骸行進

メカ

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幼馴染の女性「飯島(仮名)」の話

楽しかったはずなのに。 3

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杏奈の協力を得て、調査を進めていると
飯島の部屋に残されていた手帳に書かれていた「二つ目の赤い丸」が
失踪を遂げた古森さんの家族から連絡を受けた日だと分かった。

飯島は、私に話を持ち掛ける前に妹の杏奈に相談をしていたのだ。

となると、もう一つの「赤い丸」も自然と想像がつく。

これは、古森さんの前に失踪を遂げた高橋さんに関係する事だろう。

恐らく、古森さんから聞き及んだ「失踪した日」か「身内によって知らされた日」か。

赤い丸の正体に気付いた時、ある疑問が浮かぶ。

「はぜ、二つだけなんだ?」

これまでの話を総合するに、飯島を含め5~6人は飲み会に居た事が想像できる。
その日、共に飲んでいたという男共には何も影響はないのだろうか?

幸い、姉が何処で飲んでいたかは杏奈が知っていた。
店員から話を聞くしかない。

その足で店へ行き、当日の話を聞く事にしたのだ。

実際、話を聞くと店員は事細かに彼女たちの情報を覚えていた。
・・・というのも、別のテーブル席の客から「五月蠅い」と苦情が出ていたそうだ。
店員の話では、男性は途中参加で入って来たそうだ。
それまで大人しかった彼女たちだったが、意気投合した上、酒の席だ。
気が大きくなったのか、話声は次第に大きくなっていき、騒ぐようになってしまったという。

そして、男性陣と合流してⅠ時間もしない内に店を後にしたという。

店員が会話の一部を覚えていた。
その男たちは、仕事仲間であったようだ。

・・・これで次に何処へ行くべきかは定まった。

数日後

私は飯島の職場を訪れ、事情を話した上で飲み会に参加したという男達を
責任者に確認してもらった。

その日、職場に居たのは一人だけ。
男は「大平(仮名)」と名乗った。

私が来た時点で、責任者からも何かを言われたのか
大平の顔は既に真っ青だった。

彼は開口一番に謝罪し、土下座までし始めたのだ。

よくよく話を聞くと
彼はあの日唯一、肝試しに反対していたのだという。
最後まで反対の姿勢を貫いたそうだが
周囲は一人の反対など聞く耳を持たないノリだった。
そうして、ノリと勢い・反対の声が交差する中
苦情が入り店員からも注意をされ、流れは完全に傾いてしまった。

「あの日、もっと強く止めていれば・・・。」

大平が言うには、あの日飲み会に参加していた男性陣も
ある日突然、無断欠勤を始め
その時点で、行方が分からないそうだ。

そして、大平の証言から
飲み会に参加していた男性は4人居たそうだ。
だが、私が話を聞きに行った時点で所在がはっきりしていたのは二人だけだった。
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