骸行進

メカ

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長編特集

道連れ その4 「相談」

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当然のことながら、今回の1件で
残されたヤマちゃん・木戸らによって警察へ一報が入り
失踪したメンバーの捜索がなされたそうだ。

所が、めぼしい成果が上がらないまま2ヶ月が過ぎた。

その間、ヤマちゃんからのしつこい勧誘にさらされていた私だが
廃屋に足を運ばない代わりに、霊視鑑定人X氏に連絡を取る事を約束した。

これですべては丸く収まる。
私は勝手にそう安堵し、X氏からの鑑定結果を待った。

そうして、届いた鑑定結果に、私は驚愕した物だ。

「まだ、終わっていない。」

X氏から届いたメールの内容はその一言だけだった。

普段であれば、事細かくアドバイスなどがなされるのだが・・・。
最初にきたそのメールのインパクトは
彼と長くやり取りを続けて来た私にとっては「異常」そのものだった。

私は、X氏に対し更なる追及をし、回答を求めた。

X氏が言うには
その廃集落にある「仏壇」は「神格化」されてしまっているらしい。
良い意味で「神や仏」に近づいた物であれば
目にした者に「安息」をもたらす事がある。そうだ。
方や
悪い方に「神格化」が進んだ場合
「見た」「触れた」「荒らした」などの行為によって
祟りが降りかかっても可笑しくないそうだ。

ここで分かる通り
その廃集落で見つかったとされる「仏壇」は
悪い気を貯め込み、害ある物に変わり果てた物だという。

それが証拠に「悪影響」を及ぼす「ソレ」は
ひとりでに「道連れ」を探し「移動する」というのだ。

X氏は最後に一言

「そんな悍ましい物に関わるべきじゃないんだ・・・。」と言い放った。

廃集落に向かい、仏壇を見た者は悉く亡くなった。
その事実だけが、脳裏に残る・・・。

X氏は、解決案を出した。

「もう、その集落には向かわない事が一番だ。その仏壇を探しちゃいけないんだよ。
相談者の方にもそう伝えて欲しい。」

わたしは、X氏から言われた文言をそのまま
一語一句変える事無く、ヤマちゃんに話した。

当然、彼はそのアドバイスに従う事を即答したが
「腑に落ちない」という声色であった。

無理もない
共に探索に出た者は亡くなり、失踪者まで出た。
恐ろしい事この上ない事だが、失踪した知人を思えばこそ
一刻も早く見つけ出したいと思うのが普通である。

しかし、頼みの警察に任せても
その成果すら上がってこないもどかしさは大いにあった事だろう。

その上、力のある人物から「関わるべきではなかったのだ。」とお叱りを受けた訳だ。
自分の身に降りかからんとする災いにも
息が詰まる思いであった事だろう。

ヤマちゃんは、残った木戸と話を重ね
「廃集落の事は忘れよう」という結論に至ったそうだ・・・。

・・・本当に、ソレが良い。
・・・ソレが良かった・・・。

・・・なのに、なぜ・・・?
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