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霊視鑑定人X氏による鑑定など。
夜逃げ その後
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私がX氏に連絡を取った際、電波は酷く荒れていて
まともな会話にならなかった。
メールにてやり取りを行うも、要領を得ない回答ばかりで
正直な所、頭を抱えた物だ。
だが、当時の私は「何か」を焦っていたのだ。
「ソレ」が何であったのか、今となっては知る術がない。
しかし、あえて一言で言い表すのであれば・・・
「呼ばれているのが分かってしまった。」という所であろうか。
考えても見て欲しい。
絢女は私より、遥かに優れた感覚の持ち主である。
なぜなら、私には「視る」事ができないからである。
その彼女が、友人の残した携帯のデータを見るのが怖い。と
私に同席を求めたほどだ。
そしてもう一つ・・・。
絢女は友人に会うまでは、何一つ異変を察知していなかった点だ。
友人と会い、初めてその友人が「もう既に異常である事」を察した。
早い話、なぜ彼女はその団地の異常性に一早く気付けなかったのだろうか?
その疑問を、X氏は全てが終わった後に、ある考察を話してくれた。
「そもそも、まだ終わって居なかったんだと思います。」
「終わっていない?」
「その部屋の元住人は何らかの形で精神に異常を来したんだと思います。
結果として、まるで神隠しのような出来事が起こる・・・。
元住人が失踪したその瞬間が始まりだったんでしょうね。」
私と絢女。そして、亡き友人の携帯をお祓いした後も
私は、X氏の推論が理解できずに居ました。
「簡単に言えば、その元住人は失踪後もしばらくの間『生きていた』と思いますよ。」
「・・・どういう事ですか・・・。ちょっと難しくて・・・。」
「つまり、怨念ですよ。」
あの部屋で、異変が起き始めたのは『元住人』の怨念による影響だという。
絢女が当初、異変に気付けなかったのは
その時点では、まだ『元住人』が生きていた可能性があるそうだ。
そして、何らかの原因で『元住人』が亡くなり
怨念だけが部屋に帰って来たのではないか?
その証拠に、絢女は友人と話している時、友人を「別人の様だ」と認識していた。
これが、明確に「怨念に乗り移られた瞬間ではないだろうか?」と
X氏は語った。
友人はその「怨念」によって「連れて逝かれた」のではないか?
そして、携帯に残された音声データは
「新たな道連れを呼び込む為」の「呪言」ではないか?
「耳の良い(筆者)君だからこそ、その呪言に無意識で反応し
一秒でも早く私(X氏)に連絡を取ろうと試みたのだろう。」
そして、その呪言は強力なものであった。
すぐすぐリアルタイムでの連絡とはならず、何かしらの妨害を受けていたのだろう。
最後にX氏は一言告げた・・・。
「よく無事に青森まで来られたね・・・。」
彼と付き合いの長い私だから分かる・・・。
その一言にどれ程の重みがあったかを・・・。
まともな会話にならなかった。
メールにてやり取りを行うも、要領を得ない回答ばかりで
正直な所、頭を抱えた物だ。
だが、当時の私は「何か」を焦っていたのだ。
「ソレ」が何であったのか、今となっては知る術がない。
しかし、あえて一言で言い表すのであれば・・・
「呼ばれているのが分かってしまった。」という所であろうか。
考えても見て欲しい。
絢女は私より、遥かに優れた感覚の持ち主である。
なぜなら、私には「視る」事ができないからである。
その彼女が、友人の残した携帯のデータを見るのが怖い。と
私に同席を求めたほどだ。
そしてもう一つ・・・。
絢女は友人に会うまでは、何一つ異変を察知していなかった点だ。
友人と会い、初めてその友人が「もう既に異常である事」を察した。
早い話、なぜ彼女はその団地の異常性に一早く気付けなかったのだろうか?
その疑問を、X氏は全てが終わった後に、ある考察を話してくれた。
「そもそも、まだ終わって居なかったんだと思います。」
「終わっていない?」
「その部屋の元住人は何らかの形で精神に異常を来したんだと思います。
結果として、まるで神隠しのような出来事が起こる・・・。
元住人が失踪したその瞬間が始まりだったんでしょうね。」
私と絢女。そして、亡き友人の携帯をお祓いした後も
私は、X氏の推論が理解できずに居ました。
「簡単に言えば、その元住人は失踪後もしばらくの間『生きていた』と思いますよ。」
「・・・どういう事ですか・・・。ちょっと難しくて・・・。」
「つまり、怨念ですよ。」
あの部屋で、異変が起き始めたのは『元住人』の怨念による影響だという。
絢女が当初、異変に気付けなかったのは
その時点では、まだ『元住人』が生きていた可能性があるそうだ。
そして、何らかの原因で『元住人』が亡くなり
怨念だけが部屋に帰って来たのではないか?
その証拠に、絢女は友人と話している時、友人を「別人の様だ」と認識していた。
これが、明確に「怨念に乗り移られた瞬間ではないだろうか?」と
X氏は語った。
友人はその「怨念」によって「連れて逝かれた」のではないか?
そして、携帯に残された音声データは
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「耳の良い(筆者)君だからこそ、その呪言に無意識で反応し
一秒でも早く私(X氏)に連絡を取ろうと試みたのだろう。」
そして、その呪言は強力なものであった。
すぐすぐリアルタイムでの連絡とはならず、何かしらの妨害を受けていたのだろう。
最後にX氏は一言告げた・・・。
「よく無事に青森まで来られたね・・・。」
彼と付き合いの長い私だから分かる・・・。
その一言にどれ程の重みがあったかを・・・。
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