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長編特集
怪室 4 「宿泊」
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私は数日間、Xさんと協議を重ね、試しに例の一部屋に止まる事にしたのだ。
勿論、不動産会社やマンションの大家に許可を得ての事だ。
しかし、予定に反し多くの出来事に阻まれ
許可を得た予定日とは大きく離れた二か月後に漸く、部屋に泊まる事が叶った。
部屋は、綺麗なワンルーム。間取りとしては
玄関から真っ直ぐの廊下が続き、左手に脱衣所とトイレ・風呂
正面にリビングの扉
右手側にキッチンだ。
大体の形としては「Pの字」の様に右奥にリビングが繋がり
字の下側に向かってクローゼット。
そして、上側一面が窓。といった作りだった。(説明下手で申し訳ありません)
最低限のライフラインしか確保されていない部屋で
私は、ただただぼーっとするしかなかった。
フローリングに横になって見たり、クローゼットを眺めてみたり
やっている事は完全に「変人」だが
不思議なほどに「何も感じない」のだ。
私は、昼食にと用意したカップラーメンを片手に、部屋の違和感を探った。
そして、隣に住む老婆の元を訪れたのだ。
老婆は、快く私を迎え入れ話し相手になってくれた。
「お兄ちゃん。不動産屋から許可もらったっていうけど・・・会社の子じゃないんだろ?」
「え?あぁ。そうです。厳密には後輩が会社でお世話になっています。」
「じゃぁ、その後輩さんのお手伝い?」
「そんな所ですかね・・・。」
「その後輩の子って・・・青い眼鏡の子かい?」
「そ、そうです!中学、高校と同じ学校で・・・。」
「お手伝いなんて大変だねぇ。」
老婆は、伊藤の特徴を覚えていたのだ。
その後はトントン拍子で話が進み、漸く話題は核心に触れた。
「お隣のお部屋何ですけど・・・。」
「あぁ、お兄ちゃんだから話すんだけどねぇ・・・。」
実の所、この老婆は不動産会社の聞き取りでは話せなかったという
重要な事を知っていたのだ。
事は十数年前
とある3人家族が隣に住んでいたという。
しかし、子供が大きくなり部屋を欲しがっている。と
その家族は一軒家に引っ越しをしたそうだ。
その後、数年間は空き家になった物の
引っ越しをした3人家族の子が大学進学と共に一人暮らしの為
部屋を借りたのだという。
老婆は孫が帰って来たかのように可愛がっていたそうだ。
しかし、日を追うごとにその子はガラの悪い友人を家に連れ込むようになり
しまいには、金銭トラブルから自殺したのだという。
それも、部屋に合った机の上に遺書を置き
近所の河川敷で溺死体となって見つかったそうだ。
警察は当初、遺書があった事から自殺の線を疑っていたそうだが
両親が、遺書の字は子供の字ではないと反論。
他殺を視野に捜査が進められる事になったというが
それ以降の事は、老婆も知らないのだという。
「でもねぇ・・・それからだよ。あの部屋に入る人みんな長続きしないんだよ。」
私は、部屋へ戻り
老婆から聞いた話を、Xさんへと報告するのであった。
勿論、不動産会社やマンションの大家に許可を得ての事だ。
しかし、予定に反し多くの出来事に阻まれ
許可を得た予定日とは大きく離れた二か月後に漸く、部屋に泊まる事が叶った。
部屋は、綺麗なワンルーム。間取りとしては
玄関から真っ直ぐの廊下が続き、左手に脱衣所とトイレ・風呂
正面にリビングの扉
右手側にキッチンだ。
大体の形としては「Pの字」の様に右奥にリビングが繋がり
字の下側に向かってクローゼット。
そして、上側一面が窓。といった作りだった。(説明下手で申し訳ありません)
最低限のライフラインしか確保されていない部屋で
私は、ただただぼーっとするしかなかった。
フローリングに横になって見たり、クローゼットを眺めてみたり
やっている事は完全に「変人」だが
不思議なほどに「何も感じない」のだ。
私は、昼食にと用意したカップラーメンを片手に、部屋の違和感を探った。
そして、隣に住む老婆の元を訪れたのだ。
老婆は、快く私を迎え入れ話し相手になってくれた。
「お兄ちゃん。不動産屋から許可もらったっていうけど・・・会社の子じゃないんだろ?」
「え?あぁ。そうです。厳密には後輩が会社でお世話になっています。」
「じゃぁ、その後輩さんのお手伝い?」
「そんな所ですかね・・・。」
「その後輩の子って・・・青い眼鏡の子かい?」
「そ、そうです!中学、高校と同じ学校で・・・。」
「お手伝いなんて大変だねぇ。」
老婆は、伊藤の特徴を覚えていたのだ。
その後はトントン拍子で話が進み、漸く話題は核心に触れた。
「お隣のお部屋何ですけど・・・。」
「あぁ、お兄ちゃんだから話すんだけどねぇ・・・。」
実の所、この老婆は不動産会社の聞き取りでは話せなかったという
重要な事を知っていたのだ。
事は十数年前
とある3人家族が隣に住んでいたという。
しかし、子供が大きくなり部屋を欲しがっている。と
その家族は一軒家に引っ越しをしたそうだ。
その後、数年間は空き家になった物の
引っ越しをした3人家族の子が大学進学と共に一人暮らしの為
部屋を借りたのだという。
老婆は孫が帰って来たかのように可愛がっていたそうだ。
しかし、日を追うごとにその子はガラの悪い友人を家に連れ込むようになり
しまいには、金銭トラブルから自殺したのだという。
それも、部屋に合った机の上に遺書を置き
近所の河川敷で溺死体となって見つかったそうだ。
警察は当初、遺書があった事から自殺の線を疑っていたそうだが
両親が、遺書の字は子供の字ではないと反論。
他殺を視野に捜査が進められる事になったというが
それ以降の事は、老婆も知らないのだという。
「でもねぇ・・・それからだよ。あの部屋に入る人みんな長続きしないんだよ。」
私は、部屋へ戻り
老婆から聞いた話を、Xさんへと報告するのであった。
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