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霊視鑑定人X氏による鑑定など。
偶像崇拝 2
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訪れた教会は「今現在では」使われていないそうだ。
というのも、団体内部での派閥が出来て以降
どちらがその主導権を握るかで、協会は次第に使われなくなった。
どちらの派閥も、其々に新たなる拠点を持ち
もはや接点は薄い。
残された教会。
教壇の上に祀られた陶器の像が、もの悲しさを語る。
「・・・その陶器の像が本来、祀られていた神仏なんですよ。」
像を手にしたX氏に、貝塚が言った。
「今じゃ、団体関係者が触れると呪われるって専らの噂です。」
「神仏が呪いを?・・・なんて罰当たりな・・・。」
「ですが・・・実際に、私の知り合いにも一人・・・。」
「何が有ったんです?」
「えぇ、ある時から体調を崩しまして、鬱だと診断された様です。
その上で、精神病棟に入院になりました・・・。」
「ご存命なんですね?」
「えぇまぁ。でも、人が変わったように無気力な顔つきに・・・。」
これは、呪いではない。
信仰を失った事による「フラッシュバック」だ。
これまでの間、信仰という厚い壁が彼等のストレスから「遠ざけていた」にすぎない。
それは同時に、ダムの様な物で「いずれ、決壊するはずのモノ」だ。
先送りにしたストレスを少しでも解消するために
人々は祈り、知恵を絞り事態の解決へと歩み始める。
信仰がなくなった時
彼等の元に襲い来るのは、これまで蓋をしてきた「未解決分のストレス」だ。
例え、それが事故であったとしても
何処かしら、何かしら心因的な要因という物がある筈だ。
例え、それが肉体的不調に繋がったとしても
その原因は、見て見ぬ振りを続けた「ソレ」にあるだろう。
だが、彼等は平然と「ソレ」を「呪い」だと宣う。
X氏は、頭を抱えるしかなかったという。
特に「偶像信仰」を行う者は「思い込みが激しい」
そんな彼等に「原因はストレスだ」などと言った所で「信じない」
どうしたものか・・・。そう悩んだ視界の隅で
教会の柱の陰に座り込む男の子を見たという。
「・・・あの子は・・・もしや・・・。」
X氏は男の子に近付いた。
『間違いない。この子だ。』
気付きは確信に代わり、X氏はしゃがみ込んだ。
「こんにちは。」
「・・・こんにちは。」
「何も手が出せなかった事が、一番辛かったですね・・・。」
「・・・。」
男の子は体育座りをしていた。
X氏が挨拶をすると、小さな声で返事を返してきたという。
「あのぉ・・・Xさん?誰とお話を?」
「貝塚さん。こちらに、この宗教団体で祀られていた神様が居られるんですよ。」
「え!?」
「今は、小さな男の子の姿を為さってますよ。」
X氏がそう言うと、貝塚は急に泣き出し土下座までし始め
祈り出したそうだ。
というのも、団体内部での派閥が出来て以降
どちらがその主導権を握るかで、協会は次第に使われなくなった。
どちらの派閥も、其々に新たなる拠点を持ち
もはや接点は薄い。
残された教会。
教壇の上に祀られた陶器の像が、もの悲しさを語る。
「・・・その陶器の像が本来、祀られていた神仏なんですよ。」
像を手にしたX氏に、貝塚が言った。
「今じゃ、団体関係者が触れると呪われるって専らの噂です。」
「神仏が呪いを?・・・なんて罰当たりな・・・。」
「ですが・・・実際に、私の知り合いにも一人・・・。」
「何が有ったんです?」
「えぇ、ある時から体調を崩しまして、鬱だと診断された様です。
その上で、精神病棟に入院になりました・・・。」
「ご存命なんですね?」
「えぇまぁ。でも、人が変わったように無気力な顔つきに・・・。」
これは、呪いではない。
信仰を失った事による「フラッシュバック」だ。
これまでの間、信仰という厚い壁が彼等のストレスから「遠ざけていた」にすぎない。
それは同時に、ダムの様な物で「いずれ、決壊するはずのモノ」だ。
先送りにしたストレスを少しでも解消するために
人々は祈り、知恵を絞り事態の解決へと歩み始める。
信仰がなくなった時
彼等の元に襲い来るのは、これまで蓋をしてきた「未解決分のストレス」だ。
例え、それが事故であったとしても
何処かしら、何かしら心因的な要因という物がある筈だ。
例え、それが肉体的不調に繋がったとしても
その原因は、見て見ぬ振りを続けた「ソレ」にあるだろう。
だが、彼等は平然と「ソレ」を「呪い」だと宣う。
X氏は、頭を抱えるしかなかったという。
特に「偶像信仰」を行う者は「思い込みが激しい」
そんな彼等に「原因はストレスだ」などと言った所で「信じない」
どうしたものか・・・。そう悩んだ視界の隅で
教会の柱の陰に座り込む男の子を見たという。
「・・・あの子は・・・もしや・・・。」
X氏は男の子に近付いた。
『間違いない。この子だ。』
気付きは確信に代わり、X氏はしゃがみ込んだ。
「こんにちは。」
「・・・こんにちは。」
「何も手が出せなかった事が、一番辛かったですね・・・。」
「・・・。」
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X氏が挨拶をすると、小さな声で返事を返してきたという。
「あのぉ・・・Xさん?誰とお話を?」
「貝塚さん。こちらに、この宗教団体で祀られていた神様が居られるんですよ。」
「え!?」
「今は、小さな男の子の姿を為さってますよ。」
X氏がそう言うと、貝塚は急に泣き出し土下座までし始め
祈り出したそうだ。
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