骸行進

メカ

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筆者(メカ)の経験談。

夢 終

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今回お話する夢は、私にとって過去一番に恐ろしい夢となった。
高校卒業を間近に控えた頃。
私は、友人たちと学生最後の思い出にと「初詣」を行う事になった。

当初の予定では8人集まるはずだった。

・・・だが、当日
集合場所に集まったのはたった3人だけだった。
事故や事件に巻き込まれた訳ではなく、皆一様に予定が変わり
当日を前にキャンセルが続いた結果だ。

現場に着いたのは
私、横田(仮名)・花島(仮名)のみ。

初詣に行こうと言い出したは良い物の、何処に行こうか悩んだ結果
横田がある提案をした。

「有名な所は皆混んでるだろうし、参拝するだけでも時間がかかる。
俺、静かな場所知ってるからさ。其処に行こうぜ。」

横田の案内で、我々は夜中に出発した。
自転車でおよそ40分程度であっただろうか。

小高い山の上にその神社が見える。
入り口の階段の横に自転車を止め、急勾配の階段を登る。

境内に辿り着く頃には、40分のサイクリングと階段上りの疲労で
3人ともゼーゼーと息を切らせていた。

だが、その階段を登る道中・・・
私は、正直な所嬉しかった。
学生時代、まともにイベントをこなしてこなかった故
友人達とこうして、思い出の1ページを作れたのだとはしゃいでいた。

・・・境内に上がるまでは。

境内に歩を入れたその時
全身の肌にピリピリと電気が走る。
言葉にしにくいのだが、急激にイライラした時
癇癪を起した様に「全身がむず痒い」というべきか・・・
そういった波が、駆け巡った。

一言で言えば「嫌悪感」

我慢できず「暴れ出したい。」そんな衝動にも近いものがあった。

物の数分で参拝を終え、我々は帰路に着いた。

そして、本題の「夢」に移る訳だが・・・。

私はその日以降
何度か、その神社の夢を見ているのだ。

その夢の内容は
参拝を終えた我々が、帰路に着いた道中
私が「忘れ物をした!」と取りに戻る夢だ。

だが、実際にはそんな「忘れ物」などある訳もなく・・・。

その「忘れ物」が妙に気になって仕方なかった。

当時一緒に行った2人に必死で頼み、何度か「行こう」と誘ったが
2人とも予定が合わず、数年が過ぎた。

その後、漸く3人で「現地へ」赴くのだが・・・。

その道中での事だ。

とある分かれ道を境に、我々の記憶は曖昧で
案内役であった横田の指示でさえ、件の神社に辿り着く事が出来なかったのだ。

何度も道を戻り、記憶が確かなルートから挑むのだが・・・。

その日から5回・・・日をずらしてチャレンジしたが
結局、あの神社に辿り着く事は無かった。

まるで、来ることを拒まれているかのように・・・。

今でも私は、時折時間を作っては・・・その神社を「探している」
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