がっていった。
王族付きの侍女、特に第二王子の私室周辺に配置された者たちの間では、ここ数日のうちに「急な異動」や「配置転換」の噂が飛び交っていた。
ある若い侍女は、休憩時間の世間話の中でこう呟いたのだという。
「……あの問題ばかり起こしていたジークフリート殿下が見違えるようになって……ノクターンってすごいんですね」
その翌日、彼女は理由も告げられぬまま、文書担当の部署へ異動となった。しかも王城から最も遠い北区の書庫だ。
周囲の侍女たちも、それを“偶然”と受け取る者は誰もいなかった。
噂はすぐに広まり、「ジーク王子に同情的な言葉を口にすることは、王子の名誉を傷つける行為であり、処罰の対象になりかねない」という暗黙の認識が広がる。
「おそろしいわね……」
「あたしたち、ただの使用人なのに……」
婦人会に属する一部の貴族侍女たちも、王家の内情を知る立場として、密かにその異常さを共有していた。
ルシアンの笑顔は相変わらず丁寧で礼儀正しいが、目の奥に潜む“あの冷たい光”を知っている者は少なくない。
その動きをいち早く察知したのは、セシリアだった。
ノクターン家の奥方として王家と頻繁に接する彼女の元には、婦人会を通じて王城の細かな風も届いていた。
旧知の公爵夫人や、かつて仕えていた者からの私的な文が、いくつかの不穏な報告を添えて屋敷に届いていた。
「使用人の異動が立て続けに起きているのですって……まるで、言葉を封じるかのように」
控え室で文を読み終えた私は、そっと視線を落とし、ふと吐息を洩らす。
(……王家の内部で、何かが静かに進んでいますわね)
表向きは何も起きていない。
それが、かえって不気味だった。
ルシアンは、かつてのように正面からノクターン家へ言葉をぶつけたりはしなかった。
いや、できなかった。
今やセシリアとカイルは、王都で最も影響力を持つ夫婦として知られ、下手な発言ひとつで自らが炎に焼かれることを、彼もまた理解していた。
だからこそ彼は、“遠巻きに火を放つ”という手段を取った。
「……補給隊の許可証がなぜまだ通っていないんだ?」
ある日、ノクターン家の連絡将校が困惑気味に報告を持ち込んできた。
首都郊外で整備中だった騎士団の補給路、その通行許可が王城の行政文書課で止められているのだという。
「理由は……“書式不備の疑い”と、極めて曖昧でして」
同様の手続きは過去に何度も通っている。
今回だけ問題視されるのは不自然極まりなかった。
また、王城内に勤める騎士団出身の文官からは、「ノクターン家の名前を出すと、最近は嫌な顔をされる」との報告も入る。
表向きには何も起きていない。
文句のつけようがないほど、すべてが過剰なほど“丁寧に正しく”処理されているのだ。
だが、その中にひとつ、ふたつと異質な棘が混ざる。
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王城の一室、夕方の静謐な光の中で、ルシアンは窓辺に立ち、呟いた。
「ノクターン家の手足を縛るのは簡単ではない……だが、外側を削れば、いずれ腐る」
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その言葉の意味するものは、ひとつしかない。
──誰かが、“ノクターン家に関わる者”を静かに排除しはじめている。
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王族の立場を利用し、手を汚さずして“排除”する。
そんな陰湿な手口は、彼の得意とするところ。
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セシリアは、ふと背筋を正すと、手元の文書に視線を落とした。
そこには婦人会の名簿と、過去の発言記録、そして王城内の人事異動の一覧。
「さて、調べますわよ。あの男がどこまで網を張ったのか──」
そう言って筆を走らせるセシリアの横では、ルーナが静かに丸くなっていた。
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