49 / 70
EP 19
ジロリアン帝国の誕生。噂を聞きつけた猛者たち
「……なんだ、この異様な光景は」
帝都ルナミスから数日かけて辺境のアルクス領に辿り着いたA級冒険者、剣鬼のガイルは、領地の入り口で絶句した。
彼の目の前には、見渡す限りの大行列ができていた。
商人、近隣の農民、ガイルと同じく完全武装した他領の冒険者たち、果ては身分を隠すためのローブを羽織った(しかし護衛の数でバレバレの)貴族らしき一団まで。
数百人を超える人間が、広場の中央にそびえ立つ『黄色い看板の屋台』に向かって、じりじりと列を作っているのだ。
「おい! 俺は帝都で名を馳せたA級冒険者だぞ! なんでこんな田舎の屋台で並ばなきゃならねぇんだ! 通せ!」
行列の長さに痺れを切らしたガイルが、列を無視して屋台へとズカズカと歩き出そうとした、その時。
ドスッ!!
「……ッ!?」
ガイルの顔面が、鋼鉄の壁のような『何か』に激突した。
見上げると、そこには丸太のような太い腕を組み、はち切れんばかりの大胸筋をピクピクと脈打たせている、二メートル近い巨漢の男が立ち塞がっていた。
「割り込みは禁止だ。最後尾に並べ」
巨漢の男――アルクス・ビルダーズ(筋肉自警団)の一員が、静かに、しかし絶対的な威圧感を放って見下ろしてくる。
「な、なんだお前は! ただの村の自警団の分際で、この俺を――」
ガイルが剣の柄に手をかけた瞬間、彼の周囲を、同じように筋骨隆々のマッスル兵士たちが十数人、無言で取り囲んだ。
彼らから放たれる、異常なまでの超回復を遂げた肉体のプレッシャー。それは、ガイルがかつて死闘を演じた上位竜(ワイバーン)すら凌駕するほどの圧倒的な『暴力の予感』だった。
「ひっ……!」
「並ぶのか、並ばないのか。どっちだ?」
「な、並びますぅぅ……っ!」
歴戦のA級冒険者が、涙目で列の最後尾へと小走りで向かっていく。
ライザのスパルタ教育と、過剰なタンパク質摂取によって鍛え上げられたアルクス・ビルダーズは、今や帝国最強の『行列整理(警備)スタッフ』として機能していた。
* * *
「へいらっしゃい! コールはどうする!?」
「え、えっと……周りの奴らが言ってる呪文で頼む! 『ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ』だ!」
数時間の行列を経て、ついにカウンター席に辿り着いたガイルと、その隣に座ったお忍びの貴族。
彼らの前に、ドンッ! と暴力的な見た目の『豚神屋』特製ラーメンが置かれた。
「な、なんという下品な見た目だ……草(ニンニク)の匂いも強烈すぎる。本当にこれが、食べれば力が漲るという魔法の料理なのか……?」
貴族の男がハンカチで鼻を押さえながら震える。
「御託はいい、食ってみりゃ分かるはずだ!」
ガイルが箸を割り、山盛りの野菜の底から極太のオーション麺(米麦草)を引きずり出し、豪快に啜り込んだ。
隣の貴族も、おそるおそるレンゲで乳化した豚骨スープをすくい、口に運ぶ。
ズズズズッ……。
ゴクリ。
「「…………ッッッ!!!?」」
二人の瞳孔が限界まで開き、全身の毛が逆立った。
「な、なんだこの圧倒的な旨味とアブラはぁぁっ!!」
ガイルが絶叫した。
「シープピッグの分厚いコク! 醤油草の塩気! そしてこのニンニク! 噛むほどに小麦の香りが爆発する極太麺! 俺の全身の細胞が、歓喜の産声を上げているッ!!」
ボワァァァァッ!!
ガイルの体から、黄金色に輝く闘気(オーラ)が、まるで伝説の戦士が覚醒したかのように激しく立ち昇った。限界を超えたカロリーと塩分が、彼の冒険者としてのポテンシャルを一時的に限界突破(バフ)させたのだ。
「う、美味い……美味いぞぉぉぉっ!!」
隣に座っていた貴族も、もはやマナーも品格もかなぐり捨て、ローブを脱ぎ捨ててYシャツ姿になりながら、汗とアブラにまみれて一心不乱に麺を啜っていた。
「私の領地で出る最高級のフルコースより、この下品な一杯の方が何百倍も美味いではないか! なんという悪魔の食べ物だ!! 給仕(タロウ)! この『ブタ』とやらを追加だ! あと、この黒い液体(黒烏龍茶)もよこせぇぇ!!」
「あいよォッ!!」
僕は笑顔で追加のチャーシューを乗せ、100均の黒烏龍茶のペットボトルを差し出した。
ガイルも貴族も、最後の一滴までスープを飲み干し、ドンブリをカウンターに置くと、天を仰いで大きく息を吐き出した。
「「……昇天(ととの)った……」」
身分も、職業も関係ない。
この『黄色い看板』の前では、全ての人間が平等にカロリーの奴隷となるのだ。
「ふははははっ! タロウ様、素晴らしいですぞ! 帝都の貴族連中が、我先にと金貨を落としていきます!」
裏口で売上を計算しているセバスが、かつてないほどの笑顔で札束を数えている。
「タロウさん……お水、追加しておきますね」
「自警団の連中も、警備の合間に賄いを食べてさらにバルクアップしているわ。……もう、私の剣技指導なんて必要ないかもしれないわね」
甲斐甲斐しくコップに水を注ぐサリーと、少しだけ遠い目をしているライザ。
そして、厨房の隅(特等席)では、ルチアナが「ストゼロ追加ー! 今日はニンニク少なめアブラマシマシで!」と、完全に常連のジロリアンと化していた。
帝国の猛者たちを次々とアブラの海に沈め、魅了していく『豚神屋』。
辺境のアルクス領は、今や帝国全土から腹を空かせた猛者たちが集結する、世界一騒がしく、そして世界一美味い『聖地(ジロリアン帝国)』として、不動の地位を築き上げてしまったのだった。
「……なんだ、この異様な光景は」
帝都ルナミスから数日かけて辺境のアルクス領に辿り着いたA級冒険者、剣鬼のガイルは、領地の入り口で絶句した。
彼の目の前には、見渡す限りの大行列ができていた。
商人、近隣の農民、ガイルと同じく完全武装した他領の冒険者たち、果ては身分を隠すためのローブを羽織った(しかし護衛の数でバレバレの)貴族らしき一団まで。
数百人を超える人間が、広場の中央にそびえ立つ『黄色い看板の屋台』に向かって、じりじりと列を作っているのだ。
「おい! 俺は帝都で名を馳せたA級冒険者だぞ! なんでこんな田舎の屋台で並ばなきゃならねぇんだ! 通せ!」
行列の長さに痺れを切らしたガイルが、列を無視して屋台へとズカズカと歩き出そうとした、その時。
ドスッ!!
「……ッ!?」
ガイルの顔面が、鋼鉄の壁のような『何か』に激突した。
見上げると、そこには丸太のような太い腕を組み、はち切れんばかりの大胸筋をピクピクと脈打たせている、二メートル近い巨漢の男が立ち塞がっていた。
「割り込みは禁止だ。最後尾に並べ」
巨漢の男――アルクス・ビルダーズ(筋肉自警団)の一員が、静かに、しかし絶対的な威圧感を放って見下ろしてくる。
「な、なんだお前は! ただの村の自警団の分際で、この俺を――」
ガイルが剣の柄に手をかけた瞬間、彼の周囲を、同じように筋骨隆々のマッスル兵士たちが十数人、無言で取り囲んだ。
彼らから放たれる、異常なまでの超回復を遂げた肉体のプレッシャー。それは、ガイルがかつて死闘を演じた上位竜(ワイバーン)すら凌駕するほどの圧倒的な『暴力の予感』だった。
「ひっ……!」
「並ぶのか、並ばないのか。どっちだ?」
「な、並びますぅぅ……っ!」
歴戦のA級冒険者が、涙目で列の最後尾へと小走りで向かっていく。
ライザのスパルタ教育と、過剰なタンパク質摂取によって鍛え上げられたアルクス・ビルダーズは、今や帝国最強の『行列整理(警備)スタッフ』として機能していた。
* * *
「へいらっしゃい! コールはどうする!?」
「え、えっと……周りの奴らが言ってる呪文で頼む! 『ヤサイマシマシニンニクアブラカラメ』だ!」
数時間の行列を経て、ついにカウンター席に辿り着いたガイルと、その隣に座ったお忍びの貴族。
彼らの前に、ドンッ! と暴力的な見た目の『豚神屋』特製ラーメンが置かれた。
「な、なんという下品な見た目だ……草(ニンニク)の匂いも強烈すぎる。本当にこれが、食べれば力が漲るという魔法の料理なのか……?」
貴族の男がハンカチで鼻を押さえながら震える。
「御託はいい、食ってみりゃ分かるはずだ!」
ガイルが箸を割り、山盛りの野菜の底から極太のオーション麺(米麦草)を引きずり出し、豪快に啜り込んだ。
隣の貴族も、おそるおそるレンゲで乳化した豚骨スープをすくい、口に運ぶ。
ズズズズッ……。
ゴクリ。
「「…………ッッッ!!!?」」
二人の瞳孔が限界まで開き、全身の毛が逆立った。
「な、なんだこの圧倒的な旨味とアブラはぁぁっ!!」
ガイルが絶叫した。
「シープピッグの分厚いコク! 醤油草の塩気! そしてこのニンニク! 噛むほどに小麦の香りが爆発する極太麺! 俺の全身の細胞が、歓喜の産声を上げているッ!!」
ボワァァァァッ!!
ガイルの体から、黄金色に輝く闘気(オーラ)が、まるで伝説の戦士が覚醒したかのように激しく立ち昇った。限界を超えたカロリーと塩分が、彼の冒険者としてのポテンシャルを一時的に限界突破(バフ)させたのだ。
「う、美味い……美味いぞぉぉぉっ!!」
隣に座っていた貴族も、もはやマナーも品格もかなぐり捨て、ローブを脱ぎ捨ててYシャツ姿になりながら、汗とアブラにまみれて一心不乱に麺を啜っていた。
「私の領地で出る最高級のフルコースより、この下品な一杯の方が何百倍も美味いではないか! なんという悪魔の食べ物だ!! 給仕(タロウ)! この『ブタ』とやらを追加だ! あと、この黒い液体(黒烏龍茶)もよこせぇぇ!!」
「あいよォッ!!」
僕は笑顔で追加のチャーシューを乗せ、100均の黒烏龍茶のペットボトルを差し出した。
ガイルも貴族も、最後の一滴までスープを飲み干し、ドンブリをカウンターに置くと、天を仰いで大きく息を吐き出した。
「「……昇天(ととの)った……」」
身分も、職業も関係ない。
この『黄色い看板』の前では、全ての人間が平等にカロリーの奴隷となるのだ。
「ふははははっ! タロウ様、素晴らしいですぞ! 帝都の貴族連中が、我先にと金貨を落としていきます!」
裏口で売上を計算しているセバスが、かつてないほどの笑顔で札束を数えている。
「タロウさん……お水、追加しておきますね」
「自警団の連中も、警備の合間に賄いを食べてさらにバルクアップしているわ。……もう、私の剣技指導なんて必要ないかもしれないわね」
甲斐甲斐しくコップに水を注ぐサリーと、少しだけ遠い目をしているライザ。
そして、厨房の隅(特等席)では、ルチアナが「ストゼロ追加ー! 今日はニンニク少なめアブラマシマシで!」と、完全に常連のジロリアンと化していた。
帝国の猛者たちを次々とアブラの海に沈め、魅了していく『豚神屋』。
辺境のアルクス領は、今や帝国全土から腹を空かせた猛者たちが集結する、世界一騒がしく、そして世界一美味い『聖地(ジロリアン帝国)』として、不動の地位を築き上げてしまったのだった。
あなたにおすすめの小説
異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
五十一歳、森の中で家族を作る ~異世界で始める職人ライフ~
よっしぃ
ファンタジー
【ホットランキング1位達成!皆さまのおかげです】
多くの応援、本当にありがとうございます!
職人一筋、五十一歳――現場に出て働き続けた工務店の親方・昭雄(アキオ)は、作業中の地震に巻き込まれ、目覚めたらそこは見知らぬ森の中だった。
持ち物は、現場仕事で鍛えた知恵と経験、そして人や自然を不思議と「調和」させる力だけ。
偶然助けたのは、戦火に追われた五人の子供たち。
「この子たちを見捨てられるか」――そうして始まった、ゼロからの異世界スローライフ。
草木で屋根を組み、石でかまどを作り、土器を焼く。やがて薬師のエルフや、獣人の少女、訳ありの元王女たちも仲間に加わり、アキオの暮らしは「町」と呼べるほどに広がっていく。
頼れる父であり、愛される夫であり、誰かのために動ける男――
年齢なんて関係ない。
五十路の職人が“家族”と共に未来を切り拓く、愛と癒しの異世界共同体ファンタジー!
【改稿版】休憩スキルで異世界無双!チートを得た俺は異世界で無双し、王女と魔女を嫁にする。
ゆう
ファンタジー
剣と魔法の異世界に転生したクリス・レガード。
剣聖を輩出したことのあるレガード家において剣術スキルは必要不可欠だが12歳の儀式で手に入れたスキルは【休憩】だった。
しかしこのスキル、想像していた以上にチートだ。
休憩を使いスキルを強化、更に新しいスキルを獲得できてしまう…
そして強敵と相対する中、クリスは伝説のスキルである覇王を取得する。
ルミナス初代国王が有したスキルである覇王。
その覇王発現は王国の長い歴史の中で悲願だった。
それ以降、クリスを取り巻く環境は目まぐるしく変化していく……
※アルファポリスに投稿した作品の改稿版です。
ホットランキング最高位2位でした。
カクヨムにも別シナリオで掲載。
レベルアップは異世界がおすすめ!
まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。
そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
追放された無能鑑定士、実は世界最強の万物解析スキル持ち。パーティーと国が泣きついてももう遅い。辺境で美少女とスローライフ(?)を送る
夏見ナイ
ファンタジー
貴族の三男に転生したカイトは、【鑑定】スキルしか持てず家からも勇者パーティーからも無能扱いされ、ついには追放されてしまう。全てを失い辺境に流れ着いた彼だが、そこで自身のスキルが万物の情報を読み解く最強スキル【万物解析】だと覚醒する! 隠された才能を見抜いて助けた美少女エルフや獣人と共に、カイトは辺境の村を豊かにし、古代遺跡の謎を解き明かし、強力な魔物を従え、着実に力をつけていく。一方、カイトを切り捨てた元パーティーと王国は凋落の一途を辿り、彼の築いた豊かさに気づくが……もう遅い! 不遇から成り上がる、痛快な逆転劇と辺境スローライフ(?)が今、始まる!