骸行進

メカ

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長編特集

合コンで。 4

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件の心霊スポットに訪れた一同は、廃村跡など目もくれず小屋を目指した。

皆一様に「さっさと終わらせたかった。」のだろう。

そして、例の小屋の前で侵入してしまった男が叫ぶ・・・。

「な・・・んで・・・何でだよぉ!」

男が言うには「建付けが悪く扉は閉まらなかった」そうだ。
にも拘らず、その小屋の扉はピッタリと閉じていた。
それを見た男は、ポケットからあるものを投げつけた。

その「あるもの」こそ、今回謝罪も込めて返そうと話し合った物。
「南京錠」だ。

南京錠は、小屋にぶつかるとその一部を凹ませた。

「お、おい!何てことしてんだ!お前!謝罪にきたんだろうが!」

「知るか!こんな所!気持ち悪い、さっさと行こうぜ!」

男は吐き捨てる様に、我先へと道を戻り走り出した。

谷ちゃんは言う。
「ここで無理にでも引き留めて置けば・・・。」と。

残された一同は、放り投げられた南京錠を小屋の中に戻し
扉を閉め、一礼しつつその場を後にした。

戻ってから直ぐの事だ。
走って逃げた男が失踪した事を知る。

そもそも、彼等は件の場所へは車で向かった。
にも拘らず、彼等は逃げた男を探す事無く帰ったそうだ。

と言うのも、逃げた男は免許を持っていなかった。
車で後を追えば、直ぐに見つけられる。そう話をしながら帰っていたそうだ。

しかし・・・男を発見する事は出来なかった。
学内のキャンパスでも男の行方を知っている者を探したそうだが
最後に共に居たのは自分たちだ。
彼のその後を知る者など他に居る筈もない。

そして・・・その事実に酷く怯えた者がいる。
そう、男と共に小屋に入った女性だ。
彼女は男が失踪したと知るや否や、自宅に引きこもったまま出て来なくなったという。

彼等は定期的に女性宅を訪れ、声を掛けていたそうだ。
時には部屋に上がり、彼女の恐怖・愚痴を聞く。

それから二か月が過ぎた・・・。

失踪した男が、変わり果てた姿で発見される。

ある山中で首を吊った姿で見つかったそうだ。
彼を発見したのは、ある写真家だったそうだ。
野鳥撮影の為に訪れた山中。
仕事を終え、彼は写真を現像した。

・・・そこに映っていたのだ。
木にぶら下がる人形の様な物が・・・。
写真家の人物はそれを気味悪がり、警察へ通報。
遺体発見となった・・・。

一同は、このニュースを引きこもってしまった女性には伏せる事を決める。

それから更に一ヶ月が経ち、女性は少しづつ落ち着きを取り戻していた。
あんな出来事など「何もなかった」のだ。
そう言い聞かせるように・・・。
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