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筆者(メカ)の経験談。
招かれた先で。 1/4
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中学三年に上がりたての春。
私は、クラス替えで新たに見る顔のクラスメートに、昼休みに話があると呼び出された。
彼は「私の体質」について、疑いつつも自分の家に来て欲しい。と頼み込んできたのだ。
詳しく話を聞くと
彼の家では、数年前から不吉な物音に悩まされているのだという。
しかも、自分だけではなく、家族全員がその物音を聞いた経験があった。
その物音は、まるで
壁を生き物がひっかいて廻っているようだ。と彼は言う。
ガリ、ガリガリ・・・・ザァーー。と壁や天井に爪を立てたまま
何かが這いまわっているようだ。との事だ。
もちろん、最初は屋根裏などの動物の侵入を疑った。
しかし、リフォーム業者を呼んでも異常は見つからなかったようだ。
そして、中学一年の終わり頃、私の噂を聞きつけたのだという。
「霊の声が聞こえるって噂だよね。ウチに来てくれないか?」
彼の懇願を「よし分かった。」と安請け合いなど出来ない立場なのに、彼等のような存在は縋って来る。
ただ「聞こえる」だけであって、追い払う事など出来やしないし
「聞こえる」といっても、まれに起こる奇跡のようなシロモノで。
それを言えば「噂は嘘か」と彼らは落胆する。
そもそも、そんな噂
望んで広められた訳でもないのに、なぜか責められるような目で見られる事がある。
一度は、その懇願を断り忘れようとした。
しかし、クラスメートになった事で、彼は遠慮なしに頼み込むようになってきた。
昼休みや放課後
友人たちと楽しく話している中、遠慮もなしに割って入って来る彼に根負けする形で
休日に彼の家を訪れた。
(なぜここまでしつこかったのかは後に理由が発覚した。)
彼の家に着くと
外観からは異様なものは感じなかった(というか、そんな能力持ってないしね。)
早速、通されたリビングでは
彼の母から、事の成り行きを詳しく聞いた。
数年前、彼の祖父が亡くなり、祖父の遺品整理を終えた辺りから
この怪異に悩まされ始めたのだという。
しかも、最初は些細な物音程度。日常の生活音の中に紛れ
「今何か鳴った?」程度の事だったらしい。
しかし、その音は次第に
大きく、長く現れるようになってきたのだと、彼の母は語る。
この事から、私は「祖父の遺品に何かあるのか?」と考えた。
しかし、その大部分が処分されていた為、確認のしようが無かった。
「遺品を処分した事で」亡くなった祖父が怒っているのか?とも考えたが
素人の私には、安易に結論が出なかった。
実際に、彼の家で
何かが壁を這いずるような音を、私は聞いて居る。
彼の部屋に通され、考えられる自論やそれに対しての意見などを交換している際に怪異は起きた。
その音を聞いた時、私はゾッとした・・・。
まるで猫が壁で爪を研ぐような音の中に、黒板に爪を立てる様な音
その他にも、異常ともいえる音が壁伝いに鳴って来るのだ。
私は急いで、窓を確認した。
黒板に爪を立てる様な音が「もしかすると窓から聞こえるのか?」と考えたからである。
しかし、確認をした所で、見える筈もない。
だが、彼は窓を確認しに行った私を不思議そうに見ていた。
そう、今回鳴ったその音は、彼には聞こえていなかったのだ。
その事を必死で説明するも
「何時もは俺にだって聞こえるんだし、何かの間違いじゃない?」と言うのだ。
私は、異常な空気だけを感じ取り、その日は帰路に着いた。
私は、クラス替えで新たに見る顔のクラスメートに、昼休みに話があると呼び出された。
彼は「私の体質」について、疑いつつも自分の家に来て欲しい。と頼み込んできたのだ。
詳しく話を聞くと
彼の家では、数年前から不吉な物音に悩まされているのだという。
しかも、自分だけではなく、家族全員がその物音を聞いた経験があった。
その物音は、まるで
壁を生き物がひっかいて廻っているようだ。と彼は言う。
ガリ、ガリガリ・・・・ザァーー。と壁や天井に爪を立てたまま
何かが這いまわっているようだ。との事だ。
もちろん、最初は屋根裏などの動物の侵入を疑った。
しかし、リフォーム業者を呼んでも異常は見つからなかったようだ。
そして、中学一年の終わり頃、私の噂を聞きつけたのだという。
「霊の声が聞こえるって噂だよね。ウチに来てくれないか?」
彼の懇願を「よし分かった。」と安請け合いなど出来ない立場なのに、彼等のような存在は縋って来る。
ただ「聞こえる」だけであって、追い払う事など出来やしないし
「聞こえる」といっても、まれに起こる奇跡のようなシロモノで。
それを言えば「噂は嘘か」と彼らは落胆する。
そもそも、そんな噂
望んで広められた訳でもないのに、なぜか責められるような目で見られる事がある。
一度は、その懇願を断り忘れようとした。
しかし、クラスメートになった事で、彼は遠慮なしに頼み込むようになってきた。
昼休みや放課後
友人たちと楽しく話している中、遠慮もなしに割って入って来る彼に根負けする形で
休日に彼の家を訪れた。
(なぜここまでしつこかったのかは後に理由が発覚した。)
彼の家に着くと
外観からは異様なものは感じなかった(というか、そんな能力持ってないしね。)
早速、通されたリビングでは
彼の母から、事の成り行きを詳しく聞いた。
数年前、彼の祖父が亡くなり、祖父の遺品整理を終えた辺りから
この怪異に悩まされ始めたのだという。
しかも、最初は些細な物音程度。日常の生活音の中に紛れ
「今何か鳴った?」程度の事だったらしい。
しかし、その音は次第に
大きく、長く現れるようになってきたのだと、彼の母は語る。
この事から、私は「祖父の遺品に何かあるのか?」と考えた。
しかし、その大部分が処分されていた為、確認のしようが無かった。
「遺品を処分した事で」亡くなった祖父が怒っているのか?とも考えたが
素人の私には、安易に結論が出なかった。
実際に、彼の家で
何かが壁を這いずるような音を、私は聞いて居る。
彼の部屋に通され、考えられる自論やそれに対しての意見などを交換している際に怪異は起きた。
その音を聞いた時、私はゾッとした・・・。
まるで猫が壁で爪を研ぐような音の中に、黒板に爪を立てる様な音
その他にも、異常ともいえる音が壁伝いに鳴って来るのだ。
私は急いで、窓を確認した。
黒板に爪を立てる様な音が「もしかすると窓から聞こえるのか?」と考えたからである。
しかし、確認をした所で、見える筈もない。
だが、彼は窓を確認しに行った私を不思議そうに見ていた。
そう、今回鳴ったその音は、彼には聞こえていなかったのだ。
その事を必死で説明するも
「何時もは俺にだって聞こえるんだし、何かの間違いじゃない?」と言うのだ。
私は、異常な空気だけを感じ取り、その日は帰路に着いた。
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