骸行進

メカ

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長編特集

合コンで。 3

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数日後、美樹さんの計らいでメンバーが集められた。

顔を合わせたメンバーは互いに不信感を持ちつつも
美樹さんの言葉を待った。

そして、彼女は言う。

「あのぉ、皆覚えてる?合コンメンバーが集まって直ぐの頃に
心霊スポット行ったの・・・。」

そう、このメンバー8人で「とある廃村跡」に行ったのだ。
だが実際に彼女が問題視したのは、廃村跡ではなかった。

「あの近くにプレハブ小屋が合ったよね?」

廃村を一通り巡った後に見つけたプレハブ小屋。
外見からも長い月日で風化し所々に穴が空いていたという。

一同の気を引いたのは、その風化具合ではない。

そのプレハブ小屋には、注連縄が何重にも巻かれていたそうだ。
その注連縄の何れも、プレハブ小屋同様に風化が進み
今にも腐り落ちそうだったという。

その注連縄に、彼女らは触れてしまったのだという。
興味本位で触れた注連縄は直ぐに壊れ、地に落ちた。

一同はその罪悪感から逃げ出した。

「だからさ・・・その・・・これまでの事はきっとその罰というか・・・。」

「おい、ちょっと待て。その理屈だとおかしいだろ。」

メンバーの一人が噛みつくように立ち上がり反論を捲った。

「だったら何でこの二人だけ何にも被害がねぇんだよ!こいつ等だってあの場で
注連縄には触れてたし、あれが壊れたのだってこいつらのせいかもしれないって部分はあるだろ。」

「・・・。」

暫くの沈黙。
意を決したように美樹さんは口を開く。

「この二人は・・・きっとこれから。」

「は?」

「あの後、二人は興味本位であそこに行って小屋の中も見たって・・・。」

「ちょ、ちょっと!それ言わない約束でしょ!」

「お前ら、そんな事してたのかよ!」

心霊スポットを巡った数日後
二人は再度、その場を訪れ小屋の中を見てしまった。
それだけなら、まだ救いはあったかもしれない。
事も有ろうに、二人はその小屋を覗いた後、その場で致してしまったようなのだ。
更に状況に追い打ちをかけたのは
男の方が、その小屋からあるものを持ち出してしまっていた。

しかも、一同を震え上がらせたのは
その男が持ち出した物が、本人も無意識のうちに持っていたもので
気付いた時には、既にポケットの中に「あった」という事だ。

全てを聞いた一同は、唸り声を挙げながらも押し黙ってしまう。

そこで谷ちゃんはこう告げた。

「皆でもう一度あそこに行こう。謝罪の気持ちで・・・さ。持って来ちゃった物も返さないと。」

「まぁ・・・そうするしかないか・・・。」

一同は、今後の予定を擦り合わせ、後日全員の足並みが揃った中で
心霊スポットへ向かう・・・。
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