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長編特集
旅館 2 企画
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旅館の大広間に集まっていた我々は、旅館全体の消灯時間である22時まで
自由行動を採る事となった。
だが、旅館の従業員の協力を経て
ある「企画」を開催した。
それが、二人一組の旅館周回ゲームだ。
その為、消灯の22時前に大広間に再集合。
組み分けを行った後、ゲーム開始となる。
ゲームのルールはこうだ。
二人一組で出来上がったペアを、さらに先行・後攻に分け
主催者が前もって用意してきた日本人形を「隠す・探す」という物だ。
旅館の中なら何処に隠してもいい。
先行・後攻共に制限時間は20分。
・・・察しの良い方ならお分かりだろうが、このメンバーの内誰か一人は端数で余る。
余った一人は特別ルールとして、30分の公開一人検証となる。
私はその一人に立候補した。
というのも、その旅館を人形探しの為に回るのではなく
じっくりと探索したかったからだ。
先に一人組が決まった事で、皆あぶれる事が無くなり
悩むのは後にしようと一度解散した。
ところが・・・。
「ねぇ、メカ。どうして一人になったの?」
話しかけてきたのは絢女だ。
「制限時間、20分じゃゆっくりもしてられない。その上、人形まで探してこいって言うんだから。
こういうのはゆっくり時間をかけて検証したいんだよ。」
「・・・ふ~ん。」
彼女はやや不満そうな顔だった。
恐らく、期待した回答ではなかったのだろう。
きっと彼女はこの時点で、何か察しているのではないか?と期待を込めた問だったに違いない。
私たちの特徴(体質)は似て非なる物だろう。
一方では「視力」が良く「視える人物」
対するは「聴力」が良く「聴こえる人物」
自分に無い感覚・感想を求め問いを投げ掛けて来たのだろう。
だが、どちらにしても最初に立つのは「直感」だ。
「あっちの方向・・・何かあるかも知れない。」
「これ以上は危険かもしれない。」
そう感じ取れるかどうかが重要である。
事実、現象は「その先」にある物だ。
「ソレ」を感じ取った後、どう行動するのかで結果は変わる。
つまり、我々に共通する最大の武器は「好奇心」である。
「ちょっと、軽く出歩くから付き合いなよ。」
彼女はそういうと、私のショルダーバックを引っ張りながら外へと連れだした。
目的地などを聞ける雰囲気ではなかった。
ただ、只管彼女に付いて行くと、少しずつ街並みが寂れ
気付けば雑木林の中だった。
「あそこは・・・マズい。」
ぼそっと彼女が告げる。
次の言葉を吐き出すまでに暫くの間があったが
催促できる訳もなく・・・彼女が事情を話し終えるのを待つしかなかった。
自由行動を採る事となった。
だが、旅館の従業員の協力を経て
ある「企画」を開催した。
それが、二人一組の旅館周回ゲームだ。
その為、消灯の22時前に大広間に再集合。
組み分けを行った後、ゲーム開始となる。
ゲームのルールはこうだ。
二人一組で出来上がったペアを、さらに先行・後攻に分け
主催者が前もって用意してきた日本人形を「隠す・探す」という物だ。
旅館の中なら何処に隠してもいい。
先行・後攻共に制限時間は20分。
・・・察しの良い方ならお分かりだろうが、このメンバーの内誰か一人は端数で余る。
余った一人は特別ルールとして、30分の公開一人検証となる。
私はその一人に立候補した。
というのも、その旅館を人形探しの為に回るのではなく
じっくりと探索したかったからだ。
先に一人組が決まった事で、皆あぶれる事が無くなり
悩むのは後にしようと一度解散した。
ところが・・・。
「ねぇ、メカ。どうして一人になったの?」
話しかけてきたのは絢女だ。
「制限時間、20分じゃゆっくりもしてられない。その上、人形まで探してこいって言うんだから。
こういうのはゆっくり時間をかけて検証したいんだよ。」
「・・・ふ~ん。」
彼女はやや不満そうな顔だった。
恐らく、期待した回答ではなかったのだろう。
きっと彼女はこの時点で、何か察しているのではないか?と期待を込めた問だったに違いない。
私たちの特徴(体質)は似て非なる物だろう。
一方では「視力」が良く「視える人物」
対するは「聴力」が良く「聴こえる人物」
自分に無い感覚・感想を求め問いを投げ掛けて来たのだろう。
だが、どちらにしても最初に立つのは「直感」だ。
「あっちの方向・・・何かあるかも知れない。」
「これ以上は危険かもしれない。」
そう感じ取れるかどうかが重要である。
事実、現象は「その先」にある物だ。
「ソレ」を感じ取った後、どう行動するのかで結果は変わる。
つまり、我々に共通する最大の武器は「好奇心」である。
「ちょっと、軽く出歩くから付き合いなよ。」
彼女はそういうと、私のショルダーバックを引っ張りながら外へと連れだした。
目的地などを聞ける雰囲気ではなかった。
ただ、只管彼女に付いて行くと、少しずつ街並みが寂れ
気付けば雑木林の中だった。
「あそこは・・・マズい。」
ぼそっと彼女が告げる。
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