骸行進

メカ

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心霊「豆知識」

危険なアルバイト 2

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今回お話するアルバイト・・・それは「特殊清掃員」である。
ホラー好きな皆さんなら少しは聞きなじみがあるかも知れない。

その仕事の幅は多岐に渡る。
だが、大部分の人が想像しやすいのが
「ゴミ屋敷そ清掃」だったり「孤独死や自然死などの部屋の後始末」だろう。

実の所、この仕事は「(心霊的な意味において)とても危険な仕事」である。

皆さんから見ても
事故や事件の現場となった部屋の後始末など
現場が凄惨である事は想像に難くないだろう。

そうだ。
場合によってはまだ「ソレ」が残っているのだ。
仮に「ソレ」が運よく先に運び出されていたとしても
部屋に残された生活跡やシミなどで

「あぁ・・・ここにあったんだろうな。」という映像が
一瞬で脳裏に浮かぶそうだ。

そして、そういう場に限って
「強い念」というものが残りやすい物だ。

ただでさえ、踏み入れた瞬間から気が滅入ってしまいそうな現場で
「強い念」に当てられた場合、どうなるかは一目瞭然だ。

直ぐに精神はやられ、明日の清掃現場は自分の部屋かも知れない。
そんな事を思いながら、また朝を迎えるのだ。
気が狂うのは時間の問題だろう。

更にもう一つ・・・気を付けたい事がある。
そういう現場だ。
「念の篭った物」もあるだろう。
・・・そして、知らず知らずの内に、その呪物に触れてしまう事も・・・。

気が付けば自宅に持ち帰っていた。なんて事が起きた日には
直ぐにお祓いに行きたいものだ。

・・・だが、自宅に持ち帰った時点で手遅れかもしれないのだ。

その日の内に、引きこもり・・・果ては呪物と共に行方を眩ませた。という事例もある。
そうなってしまっては、もう安否の確認のしようがない。

更に、私の知っている事例では
最初は知らずの内に、持ち帰ってしまった呪物であるが
その数か月後には、自宅が呪物のオンパレードと化した者が居た。

よくよく話を聞くと
一種のコレクターのような心理が働き
「これは何としても持ち帰らなければ・・・!」と
謎の使命感にかられる様になったという。
勿論、同僚たちに止められ、持ち帰る事を見送った品もあったというが
その大半は、収集車が発進してしまう前に、懐に隠し持つ惨状だったという。

私が関わったその人物は
拾い集めたそういった呪物に「名前」を与えてしまい
より一層、凶悪な念を放っていたように思う。

問題は、当人がその異常性に全く気付いていない事だ。

異常性を諭し、お祓いを勧めるも
当人には悪気や反省の色は無く
「むしろ、なぜ悪いのか?」という質問まで出る始末だ。

残念ながら、その人物は既に亡くなってしまったのだが・・・。

その物件は「特殊清掃員」が入るより先に
その地域で名の有る寺の神主たちによってお祓いがなされる程であったという。
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