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廻・警官の友人「荻野」の話。
ショッピングモールの迷子 終
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引き続き捜査の中
荻野は「亡くなった」と目される父親と婚姻関係にあった女性へ辿り着いた。
女性の名前は「菅井 秋(仮名)」。
離婚後、旧姓に戻り生活をしていた彼女は「滋賀県」で生活をしていた。
この時点で荻野は、いよいよオカルト染みた路線を疑っていた様だが
調書にそんな事が書ける訳もなく
個人的な手帳に、その旨を書き綴っていた様だ。
菅井 秋の証言から
離婚後、元夫と息子がどのように生活して居たかは知らなかったという。
しかし、二人が亡くなって以降
本人確認の為と「死亡通知」が届いたそうだ。
そもそも、なぜ離婚したのかは妻である秋の「不貞」にあった。
それがバレ、彼女は相手と共に親権を勝ち取る気でいたようだが
不貞がバレた直後、その相手は雲隠れし彼女は夫からも見限られた。
当然、仕事もクビになり「親権」どころではなくなった。
逃げる様に実家へ帰り、それ以降「元夫」とは連絡を取っていなかったそうだ。
故に、志望通知が来たときは心底驚いた事だろう。
元夫だけでなく、愛する我が子までもが亡くなっていたのだから。
だが・・・この秋という女。
何処までも身勝手な女であった。
元夫と子供の葬儀が終わり、暫くした時の事だった。
元義両親の所へ出向き、図々しくも「息子の遺骨・位牌を受け取りに来た」と宣ったそうだ。
当然、義両親は激昂し彼女を追い返した。
・・・だが
彼女の執念は酷いものだった。
断られた腹いせに、義両親宅へ嫌がらせを行うようになったそうだ。
遠方故に、直接的・過激な事は出来なかった様だが
暇があれば、嫌味を綴ったファックスを一晩中送り付ける。などの行為に出たそうだ。
義両親が警察へ相談を持ち掛け、収まったかと思われた・・・。
しかし、彼女はある日
義両親宅へ侵入し、息子の遺骨・位牌を盗み出していったというのだ。
当然
警察によって彼女の身柄を拘束するべく動いていたそうだが・・・
その日以降、彼女は実家にも戻らず姿を消した・・・。
さぁ、ここまで話せば皆さんも全てを察する事が出来るであろう。
・・・息子の遺骨・位牌を盗んだ母親は
かつて幸せに暮らしていた「家」に潜伏していたのだ。
そして、その家で亡くなった息子を祀り・・・数年間も潜んでいたのだという。
そう、女は潜伏しながらも
息子の位牌を抱え、大型ショッピングモールで買い物をする。という
常軌を逸した行動に出ていたのだ。
この事が切っ掛けで、女は潜伏先を割り出され確保に至った。
肝心の荻野だが・・・なぜ、これだけの一件を覚えていなかったのか。
これには理由があった。
荻野はこの一件の捜査の中
一時ではあるが、こうき君を預かる事になったという。(調書から分かった事)
しかし、その一週間後
通勤中に巻き込まれた事故によって、頭部を損傷。
幸い軽い怪我で済んだモノの・・・その時、一部記憶の欠損が起きたという。
その規模がどれ程の物なのか、未だに分からない事も有るが
今回の一件で「間違いなく記憶が抜け落ちている事」を再認識する事となったようだ・・・。
そして・・・肝心のこうき君の所在であるが・・・
それ以降の調書をどれだけ調べても、彼の存在は何処にも書き記されていないのだという。
荻野は「亡くなった」と目される父親と婚姻関係にあった女性へ辿り着いた。
女性の名前は「菅井 秋(仮名)」。
離婚後、旧姓に戻り生活をしていた彼女は「滋賀県」で生活をしていた。
この時点で荻野は、いよいよオカルト染みた路線を疑っていた様だが
調書にそんな事が書ける訳もなく
個人的な手帳に、その旨を書き綴っていた様だ。
菅井 秋の証言から
離婚後、元夫と息子がどのように生活して居たかは知らなかったという。
しかし、二人が亡くなって以降
本人確認の為と「死亡通知」が届いたそうだ。
そもそも、なぜ離婚したのかは妻である秋の「不貞」にあった。
それがバレ、彼女は相手と共に親権を勝ち取る気でいたようだが
不貞がバレた直後、その相手は雲隠れし彼女は夫からも見限られた。
当然、仕事もクビになり「親権」どころではなくなった。
逃げる様に実家へ帰り、それ以降「元夫」とは連絡を取っていなかったそうだ。
故に、志望通知が来たときは心底驚いた事だろう。
元夫だけでなく、愛する我が子までもが亡くなっていたのだから。
だが・・・この秋という女。
何処までも身勝手な女であった。
元夫と子供の葬儀が終わり、暫くした時の事だった。
元義両親の所へ出向き、図々しくも「息子の遺骨・位牌を受け取りに来た」と宣ったそうだ。
当然、義両親は激昂し彼女を追い返した。
・・・だが
彼女の執念は酷いものだった。
断られた腹いせに、義両親宅へ嫌がらせを行うようになったそうだ。
遠方故に、直接的・過激な事は出来なかった様だが
暇があれば、嫌味を綴ったファックスを一晩中送り付ける。などの行為に出たそうだ。
義両親が警察へ相談を持ち掛け、収まったかと思われた・・・。
しかし、彼女はある日
義両親宅へ侵入し、息子の遺骨・位牌を盗み出していったというのだ。
当然
警察によって彼女の身柄を拘束するべく動いていたそうだが・・・
その日以降、彼女は実家にも戻らず姿を消した・・・。
さぁ、ここまで話せば皆さんも全てを察する事が出来るであろう。
・・・息子の遺骨・位牌を盗んだ母親は
かつて幸せに暮らしていた「家」に潜伏していたのだ。
そして、その家で亡くなった息子を祀り・・・数年間も潜んでいたのだという。
そう、女は潜伏しながらも
息子の位牌を抱え、大型ショッピングモールで買い物をする。という
常軌を逸した行動に出ていたのだ。
この事が切っ掛けで、女は潜伏先を割り出され確保に至った。
肝心の荻野だが・・・なぜ、これだけの一件を覚えていなかったのか。
これには理由があった。
荻野はこの一件の捜査の中
一時ではあるが、こうき君を預かる事になったという。(調書から分かった事)
しかし、その一週間後
通勤中に巻き込まれた事故によって、頭部を損傷。
幸い軽い怪我で済んだモノの・・・その時、一部記憶の欠損が起きたという。
その規模がどれ程の物なのか、未だに分からない事も有るが
今回の一件で「間違いなく記憶が抜け落ちている事」を再認識する事となったようだ・・・。
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