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EP 11
フランスの聖騎士が『料理対決(経済戦争)』を挑んできた
「アーニャさん、そっちの畝(うね)の収穫終わった?」
「はいっ、湊さん! 大豊作です!」
地下50層、『九条農園』。
銀髪の美少女(元・ロシア最高峰の暗殺者)アーニャは、すっかり板についた麦わら帽子と首掛けタオル姿で、カゴいっぱいの『神殺しトマト』を抱えて笑顔を弾けさせていた。
「よしよし。じゃあ、今日のバイト代な」
俺がもぎたてのトマトを一つ渡すと、アーニャは「ありがとうございます!」と両手で受け取り、幸せそうに丸かじりした。
彼女がうちのパートタイム農婦になってから数日。どうやら祖国からの仕送りが完全に途絶えたらしく、今では103号室から毎日畑に通い詰めている。
よく働くし、素直でいい子だ。暗殺者? なんのことか分からない。
「いやー、それにしても採れすぎたな。冷蔵庫に入りきらないぞ」
俺は山積みになったトマトの箱を見て腕を組んだ。
生活費を浮かせるために始めた家庭菜園だが、邪神コア(空気清浄機)のマイナスイオン効果が凄まじく、毎日毎日アホみたいな量が収穫できてしまう。
「お兄ちゃん、これネット通販で売ろうよ! 絶対儲かるって!」
「そうだな。ご近所さんに配るにしても限度があるし……」
未緒とそんな相談をしていた、その時だった。
『――聴けェェェッ!! 九条独立国の王、ならびにその眷属たちよ!!』
突然、地上(アパートの外)から、拡声器を使ったような大音声が響き渡った。
「ん? なんだ、チリ紙交換か?」
「いや、チリ紙交換は『眷属たちよ』とか言わないでしょ」
未緒にツッコミを入れられながら、俺たちはエレベーターで102号室(地上)へと戻り、玄関のドアを開けた。
「……は?」
俺は目を瞬かせた。
アパート『ひまわり荘』の前の狭い路地。
そこに立っていたのは、チリ紙交換の軽トラではなく――。
眩いばかりに輝く白銀の全身鎧(フルプレートアーマー)を纏い、純白のマントをなびかせた、金髪碧眼の超絶イケメンだった。
背後には、フランス国旗を掲げた黒服のSPたちがズラリと並んでいる。
「我はフランス共和国の誇り! 栄光なる『太陽の聖騎士(パラディン)』にして、欧州最強のSランク探索者、ジャン・ル・ブラン!!」
鎧のイケメン――ジャンが、大仰なポーズで名乗りを上げた。
アパートの近所の主婦たちが、「あら、今日は西洋の騎士様?」「映画の撮影かしら」とヒソヒソ噂している。恥ずかしい。
「……えっと、フランスの騎士様が、うちのアパートに何の御用で?」
「決まっている! 貴様の作り出した『神の果実(トマト)』の独占輸出権を懸け、我と『決闘』せよ!!」
ジャンが、ビシィッ!と俺を指差した。
「ロシアの工作員(アーニャ)が、すでに貴様の農園に取り入り、神の果実を貪っているという情報は我が国の諜報部にも入っている! あの不老不死のトマトをロシアが独占すれば、世界の農業と美食のヒエラルキーが崩壊するのだ!」
ガシャァァン!と重い足音を鳴らし、ジャンが一歩前に出る。
「我らフランスは、美食(ガストロノミー)の頂点に立つ国! 貴様のトマトは、我が国が最高の料理に仕立て上げるのが運命(サダメ)! ……ゆえに!」
ジャンは腰に差していた、黄金の装飾が施された長剣を引き抜いた。
ボワァァァッ!
抜刀した瞬間、剣身から神々しい『聖なる炎』が立ち上る。
「我と『料理対決』で勝負しろ、九条湊!!」
「……料理対決?」
俺はポカンとした。
てっきり斬りかかってくるのかと思ったら、料理?
「そうだ! 貴様のトマトを使い、どちらがより美味なる至高の一皿を作れるか! 我らが勝てば、トマトの輸出権はフランスが独占する! もし貴様が勝てば……我が国の国家予算の10%を支払おう!」
「国家予算の10%!?」
未緒が目を金貨のような形にして食いついた。
「お兄ちゃん! やりなよ! どうせ今日のお昼ご飯作るつもりだったんだし!」
「いや、まあ料理はいいんだけどさ……」
俺は、ジャンがドヤ顔で構えている『燃える剣』をジッと見つめた。
「あのさ、ジャンさん。まさかその剣で、料理するつもり?」
「いかにも! これは我が国に伝わる国宝、聖剣『デュランダル』! この聖なる炎で焼き上げた肉は、至高の柔らかさと風味を約束するのだ!」
ジャンが剣を振りかざし、フハハハと高笑いする。
だが、俺の顔は険しくなっていた。
(……おいおい。いくらなんでも、そりゃないだろ)
俺の『解体』スキルを極めた目は、ごまかせない。
ジャン本人は『聖なる炎』だと思っているようだが、俺の目から見れば、あの剣の表面には、数百年にわたって斬り捨ててきた魔物や人間の『血のサビ』や『怨念(呪い)』が、ドス黒いヘドロのようにこびりついている。
その汚れが魔力と反応して、燃えているように見えているだけだ。
「……不衛生すぎる」
俺は無意識のうちに、玄関の横に立てかけてあった愛用のデッキブラシを手に取っていた。
「な、なんだ? いきなり掃除道具など持ち出して。負けを認めて掃除でも始めるか?」
「いや、違う」
俺は、怪訝な顔をするジャンの前にツカツカと歩み寄り、その『聖剣』を指差した。
「お前……そんな『サビ(呪い)』と『雑菌(怨念)』だらけの汚い剣で、食品(トマト)を調理するつもりか? 保健所の許可降りないぞ、それ」
「はぁっ!? サビだと!? 雑菌だと!? これは神に祝福された国宝だぞ!」
「いいから、ちょっと貸せ。そんなもん食材に向けたら、食中毒になるだろ」
俺はジャンから無理やり聖剣デュランダルをひったくると、デッキブラシを構えた。
「料理の基本は、まず調理器具の『洗浄』と『研ぎ』からだ」
さあ、国宝のサビ落とし(解体)の時間だ。
「アーニャさん、そっちの畝(うね)の収穫終わった?」
「はいっ、湊さん! 大豊作です!」
地下50層、『九条農園』。
銀髪の美少女(元・ロシア最高峰の暗殺者)アーニャは、すっかり板についた麦わら帽子と首掛けタオル姿で、カゴいっぱいの『神殺しトマト』を抱えて笑顔を弾けさせていた。
「よしよし。じゃあ、今日のバイト代な」
俺がもぎたてのトマトを一つ渡すと、アーニャは「ありがとうございます!」と両手で受け取り、幸せそうに丸かじりした。
彼女がうちのパートタイム農婦になってから数日。どうやら祖国からの仕送りが完全に途絶えたらしく、今では103号室から毎日畑に通い詰めている。
よく働くし、素直でいい子だ。暗殺者? なんのことか分からない。
「いやー、それにしても採れすぎたな。冷蔵庫に入りきらないぞ」
俺は山積みになったトマトの箱を見て腕を組んだ。
生活費を浮かせるために始めた家庭菜園だが、邪神コア(空気清浄機)のマイナスイオン効果が凄まじく、毎日毎日アホみたいな量が収穫できてしまう。
「お兄ちゃん、これネット通販で売ろうよ! 絶対儲かるって!」
「そうだな。ご近所さんに配るにしても限度があるし……」
未緒とそんな相談をしていた、その時だった。
『――聴けェェェッ!! 九条独立国の王、ならびにその眷属たちよ!!』
突然、地上(アパートの外)から、拡声器を使ったような大音声が響き渡った。
「ん? なんだ、チリ紙交換か?」
「いや、チリ紙交換は『眷属たちよ』とか言わないでしょ」
未緒にツッコミを入れられながら、俺たちはエレベーターで102号室(地上)へと戻り、玄関のドアを開けた。
「……は?」
俺は目を瞬かせた。
アパート『ひまわり荘』の前の狭い路地。
そこに立っていたのは、チリ紙交換の軽トラではなく――。
眩いばかりに輝く白銀の全身鎧(フルプレートアーマー)を纏い、純白のマントをなびかせた、金髪碧眼の超絶イケメンだった。
背後には、フランス国旗を掲げた黒服のSPたちがズラリと並んでいる。
「我はフランス共和国の誇り! 栄光なる『太陽の聖騎士(パラディン)』にして、欧州最強のSランク探索者、ジャン・ル・ブラン!!」
鎧のイケメン――ジャンが、大仰なポーズで名乗りを上げた。
アパートの近所の主婦たちが、「あら、今日は西洋の騎士様?」「映画の撮影かしら」とヒソヒソ噂している。恥ずかしい。
「……えっと、フランスの騎士様が、うちのアパートに何の御用で?」
「決まっている! 貴様の作り出した『神の果実(トマト)』の独占輸出権を懸け、我と『決闘』せよ!!」
ジャンが、ビシィッ!と俺を指差した。
「ロシアの工作員(アーニャ)が、すでに貴様の農園に取り入り、神の果実を貪っているという情報は我が国の諜報部にも入っている! あの不老不死のトマトをロシアが独占すれば、世界の農業と美食のヒエラルキーが崩壊するのだ!」
ガシャァァン!と重い足音を鳴らし、ジャンが一歩前に出る。
「我らフランスは、美食(ガストロノミー)の頂点に立つ国! 貴様のトマトは、我が国が最高の料理に仕立て上げるのが運命(サダメ)! ……ゆえに!」
ジャンは腰に差していた、黄金の装飾が施された長剣を引き抜いた。
ボワァァァッ!
抜刀した瞬間、剣身から神々しい『聖なる炎』が立ち上る。
「我と『料理対決』で勝負しろ、九条湊!!」
「……料理対決?」
俺はポカンとした。
てっきり斬りかかってくるのかと思ったら、料理?
「そうだ! 貴様のトマトを使い、どちらがより美味なる至高の一皿を作れるか! 我らが勝てば、トマトの輸出権はフランスが独占する! もし貴様が勝てば……我が国の国家予算の10%を支払おう!」
「国家予算の10%!?」
未緒が目を金貨のような形にして食いついた。
「お兄ちゃん! やりなよ! どうせ今日のお昼ご飯作るつもりだったんだし!」
「いや、まあ料理はいいんだけどさ……」
俺は、ジャンがドヤ顔で構えている『燃える剣』をジッと見つめた。
「あのさ、ジャンさん。まさかその剣で、料理するつもり?」
「いかにも! これは我が国に伝わる国宝、聖剣『デュランダル』! この聖なる炎で焼き上げた肉は、至高の柔らかさと風味を約束するのだ!」
ジャンが剣を振りかざし、フハハハと高笑いする。
だが、俺の顔は険しくなっていた。
(……おいおい。いくらなんでも、そりゃないだろ)
俺の『解体』スキルを極めた目は、ごまかせない。
ジャン本人は『聖なる炎』だと思っているようだが、俺の目から見れば、あの剣の表面には、数百年にわたって斬り捨ててきた魔物や人間の『血のサビ』や『怨念(呪い)』が、ドス黒いヘドロのようにこびりついている。
その汚れが魔力と反応して、燃えているように見えているだけだ。
「……不衛生すぎる」
俺は無意識のうちに、玄関の横に立てかけてあった愛用のデッキブラシを手に取っていた。
「な、なんだ? いきなり掃除道具など持ち出して。負けを認めて掃除でも始めるか?」
「いや、違う」
俺は、怪訝な顔をするジャンの前にツカツカと歩み寄り、その『聖剣』を指差した。
「お前……そんな『サビ(呪い)』と『雑菌(怨念)』だらけの汚い剣で、食品(トマト)を調理するつもりか? 保健所の許可降りないぞ、それ」
「はぁっ!? サビだと!? 雑菌だと!? これは神に祝福された国宝だぞ!」
「いいから、ちょっと貸せ。そんなもん食材に向けたら、食中毒になるだろ」
俺はジャンから無理やり聖剣デュランダルをひったくると、デッキブラシを構えた。
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さあ、国宝のサビ落とし(解体)の時間だ。
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