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EP 16
開店! ラーメン『豚神屋(ぶたがみや)』とマッスル兵士の昇天
「……おい、ガンドフさん。看板のペンキ、もっと『目に痛い黄色』にしてくれ! 文字は黒で、極太だ!」
「おう、坊主! 任せとけ! 職人の魂(とエールの恨み)を込めて塗ってやるぜ!」
裏庭での奇跡の完成から一夜。
アルクス領の広場には、ガンドフが100均の『工具セット』と領地の木材で急造した、カウンターだけの粗末な、しかし異様な存在感を放つ屋台が完成していた。
屋台の頭上には、遠くからでも認識できるほどド派手な黄色い看板に、黒々とした文字で『豚神屋(ぶたがみや)』と書かれている。
寸胴鍋からは、昨日よりもさらに乳化が進んだ、濃厚で狂暴な豚骨臭が周囲に撒き散らされていた。
「タロウさん、本当にあんな臭……匂いの強いお料理、みんな食べてくれるんでしょうか?」
「ええ。領民たちが暴動を起こさないか心配だわ」
サリーとライザが、少し離れた場所で不安げに様子を見守っている。
「大丈夫さ。特に、今一番カロリーを欲している連中にはね……」
僕は白いTシャツにタオルを頭に巻き、厨房で麺の茹で加減を確認しながらニヤリと笑った。
ちょうどその時。
「ひぃ……ふぅ……塩分……脂を……」
練兵場での『マッスル・プログラム(破壊と再生)』を終えた、アルクス・ビルダーズ(筋肉自警団)の面々が、幽鬼のような足取りで広場に現れた。彼らの鋼鉄のような筋肉は、過剰な超回復によって極限の栄養飢餓状態に陥っており、全細胞がカロリーを求めて悲鳴を上げていた。
彼らの鼻腔が、豚神屋から漂う圧倒的なアブラとニンニクの匂いを捉えた。
「「「「…………ッ!!!」」」」
数十人のマッスル兵士たちの目が、一斉にギラリと肉食獣のように輝いた。彼らは本能的に悟ったのだ。あそこに、自分たちの渇きを癒す『聖水(スープ)』と『肉(ブタ)』があることを。
「いらっしゃい! 飢えた野郎ども! 魂の救済所『豚神屋』へようこそ!」
僕は湯切りザルを片手に、彼らを迎え入れた。
彼らはカウンターに押し寄せ、無言で、しかし殺気立った目で僕を見つめる。
僕は慣れた手つきでドンブリにカエシと白い粉、そして黄金色の乳化スープを注ぎ、ワシワシの極太麺をブチ込んだ。
茹でたネタキャベツ(「待って! 昨日の夜、セバスさんがこっそりエルフの……」アツアツの湯に沈めた)を山盛りにし、シープピッグの背脂をチャッチャと振りかける。
そして、仕上げ。
「――ニンニク、入れますか?」
僕の問いかけに、先頭の兵士がゴクリと唾を飲み込み、震える声で叫んだ。
「……マシマシで! ニンニク、アブラ、マシマシで頼むだぁぁぁッ!!」
「あいよォッ! ニンニクマシマシアブラマシカラメッ!!」
僕は粗切りの生ニンニクを拳一杯分、ドドンッと野菜の山に叩きつけ、醤油草のカエシを上からドボドボとかけた。
「……ッッ!!」
ドンブリが目の前に置かれた瞬間、その兵士は絶句した。
麺が見えない。野菜の山、雪のような背脂、そして圧倒的な量のニンニク。それは料理というより、カロリーの暴力装置だった。
彼は箸を割り、震える手で野菜の山をかき分け、底から飴色に輝く極太麺を引っ張り出した。
たっぷりのアブラとニンニク、濃厚スープを絡ませ、一気に啜り込む。
ズズズズズズズズズッッッッ!!!!!
「………………ッッッ!!!!!」
咀嚼した瞬間。彼の脳内で、何かが弾けた。
醤油草の強烈な塩気、背脂の圧倒的な甘みとコク、そして生ニンニクの辛味と香りが、彼の飢えきった細胞一つ一つにダイレクトに突き刺さる。ワシワシとした麺の食感が、咀嚼する喜びを爆発させる。
「美味ぇ……ッ!! なんじゃこりゃあぁぁぁっっ!! 細胞が、筋肉が、喜んでおるぅぅぅっっ!!」
彼はドンブリに顔を突っ込み、一心不乱に麺を啜り、野菜を食らい、厚切りのブタ(シープピッグ肉)を噛み砕いた。
塩分と脂が、彼の体に強制的に活力を注入していく。
「お、おい、どうなんだ!?」
後ろに並んでいた兵士たちが尋ねる。
彼はドンブリを空にし、アブラと汗まみれの顔を上げ、恍惚とした表情で、天に向かって拳を突き上げた。
「……昇天(ととの)った……ッ!!」
その一言が、合図だった。
「俺にもくれ!」「ニンニクマシマシだ!」「アブラカラメマシマシ!!」
広場は、飢えたマッスル兵士たちの欲望の叫び(コール)で埋め尽くされた。
僕はひたすら麺を茹で、ブタを切り、ニンニクを叩き続けた。
誰も喋らない。ただ、ズルズルという咀嚼音と、マッスルたちが昇天する吐息だけが響く。
「……信じられない。あんなに臭……匂いの強いものを、みんな涙を流して食べてるわ」
「タロウさん……あの方たちの筋肉が、さらに肥大化している気がするのですが……気のせいでしょうか?」
ライザとサリーが遠くで青ざめているが、知ったことか。
この日、アルクス領に『二郎系』という新たな宗教(中毒)が誕生した。
食えば力が漲り、食わねば震えが止まらなくなる、悪魔の麺。
その噂は、マッスル兵士たちの口から、領民へ、そしてゴルスの商網を通じて帝国全土へと、恐るべき速さで広まろうとしていた。
ここは僕たちの箱庭(スローライフ)。……のはずだが、なんだか黄色い看板とニンニクの匂いに支配された、別の場所に変わりつつある気がした。
「……おい、ガンドフさん。看板のペンキ、もっと『目に痛い黄色』にしてくれ! 文字は黒で、極太だ!」
「おう、坊主! 任せとけ! 職人の魂(とエールの恨み)を込めて塗ってやるぜ!」
裏庭での奇跡の完成から一夜。
アルクス領の広場には、ガンドフが100均の『工具セット』と領地の木材で急造した、カウンターだけの粗末な、しかし異様な存在感を放つ屋台が完成していた。
屋台の頭上には、遠くからでも認識できるほどド派手な黄色い看板に、黒々とした文字で『豚神屋(ぶたがみや)』と書かれている。
寸胴鍋からは、昨日よりもさらに乳化が進んだ、濃厚で狂暴な豚骨臭が周囲に撒き散らされていた。
「タロウさん、本当にあんな臭……匂いの強いお料理、みんな食べてくれるんでしょうか?」
「ええ。領民たちが暴動を起こさないか心配だわ」
サリーとライザが、少し離れた場所で不安げに様子を見守っている。
「大丈夫さ。特に、今一番カロリーを欲している連中にはね……」
僕は白いTシャツにタオルを頭に巻き、厨房で麺の茹で加減を確認しながらニヤリと笑った。
ちょうどその時。
「ひぃ……ふぅ……塩分……脂を……」
練兵場での『マッスル・プログラム(破壊と再生)』を終えた、アルクス・ビルダーズ(筋肉自警団)の面々が、幽鬼のような足取りで広場に現れた。彼らの鋼鉄のような筋肉は、過剰な超回復によって極限の栄養飢餓状態に陥っており、全細胞がカロリーを求めて悲鳴を上げていた。
彼らの鼻腔が、豚神屋から漂う圧倒的なアブラとニンニクの匂いを捉えた。
「「「「…………ッ!!!」」」」
数十人のマッスル兵士たちの目が、一斉にギラリと肉食獣のように輝いた。彼らは本能的に悟ったのだ。あそこに、自分たちの渇きを癒す『聖水(スープ)』と『肉(ブタ)』があることを。
「いらっしゃい! 飢えた野郎ども! 魂の救済所『豚神屋』へようこそ!」
僕は湯切りザルを片手に、彼らを迎え入れた。
彼らはカウンターに押し寄せ、無言で、しかし殺気立った目で僕を見つめる。
僕は慣れた手つきでドンブリにカエシと白い粉、そして黄金色の乳化スープを注ぎ、ワシワシの極太麺をブチ込んだ。
茹でたネタキャベツ(「待って! 昨日の夜、セバスさんがこっそりエルフの……」アツアツの湯に沈めた)を山盛りにし、シープピッグの背脂をチャッチャと振りかける。
そして、仕上げ。
「――ニンニク、入れますか?」
僕の問いかけに、先頭の兵士がゴクリと唾を飲み込み、震える声で叫んだ。
「……マシマシで! ニンニク、アブラ、マシマシで頼むだぁぁぁッ!!」
「あいよォッ! ニンニクマシマシアブラマシカラメッ!!」
僕は粗切りの生ニンニクを拳一杯分、ドドンッと野菜の山に叩きつけ、醤油草のカエシを上からドボドボとかけた。
「……ッッ!!」
ドンブリが目の前に置かれた瞬間、その兵士は絶句した。
麺が見えない。野菜の山、雪のような背脂、そして圧倒的な量のニンニク。それは料理というより、カロリーの暴力装置だった。
彼は箸を割り、震える手で野菜の山をかき分け、底から飴色に輝く極太麺を引っ張り出した。
たっぷりのアブラとニンニク、濃厚スープを絡ませ、一気に啜り込む。
ズズズズズズズズズッッッッ!!!!!
「………………ッッッ!!!!!」
咀嚼した瞬間。彼の脳内で、何かが弾けた。
醤油草の強烈な塩気、背脂の圧倒的な甘みとコク、そして生ニンニクの辛味と香りが、彼の飢えきった細胞一つ一つにダイレクトに突き刺さる。ワシワシとした麺の食感が、咀嚼する喜びを爆発させる。
「美味ぇ……ッ!! なんじゃこりゃあぁぁぁっっ!! 細胞が、筋肉が、喜んでおるぅぅぅっっ!!」
彼はドンブリに顔を突っ込み、一心不乱に麺を啜り、野菜を食らい、厚切りのブタ(シープピッグ肉)を噛み砕いた。
塩分と脂が、彼の体に強制的に活力を注入していく。
「お、おい、どうなんだ!?」
後ろに並んでいた兵士たちが尋ねる。
彼はドンブリを空にし、アブラと汗まみれの顔を上げ、恍惚とした表情で、天に向かって拳を突き上げた。
「……昇天(ととの)った……ッ!!」
その一言が、合図だった。
「俺にもくれ!」「ニンニクマシマシだ!」「アブラカラメマシマシ!!」
広場は、飢えたマッスル兵士たちの欲望の叫び(コール)で埋め尽くされた。
僕はひたすら麺を茹で、ブタを切り、ニンニクを叩き続けた。
誰も喋らない。ただ、ズルズルという咀嚼音と、マッスルたちが昇天する吐息だけが響く。
「……信じられない。あんなに臭……匂いの強いものを、みんな涙を流して食べてるわ」
「タロウさん……あの方たちの筋肉が、さらに肥大化している気がするのですが……気のせいでしょうか?」
ライザとサリーが遠くで青ざめているが、知ったことか。
この日、アルクス領に『二郎系』という新たな宗教(中毒)が誕生した。
食えば力が漲り、食わねば震えが止まらなくなる、悪魔の麺。
その噂は、マッスル兵士たちの口から、領民へ、そしてゴルスの商網を通じて帝国全土へと、恐るべき速さで広まろうとしていた。
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