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B型とは

B型流 人助け

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誰かが困っている。
そんな時、我々B型には2つの生態がある。

直ぐに手助けするパターンと追い打ちをかけるパターンだ。

しかし、この生態については以前、話をしている。

大雑把にまとめてしまうと「その人次第」である。

本当に困っているのか、甘えているのか・・・。
我々B型は実にシビアだ。

しかし、皆さんが一番困惑しているのは、恐らく
「その生態がパターン化できない」事だろう。

例えば、10人のB型を呼び
同じ状況で困った人間が居たとする。
大概であれば「性格的に」どういう対応になるか
「直ぐ手助けするグループ」と「追い打ちをかけるグループ」に「大別」出来る。

そして、その「性格」に乗っ取ってグループ分けをしたとして
次に似たような状態を作った場合
どうなるだろうか。

恐らく、せっかくグループ分けした結果も意味を為さないだろう。

そう、皆さんが真に「B型に困る」のは
「こういう場合、こうするだろう」という目算が宛てにならない事だろう。

正直な所、これに関してはB型の私も
同じB型がどう動くか、予想できない。

しかし、B型ならではの「独自の基準」がある。

これも以前語った事だが、我々B型の「ルーツ」は「遊牧騎馬民族」である。

その民族は生活に置いて「すべての決定は自分の判断」である。
「貿易」を生業にしてきた民族だ。
「誰を相手に」「何を売りにし」「どうやって稼ぐか」
その全ては自分の判断一つだ。

これが現代でも「染みついている」。

「誰が困り」「その原因は?」「なぜそうなったか」

こんな事は、誰しもが考える「当たり前」であるが・・・

その誰もが「同情」を口にする中

「でもそれって貴方の意見ですよね?」とかどっかのアノ人みたいな事を言う。

この時、我々の頭の中では
「その困りごとはどうして起きたか。」を冷静に客観的に見ている。

その結果、避けられない事態があった。それは同情しよう。
だが、そこに至るまでの過程はどうだ?

例えば、小さな子供がお使いに行ったとする。
その子は帰り道、近道をした。
・・・所が、その結果逆に道に迷った。
何とか無事に癒えに辿り着いたその子を「恐らくB型は心配するより先に叱る」だろう。

「近道なんて考えたお前が悪い。お前の愚かな選択の結果だ。」と。

その子が、道に迷いどれだけ不安な思いをしたか。
それは二の次である。
その思いを生んだ理由は「何だ?」「誰だ?」「何時だ?」
それを冷静に、子供に説くだろう。

そもそも、我々B型はチャレンジ精神旺盛だ。
「近道」や「寄り道」くらいで怒ったりはしない。

我々が怒っている理由。それは
「失敗を恐れた事」である。
「自分の判断を恥じた事」である。

「どうせ失敗したなら、笑い話にして帰ってこい!」と一喝する事だろう。

自身の判断によってマイナスを被ったとして、その判断を悔いる事は良い。
だが、「挑戦した事」が「そもそもの間違いであった」とは思わないで欲しいのだ。

この様に、自分の行いを恥じる者には怒りの鉄拳を飛ばす。

これがB型流の「人助け」である。
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