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廻・霊視鑑定人「X氏」の話
「一人・・・多いね。」 3
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X氏の提案で、大学近くの公園で揃い踏みした3人。
ここで敢えて言うが、X氏は
「人格が変わってしまった友人」を視ても、何も捉える事は無かったという。
そして、この会談を機に「噛み合わない意見」を直視する事となる。
相談者の栗橋は「友人が変わってしまった!」と
必死にX氏に縋るのだが
肝心の「友人」は「昔から、派手好き」だったそうだ。
友人のスマホに残る過去の写真などを視ても、現在の彼と遜色なかったそうだ。
この事から、同時に話を聞けば混乱を招く・・・と
X氏は後日、二人を事務所に案内し個別に話を聞く事となったそうだ。
そして、分かった事実。
「ん~・・・。」
この時のX氏は
彼等の話が、あまりにも嚙み合わなさ過ぎて頭を抱えていた。
何がどう噛み合わないのか・・・。という所なのだが
栗橋の話では
「飲み会の後、友人がおかしくなった」という言い分だった。
しかし、件の友人は何と「そんな事実はない。」というのだ。
むしろ、体調を崩したのは住宅街の曰くを話したという「別の友人」だったそうだ。
曰くについて話した後
そんな訳がないと一蹴する友人達の目の前で、その青年は急に嘔吐したという。
他のメンバーと共に、青年を介抱しながら帰宅したそうだが
その青年と尤も家の近かった栗橋が彼を送り届ける役目を担ったという。
そこで・・・X氏は、その日のメンバーを呼び集めて貰う事にしたそうだ。
十数分後、一堂に会したメンバーを見てX氏は言う。
「あぁ~・・・うん。一人・・・多いね。」
この場面で、この一言を放ったのは
X氏の中で、最大限の譲歩・気遣いの一言だった。
何を隠そう、最初の段階からX氏は分かっていた。
得体の知れない者を連れて居るのは、栗橋の方である。と・・・。
X氏は語る。
「最初に一目見た時からピンと来てたよ。
20代前半の・・・遊びたい盛りの・・・。
何だったら思いっきり飲み会に行っている子なのに
顔色が土色みたいな血色だった。黄疸によく似てるような・・・。
直ぐに、只事じゃないと思ったさ。
彼の中に、もう一人・・・入っちゃってるんだよ。」
栗橋が相談に来た時、直接「異常なのはお前だ」と言い放つ事を躊躇う程
得体の知れない「何か」。
放置するのも危険だと、話を聞く事にしたそうだが
ここに来て尚、X氏はそれを告げることを躊躇した。
4人全員でのお祓いと銘打ち
その実、他3人には全てを打ち明け
栗橋の逃亡を防ぐ役割を担った。
そのお祓いの後、何かを悟ったように栗橋は自身の体に起きた異変を語り出したという。
ここで敢えて言うが、X氏は
「人格が変わってしまった友人」を視ても、何も捉える事は無かったという。
そして、この会談を機に「噛み合わない意見」を直視する事となる。
相談者の栗橋は「友人が変わってしまった!」と
必死にX氏に縋るのだが
肝心の「友人」は「昔から、派手好き」だったそうだ。
友人のスマホに残る過去の写真などを視ても、現在の彼と遜色なかったそうだ。
この事から、同時に話を聞けば混乱を招く・・・と
X氏は後日、二人を事務所に案内し個別に話を聞く事となったそうだ。
そして、分かった事実。
「ん~・・・。」
この時のX氏は
彼等の話が、あまりにも嚙み合わなさ過ぎて頭を抱えていた。
何がどう噛み合わないのか・・・。という所なのだが
栗橋の話では
「飲み会の後、友人がおかしくなった」という言い分だった。
しかし、件の友人は何と「そんな事実はない。」というのだ。
むしろ、体調を崩したのは住宅街の曰くを話したという「別の友人」だったそうだ。
曰くについて話した後
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他のメンバーと共に、青年を介抱しながら帰宅したそうだが
その青年と尤も家の近かった栗橋が彼を送り届ける役目を担ったという。
そこで・・・X氏は、その日のメンバーを呼び集めて貰う事にしたそうだ。
十数分後、一堂に会したメンバーを見てX氏は言う。
「あぁ~・・・うん。一人・・・多いね。」
この場面で、この一言を放ったのは
X氏の中で、最大限の譲歩・気遣いの一言だった。
何を隠そう、最初の段階からX氏は分かっていた。
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「最初に一目見た時からピンと来てたよ。
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何だったら思いっきり飲み会に行っている子なのに
顔色が土色みたいな血色だった。黄疸によく似てるような・・・。
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