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EP 9
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英雄の失墜、管理者の勝利
「押せ! 押せぇ! 今こそ攻守交代(ターンオーバー)だ!」
坂上真一の号令が、雨上がりの空に響き渡った。
主君が自ら剣を振るい、敵の猛将・福島正則を撃破したという事実は、明智軍にとって最強の興奮剤(ドーピング)となった。
「殿に続けぇ!」
「我らが殿は、剣聖の再来ぞ!」
これまで防戦一方で鬱憤が溜まっていた明智の兵たちが、逆茂木を乗り越え、泥沼を蹴立てて反撃に出る。
一方、羽柴秀吉軍は完全に足並みが乱れていた。
「一番槍」を競っていた前衛部隊は、クレイモアの爆発と十字砲火で半壊。頼みの綱だった猛将・正則も討ち取られ(気絶し)、指揮系統が寸断されている。
そこへ、明智軍の整然とした「歩兵戦闘」が襲いかかる。
個人の武勇で突っ込むのではない。槍隊が横一列に並び、壁となって押し進む。その隙間から、鉄砲隊が至近距離で冷徹に敵を撃ち抜く。
現代のライオット・コントロール(暴動鎮圧)に近い、組織的な制圧戦術。
疲労困憊の秀吉軍には、これを押し返す体力(スタミナ)は残っていなかった。
***
「ええい、何をしておる! 下がるな! 下がれば斬るぞ!」
後方の本陣で、羽柴秀吉は半狂乱になって采配を振り回していた。
戦況モニターが真っ赤に染まっていくような焦燥感。
勝てるはずだった。
数も、勢いも、「物語(ストーリー)」も、すべて自分にあったはずだ。
なぜだ。
なぜ、あの「生真面目で融通の利かない」明智光秀ごときに、ここまで完璧に封じ込められる?
「官兵衛! 策はないか! 何か逆転の一手は!」
「……殿。もはや、戦術レベルでの挽回は不可能です」
軍師・黒田官兵衛は、冷ややかな目で見切っていた。
彼の目は、既に「負け戦をいかに最小限の損害で畳むか」に向いていたが、秀吉は諦めきれない。
「いや、まだだ! 兵の士気を戻せば勝てる! ……そうだ、あれを使う!」
秀吉は馬に飛び乗ると、拡声器代わりの巨大な法螺貝を吹かせ、前線へ向かって絶叫した。
「者共! 聞けぇ! 信長様は生きておられる! 兵庫にお着きになられた! この戦は弔い合戦ではない! 上様御自らの援軍が、すぐそこまで来ておるのじゃあ!」
大嘘である。
しかし、混乱の極みにある戦場では、その嘘が希望となる。
「信長公が生きている?」
「本当か!?」
浮足立っていた秀吉軍の兵たちが、再び立ち止まりかける。カリスマによる洗脳に近い扇動。これが秀吉の真骨頂だ。
だが、坂上はそれさえも「予測済み(イン・ザ・シナリオ)」だった。
***
「……始まったな、情報戦(インフォメーション・ウォーフェア)」
坂上は、喚き散らす秀吉の声を遠くに聞きながら、静かに脇に控える僧侶に合図を送った。
本能寺で信長の遺体を検分し、丁重に葬儀を執り行った高僧だ。
彼が捧げ持っているのは、白木の箱。
坂上は、戦場の最前線に立ち、秀吉に負けないよう腹から声を張り上げた。
ただし、絶叫ではない。
よく通る、低く落ち着いた「報告」の声だ。
「羽柴筑前守秀吉殿! ……貴殿の情報は誤りである!」
戦場が一瞬、静まり返る。
「織田信長公は、6月2日未明、本能寺にて死亡を確認(コンファーム)。……遺体は我が軍が確保し、既に荼毘に付した!」
「う、嘘を申すな光秀! 貴様の戯言など誰も信じぬわ!」秀吉が叫び返す。
坂上は、眉一つ動かさず、僧侶から箱を受け取った。
そして、その蓋を厳かに開け、中にある「遺骨」と、焼け残った信長の愛刀「不動国行」を高々と掲げた。
「これを見よ! 公が片時も離さなかった愛刀だ! ……秀吉、貴様は主君の死を利用し、兵を騙して死地に追いやるか!」
坂上の言葉には、嘘をつく者特有の揺らぎがない。
絶対的な「事実」だけが持つ重み。
「私は、信長公を討った。その事実は否定しない。……だが、死者を冒涜するような嘘はつかん! 兵たちよ、見ろ! お前たちが信じている『援軍』など来ない! そこにいるのは、お前たちを捨て駒にする嘘つきだけだ!」
ザワ……と空気が変わった。
秀吉軍の兵士たちが、疑いの眼差しを秀吉に向ける。
「信長様は……本当に生きてるのか?」
「そういえば、誰も姿を見ていない」
「あの光秀様が、あそこまで堂々と言い切るなら……」
魔法が、解けた。
「……殿。潮時です」
黒田官兵衛が、秀吉の馬の手綱を掴んだ。
「これ以上は、兵が我らを売り渡しかねません。……撤退を」
「ぐ、ぬぅぅ……!」
秀吉は、ギリギリと歯ぎしりをして、坂上を睨みつけた。
その視線の先で、坂上は刀を納め、ただ静かにこちらを見返している。
勝者の驕りも、嘲笑もない。
ただ、「業務を遂行した」という事務的な顔で。
「……覚えておれ、光秀! この借りは、必ず返すぞぉぉ!」
秀吉が馬首を返した。
それが合図だった。
羽柴軍は雪崩を打って壊走を始めた。
***
「敵が崩れたぞ!」
「追え! 追撃だ!」
「秀吉の首を獲れば、我らが天下人だ!」
明智軍の武将たちが、血走った目で追撃に移ろうとする。
勝勢に乗じて敵を殲滅する。それが戦国のセオリーだ。
だが、坂上の声がそれを遮った。
「総員、停止(ホールド)!」
水を打ったように場が静まる。
斎藤利三が、信じられないという顔で駆け寄ってきた。
「殿! なぜ止めますか! 今追えば、秀吉を討ち取れますぞ!」
「……深追いはするな」
坂上は、逃げていく秀吉軍の背中を見つめながら、冷静に言った。
「我々の弾薬は残り少ない。兵の疲労もピークだ。これ以上戦線を拡大すれば、逆襲(カウンター)を受けるリスクがある」
それに、と坂上は心の中で付け加えた。
(ここで秀吉を殺してしまえば、歴史が変わりすぎる。徳川家康、柴田勝家……他の勢力とのバランスが崩れ、戦国乱世が泥沼化する恐れがある。今は『秀吉を撃退し、明智の生存権を確立した』という事実だけで十分だ)
坂上は、軍配をパタリと閉じた。
「状況終了(ミッション・コンプリート)。……全軍、勝鬨を上げよ。我々の勝利だ」
一拍の沈黙の後。
ワァァァァァァァッ!!
天王山の麓に、明智軍の勝利の雄叫びが轟いた。
坂上は、泥だらけの陣地の中で、そっと空を見上げた。
雨雲が去り、夕日が差し込んでいる。
「……ふう」
大きく息を吐き出すと、急激な脱力感が襲ってきた。
50歳の体に、戦場の疲労がのしかかる。
坂上は、懐から竹筒を取り出し、残っていた冷たい麦湯を一口飲んだ。
「……まずいな」
泥と硝煙の混じった味。
だが、それは「生き残った味」だった。
こうして、歴史の転換点となる「山崎の戦い」は、明智光秀(中身は坂上真一)の完全勝利で幕を閉じた。
だが、これはまだ序章に過ぎない。
「三日天下」を回避した坂上の前には、さらに強大な敵――世界の列強と、この国の古いシステムそのもの――が立ちはだかろうとしていた。
「押せ! 押せぇ! 今こそ攻守交代(ターンオーバー)だ!」
坂上真一の号令が、雨上がりの空に響き渡った。
主君が自ら剣を振るい、敵の猛将・福島正則を撃破したという事実は、明智軍にとって最強の興奮剤(ドーピング)となった。
「殿に続けぇ!」
「我らが殿は、剣聖の再来ぞ!」
これまで防戦一方で鬱憤が溜まっていた明智の兵たちが、逆茂木を乗り越え、泥沼を蹴立てて反撃に出る。
一方、羽柴秀吉軍は完全に足並みが乱れていた。
「一番槍」を競っていた前衛部隊は、クレイモアの爆発と十字砲火で半壊。頼みの綱だった猛将・正則も討ち取られ(気絶し)、指揮系統が寸断されている。
そこへ、明智軍の整然とした「歩兵戦闘」が襲いかかる。
個人の武勇で突っ込むのではない。槍隊が横一列に並び、壁となって押し進む。その隙間から、鉄砲隊が至近距離で冷徹に敵を撃ち抜く。
現代のライオット・コントロール(暴動鎮圧)に近い、組織的な制圧戦術。
疲労困憊の秀吉軍には、これを押し返す体力(スタミナ)は残っていなかった。
***
「ええい、何をしておる! 下がるな! 下がれば斬るぞ!」
後方の本陣で、羽柴秀吉は半狂乱になって采配を振り回していた。
戦況モニターが真っ赤に染まっていくような焦燥感。
勝てるはずだった。
数も、勢いも、「物語(ストーリー)」も、すべて自分にあったはずだ。
なぜだ。
なぜ、あの「生真面目で融通の利かない」明智光秀ごときに、ここまで完璧に封じ込められる?
「官兵衛! 策はないか! 何か逆転の一手は!」
「……殿。もはや、戦術レベルでの挽回は不可能です」
軍師・黒田官兵衛は、冷ややかな目で見切っていた。
彼の目は、既に「負け戦をいかに最小限の損害で畳むか」に向いていたが、秀吉は諦めきれない。
「いや、まだだ! 兵の士気を戻せば勝てる! ……そうだ、あれを使う!」
秀吉は馬に飛び乗ると、拡声器代わりの巨大な法螺貝を吹かせ、前線へ向かって絶叫した。
「者共! 聞けぇ! 信長様は生きておられる! 兵庫にお着きになられた! この戦は弔い合戦ではない! 上様御自らの援軍が、すぐそこまで来ておるのじゃあ!」
大嘘である。
しかし、混乱の極みにある戦場では、その嘘が希望となる。
「信長公が生きている?」
「本当か!?」
浮足立っていた秀吉軍の兵たちが、再び立ち止まりかける。カリスマによる洗脳に近い扇動。これが秀吉の真骨頂だ。
だが、坂上はそれさえも「予測済み(イン・ザ・シナリオ)」だった。
***
「……始まったな、情報戦(インフォメーション・ウォーフェア)」
坂上は、喚き散らす秀吉の声を遠くに聞きながら、静かに脇に控える僧侶に合図を送った。
本能寺で信長の遺体を検分し、丁重に葬儀を執り行った高僧だ。
彼が捧げ持っているのは、白木の箱。
坂上は、戦場の最前線に立ち、秀吉に負けないよう腹から声を張り上げた。
ただし、絶叫ではない。
よく通る、低く落ち着いた「報告」の声だ。
「羽柴筑前守秀吉殿! ……貴殿の情報は誤りである!」
戦場が一瞬、静まり返る。
「織田信長公は、6月2日未明、本能寺にて死亡を確認(コンファーム)。……遺体は我が軍が確保し、既に荼毘に付した!」
「う、嘘を申すな光秀! 貴様の戯言など誰も信じぬわ!」秀吉が叫び返す。
坂上は、眉一つ動かさず、僧侶から箱を受け取った。
そして、その蓋を厳かに開け、中にある「遺骨」と、焼け残った信長の愛刀「不動国行」を高々と掲げた。
「これを見よ! 公が片時も離さなかった愛刀だ! ……秀吉、貴様は主君の死を利用し、兵を騙して死地に追いやるか!」
坂上の言葉には、嘘をつく者特有の揺らぎがない。
絶対的な「事実」だけが持つ重み。
「私は、信長公を討った。その事実は否定しない。……だが、死者を冒涜するような嘘はつかん! 兵たちよ、見ろ! お前たちが信じている『援軍』など来ない! そこにいるのは、お前たちを捨て駒にする嘘つきだけだ!」
ザワ……と空気が変わった。
秀吉軍の兵士たちが、疑いの眼差しを秀吉に向ける。
「信長様は……本当に生きてるのか?」
「そういえば、誰も姿を見ていない」
「あの光秀様が、あそこまで堂々と言い切るなら……」
魔法が、解けた。
「……殿。潮時です」
黒田官兵衛が、秀吉の馬の手綱を掴んだ。
「これ以上は、兵が我らを売り渡しかねません。……撤退を」
「ぐ、ぬぅぅ……!」
秀吉は、ギリギリと歯ぎしりをして、坂上を睨みつけた。
その視線の先で、坂上は刀を納め、ただ静かにこちらを見返している。
勝者の驕りも、嘲笑もない。
ただ、「業務を遂行した」という事務的な顔で。
「……覚えておれ、光秀! この借りは、必ず返すぞぉぉ!」
秀吉が馬首を返した。
それが合図だった。
羽柴軍は雪崩を打って壊走を始めた。
***
「敵が崩れたぞ!」
「追え! 追撃だ!」
「秀吉の首を獲れば、我らが天下人だ!」
明智軍の武将たちが、血走った目で追撃に移ろうとする。
勝勢に乗じて敵を殲滅する。それが戦国のセオリーだ。
だが、坂上の声がそれを遮った。
「総員、停止(ホールド)!」
水を打ったように場が静まる。
斎藤利三が、信じられないという顔で駆け寄ってきた。
「殿! なぜ止めますか! 今追えば、秀吉を討ち取れますぞ!」
「……深追いはするな」
坂上は、逃げていく秀吉軍の背中を見つめながら、冷静に言った。
「我々の弾薬は残り少ない。兵の疲労もピークだ。これ以上戦線を拡大すれば、逆襲(カウンター)を受けるリスクがある」
それに、と坂上は心の中で付け加えた。
(ここで秀吉を殺してしまえば、歴史が変わりすぎる。徳川家康、柴田勝家……他の勢力とのバランスが崩れ、戦国乱世が泥沼化する恐れがある。今は『秀吉を撃退し、明智の生存権を確立した』という事実だけで十分だ)
坂上は、軍配をパタリと閉じた。
「状況終了(ミッション・コンプリート)。……全軍、勝鬨を上げよ。我々の勝利だ」
一拍の沈黙の後。
ワァァァァァァァッ!!
天王山の麓に、明智軍の勝利の雄叫びが轟いた。
坂上は、泥だらけの陣地の中で、そっと空を見上げた。
雨雲が去り、夕日が差し込んでいる。
「……ふう」
大きく息を吐き出すと、急激な脱力感が襲ってきた。
50歳の体に、戦場の疲労がのしかかる。
坂上は、懐から竹筒を取り出し、残っていた冷たい麦湯を一口飲んだ。
「……まずいな」
泥と硝煙の混じった味。
だが、それは「生き残った味」だった。
こうして、歴史の転換点となる「山崎の戦い」は、明智光秀(中身は坂上真一)の完全勝利で幕を閉じた。
だが、これはまだ序章に過ぎない。
「三日天下」を回避した坂上の前には、さらに強大な敵――世界の列強と、この国の古いシステムそのもの――が立ちはだかろうとしていた。
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