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EP 3
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児玉(ジーニアス)
満州軍総司令部――奉天の南、数キロに位置する、凍てついた村。
その司令部が置かれた粗末な民家の一室は、異様な熱気に満ちていた。
地図が壁一面に貼られ、参謀たちが怒声に近い議論を交わしている。
その中心に、小柄ながら鋼のような空気を放つ男がいた。
児玉源太郎。満州軍総参謀長。
日露戦争の全てをその両肩に背負う、真の天才。
「――それで、その『不審者』は今どこにいる」
児玉の低い声に、室内の喧噪が止まる。
曹長が、直立不動で報告する。
「はっ。現在、別室にて監視下に。その者が……その……『露助の電信を操った』と主張しており、現に、目の前で敵コサック騎兵部隊を撤退させました」
参謀の一人が鼻で笑った。
「馬鹿な。電波で軍が動くなど、お伽噺(とぎばなし)だ。偶然の一致だろう」
「……呼べ」
児玉が短く命じた。
坂上真一は、民家の土間のような一室に通された。
最新鋭の迷彩服と黒いバックパックを背負った彼は、ロウソクの灯りに照らされた明治の軍人たちの中で、あまりにも異質だった。
「貴様が、坂上、と名乗った男か」
児玉が、地図の前から動かずに問う。
「坂上真一、1等陸佐。……所属は、説明しても理解は得られんだろう」
坂上は冷静に答えた。
「それより、時間が無い。ロシア軍は、あんたたちが思っている場所にはいない」
彼は背中のバックパックからノートPCを取り出した。
参謀たちが「なんだそれは」と色めき立つ。
「静かにしろ」
児玉が制す。彼は、坂上のその「手際の良さ」と、機材の「異質さ」だけを冷静に観察していた。
坂上はPCを起動した。バッテリー残量【92%】。
彼は、ロシア軍と日本軍の解読済み通信ログを、児玉の前に差し出した。
「これが、今この瞬間、戦場を飛び交っている『全て』だ」
「ロシア軍の暗号鍵(コードブック)も、あんたたちの暗号鍵も、俺のこの『箱』で全て解読した」
児玉は、画面に映し出されたロシア語と日本語の羅列を、食い入るように見つめた。
彼は未来人だなどとは、微塵も信じていない。
だが、そこに書かれた日本軍の「内部通信」の文面は、昨日彼自身が打電させた内容と、一言一句違わぬものだった。
「……これが、ロシア軍の暗号……」
児玉は、坂上が示した「ロシア軍の迂回作戦」の解読文を指差した。
「そうだ。あんたたちは、敵の偽情報(デコイ)に釣られている。主力は西から迂回し、あんたたちの左翼を叩く。このままでは奉天で全軍が包囲される」
「……この『箱』で、敵の通信が全て読めると」
「読める。そして、さっきコサック騎兵でやったように、『欺瞞(ぎまん)』もできる」
「……面白い」
児玉は、初めて坂上の目を真っ直ぐに見た。
「貴様が何者かは問わん。狐狸(こり)の類か、異国の間者(スパイ)か。だが、その『箱』は本物だ」
児玉は、参謀たちに振り返った。
「これより、この男を総司令部付きの『特務電信技術官』とする。俺の直属だ。一切の詮索を禁ずる」
参謀たちが「しかし!」「正体不明の者を!」と騒ぐ。
児玉は、地図の一点を指で叩いた。
「この男の『情報(しらせ)』が真実なら、ロシア軍の先鋒は明日、この『黒溝台(こっこうだい)』付近に必ず現れる。全軍の配置を、この『情報』を前提に、今から組み替える!」
司令部は、阿鼻叫喚の騒ぎとなった。
たった一人の不審者の、出所不明の情報で、全軍の配置を変えるというのだ。
だが、児玉の決定は覆らない。
坂上真一は、正式に「幕僚(スパイマスター)」として、司令部の片隅に「聖域(サンクチュアリ)」を与えられた。
彼のノートPCとSDRは、この戦争の「神経中枢」となった。
それから、数週間。
戦場の現実は、坂上の「予言」通りに推移した。
「司令! 坂上特務官の『観測』通り、敵・黒溝台に大部隊出現!」
「坂上より入電! 『敵、右翼の陽動部隊を後退。本隊が西に動く』!」
坂上は、テントの中でノートPCと無線機を睨み、指先だけで戦局を操った。
彼は、21世紀のサイバー防衛隊司令官として、この原始的な戦争を「情報」で完全に支配した。
彼の「千里眼」によって、ロシア軍の動きは全て司令部に筒抜けとなった。
児玉源太郎は、坂上の情報を100%信頼し、まるで「未来の新聞」を読みながら戦うように、神がかった采配を振るった。
ロシア軍は、仕掛ける作戦の全てを事前に読まれ、伏兵に叩かれ、偽情報(坂上が流した)に踊らされた。
日本軍は、局地戦で連戦連勝。
「奉天会戦」は、史実の泥沼の消耗戦とは程遠い、日本軍優位の展開で進み始めた。
兵士たちは、司令部のテントに籠る謎の男を「千里眼の坂上様」と呼び、半ば神のように崇めた。
だが、その「神」は、誰にも見えない「死」に直面していた。
その日、児玉が坂上のテントを訪れた。
「坂上。次のロシア軍の動きはどうだ。あの丘の向こうの敵兵力が知りたい」
坂上は、PCの画面から目を離さずに、鋭く答えた。
「――それは、偵察兵(アナログ)でやれ」
「……何?」
「言ったはずだ。俺の仕事は、戦略級の『次の動き』を読むことだ。局地的な兵力なぞ、あんたたちの『足』で調べろ」
坂上の声には、隠しきれない焦燥が滲んでいた。
児玉は、坂上の手元――ノートPCの画面の右下にある、小さなアイコンに気づいた。
【バッテリー残量: 21%】
「……それが、貴様の『弱点』か」
児玉が静かに問うた。
坂上は、忌々しげに舌打ちした。
「満州の冬は、日照時間が短すぎる」
テントの外には、彼が持ち込んだ携帯型ソーラーパネルが広げられている。
だが、鉛色の空と短い日照では、この「怪物(PCとSDR)」の消費電力に、充電が全く追いついていなかった。
バッテリー残量。
それが、坂上真一の「命(タイムリミット)」そのものだった。
「情報の浪費はできん」
坂上は、コーヒーキャンディを口の中で噛み砕いた。持ち込んだ最後の数粒だった。
「この『千里眼』が尽きる前に、この戦争の『終わらせ方』を見つけなければならない」
「終わらせ方、だと? 我々は勝ちつつある」
「違う!」
坂上は、初めて児玉に声を荒げた。
「あんたも気づいているはずだ。日本(ウチ)の国力は、もう限界だ。この奉天で勝っても、ロシアは次の軍隊を送り込んでくる。ジリ貧になるだけだ」
児玉は、黙って坂上の目を見据えた。
坂上は、PCのオフラインマップを叩いた。
「我々の目標は、ロシア軍の『殲滅』じゃない」
彼は、満州の地図から、遥か彼方――ヨーロッパを指した。
「叩き折るべきは、サンクトペテルブルクにいる、ロシア皇帝(ニコライ2世)の『継戦意欲』、そのものだ」
そして、彼は地図を日本海までスライドさせた。
「児玉さん。俺たちの本当の戦場は、陸(ここ)じゃない」
坂上は、テントにいながら、はるか遠くの海を睨んだ。
「――海(バルチック艦隊)だ」
【バッテリー残量: 20%】
満州軍総司令部――奉天の南、数キロに位置する、凍てついた村。
その司令部が置かれた粗末な民家の一室は、異様な熱気に満ちていた。
地図が壁一面に貼られ、参謀たちが怒声に近い議論を交わしている。
その中心に、小柄ながら鋼のような空気を放つ男がいた。
児玉源太郎。満州軍総参謀長。
日露戦争の全てをその両肩に背負う、真の天才。
「――それで、その『不審者』は今どこにいる」
児玉の低い声に、室内の喧噪が止まる。
曹長が、直立不動で報告する。
「はっ。現在、別室にて監視下に。その者が……その……『露助の電信を操った』と主張しており、現に、目の前で敵コサック騎兵部隊を撤退させました」
参謀の一人が鼻で笑った。
「馬鹿な。電波で軍が動くなど、お伽噺(とぎばなし)だ。偶然の一致だろう」
「……呼べ」
児玉が短く命じた。
坂上真一は、民家の土間のような一室に通された。
最新鋭の迷彩服と黒いバックパックを背負った彼は、ロウソクの灯りに照らされた明治の軍人たちの中で、あまりにも異質だった。
「貴様が、坂上、と名乗った男か」
児玉が、地図の前から動かずに問う。
「坂上真一、1等陸佐。……所属は、説明しても理解は得られんだろう」
坂上は冷静に答えた。
「それより、時間が無い。ロシア軍は、あんたたちが思っている場所にはいない」
彼は背中のバックパックからノートPCを取り出した。
参謀たちが「なんだそれは」と色めき立つ。
「静かにしろ」
児玉が制す。彼は、坂上のその「手際の良さ」と、機材の「異質さ」だけを冷静に観察していた。
坂上はPCを起動した。バッテリー残量【92%】。
彼は、ロシア軍と日本軍の解読済み通信ログを、児玉の前に差し出した。
「これが、今この瞬間、戦場を飛び交っている『全て』だ」
「ロシア軍の暗号鍵(コードブック)も、あんたたちの暗号鍵も、俺のこの『箱』で全て解読した」
児玉は、画面に映し出されたロシア語と日本語の羅列を、食い入るように見つめた。
彼は未来人だなどとは、微塵も信じていない。
だが、そこに書かれた日本軍の「内部通信」の文面は、昨日彼自身が打電させた内容と、一言一句違わぬものだった。
「……これが、ロシア軍の暗号……」
児玉は、坂上が示した「ロシア軍の迂回作戦」の解読文を指差した。
「そうだ。あんたたちは、敵の偽情報(デコイ)に釣られている。主力は西から迂回し、あんたたちの左翼を叩く。このままでは奉天で全軍が包囲される」
「……この『箱』で、敵の通信が全て読めると」
「読める。そして、さっきコサック騎兵でやったように、『欺瞞(ぎまん)』もできる」
「……面白い」
児玉は、初めて坂上の目を真っ直ぐに見た。
「貴様が何者かは問わん。狐狸(こり)の類か、異国の間者(スパイ)か。だが、その『箱』は本物だ」
児玉は、参謀たちに振り返った。
「これより、この男を総司令部付きの『特務電信技術官』とする。俺の直属だ。一切の詮索を禁ずる」
参謀たちが「しかし!」「正体不明の者を!」と騒ぐ。
児玉は、地図の一点を指で叩いた。
「この男の『情報(しらせ)』が真実なら、ロシア軍の先鋒は明日、この『黒溝台(こっこうだい)』付近に必ず現れる。全軍の配置を、この『情報』を前提に、今から組み替える!」
司令部は、阿鼻叫喚の騒ぎとなった。
たった一人の不審者の、出所不明の情報で、全軍の配置を変えるというのだ。
だが、児玉の決定は覆らない。
坂上真一は、正式に「幕僚(スパイマスター)」として、司令部の片隅に「聖域(サンクチュアリ)」を与えられた。
彼のノートPCとSDRは、この戦争の「神経中枢」となった。
それから、数週間。
戦場の現実は、坂上の「予言」通りに推移した。
「司令! 坂上特務官の『観測』通り、敵・黒溝台に大部隊出現!」
「坂上より入電! 『敵、右翼の陽動部隊を後退。本隊が西に動く』!」
坂上は、テントの中でノートPCと無線機を睨み、指先だけで戦局を操った。
彼は、21世紀のサイバー防衛隊司令官として、この原始的な戦争を「情報」で完全に支配した。
彼の「千里眼」によって、ロシア軍の動きは全て司令部に筒抜けとなった。
児玉源太郎は、坂上の情報を100%信頼し、まるで「未来の新聞」を読みながら戦うように、神がかった采配を振るった。
ロシア軍は、仕掛ける作戦の全てを事前に読まれ、伏兵に叩かれ、偽情報(坂上が流した)に踊らされた。
日本軍は、局地戦で連戦連勝。
「奉天会戦」は、史実の泥沼の消耗戦とは程遠い、日本軍優位の展開で進み始めた。
兵士たちは、司令部のテントに籠る謎の男を「千里眼の坂上様」と呼び、半ば神のように崇めた。
だが、その「神」は、誰にも見えない「死」に直面していた。
その日、児玉が坂上のテントを訪れた。
「坂上。次のロシア軍の動きはどうだ。あの丘の向こうの敵兵力が知りたい」
坂上は、PCの画面から目を離さずに、鋭く答えた。
「――それは、偵察兵(アナログ)でやれ」
「……何?」
「言ったはずだ。俺の仕事は、戦略級の『次の動き』を読むことだ。局地的な兵力なぞ、あんたたちの『足』で調べろ」
坂上の声には、隠しきれない焦燥が滲んでいた。
児玉は、坂上の手元――ノートPCの画面の右下にある、小さなアイコンに気づいた。
【バッテリー残量: 21%】
「……それが、貴様の『弱点』か」
児玉が静かに問うた。
坂上は、忌々しげに舌打ちした。
「満州の冬は、日照時間が短すぎる」
テントの外には、彼が持ち込んだ携帯型ソーラーパネルが広げられている。
だが、鉛色の空と短い日照では、この「怪物(PCとSDR)」の消費電力に、充電が全く追いついていなかった。
バッテリー残量。
それが、坂上真一の「命(タイムリミット)」そのものだった。
「情報の浪費はできん」
坂上は、コーヒーキャンディを口の中で噛み砕いた。持ち込んだ最後の数粒だった。
「この『千里眼』が尽きる前に、この戦争の『終わらせ方』を見つけなければならない」
「終わらせ方、だと? 我々は勝ちつつある」
「違う!」
坂上は、初めて児玉に声を荒げた。
「あんたも気づいているはずだ。日本(ウチ)の国力は、もう限界だ。この奉天で勝っても、ロシアは次の軍隊を送り込んでくる。ジリ貧になるだけだ」
児玉は、黙って坂上の目を見据えた。
坂上は、PCのオフラインマップを叩いた。
「我々の目標は、ロシア軍の『殲滅』じゃない」
彼は、満州の地図から、遥か彼方――ヨーロッパを指した。
「叩き折るべきは、サンクトペテルブルクにいる、ロシア皇帝(ニコライ2世)の『継戦意欲』、そのものだ」
そして、彼は地図を日本海までスライドさせた。
「児玉さん。俺たちの本当の戦場は、陸(ここ)じゃない」
坂上は、テントにいながら、はるか遠くの海を睨んだ。
「――海(バルチック艦隊)だ」
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