【R-18】メドゥーサに愛された男

頑張るマン

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第4話

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 甲板上ではすでに戦闘が始まっていた。ざっとみたところ賊が20人ほど、乗組員の方が少し少ないか?
 だが今から続々と出てくるだろう。賊もそれを承知だからどれだけの速さで甲板上を制圧出来るかにかかっているだろうな。乗組員達が出入りする口は二つ。そこさえ押さえてしまえば後はどうとでもなる。逆に乗組員達もそれをわかっているから、必死に防守するだろう。だが数が少ない。ただえさえ数的不利な中で出入り口の防衛にも人間を割くのだから不利に決まっている。
 さらに光源魔法を唱えていた魔術師がいの一番に殺された為、現在甲板上は暗闇の中だ。交代の魔術師が出てくるまでにはもう少し時間がかかるだろう。その間は光の無い中での戦闘となる。
 賊たちは暗闇をものともしていない。事前に暗視のバフが掛けられているのだろう。どの賊も乗組員達をしっかりと目で追えている。方や乗組員達は暗視のバフが掛かっていると思われる数が少ない。精々が夜間警戒を担当していた10人程度か?そうなると乗組員側の不利がさらに顕著となった。
 見るかぎりでは賊たちの戦闘能力はさほど高くない。日中であればまず間違いなく乗組員達の相手にはならなかったはずだ。それほどまでにマンカラ汽船の乗組員達が精強だからだ。

 気の緩みもあったのだろう。面白いように乗組員達が殺されていく。もう間もなく甲板上は賊によって制圧されるだろう。乗り込んでくる賊の数はさらに増えて40人を超えている。甲板上で戦っていた乗組員達はすでにほとんどが殺されており、残るは入口を守る数人だけだ。すでに甲板は賊の制圧済みと言ってもいいだろう。数組乗り込んでいた冒険者達も何も出来ず仕舞いだな。いずれにせよ殺されるだろうが。
マストの頂上でじっとそれらを観察していると、どうやら賊の親玉が乗り込んできたようだった。

 なんと驚いた事に賊の親玉は赤髪の女だった。
 年は20後半といったところか?引き締まった身体をしているからそれなりに鍛えてはいるのだろう。手下共の力量を見る限り大した強さではないと思うが。

「マンカラの奴等は数名だけ残して悉く殺せ!ただし乗客達は安易に殺すな!あくまでも歯向かってくる者達だけだ!」
 身代金要求に使うという事だろうか?僕が見ていた感じでは明らかな上流階級は乗っていなかった。せいぜいが取れても小銭程度だと思うが……?

「逆らわずに降伏すれば殺さない、船ごとマンカラに戻すと言ってやれ!」
 これは中々豪儀な事だと思った。というよりも意味がわからない。金銭貨物は没収するが、身の安全は賊が保証するという事か?
マンカラ近海なので数名乗組員が生きていれば戻るくらいは出来るだろう。だがそうする意図は?自分たちの顔が割れ、今後は警戒される。人相書きが出回り、名が知れれば指名手配される。わざわざ自分からリスクを背負いに行っているようにしか見えない。
とんでもない大馬鹿という事だろうか?それにしては手口が鮮やかだったが…。
僕は魔眼を発動させて女を見た。瞬時に女が視線をこちらに向ける。

「貴様、何者だ!」
 女が僕に向かって叫んだ。甲板に居た手下たちも何事かと僕の方に視線を向ける。

「大した者じゃないよアデリス嬢」
 次の瞬間、僕は女の前に転移してそう声を掛けた。即座に左右から手下共が刃を向けてくる。だが一流半の僕でも三流以下の賊程度に負けるはずがない。アデリス嬢が何かを言う前に大刀を振るって一刀の下に伏した。

 彼我の実力差を理解したのだろう。手下共はアデリス嬢と俺たちを囲うようにしながらも攻め込む踏ん切りを付けられない。これ以上踏み込んだら死ぬと理解しているからだ。

 アデリスが僕を強く睨む。僕は別に隔意が無いからにこやかだ。

「やられそうになったからやっただけだよ。この世界では当たり前だろ?」
「……そうね。このクソみたいな世界では至極当たり前な事ね」
 怒りと憎しみで身体を震わせながらアデリスは頷いた。身体が揺れる事で赤髪はまるで燃え上がっているように見える。

「さすがは救国の姫騎士と呼ばれていただけあって道理はわかっているんだな。マンカラを虐殺するのは積年の恨みからか?乗客を助けるのは悪名の誹りを受けるのが嫌だからか?」
「悪名の誹りなどどうでも良い。……我らはマンカラへの恨みのみ乗客達には何の罪もない」
 静かに、だが怒気を含めた声でそう言った。そんな事だから滅びるんだよと言いそうになる。
「いまだに姫騎士気分か?賊に身を落とした時点でお前はただの海賊頭だよ。それ以上でもそれ以下でもない。唯々この世界で嫌われ、憎まれ、蔑まれる、虐げられるだけの存在だ」

 僕の真後ろにいた手下が踏み込んできた。勿論首を刎ねる。
 周囲を見るとどの者も怒りで顔を朱に染めている。こいつら全員同輩か。

「お前ら海賊で力を付けて再興でも考えているのか?やめとけやめとけ、この程度の実力で何が出来る。無駄死にだぞ」
「煩い!我らの真なる姿は賊ではない!必ずや再興し、このクソッタレな世界を変えねばならないのだ!」
 マンカラへの恨みなのか世界改革なのかどっちが目的なんだよ。こいつブレッブレだな。とはいえ…「そうか、まぁなら頑張れ」とだけ言った。

「……我らを殺さんのか?」
 アデリスは面食らった顔でそう言う。
「はぁ?なぜ俺がお前らを殺さねばならん?」
「お前が言ったではないか。誰からも忌み嫌われる存在だと…」
「そうだな。お前たちは誰からも好かれん。勿論再興など出来るはずも無いし、いずれ打倒されて後悔に苛まれながら死んでいくだけのカスみたいな存在だ」
「……」
「だが、それは俺には何ら関係のない事。お前たちが生きようが死のうがどうでもいい。お前たちが乗組員を殺し、乗客を虐殺しようがどうでもいいようにな」

 そうこう言っているうちにマンカラの乗組員達が盛り返したようだ。出入り口から10名ほどが出てきた。魔術師もいるようだ。光源魔法が唱えられ、甲板が急に明るくなった。
 それでも海賊の手下共はその場を動けない。主が危険に晒されているからか、はたまた恐怖からだろうか。どちらでもいいが。

「おめぇさんがぶっ殺してくれたのか!助かるぜぇ!」
 出入口付近にいた海賊どもを切り伏せた乗組員が僕の近くまで寄ってくると喜色満面で肩を強く叩いた。

「どうする?これだけの乗組員が出てきたらもはやお前たちに勝機は万が一も無いぞ?このまま大人しく殺されるのか?唾棄すべき存在のまま汚名を胸に死んでいくのか?どうするんだアデリス・フォン・フィエヨルカ」
 アデリスを真名で呼んでみた。瞳孔が開き、打ち震えている。その心に去来する思いは何なのだろうか?
 怒り、後悔、憎悪、悲哀…。もっともっとたくさんの感情が綯い交ぜになってアデリスの心をざわつかせているはずだ。

 乗組員達はフィエヨルカの名に興奮しているようだった。十数年前にアルティス帝国によって滅ぼされたフィエヨルカ皇国の象徴的存在と言っても過言ではない。その証拠にアルティス帝国は未だにフィエヨルカ皇室の者を捕らえたら報奨金が与えられる。禍根は残さず根絶やしが基本方針である帝国らしいやり方だ。統治者としては間違っていないのかもね。

 特にアデリスはフィエヨルカ皇室の中でも旗頭となる可能性のある存在だ。若干15才で皇国騎士として最高位の聖騎士に実力で叙任されると、帝国との戦争でも最前線で戦ったそうだ。全部メドゥーサからの受け売り情報だけどね。
 だが相手は大国。寡兵であった皇国軍は敢え無く敗れ、亡国となった。野垂れ死んだと思っていたがこんな所で賊をやっていたとは。マンカラに恨みを持っているのもその辺りが影響しているのかもしれないな。

「フィエヨルカの姫騎士だと!?」
「フィエヨルカと言えば帝国の賞金首じゃねーか!」
「おい!捕まえて一儲けしようぜ!」
「その前に味見もしねぇといけねぇなぁ…」

 乗組員共がうるさい。先程まで殺されかけていたとは思えないほどに強気だ。ま、それぐらいじゃないとマンカラ汽船では働けないだろうが。

「おぅあんちゃん!ここからは手出し無用だぜ!」
「俺らに任せて客室でゆっくりしといてくんなぁ!」
「おめぇら!縛り縄持ってこい!」
「お楽しみ用の部屋も用意しとけよ!」
「「「「ぎゃはははは!!!」」」」

 いよいようるさいな。海に出れば娯楽が無い。そんな中に鴨が葱を背負ってきたんだ。そりゃ楽しくもなるか。

「さぁどうするんだ?もうお前達の灯は消えかけているぞ…?」
 僕の言葉に臍を嚙むアデリス。手持ちのカードは無くなってしまったんだろう。

後ろで乗組員達が騒ぐ。一向に動かない僕に痺れを切らしたのか、一人の乗組員が僕の身体を強引に下がらそうと肩に手を掛けようとした。
「触るな」
 一刀に伏せる。乗組員の胴体が二つに分かれ、血しぶきが他の乗組員達にかかったみたいだ。

「な、な…どういう事だおまえ!」
「賊に味方する気か!」
「ぶっ殺すぞこのクソガキがぁ!」
 口々に罵声を浴びせてくる。彼我の実力差を考えればわからないかね。不意打ちだったからとでも思ってるのか?

「…どういう事だ?お前は私達を助けようとしてくれているのか?」
「いいや。助けようとは思っていない。利用しようと思っている」
 僕の言葉に訝しがるアデリス。そりゃこの言葉だけだったら意味わからんよな。でも言葉の通りだ。

「俺の仕事を手伝えアデリス。そうすればこの場は助けてやろう」
 僕と鉢合わせなければこんな事にはならなかっただろうな。不運だったな。だが出会ってしまったのはしょうがない。誰も責める事は出来ない。

「己の不運を嘆いているうちに手下共は殺され、お前は弄ばれて帝国に運ばれて斬殺だな。祖国再興も叶わず打ち捨てられて終わりだぞ?」
「手伝わないと言ったら?」
「どうもしない。俺はこのままこの場を去るだけだ」
「この場から逃れられると…?」
 アデリスの言葉に頷く。「逃がすわけねぇだろうが!」とほざく奴がいたので殺しておいた。

「さぁ時間だ決めろ」
 僕の言葉に少しだけ周囲を見渡すアデリス。手下共は口を挟まないようだ。アデリスを見て頷いている。ふむ、忠誠心の高い馬鹿共だな。悪くない。それを見てアデリスも覚悟を決めたようだ。手に持っていた剣をその場に放り捨てた。

「ふぅ……アデリス・フォン・フィエヨルカ並びにフィエヨルカ兵一同は此処に主様に忠誠を誓います」
 膝をつき頭を垂れた。周囲にいた手下共も同様に剣を捨て頭を垂れる。それを見て僕は頷くと、甲板上に居た全てのマンカラ乗組員を一気に斬り伏せた。断末魔を上げる時間さえ与えない。出入り口付近に数名の乗組員が残っているから、港までは十分航行出来るだろう。


◆◇◆◇
 アデリス達を先に海賊船に戻らせた。すでに海賊船はアジトに向かって航行し始めている。僕もさっさと残った用事を済ませてしまおう。

「お、お前どうするつもりだ!このまま逃げられるとでも思っているのか!」
「そ、そうだそうだ!マンカラを敵に回すつもりか!?全世界から狙われるぞ!」
「マンカラ発で全世界に賞金首として触れ回ってやるからな!」
 うるさいな。とてもうるさい。

「いいかダム、よく聞け」
 僕の言葉に身体をビクッと震わせる一人の乗組員。
「俺はこのままこの船を沈めても一向に構わない。トクツ、この意味がわかるか?」
「お前達が俺の事をマンカラに言ってみろ、俺はデルグを、お前達を地の果てまで追いかけるぞ」
「デルグの娘ククも殺す。ダムの老いた母カーミラも殺す。トクツの恋人ティナも殺す。俺にはそれが出来る。わかるな?」

 恐怖に慄く三人。こうなったら筋骨隆々な身体も滑稽だな。
「戻ってから言っても構わない。俺にはすぐ分かるからな。その時はマンカラにいようがどの大陸のどれだけ僻地だろうが必ず殺しに行くから覚悟した上で言えよ」
 それだけ言って僕は背を向け、船首に向かって歩き始める。すでに海賊船はそれなりに離れてしまっている。ざっと200メートルほどか?

「やべぇ、やべぇ…」
「無理だ。絶対に言えない」
「あいつ人間じゃねぇ…。魔族か…?」
「なんで俺の娘の名前まで知ってるんだよ」
「俺の母ちゃんもだ」
「誰にも言ってなかったのに…」
「おっ、お前ティナちゃんと本当に付き合ってんのかよ!?」
「そうだ!お前本当か!?」
「今はそれどころじゃないだろうが!」
「それも大事な事だろう!」
「そうだそうだ!はっきりしろ!」

 馬鹿共の馬鹿な会話を無視する。船首から海賊船まで200メートル。膝を少しだけ曲げ、勢いよく飛んだ。

「「「えぇぇぇ!!」」」

 後ろから馬鹿どもの声がする。眼前に見えてきたアデリス達も驚いた顔をしているな。そんな事で驚いていては僕の仕事は手伝えないぞ。
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