2 / 336
筆者(メカ)の経験談。
「ただいま」
しおりを挟む
畑トンネルでの一件以来、私が
「トンネルで声を聞いた」や「聞こえるようになった」という話は
かなりの速さで広がりました。
そうすると、必ずと言っていい程、出て来るのは「そんな訳ないだろ。」連中でした。
事実、私もその一人でした。
たとえ何かを聞いたとしても「聞き間違い」や「風などのいたずら」と考え
興味本位で近寄って来る面々に一々「そんな訳あるまい」と説明していました。
そんな中、クラスメートの一人が否定的な意見を振るい口撃しにやってきました。
私自身が否定している事を知ると
彼は滅茶苦茶な理屈を言い始めたのです。
「トンネルで声を聞いたのなら、それを証明してみせろ」
誰がどう考えても「不可能」な話です。
が、しかし・・・。
そこで私の代わりに台頭したのが、トンネルで気を失った友人Aでした。
「俺は実際に、トンネルで倒れた。病院にも運ばれたし、何なら診断書もある。」と。
こちらもこちらで、滅茶苦茶な返しです。
実際、トンネルで倒れていようが、声を聞いた証明にはならないし
単に具合が良くないのに3時間も寒空の下、活動したからだろう?と理屈が捏ねられます。
そこで、友人A・Bとクラスメートの三人で
後日、再び畑トンネルに向かう事になったそうです。
そこで何が起きたのか、詳しい話は定かではありませんが
友人達の話では、畑トンネルに着き、中を調べ廻っていた所
クラスメートの子が急に発狂。トンネルの奥へと姿を消したそうです。
彼等も、クラスメートを連れ戻すべく、追ったそうなのですが・・・。
見つからなかったそうです。
クラスメートは凡そ三日間の失踪の後、学校へ姿を見せました。
しかし、その彼は
以前の覇気ある少年ではなく、沈黙を絵に描いたように
何処か遠い一点を見つめ、返答も上の空。という状態でした。
その後、彼は入院。
中学を卒業するまで戻って来ませんでした。
風の噂で聞いた所、その2年後に亡くなったそうです。
しかも、最悪なのは自〇だった。という点です。
亡くなり方については、噂好きな連中のせいで色々な噂が流れていましたが・・・。
確かな事が一つ。
彼が残した遺書。そこにはただ一言
「ただいま」とだけ綴られていたそうです。
「トンネルで声を聞いた」や「聞こえるようになった」という話は
かなりの速さで広がりました。
そうすると、必ずと言っていい程、出て来るのは「そんな訳ないだろ。」連中でした。
事実、私もその一人でした。
たとえ何かを聞いたとしても「聞き間違い」や「風などのいたずら」と考え
興味本位で近寄って来る面々に一々「そんな訳あるまい」と説明していました。
そんな中、クラスメートの一人が否定的な意見を振るい口撃しにやってきました。
私自身が否定している事を知ると
彼は滅茶苦茶な理屈を言い始めたのです。
「トンネルで声を聞いたのなら、それを証明してみせろ」
誰がどう考えても「不可能」な話です。
が、しかし・・・。
そこで私の代わりに台頭したのが、トンネルで気を失った友人Aでした。
「俺は実際に、トンネルで倒れた。病院にも運ばれたし、何なら診断書もある。」と。
こちらもこちらで、滅茶苦茶な返しです。
実際、トンネルで倒れていようが、声を聞いた証明にはならないし
単に具合が良くないのに3時間も寒空の下、活動したからだろう?と理屈が捏ねられます。
そこで、友人A・Bとクラスメートの三人で
後日、再び畑トンネルに向かう事になったそうです。
そこで何が起きたのか、詳しい話は定かではありませんが
友人達の話では、畑トンネルに着き、中を調べ廻っていた所
クラスメートの子が急に発狂。トンネルの奥へと姿を消したそうです。
彼等も、クラスメートを連れ戻すべく、追ったそうなのですが・・・。
見つからなかったそうです。
クラスメートは凡そ三日間の失踪の後、学校へ姿を見せました。
しかし、その彼は
以前の覇気ある少年ではなく、沈黙を絵に描いたように
何処か遠い一点を見つめ、返答も上の空。という状態でした。
その後、彼は入院。
中学を卒業するまで戻って来ませんでした。
風の噂で聞いた所、その2年後に亡くなったそうです。
しかも、最悪なのは自〇だった。という点です。
亡くなり方については、噂好きな連中のせいで色々な噂が流れていましたが・・・。
確かな事が一つ。
彼が残した遺書。そこにはただ一言
「ただいま」とだけ綴られていたそうです。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる