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EP 3
村の美少女ヒーラーと、魅惑の100均スイーツ
「あ、あの……大丈夫、ですか?」
木漏れ日の中、おずおずと姿を現したのは、亜麻色の髪をふわりと結んだ少女だった。
手には、身の丈ほどある木製の杖――先端に若葉の装飾が施された杖を握っている。
(……可愛い)
20年間、まともに女の子と手も繋いだことがない僕の脳髄に、強烈な一撃が走った。ファンタジー世界の村娘、クオリティが高すぎる。
「あ、えっと、僕は大丈夫……」
「ダメです、擦り傷がいっぱい! じっとしていてくださいね」
少女が杖を掲げると、その先端から淡い光の粒子がこぼれ落ち、僕の体を優しく包み込んだ。
「……っ!」
ヒリヒリしていた肘や膝の痛みが、嘘のようにスッと引いていく。
本物の、魔法。しかも回復魔法だ。
「ふぅ。これで大丈夫です。私はサリー。近くのポポロ村で薬師をしています」
「あ、ありがとう。僕は佐藤太郎……サトウ、タロウです。えっと、これ、お礼に」
命を(というか傷を)救ってもらった恩義だ。僕は慌ててスキル『100円ショップ』のウィンドウを開いた。
先ほどの戦闘で1000円札をチャージし、300円分使ったので、残高は700円。
僕は検索欄から『お菓子』のカテゴリを選び、定番の**「板チョコレート(ミルク)」**をタップした。
ポンッ。
空中に現れた銀紙と赤いパッケージに包まれた板チョコを受け取り、サリーに差し出す。
「タロウさん? これ、なんですか……? 黒くて、四角くて……」
「チョコレートっていうお菓子。甘くて美味しいよ。毒とかじゃないから安心して」
サリーは不思議そうに銀紙を剥き、小さな口でコワゴワとその端をかじった。
次の瞬間。
「…………っ!!?」
サリーの丸い瞳が、限界まで見開かれた。
「あ、あ、甘ぁぁぁぁぁいっ!! なんですかこれ!? 舌の上でとろけて、すごく濃厚で……王都の高級菓子よりも、ずっと……っ!」
彼女は頬を紅潮させ、両手で頬を押さえながらうっとりとした表情を浮かべた。
アナステシア世界にも「ハニーかぼちゃ」や「太陽芋」といった甘味はある。だが、現代地球の企業が研究に研究を重ねた『極限まで洗練された砂糖とカカオの暴力』は、辺境の村娘にとって劇薬に等しかった。
「美味しいならよかった。いくらでも――」
「サリィィィィィィィィィィ!!」
突如、森の奥から地響きのような雄叫びが轟いた。
バキバキと太い木の枝をへし折りながら飛び出してきたのは、筋骨隆々とした初老の男だった。手には……なぜか土のついた鍬(くわ)を握っている。
「お父さん!?」
「サリィィ! 無事か!? 愛しの我が娘に近寄る薄汚い馬の骨は、この村長サンガがぶった斬る!!」
村長サンガ(48歳)。
彼は血走った目で僕を睨みつけると、握りしめた鍬から、陽炎のような圧倒的なエネルギー――『闘気』を立ち昇らせた。
「貴様ぁ! 見たこともない奇抜な服(パーカー)を着やがって! 俺の娘に、その怪しい黒い塊(チョコ)で何の術をかけたぁっ!?」
「ひぃっ!? ち、違います、誤解です! ただのお菓子で……!」
「問答無用! 娘に手を出そうとする輩は、元Cランク冒険者のこの俺が塵にしてくれるわぁぁぁ!!」
闘気を纏った鍬が、大上段に振りかぶられる。
(終わった。トラックの次は親バカに殺される――!)
僕は反射的に両手を挙げ、降参のポーズをとった。
その拍子に、パーカーのポケットに入れていた財布がポロリとこぼれ落ち、地面に開いてバサッと中身をぶち撒けてしまった。
ヒラヒラ……。
土の上に舞い落ちたのは、福沢諭吉が印刷された、ピン札の1万円札だった。
「死ねぇぇ――ん?」
サンガの鍬が、僕の脳天のわずか数センチ上でピタリと止まった。
彼の視線は、僕ではなく、地面に落ちた1万円札に釘付けになっている。
「……おい、貴様。それは……王都の中央銀行でしか発行されない、折り目のないピン札の1万円……?」
サンガの放っていた殺気(闘気)が、スッと霧散していく。
(……え? なんでこの異世界のおっさん、1万円札を知ってるの?)
僕はまだ、この狂った世界が「日本円」で回っているという、女神ルチアナの怠慢が引き起こした真実を知らなかった。
「ゴホンッ」
サンガはわざとらしく咳払いをして鍬を下ろし、突然、揉み手をして愛想笑いを浮かべた。
「いやぁ、見慣れないお召し物だと思いましたが……もしや王都の特権階級の御方、あるいはゴルド商会の幹部候補生様で? ハハハ、いやはや、早とちりをして申し訳ない!」
「……は?」
「ささっ、タロウ様! こんな何もない森の中ではなく、ぜひ我がポポロ村へ! お客人として最高のおもてなしをさせていただきますぞ!」
さっきまで僕を塵にしようとしていた親バカ村長は、見事な手のひら返しで僕の財布を拾い上げ、恭しく差し出してきた。
その後ろで、サリーが板チョコを幸せそうにモチャモチャと頬張っている。
こうして僕は、100均のチョコと1万円札という、あまりにも生々しい現代の力によって、異世界最初の村へと迎え入れられることになったのだった。
「あ、あの……大丈夫、ですか?」
木漏れ日の中、おずおずと姿を現したのは、亜麻色の髪をふわりと結んだ少女だった。
手には、身の丈ほどある木製の杖――先端に若葉の装飾が施された杖を握っている。
(……可愛い)
20年間、まともに女の子と手も繋いだことがない僕の脳髄に、強烈な一撃が走った。ファンタジー世界の村娘、クオリティが高すぎる。
「あ、えっと、僕は大丈夫……」
「ダメです、擦り傷がいっぱい! じっとしていてくださいね」
少女が杖を掲げると、その先端から淡い光の粒子がこぼれ落ち、僕の体を優しく包み込んだ。
「……っ!」
ヒリヒリしていた肘や膝の痛みが、嘘のようにスッと引いていく。
本物の、魔法。しかも回復魔法だ。
「ふぅ。これで大丈夫です。私はサリー。近くのポポロ村で薬師をしています」
「あ、ありがとう。僕は佐藤太郎……サトウ、タロウです。えっと、これ、お礼に」
命を(というか傷を)救ってもらった恩義だ。僕は慌ててスキル『100円ショップ』のウィンドウを開いた。
先ほどの戦闘で1000円札をチャージし、300円分使ったので、残高は700円。
僕は検索欄から『お菓子』のカテゴリを選び、定番の**「板チョコレート(ミルク)」**をタップした。
ポンッ。
空中に現れた銀紙と赤いパッケージに包まれた板チョコを受け取り、サリーに差し出す。
「タロウさん? これ、なんですか……? 黒くて、四角くて……」
「チョコレートっていうお菓子。甘くて美味しいよ。毒とかじゃないから安心して」
サリーは不思議そうに銀紙を剥き、小さな口でコワゴワとその端をかじった。
次の瞬間。
「…………っ!!?」
サリーの丸い瞳が、限界まで見開かれた。
「あ、あ、甘ぁぁぁぁぁいっ!! なんですかこれ!? 舌の上でとろけて、すごく濃厚で……王都の高級菓子よりも、ずっと……っ!」
彼女は頬を紅潮させ、両手で頬を押さえながらうっとりとした表情を浮かべた。
アナステシア世界にも「ハニーかぼちゃ」や「太陽芋」といった甘味はある。だが、現代地球の企業が研究に研究を重ねた『極限まで洗練された砂糖とカカオの暴力』は、辺境の村娘にとって劇薬に等しかった。
「美味しいならよかった。いくらでも――」
「サリィィィィィィィィィィ!!」
突如、森の奥から地響きのような雄叫びが轟いた。
バキバキと太い木の枝をへし折りながら飛び出してきたのは、筋骨隆々とした初老の男だった。手には……なぜか土のついた鍬(くわ)を握っている。
「お父さん!?」
「サリィィ! 無事か!? 愛しの我が娘に近寄る薄汚い馬の骨は、この村長サンガがぶった斬る!!」
村長サンガ(48歳)。
彼は血走った目で僕を睨みつけると、握りしめた鍬から、陽炎のような圧倒的なエネルギー――『闘気』を立ち昇らせた。
「貴様ぁ! 見たこともない奇抜な服(パーカー)を着やがって! 俺の娘に、その怪しい黒い塊(チョコ)で何の術をかけたぁっ!?」
「ひぃっ!? ち、違います、誤解です! ただのお菓子で……!」
「問答無用! 娘に手を出そうとする輩は、元Cランク冒険者のこの俺が塵にしてくれるわぁぁぁ!!」
闘気を纏った鍬が、大上段に振りかぶられる。
(終わった。トラックの次は親バカに殺される――!)
僕は反射的に両手を挙げ、降参のポーズをとった。
その拍子に、パーカーのポケットに入れていた財布がポロリとこぼれ落ち、地面に開いてバサッと中身をぶち撒けてしまった。
ヒラヒラ……。
土の上に舞い落ちたのは、福沢諭吉が印刷された、ピン札の1万円札だった。
「死ねぇぇ――ん?」
サンガの鍬が、僕の脳天のわずか数センチ上でピタリと止まった。
彼の視線は、僕ではなく、地面に落ちた1万円札に釘付けになっている。
「……おい、貴様。それは……王都の中央銀行でしか発行されない、折り目のないピン札の1万円……?」
サンガの放っていた殺気(闘気)が、スッと霧散していく。
(……え? なんでこの異世界のおっさん、1万円札を知ってるの?)
僕はまだ、この狂った世界が「日本円」で回っているという、女神ルチアナの怠慢が引き起こした真実を知らなかった。
「ゴホンッ」
サンガはわざとらしく咳払いをして鍬を下ろし、突然、揉み手をして愛想笑いを浮かべた。
「いやぁ、見慣れないお召し物だと思いましたが……もしや王都の特権階級の御方、あるいはゴルド商会の幹部候補生様で? ハハハ、いやはや、早とちりをして申し訳ない!」
「……は?」
「ささっ、タロウ様! こんな何もない森の中ではなく、ぜひ我がポポロ村へ! お客人として最高のおもてなしをさせていただきますぞ!」
さっきまで僕を塵にしようとしていた親バカ村長は、見事な手のひら返しで僕の財布を拾い上げ、恭しく差し出してきた。
その後ろで、サリーが板チョコを幸せそうにモチャモチャと頬張っている。
こうして僕は、100均のチョコと1万円札という、あまりにも生々しい現代の力によって、異世界最初の村へと迎え入れられることになったのだった。
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