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呪物
呪物 その3
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今回お話する「呪物」。
それは、ある一家の母が息子に贈った「お守り」である。
いやいや、待て待て。
そもそも「お守り」なんて、呪いと最も遠いじゃないの。
私も最初はそう思っていました。
ですが・・・この話の顛末を聞いた後
皆さん、お手元のお守りが本当に信用に足るか、恐ろしくなる事でしょう。
相談者の「Aさん(息子)」は
ある事をきっかけに、母からお守りを受け取ったそうだ。
そのきっかけというのが・・・
双子の兄が不慮の事故死をした。というものだ。
ここ数ヶ月の間、兄は反抗期からか母とは不仲だったそうだ。
目を合わせれば睨み合い、二人そろえば口喧嘩。
そんな毎日にAさんも頭を抱えていたそうだ。
一方で、Aさんは母との仲も良好であったそうだ。
兄の死後、残されたAさんを心配した母が「交通祈願」のお守りを渡してきたそうだ。
しかし・・・
その「お守り」を貰って以降、Aさんの周囲では不可思議な現象が多発したという。
Aさん自身、規模は小さいが極端にケガの回数が増えたそうだ。
それ以外にも、彼の友人もまた、些細な出来事ではあるが不幸が続いた。
Aさんは、この事を母に相談する。
その数日後、知り合いの霊媒師が訪れ、彼を霊視する事になったそうだ。
すると、その霊媒師からは「案の定」な回答が・・・。
「これは・・・無意識にお母様の生霊が飛んでいますよ。お母様は心配性な方ですかね。」
兄が亡くなって以降、確かに母は過干渉気味になったそうだ。
自身のケガや身の回りで起きる不幸を解消するには、母と距離を置く事だ。との事であった。
そうして、舞い込んできた相談であった。
この時のAさんはこう語っていた。
「母は兄が亡くなってから、お守りなどに異常な執着を見せていました。
それを身に着けていないと外出すらさせてもらえない程でした。」
子を失う痛み。
想像の遥か先の痛みだ。
多少、そういった気が起きても仕方がないのかもしれない。
私も彼にそうアドバイスしていました。
故に、私は
物理的にも距離を取る事を勧めたのです。
・・・そう。1人暮らしです。
この時はまだ「心配し過ぎる優しいお母さん」というイメージでした。
しかし、その数か月後・・・。
Aさんから緊急で連絡が入ったのです。
「お守りからうめき声みたいなものが聞こえて・・・開けてしまいました。」
本来、お守りとは護符が中に収められており、ソレを開封してしまうと
御利益が逃げてしまうと言われています。
ですが、次の彼の一言は衝撃でした。
「1枚の紙切れが・・・『お前が死ねば良かったのに』って・・・。」
・・・実はこの話は「意味が分かると怖い話」なのです。
話を整理すると兄弟である「兄」は「母」と「最近」不仲であった。
一方で「Aさん」は「母」と「良好な関係」であった。
勘の良い人なら、お分かりいただける事でしょう。
実はこの兄弟は、入れ替わっています。
「不仲の兄」=「本当は弟」
「Aさん」=「実は兄」
つまり、本当に仲が悪かったのは「兄と母」ではなく「弟と母」だったのです。
それが、兄弟が入れ替わった事によって「最近は兄と母の不仲」となったわけです。
即ち、本当に亡くなったのは「仲の悪かった弟」なのです。
しかし、「弟として生きていたAさん」は気付いてしまうのです。
「母は未だに弟を憎んでいたのだ。」と。
最近不仲になった「兄」よりも「今まで不仲であった弟」の方が憎かったのだ。と
そして、その憎しみが「今まさに自分に降りかかっているのだ」と・・・。
そして・・・。
Aさんは、とある駅のホームへ飛び込み、亡くなったそうです。
それは、ある一家の母が息子に贈った「お守り」である。
いやいや、待て待て。
そもそも「お守り」なんて、呪いと最も遠いじゃないの。
私も最初はそう思っていました。
ですが・・・この話の顛末を聞いた後
皆さん、お手元のお守りが本当に信用に足るか、恐ろしくなる事でしょう。
相談者の「Aさん(息子)」は
ある事をきっかけに、母からお守りを受け取ったそうだ。
そのきっかけというのが・・・
双子の兄が不慮の事故死をした。というものだ。
ここ数ヶ月の間、兄は反抗期からか母とは不仲だったそうだ。
目を合わせれば睨み合い、二人そろえば口喧嘩。
そんな毎日にAさんも頭を抱えていたそうだ。
一方で、Aさんは母との仲も良好であったそうだ。
兄の死後、残されたAさんを心配した母が「交通祈願」のお守りを渡してきたそうだ。
しかし・・・
その「お守り」を貰って以降、Aさんの周囲では不可思議な現象が多発したという。
Aさん自身、規模は小さいが極端にケガの回数が増えたそうだ。
それ以外にも、彼の友人もまた、些細な出来事ではあるが不幸が続いた。
Aさんは、この事を母に相談する。
その数日後、知り合いの霊媒師が訪れ、彼を霊視する事になったそうだ。
すると、その霊媒師からは「案の定」な回答が・・・。
「これは・・・無意識にお母様の生霊が飛んでいますよ。お母様は心配性な方ですかね。」
兄が亡くなって以降、確かに母は過干渉気味になったそうだ。
自身のケガや身の回りで起きる不幸を解消するには、母と距離を置く事だ。との事であった。
そうして、舞い込んできた相談であった。
この時のAさんはこう語っていた。
「母は兄が亡くなってから、お守りなどに異常な執着を見せていました。
それを身に着けていないと外出すらさせてもらえない程でした。」
子を失う痛み。
想像の遥か先の痛みだ。
多少、そういった気が起きても仕方がないのかもしれない。
私も彼にそうアドバイスしていました。
故に、私は
物理的にも距離を取る事を勧めたのです。
・・・そう。1人暮らしです。
この時はまだ「心配し過ぎる優しいお母さん」というイメージでした。
しかし、その数か月後・・・。
Aさんから緊急で連絡が入ったのです。
「お守りからうめき声みたいなものが聞こえて・・・開けてしまいました。」
本来、お守りとは護符が中に収められており、ソレを開封してしまうと
御利益が逃げてしまうと言われています。
ですが、次の彼の一言は衝撃でした。
「1枚の紙切れが・・・『お前が死ねば良かったのに』って・・・。」
・・・実はこの話は「意味が分かると怖い話」なのです。
話を整理すると兄弟である「兄」は「母」と「最近」不仲であった。
一方で「Aさん」は「母」と「良好な関係」であった。
勘の良い人なら、お分かりいただける事でしょう。
実はこの兄弟は、入れ替わっています。
「不仲の兄」=「本当は弟」
「Aさん」=「実は兄」
つまり、本当に仲が悪かったのは「兄と母」ではなく「弟と母」だったのです。
それが、兄弟が入れ替わった事によって「最近は兄と母の不仲」となったわけです。
即ち、本当に亡くなったのは「仲の悪かった弟」なのです。
しかし、「弟として生きていたAさん」は気付いてしまうのです。
「母は未だに弟を憎んでいたのだ。」と。
最近不仲になった「兄」よりも「今まで不仲であった弟」の方が憎かったのだ。と
そして、その憎しみが「今まさに自分に降りかかっているのだ」と・・・。
そして・・・。
Aさんは、とある駅のホームへ飛び込み、亡くなったそうです。
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