骸行進

メカ

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筆者(メカ)の経験談。

ゲシュタルト崩壊実験 2

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今回お話する実験は、私やその友人が行った物ではない。
ある大学のサークルメンバーによって行われた実験であり
その後の顛末について、不透明である。

彼等が行った実験内容
・廃トンネルを使う
・そのトンネルを何往復かする事
・その際、コップを持参しその中に水を入れ(極力)零さぬようにする事
・往復中、自問自答を繰り返す事(内容は問わない)
・数日間に渡り、一連の行動を繰り返しレポートにまとめる事

以上の行動を彼らはサークルメンバーの3人で行ったそうだ。

先に結果だけ伝えてしまうと
メンバーの一人は失踪、実験を企画した学生は自殺未遂、残った一人はPTSDを発症し入院。

最初に異変が起きたのは、二ヶ月が経過した時だったという。
(以下、実験を企画した学生より聞いた内容である)

「メンバーの一人、A(PTSDを発症した学生)が
ある日から大学にこなくなった。
様子を見にアパートへ向かうが門前払いされた。
数日間、体調不良でほぼ寝たきりの生活だったようです。
その日も、起き上がる事すらできない状態だったようで、部屋には上がれなかった。」

しかし、それでも定期的(体調の良い日)に実験に出てきては
レポートを出してまた数日寝込む。という生活を送っていた。

「でも・・・そのレポートの内容が、どんどん可笑しなものに変わっていった。」
と彼は言う。

私は、その一部を見せてもらったが
最初期のレポートは、大学生らしく多くの専門用語などで
その現象についての考察を書き留めてあった事を覚えている。

しかし、彼が大学に来なくなる数日前のレポートから「異変」は起きていた。

そのレポートは、知識こそ「大学生のそれ」であるが・・・
其処に書かれた文章は所々、幼稚さが見えた。
まず私が気になったのは、文章に「漢字が使われていない部分があった」事だ。

それこそ、小学生でも読み書きできそうな文字を
わざわざ、平仮名に変えているのだ。
かと思えば、我々が見ても「何だこれ?」と思う様な漢字をすらすらと使っていたり。
そして、その彼が体調が良い日に参加したという実験内容を綴ったレポートをみて驚愕した。

其処に書かれていたものは、最早「字」ではなかった。

その事を異常と捉え、彼らはそのメンバーを医師に見せる事にした。
結果、PTSDを発症していた事が発覚、強制入院となった。

更に、その4か月後
約半年の実験の果て、もう一人のメンバーが突然失踪した。
失踪を遂げたメンバーのレポートは、彼が失踪する時に持ち出されたそうで
残っていないのだという。

そして、その一週間後・・・。
彼は自宅で自殺を図った。
運が良いのか悪いのか、身内によって早期発見され、一命をとりとめたそうだ。

その後、彼とは音信不通になり
彼等やレポートがどうなったのかは定かではない。
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