2 / 180
EP 2
しおりを挟む
ポチのくしゃみと、消滅した森
異世界生活二日目の朝は、重苦しい圧迫感と共に始まった。
「……ぐ、ぐるじい」
胸の上に何かが乗っている。目を開けると、つぶらな金色の瞳と目が合った。
ポチだ。昨日は手のひらサイズだったはずなのに、一晩で猫くらいの大きさまで成長している。
「きゅぅ!」
「おはよう、ポチ。……お前、成長期早すぎないか?」
俺が身を起こすと、ポチは器用に肩へとよじ登ってきた。鱗がひんやりとして気持ちいい。
スキル【絶対飼育】の効果だろうか。どんな生き物でも限界までスクスク育つとは聞いていたが、これほどとは。
「まあいいか。今日は畑を広げるぞ」
俺は女神ルチアナから貰った「無限の水瓶」で顔を洗い、万能鍬(くわ)を担いで小屋を出た。
†
家の前は見渡す限りの荒れ地だ。
地面は硬く、岩がゴロゴロしている。昨日は畳二畳分くらいしか耕せなかった。
このペースだと、自給自足ができるようになるまで何ヶ月かかるか分からない。
「まずは、邪魔な岩をどかして……っと」
俺が鍬を振り上げた時だった。
ポチが「クルルッ」と喉を鳴らし、何かに反応して尻尾をピンと立てた。視線は、荒れ地の向こうにある深い森の方角を向いている。
「どうした? 散歩か?」
俺もつられて森の方を見た。
ガサガサ、と木々が揺れている。野ウサギでも出てくるのだろうか?
――ズシン、ズシン。
現れたのは、ウサギなんて可愛いものじゃなかった。
豚の顔に、丸太のような腕。粗末な革鎧を身につけ、錆びた斧を持った二足歩行の怪物。
ファンタジーの定番、オークだ。しかも十匹以上の群れである。
「ブヒィィィッ! ニンゲン、ハッケン!」
「肉! ヤワラカイ肉ダァ!」
先頭のリーダー格らしきオークが、汚い声で叫んだ。
で、でかい。身長は2メートルを超えている。全身から漂う獣臭さと、殺気。
日本の平和ボケした俺でも分かった。こいつら、俺を「食料」として認識してやがる。
(やばい、詰んだか?)
俺の武器は鍬一本。スキルは農業用。戦って勝てる相手じゃない。
俺が冷や汗を流して後ずさりした、その時だ。
肩に乗っていたポチが、ふわりと地面に降りた。
「きゅぅ」
ポチは俺を庇うように、オークの群れの前へと歩み出る。
その小さな体と、ヨチヨチ歩きが何とも頼りない。
「おいポチ、戻れ! 食われるぞ!」
俺の制止も聞かず、ポチはオークたちを見上げた。
オークたちが一斉に足を止める。
「ブヒ? ナンダ、コノトカゲ……」
「ウマソウダナ。丸焼キニ……」
一匹のオークが、ポチを掴もうと手を伸ばした瞬間。
――『跪(ひざまず)け』
言葉ではない。
脳髄を直接鷲掴みにされるような、絶対的な「命令」が空間を支配した。
俺は思わず尻餅をついたが、殺意を向けられていたオークたちの反応は劇的だった。
「ブ、ブヒィッ!?」
オークたちは白目を剥き、一斉に泡を吹いてその場に硬直した。
彼らの本能が理解してしまったのだ。目の前の小さな生物が、自分たち如きが触れていい存在ではない、捕食ピラミッドの頂点であることを。
だが、ポチはそんなことには無頓着だった。
鼻がムズムズしたのか、小さく上を向く。
「……くしゅんっ!」
可愛いくしゃみが響いた。
ポチの口から、青白い「何か」が飛び出した。
ズドォォォォォォォォォォォン!!!!
音が、遅れてやってきた。
ポチの目の前にあった空間が、ねじれた。
直線状に放たれた「くしゃみ」は、オークたちの横を通り抜け、後方に広がっていた鬱蒼とした森へ突き刺さる。
光が収まった後、俺は口をポカンと開けていた。
森がない。
いや、正確には「ポチの正面にあった幅50メートル、長さ数キロメートルに渡る木々」が、跡形もなく消滅していた。
燃えたのではない。抉れたのでもない。
最初からそこには何もなかったかのように、綺麗な更地(さらち)になっていたのだ。
「……は?」
俺は目をこすった。
遥か彼方の地平線が見える。風通しが良くなりすぎだろ。
「きゅぅ?」
ポチは「すっきりした」という顔で、鼻水をペロリと舐めた。
俺は震える声でポチに話しかけた。
「お、お前……今のは?」
そうか、魔法か。異世界のトカゲは火を吹くと聞いたことがある。
きっと、体内に溜まった魔力的なガスが暴発したんだな。くしゃみでこれなら、本気で怒らせたら家がなくなるぞ。
俺は自分を無理やり納得させた。
「こらポチ! 人に向けてやったら危ないだろ! めっ、だぞ!」
「きゅぅ……(しょぼん)」
俺が叱ると、ポチはシュンとして俺の足に擦り寄ってきた。反省しているならよし。
さて、問題は目の前のオークたちだが……。
「あー、その……大丈夫か?」
俺が声をかけると、オークたちはビクリと震え、一斉にその場に平伏(ドゲザ)した。
「ブ、ブヒィィィィッ!!(命だけはお助けください!!)」
「ブヒッ! ブヒブヒッ!(なんでもします! 靴もお舐めします!)」
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、必死に地面に頭を擦り付けている。
ポチの「くしゃみ」を見て腰を抜かしたのだろうか。
それとも、俺の持っている「万能鍬」が伝説の武器に見えたのか?
よく見ると、こいつら意外と筋肉質で、力がありそうだ。
俺の脳内で、ピコンと計算式が弾き出された。
【対象:オーク(群れ) 状態:絶対服従・恐怖】
【スキル『絶対飼育』の適用範囲内です】
「……お前ら、もしかして畑仕事を手伝ってくれるのか?」
俺が尋ねると、オークのリーダーは顔を上げ、ブンブンと首を縦に振った。
「ブヒ! ブヒィ!(やらせてください! 土いじり大好きです!)」
「そうかそうか! いやあ、人手が足りなくて困ってたんだ。悪いな、助かるよ」
俺はニッコリと笑った。言葉は通じないが、心は通じたらしい。
やっぱり異世界、話せば分かるやつらもいるもんだ。
「じゃあ、あそこの岩をどかして、あの一帯を耕してくれるか? 終わったらトマトやるから」
「ブヒィッ!(御意! トマトのためなら死ねます!)」
オークたちは脱兎のごとく動き出した。
斧を投げ捨て、素手で巨大な岩を持ち上げ、剛腕で地面を掘り返していく。重機並みのパワーだ。
ポチが開けた「更地」も、これならすぐに立派な農地にできるだろう。
「よしよし、順調だ」
俺はポチを肩に乗せ、オークたちの働きぶりを満足げに眺めた。
――数時間後。
森の一部が謎の消滅を遂げた現象を調査しに、近くを飛んでいた竜騎士が偵察に来るのだが、彼はそこで信じられない光景を目にすることになる。
凶暴なはずのオークの群れが、満面の笑みで鍬を振るい、楽しそうにキャベツの苗を植えている姿を。
そして、その横で「世界を滅ぼす災厄の波動」を放つ小さなトカゲと、のんきに昼寝をする人間の男を。
竜騎士は「疲れてるのかな……」と呟き、報告書には『異常なし』と記して飛び去った。
こうして、世界規模の危機(ポチのくしゃみ)は、奇跡的に隠蔽されたのだった。
異世界生活二日目の朝は、重苦しい圧迫感と共に始まった。
「……ぐ、ぐるじい」
胸の上に何かが乗っている。目を開けると、つぶらな金色の瞳と目が合った。
ポチだ。昨日は手のひらサイズだったはずなのに、一晩で猫くらいの大きさまで成長している。
「きゅぅ!」
「おはよう、ポチ。……お前、成長期早すぎないか?」
俺が身を起こすと、ポチは器用に肩へとよじ登ってきた。鱗がひんやりとして気持ちいい。
スキル【絶対飼育】の効果だろうか。どんな生き物でも限界までスクスク育つとは聞いていたが、これほどとは。
「まあいいか。今日は畑を広げるぞ」
俺は女神ルチアナから貰った「無限の水瓶」で顔を洗い、万能鍬(くわ)を担いで小屋を出た。
†
家の前は見渡す限りの荒れ地だ。
地面は硬く、岩がゴロゴロしている。昨日は畳二畳分くらいしか耕せなかった。
このペースだと、自給自足ができるようになるまで何ヶ月かかるか分からない。
「まずは、邪魔な岩をどかして……っと」
俺が鍬を振り上げた時だった。
ポチが「クルルッ」と喉を鳴らし、何かに反応して尻尾をピンと立てた。視線は、荒れ地の向こうにある深い森の方角を向いている。
「どうした? 散歩か?」
俺もつられて森の方を見た。
ガサガサ、と木々が揺れている。野ウサギでも出てくるのだろうか?
――ズシン、ズシン。
現れたのは、ウサギなんて可愛いものじゃなかった。
豚の顔に、丸太のような腕。粗末な革鎧を身につけ、錆びた斧を持った二足歩行の怪物。
ファンタジーの定番、オークだ。しかも十匹以上の群れである。
「ブヒィィィッ! ニンゲン、ハッケン!」
「肉! ヤワラカイ肉ダァ!」
先頭のリーダー格らしきオークが、汚い声で叫んだ。
で、でかい。身長は2メートルを超えている。全身から漂う獣臭さと、殺気。
日本の平和ボケした俺でも分かった。こいつら、俺を「食料」として認識してやがる。
(やばい、詰んだか?)
俺の武器は鍬一本。スキルは農業用。戦って勝てる相手じゃない。
俺が冷や汗を流して後ずさりした、その時だ。
肩に乗っていたポチが、ふわりと地面に降りた。
「きゅぅ」
ポチは俺を庇うように、オークの群れの前へと歩み出る。
その小さな体と、ヨチヨチ歩きが何とも頼りない。
「おいポチ、戻れ! 食われるぞ!」
俺の制止も聞かず、ポチはオークたちを見上げた。
オークたちが一斉に足を止める。
「ブヒ? ナンダ、コノトカゲ……」
「ウマソウダナ。丸焼キニ……」
一匹のオークが、ポチを掴もうと手を伸ばした瞬間。
――『跪(ひざまず)け』
言葉ではない。
脳髄を直接鷲掴みにされるような、絶対的な「命令」が空間を支配した。
俺は思わず尻餅をついたが、殺意を向けられていたオークたちの反応は劇的だった。
「ブ、ブヒィッ!?」
オークたちは白目を剥き、一斉に泡を吹いてその場に硬直した。
彼らの本能が理解してしまったのだ。目の前の小さな生物が、自分たち如きが触れていい存在ではない、捕食ピラミッドの頂点であることを。
だが、ポチはそんなことには無頓着だった。
鼻がムズムズしたのか、小さく上を向く。
「……くしゅんっ!」
可愛いくしゃみが響いた。
ポチの口から、青白い「何か」が飛び出した。
ズドォォォォォォォォォォォン!!!!
音が、遅れてやってきた。
ポチの目の前にあった空間が、ねじれた。
直線状に放たれた「くしゃみ」は、オークたちの横を通り抜け、後方に広がっていた鬱蒼とした森へ突き刺さる。
光が収まった後、俺は口をポカンと開けていた。
森がない。
いや、正確には「ポチの正面にあった幅50メートル、長さ数キロメートルに渡る木々」が、跡形もなく消滅していた。
燃えたのではない。抉れたのでもない。
最初からそこには何もなかったかのように、綺麗な更地(さらち)になっていたのだ。
「……は?」
俺は目をこすった。
遥か彼方の地平線が見える。風通しが良くなりすぎだろ。
「きゅぅ?」
ポチは「すっきりした」という顔で、鼻水をペロリと舐めた。
俺は震える声でポチに話しかけた。
「お、お前……今のは?」
そうか、魔法か。異世界のトカゲは火を吹くと聞いたことがある。
きっと、体内に溜まった魔力的なガスが暴発したんだな。くしゃみでこれなら、本気で怒らせたら家がなくなるぞ。
俺は自分を無理やり納得させた。
「こらポチ! 人に向けてやったら危ないだろ! めっ、だぞ!」
「きゅぅ……(しょぼん)」
俺が叱ると、ポチはシュンとして俺の足に擦り寄ってきた。反省しているならよし。
さて、問題は目の前のオークたちだが……。
「あー、その……大丈夫か?」
俺が声をかけると、オークたちはビクリと震え、一斉にその場に平伏(ドゲザ)した。
「ブ、ブヒィィィィッ!!(命だけはお助けください!!)」
「ブヒッ! ブヒブヒッ!(なんでもします! 靴もお舐めします!)」
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにして、必死に地面に頭を擦り付けている。
ポチの「くしゃみ」を見て腰を抜かしたのだろうか。
それとも、俺の持っている「万能鍬」が伝説の武器に見えたのか?
よく見ると、こいつら意外と筋肉質で、力がありそうだ。
俺の脳内で、ピコンと計算式が弾き出された。
【対象:オーク(群れ) 状態:絶対服従・恐怖】
【スキル『絶対飼育』の適用範囲内です】
「……お前ら、もしかして畑仕事を手伝ってくれるのか?」
俺が尋ねると、オークのリーダーは顔を上げ、ブンブンと首を縦に振った。
「ブヒ! ブヒィ!(やらせてください! 土いじり大好きです!)」
「そうかそうか! いやあ、人手が足りなくて困ってたんだ。悪いな、助かるよ」
俺はニッコリと笑った。言葉は通じないが、心は通じたらしい。
やっぱり異世界、話せば分かるやつらもいるもんだ。
「じゃあ、あそこの岩をどかして、あの一帯を耕してくれるか? 終わったらトマトやるから」
「ブヒィッ!(御意! トマトのためなら死ねます!)」
オークたちは脱兎のごとく動き出した。
斧を投げ捨て、素手で巨大な岩を持ち上げ、剛腕で地面を掘り返していく。重機並みのパワーだ。
ポチが開けた「更地」も、これならすぐに立派な農地にできるだろう。
「よしよし、順調だ」
俺はポチを肩に乗せ、オークたちの働きぶりを満足げに眺めた。
――数時間後。
森の一部が謎の消滅を遂げた現象を調査しに、近くを飛んでいた竜騎士が偵察に来るのだが、彼はそこで信じられない光景を目にすることになる。
凶暴なはずのオークの群れが、満面の笑みで鍬を振るい、楽しそうにキャベツの苗を植えている姿を。
そして、その横で「世界を滅ぼす災厄の波動」を放つ小さなトカゲと、のんきに昼寝をする人間の男を。
竜騎士は「疲れてるのかな……」と呟き、報告書には『異常なし』と記して飛び去った。
こうして、世界規模の危機(ポチのくしゃみ)は、奇跡的に隠蔽されたのだった。
229
あなたにおすすめの小説
『推しの「貧乏騎士」を養うつもりでしたが、正体は「王弟殿下」だったようです。
とびぃ
ファンタジー
応援ありがとうございます。
本作は多くの方にお届けする準備のため、2月6日(金)で、一旦、非公開といたします。
今後の展開については、是非、各電子書籍ストアなどでチェックいただければ幸いです。
短い間でしたが、たくさんのハートとお気に入りを
ありがとうございました。
〜「管理人のふり」をして別荘に連れ込まれましたが、過保護な溺愛が止まりません〜
【作品紹介】社畜根性が染み付いた悪役令嬢、推しの『モブ騎士』を養うつもりが、国の裏支配者に溺愛されていました!?
◆あらすじ
「貴方を、私が養います!」
前世はブラック企業の社畜、現世は借金のカタに「豚侯爵」へ売られそうになっていた伯爵令嬢エリーゼ。
絶望的な状況の中、彼女が起死回生の一手として選んだのは、夜会で誰の目にも留まらずに立っていた「推し」の『背景(モブ)騎士』への求婚だった!
実家を捨て、身分を捨て、愛する推しを支える慎ましいスローライフを夢見て駆け落ちしたエリーゼ。
しかし、彼女は知らなかった。
自分が拾ったその騎士の正体が、実は冷酷無比な『影の宰相』にして、国一番の権力者である王弟殿下レオンハルトその人であることを――!
◆見どころポイント
① 勘違いが止まらない!「福利厚生」という名の規格外な溺愛
逃避行の馬車は王族仕様の超高級車、新居は湖畔の豪華別荘、家事は精鋭部隊(暗殺者)が神速で完遂!
あまりの厚遇に「近衛騎士団の福利厚生ってすごいのね!」と斜め上の解釈で感動する元社畜のエリーゼと、そんな彼女を「俺の全権力を使って守り抜く」と誓うレオンハルト様の、噛み合っているようで全く噛み合っていない甘々な新婚(?)生活は必見です。
② 伝説の魔獣も「わんこ」扱い!?
庭で拾った泥だらけの毛玉を「お洗濯(浄化魔法)」したら、出てきたのは伝説の終焉魔獣フェンリル!
「ポチ」と名付けられ、エリーゼの膝の上を巡ってレオンハルト様と大人気ないマウント合戦を繰り広げる最強のペット(?)との癒やしの日々も見逃せません。
③ 迫りくる追手は、玄関先で「お掃除(物理)」
エリーゼを連れ戻そうと迫る実家の魔手や悪徳侯爵の刺客たち。
しかし、彼らがエリーゼの目に触れることはありません。なぜなら、最強の執事と「お掃除スタッフ」たちが、文字通り塵一つ残さず「処理」してしまうから!
本人が鼻歌交じりにお菓子を焼いている裏で、敵が完膚なきまでに叩き潰される爽快な「ざまぁ」展開をお楽しみください。
◆こんな方におすすめ!
すれ違い勘違いラブコメが好き!
ハイスペックなヒーローによる重すぎる溺愛を浴びたい!
無自覚な主人公が、周りを巻き込んで幸せになる話が読みたい!
悪役たちがコテンパンにされるスカッとする展開が好き!
異世界の底辺村で静かに暮らしたいだけなのに、気づけば世界最強の勇者だった件
fuwamofu
ファンタジー
「村の畑を守りたいだけなんだが…?」──勇者召喚に巻き込まれて異世界に来た青年レオン。しかし才能を測る水晶が“無能”を示したため、勇者パーティから追放される。失意のまま辺境の小村でのんびりスローライフを目指すが、土を耕せば豊穣の奇跡、狩りに出れば魔王級を一撃、助けた少女たちは次々と彼に恋をする。
本人はただ平穏に暮らしたいだけなのに、気づけば国を救い、人々に「救世の英雄」と讃えられていた──。
ざまぁ、逆転、ハーレム、爽快、全部乗せ! 無自覚最強スローライフ・ファンタジー開幕!
もふもふ精霊に愛された召喚士、実はエルフだった!? ~精霊の森の生き残りはやがて英雄となる~
しゃぼてん
ファンタジー
すぐに精霊と仲良しになれる孤児のイーアは、召喚術の才能を最強の召喚士に認められ、帝国の名門魔術学校グランドールに入学した。召喚術だけはすごいけどほかはだめ、そんなイーアは、万能天才少年な幼なじみや、いいところも悪いところもある同級生たちといっしょに学園生活を楽しんでいた。だけど、なぜかいつもイーアのことを見守る黄金色の霊獣がいる。
実はイーアは帝国の魔導士に滅ぼされた精霊とともに生きる民の生き残りだった。記憶がもどったイーアは、故郷を滅ぼした白装束の魔導士たちの正体、そして、学校の地下にかくされた秘密を追う。その結果、自分が世界を大きく変えることになるとは知らずに。
(ゆっくり成長。召喚獣は多いけど、バトルは少なめ、10万字に1回くらい戦闘しますが、主人公が強くなるのはだいぶ後です)
小説家になろう、カクヨムにも投稿しました。
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
追放された雑用係、実は神々の隠し子でした~無自覚に世界最強で、気づいたら女神と姫と勇者パーティがハーレム化していた件~
fuwamofu
ファンタジー
異世界ギルドの「雑用係」としてコキ使われていた青年レオン。だが彼は、自分が神々の血を継ぐ存在だとは知らなかった。追放をきっかけに本来の力が目覚め、魔王軍・帝国・勇者をも圧倒する無自覚最強へと覚醒する。
皮肉にも、かつて見下していた仲間たちは再び彼に跪き、女神、聖女、王女までが彼の味方に!? 誰もが予想しなかった「ざまぁ」の嵐が、今、幕を開ける——!
異世界に転移したら、孤児院でごはん係になりました
雪月夜狐
ファンタジー
ある日突然、異世界に転移してしまったユウ。
気がつけば、そこは辺境にある小さな孤児院だった。
剣も魔法も使えないユウにできるのは、
子供たちのごはんを作り、洗濯をして、寝かしつけをすることだけ。
……のはずが、なぜか料理や家事といった
日常のことだけが、やたらとうまくいく。
無口な男の子、甘えん坊の女の子、元気いっぱいな年長組。
個性豊かな子供たちに囲まれて、
ユウは孤児院の「ごはん係」として、毎日を過ごしていく。
やがて、かつてこの孤児院で育った冒険者や商人たちも顔を出し、
孤児院は少しずつ、人が集まる場所になっていく。
戦わない、争わない。
ただ、ごはんを作って、今日をちゃんと暮らすだけ。
ほんわか天然な世話係と子供たちの日常を描く、
やさしい異世界孤児院ファンタジー。
奪われ系令嬢になるのはごめんなので逃げて幸せになるぞ!
よもぎ
ファンタジー
とある伯爵家の令嬢アリサは転生者である。薄々察していたヤバい未来が現実になる前に逃げおおせ、好き勝手生きる決意をキメていた彼女は家を追放されても想定通りという顔で旅立つのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる