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童話のキャラがB型だったら・・・。

赤ずきんがB型だったら・・・。

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皆さん、赤ずきんのお話は誰しも知っている物語ですね。
病に倒れたおばあさんを看病しに、森の奥にある、おばあさん宅を目指し
道中、出会った狼の言葉に騙され、狼の先回りを許してしまいました。
そして、おばあさんや赤ずきんを食べてしまった狼を
通りかかった狩人が成敗するお話ですね。

仮に、このお話の赤ずきんがB型だった場合・・・どうなると思いますか?

初めに、赤ずきんは母親から
「病気のおばあさんの看病をしに、お見舞いを持って行って来て頂戴。」
と頼まれます。

もし、赤ずきんがB型なら。
「は?こんな幼い子に狼の出る森の奥まで行けと?お前が行けや、大人なんだからさぁ。」
と反発する事間違いなしです。
よくよく考えれば「ド正論」過ぎて笑えて来ます。

しかし、渋々看病を仰せつかった赤ずきんは
その道中、狼に出会います。

「ほら言うたやん!狼出張ってきましたけども⁉どう責任取ってくれるんですかねぇ!」
恐らくここでも開口一番、文句を言うのがB型赤ずきんです。

そして、狼とのやり取りで、おばあさんの看病を伝えた赤ずきんは
狼の「近くにお花畑があるから、そこでお花を摘んでいくと良いよ。」
という言葉に騙され、その間におばあさんは食べられてしまいます。

が!
B型赤ずきんはそうは行きません。
「あ?看病しに行く言うてるやろがい、無駄な時間使わせんなよ。寄り道厳禁じゃ。」
と謎の使命感を持って、狼の思惑を砕きます。

しかし、何だかんだでおばあさんが狼に食べられ
その家に赤ずきんがやってきます。

おばあさんを見た赤ずきんは、普段と違う事に気付き、質問攻めを開始しますね。

「おばあさんの耳はどうしてそんなに大きいの?」

「それはお前の声が遠くからでも良く聞こえる様にさ。」

「おばあさんの眼はなんでそんなに大きいの?」

「それはお前の事が良く見えるようにさ。」

本来であればこの後、赤ずきんは魔の質問をし食べられてしまいます。
その後、眠った狼のイビキを聞きつけた狩人によって成敗されますが・・・。
そこはB型・・・華麗にフラグをへし折っていきます。

「おばあさんのおく・・・つはどうしてそんなに大きいの?」

「・・・。」

B型の性格上
「君子危うきに近寄らず」が基本ベースなので
危ないと感じるものは避けて通ります。
更に、勘の鋭いB型赤ずきんは、おばあさんがおばあさんではない事にこの時点で気づきます。

目一杯時間稼ぎした上で、どうやり過ごそうか考えます。
結果、何とか家を抜け出し、通りかかった狩人に助けを求めます。

結果的に、おばあさんも助かり
赤ずきんは、自宅へと帰っていくのですが・・・。
流石、B型と言うべきか。最後まで笑かしてくれますよ。

家に帰ったB型赤ずきん。
開口一番に
「おい、狼出たぞ!どうしてくれんねん!ババァ食われとったがな!
だから、おめぇが行けっつったろうがよ!後始末大変だったんだぞ!」
と、色々と誤解を招きそうな文句を言う事でしょう。
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