骸行進

メカ

文字の大きさ
295 / 336
長編特集

合コンで。 5

しおりを挟む
一同が、あの出来事を忘れかけていた頃・・・。
メンバーの一人であったある女性が、交通事故に巻き込まれた。
幸い、軽傷で済んだそうだが・・・。

その女性の話によると
場面は上り坂、その上には軽自動車が停まっていた。
買い物から帰っていた道中、その上り坂に差し掛かったそうだ。

すると・・・先ほどまで完全に停まっていた車が
坂道を勢い良く滑り落ちて来たという。
その速度はまるで、シフトをバックに入れ狙って下がって来たように感じた。という。

・・・だが、その車には人は乗っていなかったそうだ。
電柱に激突した車の音を聞きつけ、近所の住民が助けに入ってくれたそうだ。

その一件以来、再び「例の心スポ」の話が浮上してきた。

この事から一同はお祓いを受ける運びとなった。

これですべてが終わる。
胸を撫で下ろす一同に、神主は告げた。

「・・・あぁ、安心してもらっている所、非常に申し上げにくい事なのですが・・・
貴方がたを一遍にお祓いするのは・・・難しいです。」

「え!ど・・・どういう事ですか!?」

「いえね・・・確かに、その小屋で一人二人連れ帰っている節はあるのですが・・・
その方々の姿がお見えにならないんですよ。」

神主の話によると
連れ帰って来たであろう「念」の正体は、姿を隠していると言う。
つまり、我々個人に憑いているのではなく
我々、一人一人を渡り歩いたり、我々の家に居座って居たり
何処に本体が居るのか、特定が難しい。という事だ。

「なので、個別に祓うとなるとお時間がかかってしまいます・・・。」

「そんな、何とかならないんですか?」

「中谷さん、でしたね。少し個人的なお話がありますのでお時間宜しいですか?」

「・・・構いませんけど・・・。」

そう告げると神主は奥の間へ案内する。
そして、他のメンバーを帰したのだ。

「お待たせして申し訳ない。・・・お祓いの件ですが方法はあります。」

「どうすれば・・・?」

「皆さんで二日間、このお寺に泊っていただきたいのです。」

「え?」

「憑き物は皆さんを追って必ず、此処に来るでしょう。その時、正体もはっきりします。」

「二日間泊まると言っても・・・。」

「えぇ、皆さんはまだ学生さんですから、ご予定も合わせにくいでしょうが・・・これしか。」

「・・・。」

「私は、貴方がた6人の中の誰かが憑かれているのだと確信しています。ですが
誰がそうなのか・・・いまはまだ・・・。」

「わ、分かりました・・・。皆に話して予定を組みます。」

「お願いしますね。」

一連の話を終え、谷ちゃんは美樹さんに連絡をした。

「あ、もしもし。美樹ちゃん?お祓いについてもう一度
皆に話したい事があるんだ。皆をもう一度集められないかな?」

そして、彼等はキャンパス近くのカフェで落ち合う事となった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

意味が分かると怖い話(解説付き)

彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです 読みながら話に潜む違和感を探してみてください 最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください 実話も混ざっております

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

(ほぼ)5分で読める怖い話

涼宮さん
ホラー
ほぼ5分で読める怖い話。 フィクションから実話まで。

【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】

絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。 下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。 ※全話オリジナル作品です。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...