23 / 33
第二章 神、魔王、竜王の飲み会
EP 13
しおりを挟む
魔王の科学実験 ~炊飯器という名の魔導兵器~
その夜、小料理屋『鬼灯(ほおずき)』の厨房には、ただならぬ緊張感が漂っていた。
「……龍魔呂。貴方、ついに世界を滅ぼす気になったの?」
カウンター席で、魔王ラスティアが蒼白な顔をして立ち上がった。
彼女の視線の先――厨房の作業台には、漆黒のボディに包まれた『謎の黒い箱』が鎮座していた。
鈍い光沢を放つ流線型のフォルム。
表面に浮かび上がるデジタル文字。
そして、龍魔呂が先日購入した『業務用発電機』から伸びる太いケーブルが、その箱に接続されている。
「私の解析によると、その箱の内部では、異常な高圧と熱エネルギーが渦巻いているわ。……これは小型の『魔力炉心(リアクター)』? それとも対城塞用・時限爆弾?」
ラスティアが防御結界を展開しようと杖を構える。
無理もない。
中世レベルの文明において、最新家電のデザインはあまりに異質で、禍々しくすら見える。
「……あぁ? 何言ってんだ」
龍魔呂は角砂糖を噛み砕き、黒い箱の蓋を撫でた。
「こいつは『炊飯器』だ。……『極厚釜・圧力IHジャー 1升炊き』だぞ」
そう。
龍魔呂がついに導入した文明の利器。
日本の食卓の心臓部、炊飯器である。
しかも、10万円クラスの最高級モデルだ。
「スイハンキ……? 炊飯(飯を炊く)……? 嘘よ! たかが穀物を煮るためだけに、こんなオーバーテクノロジーな魔導兵器を使うわけがないわ!」
「黙って見てろ。今、クライマックスだ」
龍魔呂はラスティアの警告を無視し、パネルの表示を見つめた。
残り時間1分。
その時。
プシューーーーーッ!!!!
突如、炊飯器の上部から猛烈な勢いで白煙(蒸気)が噴き出した。
「きゃあぁッ! 臨界点突破!? 爆発するわ!」
「ひいぃ! 逃げましょう龍魔呂さぁん!」
ラスティアとルナが悲鳴を上げてカウンターの下に隠れる。
だが、龍魔呂は微動だにしない。
「……蒸らしに入っただけだ」
ピーッ、ピーッ、ピーッ♪
軽快なメロディが炊き上がりを告げた。
龍魔呂はボタンを押す。
パカッ。
蓋が開いた瞬間。
立ち上る湯気と共に、甘く、芳醇な香りが店内に爆発的に広がった。
「――っ!?」
ラスティアが恐る恐る顔を出す。
彼女の目に飛び込んできたのは、黒い釜の中で宝石のように輝く、純白の粒たちだった。
「何これ……白い宝石? 一粒一粒が立っているわ……」
「『銀シャリ』だ」
龍魔呂は大きなしゃもじで、十字を切るように底から混ぜ返した。
湯気が踊る。
米の一粒一粒がコーティングされたかのように艶めき、粘りと弾力を主張している。
この世界にも麦や雑穀はあるが、精米されたジャポニカ米(短粒種)を、圧力IHで極限まで旨味を引き出して炊いたものは存在しない。
「へい。まずはコレで食え」
龍魔呂は、炊きたてのご飯を熱いうちに手に取り、素早く握った。
キュッ、キュッ。
適度な空気を含ませ、口の中で解ける絶妙な加減。
具はない。海苔もない。
手にまぶした『赤穂の天塩』のみ。
ドンッ。
出されたのは、湯気を立てる『塩むすび』。
「……ただの白い塊じゃない。具は? ソースは?」
「いらねぇ。米そのものを味わうんだ」
ラスティアは半信半疑で、熱々のおにぎりを手に取った。
熱い。けれど、ふっくらとした感触が指に伝わる。
一口、齧(かじ)る。
ハフッ……。
「――んんっ!?」
ラスティアの眼鏡が、蒸気で真っ白に曇った。
噛んだ瞬間、口の中に広がる優しい甘み。
砂糖の甘さではない。デンプンが熱によって糖化した、穀物本来の奥深い甘みだ。
表面についた塩が、その甘みを爆発的に引き立てている。
粘り気のあるモチモチとした食感。
噛めば噛むほど、旨味が溢れ出す。
「な、何これぇぇぇ!? おかずが無いのに……米だけで成立してる!?」
ラスティアの論理が崩壊した。
主食とは、味のない腹を満たすための詰め物(スポンジ)のはずだった。
だが、これは違う。
これ単体で、ご馳走だ。
「美味しい……! シンプルなのに、情報量が多すぎるわ! これが『圧力IH』の魔力なの!?」
ラスティアは夢中で塩むすびを頬張った。
ハフハフと熱さを楽しみながら、あっという間に完食する。
「龍魔呂! おかわり! 次は『明太子(さっき冷蔵庫で見た)』を入れてちょうだい!」
「へいよ」
ラスティアが銀シャリの虜になっている横で、もう一つの戦いが勃発していた。
「グルルルル……!」
足元で、ケルベロスが唸っていたのだ。
その視線は、龍魔呂が釜の底からこそげ取った「ある物」に釘付けだった。
茶色く焦げた、香ばしい板状のご飯。
**『おこげ』**である。
「おっ、分かってるな犬。一番美味いのはココだ」
龍魔呂がおこげを手に乗せると、ケルベロスの三つの頭がヨダレを垂らして食らいつこうとした。
だが。
「待ちなさいケルベロス! それは私のよ!」
ラスティアが口の端にご飯粒をつけたまま叫んだ。
「そのメイラード反応(焦げ)を起こした部分は、通常の白米とは異なるクリスピーな食感と香ばしさがあるはず! 私が分析(味見)するわ!」
「ワンッ!(嫌だ!)」
「よこしなさい!」
魔王と魔獣による、おこげ争奪戦。
見苦しい。あまりに見苦しい。
「……チッ。喧嘩すんな」
龍魔呂は、おこげを半分に割り、ラスティアの口とケルベロスの口にそれぞれ放り込んだ。
バリボリ……。
サクサク……。
香ばしい音と、醤油を少し垂らした焦げた香りが広がる。
一人と一匹は、同時に恍惚の表情を浮かべた。
「んん~っ♡ パリパリしてて最高……! 私、もうパン食には戻れないわ……」
「クゥ~ン……(至福)」
ラスティアは、黒く輝く炊飯器を見つめ、敬意を込めて呟いた。
「認めるわ。これは世界を滅ぼす兵器ではない……世界(の食文化)を支配する、最強の魔導器よ」
こうして、魔王城に「朝食は和食派」という新たなルールが刻まれることになった。
なお、電気代の請求を見たネギオが白目を剥いて倒れたのは、翌日のことである。
その夜、小料理屋『鬼灯(ほおずき)』の厨房には、ただならぬ緊張感が漂っていた。
「……龍魔呂。貴方、ついに世界を滅ぼす気になったの?」
カウンター席で、魔王ラスティアが蒼白な顔をして立ち上がった。
彼女の視線の先――厨房の作業台には、漆黒のボディに包まれた『謎の黒い箱』が鎮座していた。
鈍い光沢を放つ流線型のフォルム。
表面に浮かび上がるデジタル文字。
そして、龍魔呂が先日購入した『業務用発電機』から伸びる太いケーブルが、その箱に接続されている。
「私の解析によると、その箱の内部では、異常な高圧と熱エネルギーが渦巻いているわ。……これは小型の『魔力炉心(リアクター)』? それとも対城塞用・時限爆弾?」
ラスティアが防御結界を展開しようと杖を構える。
無理もない。
中世レベルの文明において、最新家電のデザインはあまりに異質で、禍々しくすら見える。
「……あぁ? 何言ってんだ」
龍魔呂は角砂糖を噛み砕き、黒い箱の蓋を撫でた。
「こいつは『炊飯器』だ。……『極厚釜・圧力IHジャー 1升炊き』だぞ」
そう。
龍魔呂がついに導入した文明の利器。
日本の食卓の心臓部、炊飯器である。
しかも、10万円クラスの最高級モデルだ。
「スイハンキ……? 炊飯(飯を炊く)……? 嘘よ! たかが穀物を煮るためだけに、こんなオーバーテクノロジーな魔導兵器を使うわけがないわ!」
「黙って見てろ。今、クライマックスだ」
龍魔呂はラスティアの警告を無視し、パネルの表示を見つめた。
残り時間1分。
その時。
プシューーーーーッ!!!!
突如、炊飯器の上部から猛烈な勢いで白煙(蒸気)が噴き出した。
「きゃあぁッ! 臨界点突破!? 爆発するわ!」
「ひいぃ! 逃げましょう龍魔呂さぁん!」
ラスティアとルナが悲鳴を上げてカウンターの下に隠れる。
だが、龍魔呂は微動だにしない。
「……蒸らしに入っただけだ」
ピーッ、ピーッ、ピーッ♪
軽快なメロディが炊き上がりを告げた。
龍魔呂はボタンを押す。
パカッ。
蓋が開いた瞬間。
立ち上る湯気と共に、甘く、芳醇な香りが店内に爆発的に広がった。
「――っ!?」
ラスティアが恐る恐る顔を出す。
彼女の目に飛び込んできたのは、黒い釜の中で宝石のように輝く、純白の粒たちだった。
「何これ……白い宝石? 一粒一粒が立っているわ……」
「『銀シャリ』だ」
龍魔呂は大きなしゃもじで、十字を切るように底から混ぜ返した。
湯気が踊る。
米の一粒一粒がコーティングされたかのように艶めき、粘りと弾力を主張している。
この世界にも麦や雑穀はあるが、精米されたジャポニカ米(短粒種)を、圧力IHで極限まで旨味を引き出して炊いたものは存在しない。
「へい。まずはコレで食え」
龍魔呂は、炊きたてのご飯を熱いうちに手に取り、素早く握った。
キュッ、キュッ。
適度な空気を含ませ、口の中で解ける絶妙な加減。
具はない。海苔もない。
手にまぶした『赤穂の天塩』のみ。
ドンッ。
出されたのは、湯気を立てる『塩むすび』。
「……ただの白い塊じゃない。具は? ソースは?」
「いらねぇ。米そのものを味わうんだ」
ラスティアは半信半疑で、熱々のおにぎりを手に取った。
熱い。けれど、ふっくらとした感触が指に伝わる。
一口、齧(かじ)る。
ハフッ……。
「――んんっ!?」
ラスティアの眼鏡が、蒸気で真っ白に曇った。
噛んだ瞬間、口の中に広がる優しい甘み。
砂糖の甘さではない。デンプンが熱によって糖化した、穀物本来の奥深い甘みだ。
表面についた塩が、その甘みを爆発的に引き立てている。
粘り気のあるモチモチとした食感。
噛めば噛むほど、旨味が溢れ出す。
「な、何これぇぇぇ!? おかずが無いのに……米だけで成立してる!?」
ラスティアの論理が崩壊した。
主食とは、味のない腹を満たすための詰め物(スポンジ)のはずだった。
だが、これは違う。
これ単体で、ご馳走だ。
「美味しい……! シンプルなのに、情報量が多すぎるわ! これが『圧力IH』の魔力なの!?」
ラスティアは夢中で塩むすびを頬張った。
ハフハフと熱さを楽しみながら、あっという間に完食する。
「龍魔呂! おかわり! 次は『明太子(さっき冷蔵庫で見た)』を入れてちょうだい!」
「へいよ」
ラスティアが銀シャリの虜になっている横で、もう一つの戦いが勃発していた。
「グルルルル……!」
足元で、ケルベロスが唸っていたのだ。
その視線は、龍魔呂が釜の底からこそげ取った「ある物」に釘付けだった。
茶色く焦げた、香ばしい板状のご飯。
**『おこげ』**である。
「おっ、分かってるな犬。一番美味いのはココだ」
龍魔呂がおこげを手に乗せると、ケルベロスの三つの頭がヨダレを垂らして食らいつこうとした。
だが。
「待ちなさいケルベロス! それは私のよ!」
ラスティアが口の端にご飯粒をつけたまま叫んだ。
「そのメイラード反応(焦げ)を起こした部分は、通常の白米とは異なるクリスピーな食感と香ばしさがあるはず! 私が分析(味見)するわ!」
「ワンッ!(嫌だ!)」
「よこしなさい!」
魔王と魔獣による、おこげ争奪戦。
見苦しい。あまりに見苦しい。
「……チッ。喧嘩すんな」
龍魔呂は、おこげを半分に割り、ラスティアの口とケルベロスの口にそれぞれ放り込んだ。
バリボリ……。
サクサク……。
香ばしい音と、醤油を少し垂らした焦げた香りが広がる。
一人と一匹は、同時に恍惚の表情を浮かべた。
「んん~っ♡ パリパリしてて最高……! 私、もうパン食には戻れないわ……」
「クゥ~ン……(至福)」
ラスティアは、黒く輝く炊飯器を見つめ、敬意を込めて呟いた。
「認めるわ。これは世界を滅ぼす兵器ではない……世界(の食文化)を支配する、最強の魔導器よ」
こうして、魔王城に「朝食は和食派」という新たなルールが刻まれることになった。
なお、電気代の請求を見たネギオが白目を剥いて倒れたのは、翌日のことである。
1
あなたにおすすめの小説
勇者パーティーを追放されました。国から莫大な契約違反金を請求されると思いますが、払えますよね?
猿喰 森繁
ファンタジー
「パーティーを抜けてほしい」
「え?なんて?」
私がパーティーメンバーにいることが国の条件のはず。
彼らは、そんなことも忘れてしまったようだ。
私が聖女であることが、どれほど重要なことか。
聖女という存在が、どれほど多くの国にとって貴重なものか。
―まぁ、賠償金を支払う羽目になっても、私には関係ないんだけど…。
前の話はテンポが悪かったので、全文書き直しました。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕は幼馴染達より強いジョブを手に入れて無双する!
アノマロカリス
ファンタジー
よくある話の異世界召喚。
ネット小説やファンタジー小説が好きな少年、洲河 慱(すが だん)。
いつもの様に幼馴染達と学校帰りに雑談をしていると突然魔法陣が現れて光に包まれて…
幼馴染達と一緒に救世主召喚でテルシア王国に召喚され、幼馴染達は【勇者】【賢者】【剣聖】【聖女】という素晴らしいジョブを手に入れたけど、僕はそれ以上のジョブと多彩なスキルを手に入れた。
王宮からは、過去の勇者パーティと同じジョブを持つ幼馴染達が世界を救うのが掟と言われた。
なら僕は、夢にまで見たこの異世界で好きに生きる事を選び、幼馴染達とは別に行動する事に決めた。
自分のジョブとスキルを駆使して無双する、魔物と魔法が存在する異世界ファンタジー。
「幼馴染達と一緒に異世界召喚、だけど僕の授かったスキルは役に立つ物なのかな?」で、慱が本来の力を手に入れた場合のもう1つのパラレルストーリー。
11月14日にHOT男性向け1位になりました。
応援、ありがとうございます!
【完結】実はチートの転生者、無能と言われるのに飽きて実力を解放する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング1位獲得作品!!】
最強スキル『適応』を与えられた転生者ジャック・ストロングは16歳。
戦士になり、王国に潜む悪を倒すためのユピテル英才学園に入学して3ヶ月がたっていた。
目立たないために実力を隠していたジャックだが、学園長から次のテストで成績がよくないと退学だと脅され、ついに実力を解放していく。
ジャックのライバルとなる個性豊かな生徒たち、実力ある先生たちにも注目!!
彼らのハチャメチャ学園生活から目が離せない!!
※小説家になろう、カクヨム、エブリスタでも投稿中
結界師、パーティ追放されたら五秒でざまぁ
七辻ゆゆ
ファンタジー
「こっちは上を目指してんだよ! 遊びじゃねえんだ!」
「ってわけでな、おまえとはここでお別れだ。ついてくんなよ、邪魔だから」
「ま、まってくださ……!」
「誰が待つかよバーーーーーカ!」
「そっちは危な……っあ」
追放されたS級清掃員、配信切り忘れで伝説になる「ただのゴミ掃除」と言って神話級ドラゴンを消し飛ばしていたら世界中がパニックになってますが?
あとりえむ
ファンタジー
【5話ごとのサクッと読める構成です!】全60話 完結しました。読者の皆様ありがとうございます!
世界を救ったのは、聖剣ではなく「洗剤」でした。
「君のやり方は古いんだよ」 不当な理由でS級クランを追放された、ベテラン清掃員・灰坂ソウジ(38歳)。 職を失った彼だったが、実は彼にはとんでもない秘密があった。 呪いのゴーグルのせいで、あらゆる怪物が「汚れ」にしか見えないのだ。
・神話級ドラゴン
⇒ 換気扇の頑固な油汚れ(洗剤で瞬殺)
・深淵の邪神
⇒ トイレの配管詰まり(スッポンで解決)
・次元の裂け目
⇒ 天井の雨漏りシミ(洗濯機で丸洗い)
「あー、ここ汚れてるな。チャチャッと落としておくか」
本人はただ業務として掃除をしているだけなのに、その姿は世界中で配信され、人類最強の英雄として崇められていく! 可愛い元ダンジョン・コアや、潔癖症の聖女も入社し、会社は今日も大忙し。 一方、彼を追放した元クランは、汚れ(モンスター)に埋もれて破滅寸前で……?
「地球が汚れてる? じゃあ、一回丸洗いしますか」 最強の清掃員が、モップ片手に世界をピカピカにする、痛快・勘違い無双ファンタジー!
【免責事項】
この物語はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
追放された私の代わりに入った女、三日で国を滅ぼしたらしいですよ?
タマ マコト
ファンタジー
王国直属の宮廷魔導師・セレス・アルトレイン。
白銀の髪に琥珀の瞳を持つ、稀代の天才。
しかし、その才能はあまりに“美しすぎた”。
王妃リディアの嫉妬。
王太子レオンの盲信。
そして、セレスを庇うはずだった上官の沈黙。
「あなたの魔法は冷たい。心がこもっていないわ」
そう言われ、セレスは**『無能』の烙印**を押され、王国から追放される。
彼女はただ一言だけ残した。
「――この国の炎は、三日で尽きるでしょう。」
誰もそれを脅しとは受け取らなかった。
だがそれは、彼女が未来を見通す“預言魔法”の言葉だったのだ。
無能扱いされ、パーティーを追放されたおっさん、実はチートスキル持ちでした。戻ってきてくれ、と言ってももう遅い。田舎でゆったりスローライフ。
さら
ファンタジー
かつて勇者パーティーに所属していたジル。
だが「無能」と嘲られ、役立たずと追放されてしまう。
行くあてもなく田舎の村へ流れ着いた彼は、鍬を振るい畑を耕し、のんびり暮らすつもりだった。
――だが、誰も知らなかった。
ジルには“世界を覆すほどのチートスキル”が隠されていたのだ。
襲いかかる魔物を一撃で粉砕し、村を脅かす街の圧力をはねのけ、いつしか彼は「英雄」と呼ばれる存在に。
「戻ってきてくれ」と泣きつく元仲間? もう遅い。
俺はこの村で、仲間と共に、気ままにスローライフを楽しむ――そう決めたんだ。
無能扱いされたおっさんが、実は最強チートで世界を揺るがす!?
のんびり田舎暮らし×無双ファンタジー、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる