29 / 59
EP 9
ダンジョンを『地下100階建て』に増築(解体)しました
「よし、資材はいっぱいあるな。それじゃ、サクッと間取りを作っていくか」
俺は、さっきまで『古代ゴーレム』だった砂利の山を前に、腕まくりをした。
この地下空間は無駄にだだっ広いが、居住用としては仕切りがない。いわゆるワンルーム(推定ドーム球場3個分)だ。
これじゃプライバシーがないし、何より暖房効率が悪い。
「Boss……。一応言っておくが、その砂利、ただの石じゃねえぞ。神話の金属『オリハルコン』と『ヒヒイロカネ』が混ざってる。城が建つどころか、国が買えるレベルの超高級素材だ」
ジャックが、足元のキラキラ光る砂利を震える手で掬い上げながら言った。
「ヒヒイロカネ? ああ、なんか赤っぽい石だな。レンガ代わりにちょうどいい」
「……Oh、My God。価値観の崩壊(ブレイクダウン)だ」
ジャックは頭を抱え、カレンは「さすが師匠! 素材の真価を見抜く慧眼!」と的外れな拍手をしている。
俺はデッキブラシを指揮棒のように構え、広大な地下空間の「壁」と「床」を睨んだ。
イメージするのは、快適なマンション。
いや、どうせタダの土地(ダンジョン)だ。もっとデカくてもいい。
俺は脳内で、このダンジョン全体の構造をスキャンした。
地下深くへと続く、何層にも重なった巨大な迷宮構造。
「……よし、床をぶち抜いて、下まで繋げるか」
俺は、足元の分厚い岩盤(迷宮の床)に向けて、ブラシを突き立てた。
「――『構造解体・再構築(フル・リノベーション)』!」
ドゴォォォォォォンッ!!
凄まじい轟音が地下空間に響き渡った。
破壊ではない。再編だ。
何万トンという岩盤が、まるでテトリスのブロックのように綺麗に分離し、空中で形を変えていく。
同時に、集めておいた「オリハルコンの砂利」が溶け出し、新たな柱や壁として組み上がっていく。
「な、なんだ!? 地面が沈んで……いや、空間が広がっている!?」
ジャックが悲鳴を上げた。
俺たちが立っていた床の中央が、巨大な吹き抜けとなって遥か下層まで貫通したのだ。
その吹き抜けに沿って、螺旋状の階段と、各階層への広大なフロアが形成されていく。
1層、10層、50層……。
迷宮の「壁」や「罠」として存在していた無駄な構造物を全て『解体』し、快適な居住空間(フローリング張り)へと再構築していく。
照明の代わりに、倒したモンスターから取れた「特級魔石」を天井に埋め込むと、シャンデリアのように優しく発光した。
キュイイイイン……!
数分後。
光と轟音が収まった時、そこには――。
「……できた」
俺は額の汗を拭った。
見下ろせば、地底の底まで続く、煌びやかな『地下100階建ての超高層(深層)マンション』が完成していた。
各階には、オリハルコン製の頑丈な防音ドアが完備されている。
「……Crazy……。たった数分で、神の迷宮を、巨大なビルディングに変えちまった……」
ジャックが膝から崩れ落ちた。
カレンも「ああっ、師匠の創られたこの神殿……ここに住めるなんて、私は果報者です!」と床に頬ずりしている。
「よし、間取りの割り当てだ。ジャック、お前は騒がしいから地下99階な」
「Yeah! サンキューBoss! 一番広いペントハウス(最下層)だな!」
「カレンは地下98階だ。勝手に上の階(俺の部屋)に上がってくるなよ」
「そんな! 毎朝のお世話はどうすれば!」
文句を言い合う二人を尻目に、俺は満足げにうなずいた。
これで、六畳一間の酸欠アパートから解放される。
「お兄ちゃーん? 下からすごい音したけど、何やって……えっ?」
そこへ、上のアパート(押し入れ)から、ハシゴを伝って未緒が降りてきた。
彼女は、眼下に広がる「地下100階建ての超豪華マンション(シャンデリア付き)」を見て、完全にフリーズした。
「……お兄ちゃん。これ、何?」
「俺たちの新居だ。広いだろ? 未緒の部屋は地下1階な。防音完璧だから、推しのライブ映像も大音量で流せるぞ」
俺はドヤ顔で言った。
だが、未緒の顔は引きつっていた。
「そういう問題じゃない!!」
未緒が俺の胸ぐらを掴んで揺さぶった。
「これ、建築基準法とか大丈夫なの!? 勝手に地下100階も掘って、地盤沈下とかしないの!? てか、これ絶対、固定資産税ヤバいよ!」
「あ……」
俺は盲点を突かれて固まった。
固定資産税。
こんなオリハルコンだらけの100LDK(地下)、もし役所にバレたら、一体いくら請求されるんだ?
「だ、大丈夫だろ。地下室は容積率の緩和措置があるって、ネットの受け売りで聞いたことあるし……。それに、外からは見えない隠し部屋(ダンジョン)だし」
「誤魔化せる規模じゃないでしょバカ! こんなの、人工衛星とか魔力探知機から見たら一発でバレるわよ!」
未緒の言う通りだった。
俺はただ「部屋を広くしたかっただけ」なのだが、特級ダンジョンを丸ごと「俺色」に書き換えたことによる魔力波紋は、すでに地上へと漏れ出していたのである。
◇
同時刻。
ワシントンD.C.、ホワイトハウス地下の戦略司令室。
そして、東京の首相官邸。
世界中の「魔力観測所」で、異常を知らせるレッドアラートが鳴り響いていた。
『大統領! 日本の東京にて、史上最大クラスの魔力変動を観測!』
『特級ダンジョンが……消滅しました! いえ、構造そのものが書き換えられ、全く未知の「何か」に変貌しています!』
『震源地は……あの九条湊の居住アパートです!』
報告を受けた各国首脳たちは、戦慄と共に立ち上がった。
「また、あの清掃員(九条)か……!」
「彼はいったい、自分のアパートの地下で何を造り出したというのだ……大量破壊兵器の工場か!? それとも独立国家か!?」
世界中がパニックに陥る中。
張本人である俺は、地下1階のリビング(元ボス部屋)で、快適になった特大ソファに寝転がり、鼻歌交じりにテレビを見ていた。
「いやぁ、やっぱ広い部屋は最高だなー」
世界を巻き込む大騒動が、アパートの玄関先まで迫っているとも知らずに。
「よし、資材はいっぱいあるな。それじゃ、サクッと間取りを作っていくか」
俺は、さっきまで『古代ゴーレム』だった砂利の山を前に、腕まくりをした。
この地下空間は無駄にだだっ広いが、居住用としては仕切りがない。いわゆるワンルーム(推定ドーム球場3個分)だ。
これじゃプライバシーがないし、何より暖房効率が悪い。
「Boss……。一応言っておくが、その砂利、ただの石じゃねえぞ。神話の金属『オリハルコン』と『ヒヒイロカネ』が混ざってる。城が建つどころか、国が買えるレベルの超高級素材だ」
ジャックが、足元のキラキラ光る砂利を震える手で掬い上げながら言った。
「ヒヒイロカネ? ああ、なんか赤っぽい石だな。レンガ代わりにちょうどいい」
「……Oh、My God。価値観の崩壊(ブレイクダウン)だ」
ジャックは頭を抱え、カレンは「さすが師匠! 素材の真価を見抜く慧眼!」と的外れな拍手をしている。
俺はデッキブラシを指揮棒のように構え、広大な地下空間の「壁」と「床」を睨んだ。
イメージするのは、快適なマンション。
いや、どうせタダの土地(ダンジョン)だ。もっとデカくてもいい。
俺は脳内で、このダンジョン全体の構造をスキャンした。
地下深くへと続く、何層にも重なった巨大な迷宮構造。
「……よし、床をぶち抜いて、下まで繋げるか」
俺は、足元の分厚い岩盤(迷宮の床)に向けて、ブラシを突き立てた。
「――『構造解体・再構築(フル・リノベーション)』!」
ドゴォォォォォォンッ!!
凄まじい轟音が地下空間に響き渡った。
破壊ではない。再編だ。
何万トンという岩盤が、まるでテトリスのブロックのように綺麗に分離し、空中で形を変えていく。
同時に、集めておいた「オリハルコンの砂利」が溶け出し、新たな柱や壁として組み上がっていく。
「な、なんだ!? 地面が沈んで……いや、空間が広がっている!?」
ジャックが悲鳴を上げた。
俺たちが立っていた床の中央が、巨大な吹き抜けとなって遥か下層まで貫通したのだ。
その吹き抜けに沿って、螺旋状の階段と、各階層への広大なフロアが形成されていく。
1層、10層、50層……。
迷宮の「壁」や「罠」として存在していた無駄な構造物を全て『解体』し、快適な居住空間(フローリング張り)へと再構築していく。
照明の代わりに、倒したモンスターから取れた「特級魔石」を天井に埋め込むと、シャンデリアのように優しく発光した。
キュイイイイン……!
数分後。
光と轟音が収まった時、そこには――。
「……できた」
俺は額の汗を拭った。
見下ろせば、地底の底まで続く、煌びやかな『地下100階建ての超高層(深層)マンション』が完成していた。
各階には、オリハルコン製の頑丈な防音ドアが完備されている。
「……Crazy……。たった数分で、神の迷宮を、巨大なビルディングに変えちまった……」
ジャックが膝から崩れ落ちた。
カレンも「ああっ、師匠の創られたこの神殿……ここに住めるなんて、私は果報者です!」と床に頬ずりしている。
「よし、間取りの割り当てだ。ジャック、お前は騒がしいから地下99階な」
「Yeah! サンキューBoss! 一番広いペントハウス(最下層)だな!」
「カレンは地下98階だ。勝手に上の階(俺の部屋)に上がってくるなよ」
「そんな! 毎朝のお世話はどうすれば!」
文句を言い合う二人を尻目に、俺は満足げにうなずいた。
これで、六畳一間の酸欠アパートから解放される。
「お兄ちゃーん? 下からすごい音したけど、何やって……えっ?」
そこへ、上のアパート(押し入れ)から、ハシゴを伝って未緒が降りてきた。
彼女は、眼下に広がる「地下100階建ての超豪華マンション(シャンデリア付き)」を見て、完全にフリーズした。
「……お兄ちゃん。これ、何?」
「俺たちの新居だ。広いだろ? 未緒の部屋は地下1階な。防音完璧だから、推しのライブ映像も大音量で流せるぞ」
俺はドヤ顔で言った。
だが、未緒の顔は引きつっていた。
「そういう問題じゃない!!」
未緒が俺の胸ぐらを掴んで揺さぶった。
「これ、建築基準法とか大丈夫なの!? 勝手に地下100階も掘って、地盤沈下とかしないの!? てか、これ絶対、固定資産税ヤバいよ!」
「あ……」
俺は盲点を突かれて固まった。
固定資産税。
こんなオリハルコンだらけの100LDK(地下)、もし役所にバレたら、一体いくら請求されるんだ?
「だ、大丈夫だろ。地下室は容積率の緩和措置があるって、ネットの受け売りで聞いたことあるし……。それに、外からは見えない隠し部屋(ダンジョン)だし」
「誤魔化せる規模じゃないでしょバカ! こんなの、人工衛星とか魔力探知機から見たら一発でバレるわよ!」
未緒の言う通りだった。
俺はただ「部屋を広くしたかっただけ」なのだが、特級ダンジョンを丸ごと「俺色」に書き換えたことによる魔力波紋は、すでに地上へと漏れ出していたのである。
◇
同時刻。
ワシントンD.C.、ホワイトハウス地下の戦略司令室。
そして、東京の首相官邸。
世界中の「魔力観測所」で、異常を知らせるレッドアラートが鳴り響いていた。
『大統領! 日本の東京にて、史上最大クラスの魔力変動を観測!』
『特級ダンジョンが……消滅しました! いえ、構造そのものが書き換えられ、全く未知の「何か」に変貌しています!』
『震源地は……あの九条湊の居住アパートです!』
報告を受けた各国首脳たちは、戦慄と共に立ち上がった。
「また、あの清掃員(九条)か……!」
「彼はいったい、自分のアパートの地下で何を造り出したというのだ……大量破壊兵器の工場か!? それとも独立国家か!?」
世界中がパニックに陥る中。
張本人である俺は、地下1階のリビング(元ボス部屋)で、快適になった特大ソファに寝転がり、鼻歌交じりにテレビを見ていた。
「いやぁ、やっぱ広い部屋は最高だなー」
世界を巻き込む大騒動が、アパートの玄関先まで迫っているとも知らずに。
あなたにおすすめの小説
レベル1の時から育ててきたパーティメンバーに裏切られて捨てられたが、俺はソロの方が本気出せるので問題はない
あつ犬
ファンタジー
王国最強のパーティメンバーを鍛え上げた、アサシンのアルマ・アルザラットはある日追放され、貯蓄もすべて奪われてしまう。 そんな折り、とある剣士の少女に助けを請われる。「パーティメンバーを助けてくれ」! 彼の人生が、動き出す。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
ダンジョンで迷惑配信者をやっていた俺。うっかりアイドル配信者を襲ってたドラゴンをぶっ飛ばした結果、良い人バレして鬼バズる
果 一@【弓使い】2巻刊行決定!!
ファンタジー
矢上一樹は、ダンジョンでマナー違反行為を繰り返す迷惑系配信者だ。
他人の獲物を奪う、弱いモンスターをいたぶる、下品な言葉遣い。やりたい放題やって人気を得ていた彼だったが――ある日、うっかり配信を切り忘れて律儀な一面がバレてしまう。
焦った一樹はキャラを取り繕うも、時すでに遅し。一樹の素は大々的に拡散され話題沸騰していて――さらには、助けた美少女が人気アイドル配信者だったことで、全国レベルでバズってしまい!?
これは、炎上系配信者が最強でただのいいヤツだった的な、わりとよくある物語。
※本作はカクヨムでも連載しています。そちらでのタイトルは「ダンジョンで迷惑配信者をやっていた俺。うっかりアイドル配信者を助けた結果、良い人バレして鬼バズってしまう~もう元のキャラには戻れないかもしれない〜」となります。
ダンジョンのある生活《スマホ片手にレベルアップ》
盾乃あに
ファンタジー
進藤タクマは25歳、彼女にフラれて同棲中の家を追い出され、新しい部屋を借りたがそこにはキッチンに見知らぬ扉が付いていた。床下収納だと思って開けたらそこは始まりのダンジョンだった。
ダンジョンを攻略する自衛隊、タクマは部屋を譲り新しい部屋に引っ越すが、そこにもダンジョンが……
始まりのダンジョンを攻略することになったタクマ。
さぁ、ダンジョン攻略のはじまりだ。
魔力ゼロの落ちこぼれ貴族、神々のエラーメッセージが読めるようになる~「神罰」のシステム権限で学園無双しつつ、本人だけはただのデバッグ作業だと
蒼月よる
ファンタジー
魔法(ナノマシン干渉)が使えず、名門アルマンド家の恥晒しとされた三男アッシュ。
実技試験に落ちて旧図書棟の掃除をさせられていた彼は、謎の遺物(管理デバイス)に触れたことで、世界の最高管理者権限(デバッガー権限)を手に入れてしまう。
「魔法」とは環境中の魔素を操作する事象。そして「神の奇跡」とは環境管理AIの気まぐれであるこの世界において。
アッシュの目には、相手の放つ魔法が単なる『不正なプロセスのエラーログ』として映り、頭の中で『YES(強制終了パッチ)』を選択するだけで完全に消去できるようになったのだ!
一切の詠唱も魔力発生も伴わずに、同級生の最大魔法をフッと消し去り、暴走する巨大魔物をワンボタンで光の粒子に還元するアッシュ。
本人はただ「うるさい警告文が出たからOKを押してデバッグ(人助け)しているだけ」のつもりなのだが……。
これは、エラーログを消しているだけの落ちこぼれ少年が、王都の至高魔法学園で「神の奇跡を下す聖者」として盛大に勘違いされながら成り上がっていく、痛快無双ファンタジー!
この作品は以下の箇所にAI(Claude Code)を利用しています。
・世界観・設定の管理補助
・プロット段階の壁打ち
・作者による執筆後の校正
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。