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筆者(メカ)の経験談。
今、思えば・・・。
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これは、筆者のメカが幼い時。小学生低学年の頃の話だ。
私には、同級生なのに兄の様に世話を焼いてくれる友がいた。
幼稚園の頃からの知り合いであり、彼は昔から運動が大好きな
いわゆるスポーツマン系だった。
一方の私は、当時から根暗で人との関わりなど持ちたくない。そんなタイプで
互いに対照を取ったような性格だった。
私は、彼を「ユート」という愛称で呼んでいた。
そんな我々にもいくつかの共通点があった。
それは互いに年の離れた兄が居る事。
そして、その兄弟もまた、同級生同士であり仲が良かったこと。
更には、同じ塾に通っていた事。
この共通点から、我々自身もまるで兄弟の様に接してきたわけだ。
普段から快活な彼に引っ張られる形で、その後ろを付いて行く。
そんな関係性であった。
だが・・・。
今思えば・・・。
あの時から既に始まっていたのかもしれない。
私のこの奇妙な体質が。
それは、ある日の塾帰り。
我々は、とある失態から居残りで勉強していた。
帰る頃には、日が完全に落ち切り、時刻は夜の八時であった。
なぜ、そんな時間まで勉強できたのか。
それは
両親が共働きであったり
塾と家が徒歩で通える圏内にあり、互いの兄も部活などで帰りが遅い。
つまり、家に居てもお互いに一人なのだ。
独りで勉強しているよりも、教師の居る環境の方が
スムーズに宿題も終わるし、何より
幼かった我々には大人の目がある事が何よりの安心材料であった。
だが・・・その帰り道の事だ。
私はユートと談笑して帰っていた。・・・はずだった。
気が付けば、ユートは約50メートル以上も先を歩いていたのだ。
思った以上に塾で時間を潰してしまった我々は、その帰りの際
「おい、○○(筆者)急いで帰るぞ!」
「ほーい。」
この会話があった。
だが、私は彼が多少の早歩き程度で歩いて居るものだと錯覚し
歩調を合わせる様に、少し早めに歩いていた。
しかし、肝心のユートは全速力で走って先を行っていたのだ。
「○○!何してるんだよ!おばさんに怒られるぞ!」
「え・・・?」
何が起こったのか分からなかった。
今の今まで、私は隣に居るユートと話していた筈だ。
なのに、彼は先に見えるのだ。
「ま、待ってくれよ!ユート!」
私は慌てて駆け出した。
だが・・・私の足は何者かに掴まれ、派手に転んだのだ。
それをみたユートが、駆け戻ってきた。
「何かにぶつかったか!大丈夫か?」
「だ、大丈夫・・・。」
私は、足元を見た。
其処にあったのは、車止めの縁石だった。
「これに足ひっかけたのか。あぶねぇな。暗いし歩いて帰ろうか。」
いや、ユート。そこじゃない。
確かに、縁石は足元にある。
だが・・・その縁石は、私の直線状にある訳ではなく、少し外れた位置にあったのだ。
ただ真っ直ぐ走っただけでは、足のひっかけようがない場所に。
「ほら、立てよ。」
差し伸べられた手を取り、立ち上がったが・・・
今でも思う。
あの時、あの場所で起きた事は
きっと間違いがなく「そういう現象」だ。
あの時、先に走っていた彼が声を掛けてくれなければ・・・
一体、私は何処に向かっていたのだろうか・・・。
私には、同級生なのに兄の様に世話を焼いてくれる友がいた。
幼稚園の頃からの知り合いであり、彼は昔から運動が大好きな
いわゆるスポーツマン系だった。
一方の私は、当時から根暗で人との関わりなど持ちたくない。そんなタイプで
互いに対照を取ったような性格だった。
私は、彼を「ユート」という愛称で呼んでいた。
そんな我々にもいくつかの共通点があった。
それは互いに年の離れた兄が居る事。
そして、その兄弟もまた、同級生同士であり仲が良かったこと。
更には、同じ塾に通っていた事。
この共通点から、我々自身もまるで兄弟の様に接してきたわけだ。
普段から快活な彼に引っ張られる形で、その後ろを付いて行く。
そんな関係性であった。
だが・・・。
今思えば・・・。
あの時から既に始まっていたのかもしれない。
私のこの奇妙な体質が。
それは、ある日の塾帰り。
我々は、とある失態から居残りで勉強していた。
帰る頃には、日が完全に落ち切り、時刻は夜の八時であった。
なぜ、そんな時間まで勉強できたのか。
それは
両親が共働きであったり
塾と家が徒歩で通える圏内にあり、互いの兄も部活などで帰りが遅い。
つまり、家に居てもお互いに一人なのだ。
独りで勉強しているよりも、教師の居る環境の方が
スムーズに宿題も終わるし、何より
幼かった我々には大人の目がある事が何よりの安心材料であった。
だが・・・その帰り道の事だ。
私はユートと談笑して帰っていた。・・・はずだった。
気が付けば、ユートは約50メートル以上も先を歩いていたのだ。
思った以上に塾で時間を潰してしまった我々は、その帰りの際
「おい、○○(筆者)急いで帰るぞ!」
「ほーい。」
この会話があった。
だが、私は彼が多少の早歩き程度で歩いて居るものだと錯覚し
歩調を合わせる様に、少し早めに歩いていた。
しかし、肝心のユートは全速力で走って先を行っていたのだ。
「○○!何してるんだよ!おばさんに怒られるぞ!」
「え・・・?」
何が起こったのか分からなかった。
今の今まで、私は隣に居るユートと話していた筈だ。
なのに、彼は先に見えるのだ。
「ま、待ってくれよ!ユート!」
私は慌てて駆け出した。
だが・・・私の足は何者かに掴まれ、派手に転んだのだ。
それをみたユートが、駆け戻ってきた。
「何かにぶつかったか!大丈夫か?」
「だ、大丈夫・・・。」
私は、足元を見た。
其処にあったのは、車止めの縁石だった。
「これに足ひっかけたのか。あぶねぇな。暗いし歩いて帰ろうか。」
いや、ユート。そこじゃない。
確かに、縁石は足元にある。
だが・・・その縁石は、私の直線状にある訳ではなく、少し外れた位置にあったのだ。
ただ真っ直ぐ走っただけでは、足のひっかけようがない場所に。
「ほら、立てよ。」
差し伸べられた手を取り、立ち上がったが・・・
今でも思う。
あの時、あの場所で起きた事は
きっと間違いがなく「そういう現象」だ。
あの時、先に走っていた彼が声を掛けてくれなければ・・・
一体、私は何処に向かっていたのだろうか・・・。
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