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筆者(メカ)の経験談。
夜勤中。
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とあるグループホームの夜勤で・・・。
私は、経験した。
大概の施設では、夜勤となれば2~3名体制というのがお決まりだ。
しかし、ことグループホームにおいては
利用者の人数が少ないので夜勤も一人体制という場所が多い。
その日も、私の夜勤は一人だった。
夕方5時頃から翌朝9時まで。
出勤後は、食事の介助に加わり
夜9時までの間は、比較的ゆったりと過ごす。
夜7時ころに、遅番メンバーによる最後のトイレ誘導や排泄介助。
その間に、こちらは食事を済ませ、以降は定期的に巡回。
夜中12時ころに、休憩。そして、休憩後、再び定時巡回。
これが、大体の流れだ。
だが、大体の施設でもそうだが
「平穏無事」に夜が明ける事は珍しい。
その日も
「眠れないんだよ」という、車いすの男性と共にホールで軽く談笑しつつ見守りをしていた。
その男性は「定期的にそうなる」様なのだ。
普段は、夜勤中でも比較的何事もなく休まれる方なのだが
決まって一月に一回それも10日に「眠れない」と起きてきてしまうのだ。
まぁ、月一回の出来事だ。
看護師からも「睡眠導入剤の必要はない」との判断から服薬はしていなかった。
しかし・・・。
私は彼と話をしていく中で、妙な発言を度々聞いて居た。
「お客さん、困ったもんだねぇ・・・。」
「え?・・・お客さん?」
「いや・・・何でもないよ。職員さんも大変だなぁ~と。」
私が聞き返すと、男性はバツが悪そうに誤魔化した。
この時、彼が言った「お客さん」という単語を、私は「職員」の事だと思っていた。
その後、彼をホールで見守りつつ、各部屋の巡回を済ませ
一息ついた。
夜中4時ごろだった・・・。
「ごめんくださ~い。」
女性の高い声が、耳に届いた。
丁度排泄介助に当たっていた私は
その一回目の言葉に反応できず、少しの間が出来てしまったが
直ぐに各部屋を回った。
だが、女性の利用者は皆、静かに寝息を立てていた。
「寝言・・・か?」
そう納得させるように、排泄介助へ戻ろうとした時
「ごめんくださ~い。」
また、聞こえたのだ。
私は直ぐに察した。
「人」の声ではない。
その声は、玄関の方から聞こえるのだ。
「ごめんくださ~い。」
声が響くと同時に、額から汗が流れる。
聞かなかった事にしよう。何度も言い聞かせ歩みを再開しようとした時
後ろから、何者かに手首を掴まれたのだ。
ゾッとすると同時に、即座に顔を向けると
其処には「眠れないんだ」とホールにいた男性が居たのだ。
「お兄ちゃんにも聞こえたんだねぇ・・・。」
「え?」
排泄介助を終えた私は、その男性から「真実」を聞く事となる。
「玄関先で、ごめんくださいって声を聞いたんだろう?
・・・今は、誰も入ってないあそこの部屋。前に女性が入ってたんだよ。
日中は、とっても穏やかな人だったんだけどね。でも、認知症が進んじゃってねぇ。
夜中になると決まって、玄関前に出てきて、ごめんください。って扉を開けようとしてたんだよ。」
「そ、その女性は・・・?」
「2年前の10日に亡くなったそうだ・・・。」
それ以降、決まって10日には「ごめんくださ~い。」という声が
玄関前に響くという。
私は、経験した。
大概の施設では、夜勤となれば2~3名体制というのがお決まりだ。
しかし、ことグループホームにおいては
利用者の人数が少ないので夜勤も一人体制という場所が多い。
その日も、私の夜勤は一人だった。
夕方5時頃から翌朝9時まで。
出勤後は、食事の介助に加わり
夜9時までの間は、比較的ゆったりと過ごす。
夜7時ころに、遅番メンバーによる最後のトイレ誘導や排泄介助。
その間に、こちらは食事を済ませ、以降は定期的に巡回。
夜中12時ころに、休憩。そして、休憩後、再び定時巡回。
これが、大体の流れだ。
だが、大体の施設でもそうだが
「平穏無事」に夜が明ける事は珍しい。
その日も
「眠れないんだよ」という、車いすの男性と共にホールで軽く談笑しつつ見守りをしていた。
その男性は「定期的にそうなる」様なのだ。
普段は、夜勤中でも比較的何事もなく休まれる方なのだが
決まって一月に一回それも10日に「眠れない」と起きてきてしまうのだ。
まぁ、月一回の出来事だ。
看護師からも「睡眠導入剤の必要はない」との判断から服薬はしていなかった。
しかし・・・。
私は彼と話をしていく中で、妙な発言を度々聞いて居た。
「お客さん、困ったもんだねぇ・・・。」
「え?・・・お客さん?」
「いや・・・何でもないよ。職員さんも大変だなぁ~と。」
私が聞き返すと、男性はバツが悪そうに誤魔化した。
この時、彼が言った「お客さん」という単語を、私は「職員」の事だと思っていた。
その後、彼をホールで見守りつつ、各部屋の巡回を済ませ
一息ついた。
夜中4時ごろだった・・・。
「ごめんくださ~い。」
女性の高い声が、耳に届いた。
丁度排泄介助に当たっていた私は
その一回目の言葉に反応できず、少しの間が出来てしまったが
直ぐに各部屋を回った。
だが、女性の利用者は皆、静かに寝息を立てていた。
「寝言・・・か?」
そう納得させるように、排泄介助へ戻ろうとした時
「ごめんくださ~い。」
また、聞こえたのだ。
私は直ぐに察した。
「人」の声ではない。
その声は、玄関の方から聞こえるのだ。
「ごめんくださ~い。」
声が響くと同時に、額から汗が流れる。
聞かなかった事にしよう。何度も言い聞かせ歩みを再開しようとした時
後ろから、何者かに手首を掴まれたのだ。
ゾッとすると同時に、即座に顔を向けると
其処には「眠れないんだ」とホールにいた男性が居たのだ。
「お兄ちゃんにも聞こえたんだねぇ・・・。」
「え?」
排泄介助を終えた私は、その男性から「真実」を聞く事となる。
「玄関先で、ごめんくださいって声を聞いたんだろう?
・・・今は、誰も入ってないあそこの部屋。前に女性が入ってたんだよ。
日中は、とっても穏やかな人だったんだけどね。でも、認知症が進んじゃってねぇ。
夜中になると決まって、玄関前に出てきて、ごめんください。って扉を開けようとしてたんだよ。」
「そ、その女性は・・・?」
「2年前の10日に亡くなったそうだ・・・。」
それ以降、決まって10日には「ごめんくださ~い。」という声が
玄関前に響くという。
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