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廻・占い師の友人「ざっちん」の話
勘の目覚め
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これは、私が「ざっちん」に対して質問を投げ掛け、その答えを聞いた時の話だ。
今回の一件は「怖い」という観点からは少しズレているかもしれない。
しかし、この話は私にも通ずるものがあり
「個人的には」怖いので紹介する。
数年前の事だ。
私がまだ、ざっちんと出会って間もない頃だ。
そこでは、いわゆる「霊感」について「何時頃から認識していたか」という質問をしたのだ。
回答として帰って来た言葉に驚いたものだ。
「ん~、社会人になってから・・・かな。」と・・・。
この手の話で良く言うのは「小さい頃から変わってた」とか
「学生時代に経験した何かがきっかけで」とか。
何かしら、引き金となった物がある筈だ。
だが・・・彼女の場合
「社会人になるまで何一つ、変わった事のない平凡な生活」だったという。
「ある年の春ごろだったかなぁ。私ね、アパレルで少し働いてたんだけどさ。
自宅から会社まで、電車を使って。で、駅から歩いて会社に向かうんだけど・・・
その途中で、何時も妙な感じになる所があってね。」
彼女はそう語る。
「何て言うのかな、ある区間から終わりの区間まで
ずっと背筋が妙に寒くなるの。
当然、春だし冬の寒さが残ってる日とかも在ったんだけどね。
違うのよ。
気温が20度超える様な日でも、背中だけ寒いの。
前は、日差しを受けてポカポカなのに
背中側だけ、氷が滑り落ちたように何度もヒヤッっとするの。」
ざっちんから、その「ある区間」の詳しい場所を聞き
試しに私も其処に訪れた事がある。
忘れもしない。
駅の近くという事も有って
ちょっとした商店街の様な通りになっているその場所。
人通りも程よくある。
なのに、妙に薄暗い。
道幅の感覚も広く、頭上は太陽光もしっかり入り込むオープンな作り。
だというのに・・・どこかドンヨリする商店街。
足を踏み入れた途端、心がざわつくのを感じた。
こんな所でゆっくり買い物なんてして居られない。
心なしか、足運びも何時も以上に速かった。
「その通りを三年間通って、会社に行ってたんだけどね。
二年目の終わりごろだったかな。
その通りを歩いてると、視界の端で何かがチラつく様になったんだよね。
それで、振り返っても何もないし・・・。
最初は、気にして辺りをキョロキョロしてたんだけど
暫く続いて・・・気が付けば慣れちゃってたんだよね。」
ざっちんが言うには
この「慣れ始めた時」から「本格的に視える様になった」という。
「せっかくなら、それを活かした仕事を極めるのもいいじゃない?
だから、占いもたくさん勉強して今に至るのよ。」
後の調べで分かった事だが・・・
彼女が通勤の為、通っていた商店街は
その昔、ある霊園が収めていた規模の大きい墓地があったそうだ・・・。
多くの者が眠る場所。
そりゃ、長居して彼等の邪魔になってはならんものな・・・。
私が急ぎ足でその商店街を抜けた理由が良く分かったものだ・・・。
今回の一件は「怖い」という観点からは少しズレているかもしれない。
しかし、この話は私にも通ずるものがあり
「個人的には」怖いので紹介する。
数年前の事だ。
私がまだ、ざっちんと出会って間もない頃だ。
そこでは、いわゆる「霊感」について「何時頃から認識していたか」という質問をしたのだ。
回答として帰って来た言葉に驚いたものだ。
「ん~、社会人になってから・・・かな。」と・・・。
この手の話で良く言うのは「小さい頃から変わってた」とか
「学生時代に経験した何かがきっかけで」とか。
何かしら、引き金となった物がある筈だ。
だが・・・彼女の場合
「社会人になるまで何一つ、変わった事のない平凡な生活」だったという。
「ある年の春ごろだったかなぁ。私ね、アパレルで少し働いてたんだけどさ。
自宅から会社まで、電車を使って。で、駅から歩いて会社に向かうんだけど・・・
その途中で、何時も妙な感じになる所があってね。」
彼女はそう語る。
「何て言うのかな、ある区間から終わりの区間まで
ずっと背筋が妙に寒くなるの。
当然、春だし冬の寒さが残ってる日とかも在ったんだけどね。
違うのよ。
気温が20度超える様な日でも、背中だけ寒いの。
前は、日差しを受けてポカポカなのに
背中側だけ、氷が滑り落ちたように何度もヒヤッっとするの。」
ざっちんから、その「ある区間」の詳しい場所を聞き
試しに私も其処に訪れた事がある。
忘れもしない。
駅の近くという事も有って
ちょっとした商店街の様な通りになっているその場所。
人通りも程よくある。
なのに、妙に薄暗い。
道幅の感覚も広く、頭上は太陽光もしっかり入り込むオープンな作り。
だというのに・・・どこかドンヨリする商店街。
足を踏み入れた途端、心がざわつくのを感じた。
こんな所でゆっくり買い物なんてして居られない。
心なしか、足運びも何時も以上に速かった。
「その通りを三年間通って、会社に行ってたんだけどね。
二年目の終わりごろだったかな。
その通りを歩いてると、視界の端で何かがチラつく様になったんだよね。
それで、振り返っても何もないし・・・。
最初は、気にして辺りをキョロキョロしてたんだけど
暫く続いて・・・気が付けば慣れちゃってたんだよね。」
ざっちんが言うには
この「慣れ始めた時」から「本格的に視える様になった」という。
「せっかくなら、それを活かした仕事を極めるのもいいじゃない?
だから、占いもたくさん勉強して今に至るのよ。」
後の調べで分かった事だが・・・
彼女が通勤の為、通っていた商店街は
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